プラチナ(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2010/10/04(月) 00:13:24
更新日:2023/11/24 Fri 22:41:21
所要時間:約 5 分で読めます





名前、コードネーム、何でもいいから教えてくださいますか?




プラチナとは、『ポケットモンスターSPECIAL』第7章において、ダイヤパールと共に旅する少女「お嬢様」。
後に8章の主人公も兼任する。


○プロフィール

メイン担当:第7章第8章
   年齢:12歳(第8章現在)
   誕生日:10月27日
   血液型:A型
   趣味:読書
   出身地:シンオウ地方・マサゴタウン


○人物

ダイヤモンド・パール版女主人公をモデルにデザインされたキャラクター。
第7章ではモデルに準じた服装だったが、8章ではプラチナ版の冬服に着替えている(上に羽織っているだけなので、脱いでダイパ版の服装になるときもある)。

フルネームは「プラチナ・ベルリッツ」
由緒正しい学者の家系・ベルリッツ家に生まれた大財閥の令嬢。
お金を湯水の如く扱えるスーパーセレブ。

どれくらいセレブかというと、毎晩超高級ホテルのスイートに宿泊したり、パールの「負けたら罰金100万円!」の言葉を信じてあっさりと大金を用意するくらい。

登場当初、名前を名乗らずダイヤとパールには「お嬢様」と呼ばせていたのは「下々の者に名前を教えてはいけない」という執事からの言い付けから。
モデルとなった原作主人公との外見上の最大の違いは、つり目で目付きがどぎつい(でも可愛い)こと。
また、誰に対しても敬語で話すことを心がけている

少し意地っ張りなのか、一般常識が無いのを恥じ、金持ち故の力業で誤魔化そうとする事がある。
そのため、周囲からにらまれる事がある。確かに周りに迷惑をかける事もあるが、本人自身は勤勉家で精進する事は忘れない。

代々学者の家系に生まれたため知識量は凄まじく、ナナカマド博士の手伝いをした事もある才女。その「知識」は様々な場面で活用される。

好奇心旺盛な性格で、初めて見るもの聞くものには目がなく、
炭坑を見せると聞けば「石炭を掘らせてくれるかも」とその場で掘る練習をしたり『していません』、
パールのツッコミを見たときは彼を真似てツッコミの練習をした『絶対にしていません』。

家族構成としては父と母の存在が語られている。父のベルリッツ氏はナナカマド博士の助手であり、大資産家。
母のヤナセ教授は、間接的だがエメラルドと接点がある。

ちなみにポケモンをボールから出すとき、多くのトレーナーはボールを上から掴んで順手でスイッチを押すが、
プラチナのみ左の手のひらの上にボールを載せて逆手でスイッチを押す癖がある。*1


○手持ちポケモン

プラチナの手持ちを参照のこと。


○各章での活躍

第7章

ベルリッツ家代々の伝統に挑戦するため、テンガン山を目指す旅へ出る事を誓う。
護衛としてパカ&ウージという一流のボディガードを伴う予定であった。
が、当のボディガードは勘違いからダイヤ、パールの2人と入れ替わってしまう。
ダイヤとパールを「同年代を装ったボディガード」と勘違いしたプラチナはそのまま出発。
2人が普通の子供離れしたバトルセンスを持っていた事も災いして、疑問を持つことなく旅を続けてしまう。

そんな旅もプラチナの父親が誘拐されるという事件がきっかけで、終わりを迎える。
すぐさま救助に向かった先で、プラチナは父の口から2人が本来のボディガードではない事を知らされてしまう。
真実を知った彼女は2人を「嘘つき」と拒絶・非難。
三人の間に亀裂が生じると思われた翌日。プラチナは2人に対する想いを一通の手紙に書き記し、2人の前で述べる。

そこに書かれていたのは…「旅の中で、自分も意地を張るために嘘をついていた」事の告白と、それに対する謝罪であった。

そして、旅の中で自分を助けてくれた2人を感謝の言葉と共に「私の騎士」と呼び、今まで隠していた本名を二人に伝える。
こうして3人は改めて友人として絆を紡いだ。

プラチナは2人と別れ、ギンガ団の作戦を妨害するために一人、エイチ湖へ。

途中でジムリーダーのスモモスズナと合流し力を借りれる事に。
しかし、ギンガ団幹部・ジュピターの力は凄まじく、敗北。伝説のポケモンのユクシーは敵の手に落ちてしまう。

ギンガ団へのリベンジのため、更に強くなる事を誓った少女達3人はトウガンから紹介されたデンジと特訓を開始。

その後、単身トバリのギンガ団ビルに進入。ポケモン図鑑を失うも、ダイヤ、パールと合流。ユクシー達の解放に成功する。
そしてシロナと再会、テンガン山に急行した。

テンガン山での最終決戦では、伝説のポケモンのディアルガパルキアと戦うダイヤとパールをその「知識」でサポートした。

事件後は自分のために尽力しようと傷ついた人達を救う事を決意し、行方不明のパカとウージを助ける事を目標とする。

第8章

「やぶれたせかい」への侵入方法と、姿を消したギンガ団幹部の情報を求めて単身バトルフロンティアへ。
国際警察官ハンサムとコンビを組み、フロンティアブレーンとの接触を試みている。
バトルキャッスルでは今までやった事の無い「やりくり」に苦戦していた。
ダイヤとパールも含めて比較的温厚な人物に囲まれて育ったため、怒られる事に慣れておらず、遠慮なく厳しい事を言うハンサムに泣かされる。
オイ、表出ろハンサム

7章前半でスロットにハマった結果、バトルルーレットのパネルを正確に目押しできるほどの動体視力を持っている。

ブレーンたちからは一介の挑戦者としてしか扱われていなかったが、異常事態がバトルゾーン全体を覆っていく中、高い実力を示す彼女に目をつけるようになる。
そして、プラチナはクロツグや「しょうぶどころ」のトレーナーたちと共に、「やぶれたせかい」へ突入する。
常識の通じない空間に困惑するも、なんとかパカとウージに出会う。更にポケモン図鑑を取り戻し、ポケルスでパワーアップした手持ちでプルートを叩きのめす。
ところが、「やぶれたせかい」内に集結した伝説のポケモンたちはプルートに煽動され、強大な力のぶつけ合いを始めてしまう。

元々対立していたものたち、存在するだけで災いをもたらすもの…和解は不可能かに思われたが、プラチナの言葉に奮起したシェイミの介入で事態は動く。
戦いの舞台は現実世界へと移り、往生際の悪いプルートも遂に倒れた。かくして、やぶれたせかいから全員が生還し、アカギは去ったもののギンガ団は解散。

全てが一件落着したのを見届けると、最後に残ったバトルタワーに挑む前に、プラチナは大切な友人たちに漫才を披露するよう頼み、快諾されたのであった。

第13章

第4章で語られていた、レックウザを捕獲し研究していた施設を管理していたのはベルリッツ家であった。
このことをセンリが語った際、写真でプラチナの存在が明かされている。しかし、第13章と第7章の間にどのぐらいの年数が経っているのかは不明。

第14章

ムーンはかつてベルリッツ氏の下にいたことが語られている。
更に、ムーンが旅立つきっかけとなったのはポッチャマを不治の毒に冒してしまったことである。
同じく「学者の家系」であると自らを称するムーンとプラチナの関係性とは…?


○台詞集

「今日という日にふさわしいもの、そうね。右手には、究極の真円を…、左手には、究極の硬度を…」

「下じもの者に気安く名乗ってはならないとじいから言われています」

「このホテルは私の所有物ですから」

「おわび、とおっしゃるとこちらの思うとおりに何かしていただけるということですよね」

「火は草に強いです、草は水に強いです、水は火に強いです、タイプです相性です」

(実際に体感しないと、見聞きするだけではわからないことがある。知識は体験によって本物になると、家を出て初めて私は知ったのです!)

「私もあなたと同じです!!バトルに勝つための切り札は道具ではなく、鍛えぬいたポケモンとトレーナー自身の力!!!」

「その真実を、あなたたちは知っていて、私だけが知らなかった…。信頼していたあなたたちが…、ウソつきだということです」

「旅は続けます。悪をくじくために!1週間後、湖を爆破するギンガ爆弾から、狙われている3匹の伝説のポケモンを守るために…、」
「私、プラチナ・ベルリッツが、ダイヤモンド、パールとともに…!」

「ダメと言われても、今回だけは聞けません!たとえ…、お父様の言葉でも!!」

「たしかにこれは人と人、そして、人とポケモンを結ぶ大切なものです。…ですが…、」
「すでに結ばれた絆なら、ものがなくなったからといって、失われはしません!!」

「うれしかったです…。あなたの言葉。あなたたちと旅ができて、本当によかった!」

「あなたたち2人と同じく、私を守るために全力を尽くしてくれた人たち…。私は彼らを探したい!!いえ!絶対に探さなくてはならないのです!!」

「返しなさい!それに下じもの者に名乗る名など…!コホン。わ、私はプラチナ…、プラチナ・ベルリッツです」

「人もポケモンも、あやまちも犯します」
「でも、そこで立ち止まって正すことができれば、元に戻すことはできなくても、今より状況が悪くなることをくい止められるかもしれません」

「久しぶりにあなたたちの漫才が見たくなりました。やってくださいますか?」

○余談

「プラチナ」の名前は「ポケットモンスター・プラチナ」の発売が決定した際に付けられた後付けの名前。
マイナーチェンジ版が出たら本名をそれにする予定だったそうだが、万が一「プラチナ」の発売がなかったら名前が明らかにならないまま終わっていたと思われる。

一応、「プラチナ」を意識した名称のポケモン「ギラティナ」は意味深に登場しているので、その万が一が起こった場合そこから取られた可能性もあるかもしれない。
その場合、唯一のゲームタイトルを意識していないポケスペ主人公…になっていたかもしれない。発売が決定して名前も決まった今、IFの想像でしかないが。

数年後、BW2の発売で、この「万が一」が現実のものとなってしまった。
しかしそこは日下先生。上手いこと新主人公の名前をナンバリングタイトルに組み込んだセンスには脱帽するばかりである。



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最終更新:2023年11月24日 22:41

*1 36巻の表紙が分かりやすい