マイク・バイソン(ストリートファイター)

登録日:2010/07/21 Wed 19:14:18
更新日:2024/04/12 Fri 19:24:49
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M・バイソンとはストリートファイターシリーズのキャラクター。

ファンからの愛称は『バソ』または『オアー』。
海外での名称は肖像権の都合から『バルログ』。混同を防ぐため”Boxer”と表記されることもある。


出身地:アメリカ
生年月日:1968年9月4日
身長:198cm
体重:135kg*1
スリーサイズ:120・89・100(II・IV)、120・86・100(ZERO3)
好きなもの:女、バーボン
嫌いなもの:魚、努力、算数
特技:ギャンブル


シャドルー四天王の1人。元ヘビー級ボクサー。

乱暴で傲慢な性格で、ボクサーを名乗っているが、ボクシングの反則技を平気で使う。
そもそもボクシングの細かいルールを知らず、上半身での攻撃はすべてOKだと思っている。
しかしボクシングにはこだわりを持っているらしく、チャンピオンに強い執着を持っている。

特技はギャンブルだとしているが、ケン・マスターズによるとかなり弱いらしい。

当初は暴力的な悪党ではあるが、ボクシングによるアメリカンドリームの再来を目指す熱い好漢としての側面も併せ持つキャラだった。
しかしシリーズを重ねるごとに顔が崩れていき、頭も悪くなっていく。だが金稼ぎを考えてる時は頭の回転が早くなる。
アレックスに敗北するなど長らく噛ませ犬としての地位を確立していたが、
『ストリートファイターV』のゼネラルストーリーではミカといぶきを圧倒、ザンギエフと互角以上など強豪描写が増えた。


【経歴】

スラム街の貧しい家庭で末っ子として生まれ、喧嘩に明け暮れて育つ。
貧乏生活に嫌気が差し、一攫千金を狙ってプロボクサーを目指す。

資金が無かったためボクサーとしての訓練は受けることが出来なかったが、喧嘩の経験を元に我流のボクシングスタイルを生み出し、見事プロボクサーとなる。

しかし、手加減することを知らなかったため、対戦相手を次々と再起不能にし、ボクシング界から追放。
ラスベガスの賭けボクシングに落ち延びる。

その後ベガにスカウトされ、高額の報酬と引き換えにシャドルーに加入。
加入後もシャドルーに忠誠を誓っておらず、シャドルーの仕事よりも多く金を稼げるとなれば簡単に裏切る。

ベガに反旗を翻した下部組織のS.I.Nを鎮圧する任務の際に、ベガの代替ボディの研究材料として囚われていた少年エドと出会い、
当初は金になると考えて彼を研究施設から連れ出した。
救出と言うより人攫い同然だったが、実験体故にサイコパワーを操れて他人よりも成長速度が速いエドは、バイソンの期待を超える実結果を出し、何時しか二人は立派なコンビになっていた。

シャドルー崩壊後も共に活動していた二人だったが、サイコパワーを楔として他者の肉体で復活出来るベガが自身の肉体を乗っ取る悪夢を見続けたエドは、バイソンの元から旅立つことを決意した。
悪夢の根源たるベガに対抗する力を身に着け、更に自分と似た境遇の実験体達を守る為である。
そのエドに対して、兄弟分としての関係を維持したいバイソンは「弱いひよっ子は自分の背中を見ていれば良い」と決闘に臨むが、力をつけたエドはバイソンに勝利。
エドの巣立ちを認めざるを得ないバイソンは彼を突き放し、コンビは解消した。
しかし、バイソンの口調からは従来の粗暴さと違い、兄貴分として送り出すような穏やかさや侘しさも滲み出ており、彼もまた成長を遂げていることが窺える別れだった。

【名前問題】

海外版で名前が違うのは、モデルとなった実在人物のマイク・タイソンに肖像権の関係で訴えられることを回避するため。
ストⅡ時代はアイコンのグラフィックもかなりタイソンに酷似していた。
「M・バイソン」の名前をシャドルー総帥へと譲り、自身の名は「バルログ」へと入れ替えられている。
新たな名前を付けるのではなく単にシャッフルになったのは音声や名前のグラフィックを使い回すという理由の他、
「バルログ」という名前が『指輪物語』に登場する屈強な怪物と同名で、海外では勇猛さや野蛮さを象徴する名前としてイメージが定着している事も挙げられる。

【ゲーム上の性能】

突進力・攻撃力・体力が高いキャラクター。
相手と一定の間合いを保ち、強力な攻撃を打ち込んでいくのが基本。
頭突きに掴みに肘打ちにとボクシングにおける反則をこれでもかと言うほどやってのける。
しかし足を使った攻撃は『スパⅣ』以前は通常技含め一つもない。これは本人が足技は反則行為と認識しているため。
対戦相手の足を踏み付ける反則技は躊躇せず行使する。

必殺技は後ろタメ、下タメ、ボタンタメと徹底したタメキャラ。
しかし基本能力値が高いため、ただ通常技や必殺技を適当に出してるだけでも十分強い、見た目に似合わず初心者向け。

「ストリートファイター」の世界でほぼ唯一、現実的な戦い方をするキャラクターでもある。
ビーム出すわ、火を吹くわ、空を飛ぶわと、格闘ゲームというより超能力バトルの様相を呈する本作では稀有な存在。
また、他のキャラが自分の身長を軽く超えるようなジャンプができるのに対し、彼はジャンプが非常に低く、波動拳を飛び越えるのがやっとである。
こんなところまでリアル路線を貫いているにもかかわらず、ボスキャラの一角として君臨していたことは特筆すべきことであろう。

なお、モデルとなった実際のマイク・タイソンはヘビー級ボクサーとしては小柄な体格。
パワー任せのバイソンのファイトスタイルとは真逆のテクニカルなボクシングを得意としていた。
この点に関しては後に登場するダッドリーの特徴として与えられている。


【主な必殺技】

・ダッシュストレート/アッパー

突進からのパンチで攻撃する。判定が強く隙も少ない。Pだとストレート、Kでアッパーになる。
『スパⅡ』から追加されたボイスから『オアー』と通称される。
スパIIまではストレートはしゃがんだ相手にも当っていたがXからは当たらなくなった。
アッパーは全作共通してしゃがんだ相手に当たらないが、隙が少ないため対空以外にもすかし投げに使える。
『Ⅱ』のCPUバイソンは高難易度になると、タメ無しでガンガンぶっ放してくる。
そのため、ハメ技でも使わない限りこの技一つでボコボコにされる。

・ターンパンチ

ボタンタメ技で、ボタン3つ(PでもKでもよい)を押し続けて離すと発動する。タンパと略されることが多い。
初代ストII(敵専用)では反転状態で一瞬静止した後、ストレートを叩きこむという技だった。
だがプレイアブル化によって性能が変わり、反転して即打ち込む攻撃となった。
タメ時間に応じて威力が1~7、最大のファイナルからなる8段階で変動する。
基本的には無敵は一切ないのだが、『ターボ』時だけ出かかりの振り返っている部分が無敵。
これにより、ジャンプの低いバイソンが飛び道具に対抗することができるようになった。
ただし3以上だと出が早くて「振り返りモーションが一瞬で終わってしまい、抜けられずに喰らってしまう」ため、2以下で発動しなければならない。
最大威力のファイナルを打つためにはラウンドの半分近くタメを持続させる必要があるが、相手の体力を半分以上奪うロマン溢れる一面もある。

・バッファローヘッドバット

スパIIで追加された技。大きくしゃがんでからの跳びはねての頭突き。出かかりに無敵時間がある。
サマソほどではないにしてもなかなかの性能を誇る対空・反撃技。
相手の飛び道具を抜けながら接近するという使い方も有効。

・ダッシュグランドストレート/スウィングブロー

『スパⅡX』から追加された技。突進から下段払い(グランドストレート)を放つ。
ダッシュストレートがXからはしゃがんだ相手に当たらなくなり、グランドストレートは当たれば転倒させられるためこちらがメインの技になった。
しかしリーチや出の違いは既存のストレートに分があるため使い分けが肝要。

『Ⅳ』以降からボタンホールドで中段のスウィングブローに派生するようになり、択一攻撃が可能になった。

・ダッシュグランドアッパー

『スパⅡX』から追加された技。
こちらは突進からしゃがみアッパーを出す。
初出ではしゃがんだ相手に当たらないことが多いが、とにかく前後の隙が少ないため、わざとこの技をスカして掴みに行く戦法が強い。
その後の作品では調整により、しゃがみに当たったり当たらなかったりと差がある。

・ダッシュグランドスマッシュ

『Ⅳ』からの新技。文字通りダッシュからスマッシュを放つ。
劣化版ダッシュストレートのように見えるが、こちらはアーマーブレイク持ち。

・ギガトンブロー

『ZERO3』のみで実装されているスーパーコンボで、多段ヒットするコークスクリューパンチを放つ突進技。
恐ろしく発生の遅いターンパンチだが、その分威力は高い。また飛び道具を一発だけ消せる。

・ワイルドスマッシュ

SVCのみ実装されている。
斜め上を殴り上げる。リーチが短いものの対空として機能する。
強版は相手を浮かせられるので追撃が入る。

・クレイジーバッファロー/バイオレンスバッファロー

代表的なスパコン並びに後者はウルコンI。
ダッシュストレートを連続でぶちかます。
バイオレンスは締めがアッパーに固定されているほか、技中にKでストレートがアッパーに変化する。

・ダーティーブル

ウルトラコンボII。
コマンド投げ。
相手を掴んで頭突き・踏みつけ・肘打ちとボクシングの反則技を連続で繰り出すバイソンらしい技。
威力は低いがスタン値が非常に高い。技後には反則を誤魔化すような仕草を見せる。
先述の通り、バイソンの技の中で足を使った技は『スパⅣ』で追加されたこれが初。
その事がダーティー(汚いこと)の由来になっている。

・アルティメットスマッシュ

SVCのエクシード。
ターンパンチと同じ振りむきからワイルドスマッシュをぶちかます。
一歩踏み込んで繰り出すのでリーチが伸びている上に、体力MAXから単発で半分近く吹っ飛ばす超威力。
強化版ワイルドスマッシュともいえる性能となっている。
しかし、コマンドはカプコンゲー以外ではまず見ない1タメ319B+Dなので、入力が甘いと別の技が暴発しやすい。
また、エクシードの仕様上1試合中に1回しか使えないのも難点。


【マイク=バイソン?】

初代『ストリートファイター』に見た目がよく似た「マイク」というキャラがいる。
マイクとバイソンが同一人物なのか別人なのかは長年曖昧なままだった。
これに対し、スーパーストリートファイターIVの公式ブログ『質問に答えちゃうシリーズ』で「おそらく二人は同一人物であると思われる」という発言がなされたため、
同一人物説が確定に……と思いきや、あくまで一スタッフの発言であったためかこの回答は公式設定に反映されず、
ストリートファイターVの公式サイト内のシャドルー格闘家研究所でマイクのキャラ項目が別人として作られた。
マイクは服役後に善人となったと解説され、バイソンとの差別化が大きく進んだ。
『ストリートファイター X 鉄拳 アートワークス』では安田朗が
「『Ⅱ』が発売された1991年当時、世間に漂っていたボクサーのイメージ像を盛り込んだキャラクターであり、マイクの延長線上を意識してデザインした」と発言しており、公式内でも曖昧なままだったようである。
『ストリートファイターⅤ』でのストⅠ編アーケードモードではマイクの代役としてバイソンがキャラ選択できるように
その代役を立てたマイクもストⅠバイソンルートのEDでいい笑顔で登場している。
モチーフ元が同じキャラの代役として出され、EDで人違いで終わらされたバイソンの心境や如何に


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最終更新:2024年04月12日 19:24

*1 旧設定は102kg。