ガイル(ストリートファイター)

登録日:2010/07/06 Tue 16:28:07
更新日:2024/03/09 Sat 20:44:30
所要時間:約 5 分で読めます






国へ帰るんだな お前にも家族がいるだろう


ガイルとはストリートファイターシリーズのキャラクター。


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【プロフィール】

出身地:アメリカ
格闘スタイル:マーシャルアーツにプロレス技をブレンド
生年月日:1960年12月23日
身長:182cm
体重:99kg *1
スリーサイズ:125・83・89
血液型:O
好きなもの:アメリカンコーヒー
嫌いなもの:日本リュウに食わされた納豆、ヘルシーフード
特技:ダーツ


アメリカ空軍所属の少佐。
箒を逆立てたような髪型が特徴。両肩には星条旗の刺青が入れてある。
モデルはジョジョの奇妙な冒険シュトロハイム少佐・・・ではなくジャン=ピエール・ポルナレフ
当時のスタッフたちがポルナレフ=J・ガイルだと名前間違いした結果、名前がガイルになった。
ちなみに髪型もドット担当が面白がって横に伸ばした結果、シュトロハイム少佐みたいになったとのこと。ややこしい。

普段は寡黙だが、友人や祖国のこととなると熱血漢な一面を出す。軍人らしく厳しい発言も多い。

友人のナッシュがシャドルー捜査中に行方不明となったのをきっかけに、シャドルーの壊滅を心に誓う。
そのため、既婚者でありながら妻ユリアを捨て、少佐の地位すら投げ捨てベガを追い求める。

米軍の少佐であるためか、アメコミやハリウッドでは主人公を務めることが多いが、元々アメリカ版リュウとして作られた経緯がある。
実際、初期はベガとの因縁もあってリュウよりも主人公らしい設定であった。

『ストリートファイターⅡ MOVIE』においては、個人の復讐心を優先していたが、春麗の説得でインターポールと共闘。
仲間の命を奪ったシャドルーと戦っていくうちにベガと遭遇し、力及ばずに敗北。E.本田に救助され、後に春麗に仇を討った報告に車を走らせた。
重要なポジションではあるのだが、劇場用ポスターやビデオジャケットではハブられており、キャミィに位置を取られている。
なお空軍少佐ということで初登場は珍しく戦闘機に搭乗していたが、機体はステージ背景で描かれているF-16ではなくF-15だった。

TVアニメの『ストリートファイターⅡ V』においては、軍曹として登場。
井の中の蛙だったリュウとケンを負かしたことで、彼らの武者修行の旅のきっかけとなる。
シャドルー編において、ケンの父親からケンの救出を依頼され、ナッシュと共に任務に就き、リュウ&ケンと再会する。
アジトの中でザンギエフと戦い*2、半ば偶然のような形で勝利。
だが別行動中のナッシュがベガと遭遇、なす術もなくサイコパワーで殺害されてしまう。
激昂してベガに立ち向かうも一蹴され、更に先に捕らえられて洗脳されてしまった春麗と戦う事になり、ベガの攻撃もあり倒れる。
同作のコミカライズ版『V外伝』ではロイカキザキというどこかで聞いたような姓の部下が名前のみ言及される。

ちなみに少佐のイメージが強いガイルだが、数々の功績から『V』では中佐、『Ⅵ』では大佐に昇格している。

【他キャラクターとの関係】


  • ナッシュ
フルネームはチャーリー・ナッシュ。
『Ⅱ』で故人として名前だけが登場していたガイルの同僚。かつて同じ部隊に所属していた。
ガイルとは親友であり、ソニックブームサマーソルトキックは彼から伝授された技。
ちなみにナッシュ起源の格闘術は、彼が所属する部隊の全ての隊員が習得しているらしい。米軍ヤバすぎないか?
ガイルは彼の仇を討つ為に家族を捨て、復讐のためにシャドルーと闘っている。
前日譚であるZEROシリーズではガイルの代わりに参戦している。
ガイルがポルナレフなら、ナッシュの髪型は花京院。重力に反した長い前髪が一束、顔の前に垂れている。
頭脳派のインテリでクールでややキザな性格。アメリカ空軍の腐敗に失望している。
アニメ『ストリートファイターⅡV』では黒短髪・濃いヒゲ・地黒肌の丸メガネといった全く別人のデザインだった。
なおZEROシリーズ初出のキャラだが3作ともエンディングが異なっており
  • ZERO:ベガを倒したことを無線で報告しているところにベガに不意打ちを食らい生死不明。
  • ZERO2:ベガを捕縛し仲間のヘリを呼ぶが、実はベガの手先で機銃を受け滝壺に転落し生死不明。*3
  • ZERO3:起死回生を図るベガの基地をハリアーで破壊し、ベガにもとどめを刺す。
ZERO3でのガイルは、軍の命令を無視して単身シャドルーの捜査をしているナッシュを止めるよう、軍上層部から要請を受ける。
EDでナッシュを止め空爆で基地を破壊するはずだったが、ベガの妨害で空爆が中止となり、春麗と共に手持ちの爆薬を仕掛ける。
だが「サイコドライブ」の破壊を妨害するベガに対し、ナッシュが囮となって爆発に巻き込まれ生死不明となっている。

『VS.』シリーズにも登場したが、『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』ではベガに改造されたシャドウとして隠しキャラクターとなった。
ZEROシリーズで行方不明になっていたが、『Ⅴ』で半分サイボーグ半分ゾンビになって復活・再会した。
ガイル曰く「若い頃は酒を飲んで仲間とバカ騒ぎする普通の男だった」とのこと。

『ZERO3』のガイルのストーリーではナッシュを止めようとするガイルと対決。
同作のいくつかのエンディングでは、ナッシュと共に戦闘機でシャドルーのアジトに乗り込んでいる。
『ストリートファイターII MOVIE』以降は所属する組織は違うが、シャドルーの共同捜査を行う相棒として絡む機会が多い。
表向きシャドルーが壊滅した『Ⅳ』でも2人で連絡を取り、捜査をしていた。
ベガによって大切な人を失ったという共通点を持つことから、お互いを気に掛けている。

  • ドクトリン・ダーク
EXシリーズで登場したかつての部下。本名はオルガー。目が完全にイッちゃってる常時ガスマスクを着けた男。
ロレントに重傷を負わされた事から、上官のガイルを「自分を鍛えてくれなかった」という理由で逆恨みしている*4
その結果、狂気のままに殺戮を繰り返す殺人マシーンと化し、ロレントとガイルをつけ狙っている。
バックストーリーでは「ドイツ系でありながらアメリカを祖国と慕う」と記載されてた。

妻ユリアの妹、イライザの夫。つまり義弟。ケンとイライザの結婚には反対していた。
チャラチャラしているので嫌い。未だにイライザと結婚したことについてグチグチ言うらしい。
そんな感じなのでケンもガイルが苦手…という感じは特にない。
むしろ「義姉(ユリア)さんにあまり心配かけるなよ、まぁオレもお前のこと言えないけどさ」と語るぐらい。
「イライザも待ってるから」とガイルに夫婦揃って顔を見せに来る事を誘っている。
ケンは家族ぐるみの付き合いを望んでいるものと思われ、エンディングなどでは良き父親として過ごしている。
しかし『6』ではケンは陰謀に巻き込まれた結果、家族が狙われないように離れて暮らすというかつてのガイルに似た状況になってしまった…。

「陳腐すぎて言いたくないセリフだが…悪は、滅びるのが運命だ!」

シャドルーの総帥にして親友の仇。ガイルの闘う目的はこいつを追うことが多い。
『ZERO3』でのベガ戦勝利メッセージは「なめるなよ……! 一人の兵士の力を!!」。
『VS.SNK2』では「たとえ貴様を殺しても、俺の親友は戻ってこない……」
『X鉄拳』では「安心しろ、命までは取らない。復讐の虚しさを…教えられたからな」となっていた。
だが『Ⅴ』では変わり果てたナッシュの事もあってか「貴様が犯してきた罪の全てを、今こそ償ってもらうぞ!」となっている。

  • ユリア
妻。欧米版では名前がJane(ジェーン)になっている。
長い間離縁状態にあったが、『Ⅱ』のエンディングで復縁した。
下記の記述にもあるが、ガイルは彼女が妊娠していた状態で出奔した疑惑がある…
せめて産まれるまでは待っててやれよ…。(家族が狙われる可能性を考慮して捨てた(離れた)と思われるが)
髪の色は『ターボ』以前は赤茶色だったが、『スパⅡ』以降は金髪になっている。

  • クリス
娘。欧米版では名前がAmy(エイミー)になっている。
『Ⅱ』エンディングの「みて このこは あなたのこよ」というセリフから、ガイルは成長したクリスの姿を見たことがなかったことがうかがえる。
ダルシムの息子とペンフレンド。ケンの息子・メルは従弟にあたる。
今では仕事に夢中な父をいつも心配している。格闘技は全く興味がない(むしろ嫌い)
愛犬サブの散歩が日課で、好きなものがなんとディージェイの新譜。

  • イライザ
義妹。
昔から本当の妹のように可愛がっていたらしい。
知らない間にケンとくっついていたのがガイル的に不満とのことだが、そりゃ成長したクリスの姿を知らないくらい離れてたら彼氏くらい出来ても文句は言えないだろう…。
最近ニューヨークにオーガニックカフェをオープンさせたらしい。

  • エレナ
ガイルの髪型について、「アブラヤシのようで素敵」と評価している。

部下。実写映画&元にした格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』に登場する。
サマーソルトキックを伝授した。サワダ流ケンカ術とちょっぴり忍術を使う。
後に『Ⅴ』でガイルと同じアメリカ空軍に所属していることになっている。

昔、納豆を死ぬほどガイルに食わせた人。
このせいで祖国へ帰るか本気で悩んだり、『6』では納豆を貰う=挑戦状という認識になってしまった。
設定が固まった後はシャドルーや幾多の組織が彼の潜在能力を狙っているので、必然的に顔を合わせる機会が増えている。
ファミ通の『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』発売直前特集ではリュウとガイルの対談が行われた。
その際、リュウに住所があり税金も払ってパスポートも持っている事に「信じられん…」と結構失礼な事を言っている*5

北米版及びそれを原作とした実写映画版では部下。
中平正彦の漫画『スーパーストリートファイターII キャミィ外伝』では、バトランド島の潜入捜査で登場。
イギリス軍特殊部隊所属のキャミィと対シャドルーの共同作戦を展開する。
ちなみにガイルは原作よりも所謂ステレオタイプなアメリカンな性格になっている。

  • アベル
改造されたナッシュが助け出した人物。
そのためアベルはガイルの使用する「ソニックブーム」に見覚えがあり、最初はガイルをスパイだと疑っている。
後に和解し、共闘。『ストクロ』ではタッグパートナーを務めともに南極へ向かう。

SNKキャラクター。ガイルに似すぎてる銅像を作ってたのをネタにされ、共演作ではソニックブームと烈風拳の打ち合いで銅像を粉砕するという専用イントロがある。

同じくマーシャルアーツの使い手。
ガイルも「荒削りだが実戦的」とその実力を高く評価している。
SVCでカリフラワー呼ばわりされたのは内緒

  • 弟子
『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター)
ある依頼を受けてロボット掃除機の研究員の振りをして空母に乗り込んできたところ、ロボット掃除機を必殺技で真っ二つにするという登場を果たす。
弟子入り後は技を教えたり、人生経験から助言したりと良い師弟関係をやっている。
ただし、(好感度上げのために)納豆を贈り続けるという奇行に出ることがあり、「次に君と闘う時には、やつ(リュウ)相手と同じくらい本気になれそうだ」という微妙に怖い反応が返ってくる。(だが好感度は上がる)



【ゲーム上の性能】

必殺技ソニックブームサマーソルトキックの2つのみだが、どちらも非常に強力。
その上、使い勝手の良い通常技と空中投げなどの豊富な特殊技を持っているという非常に高水準なキャラクター。移動速度も割合標準的。
唯一ジャンプだけは高くふんわりとしているため、迂闊に飛ぶと対空技で撃墜されやすく、飛び込みからのコンボを狙いにくいのが難点。

【待ちガイル】

スト2稼働当初から、しゃがんで溜めを維持し敵が近づいてきたら迎撃する『待ちガイル』が強力な戦法として認知されていた。

①歩いて近づいてきた相手をしゃがみ中キックなどで追い払う

②嫌がってジャンプで跳んできたところをサマソで撃墜

③相手が近づこうとしない時はソニックでちくちく削る

ストⅡの頃、この戦法が余りにも強力&手軽だったために非常に嫌われ、リアルファイトに発展する危険性があった。
相手の台から灰皿ソニックブームが飛んでくる事も。春麗のような空中戦主体のキャラは恰好の的。

ただしこれは飛び道具を持っていない相手なら有効だが、リュウやダルシムなどコマンド飛び道具を持つ相手には撃ち負けて削られるので厳しい。
…が、飛び道具を撃ち合おうとしたら弱ソニックをに近付いて潰す通称『攻めガイル』なんてのもある。

【課題】

どうしようもない強キャラに見えるが、数々の対戦を経てそうでもない事が見つけ出された。
通常技で地上接近を追い払うのは強力だが、適切な間合いと技でならガイルの通常技をつぶす事は可能(出来ないキャラは…お察しください)。
つまりガイルとて、初代スト2以来2D格ゲーの本質である「間合いの奪い合い」から逃れられているわけではない。しかしガイルは溜めを維持する事を義務付けられている性質上、自分から歩いて間合いを調整するのが非常に不自由なのである。
移動を伴う通常技などを使い、どうにかして溜めを維持しつつ間合いを調整する。すべての溜めキャラの課題はここから始まったのである。

【変遷】

上述通り、やる事自体は無印『ストリートファイターII』の時点ですでに完成されたキャラだった。
そのため『ダッシュ』『ターボ』『スーパー』とバージョンアップを重ねても、ほとんど性能が変わらずマイナーチェンジのみ。
他のキャラが軒並み必殺技を追加される中、ソニックブームとサマーソルトキックの二つだけで戦い抜いた。
むしろ強キャラ故に弱体化の修正が入る事も少なくなく、扱いとしては冷遇に近い。
ただ超必殺技の方はシリーズによって、サマーソルトストライクなど新技が追加される事がある。

……しかし『ストリートファイターⅣ』では、一転して弱キャラと化してしまっている。
半端な待ちガイルをすれば、本来圧倒的有利だったはずのザンギエフに1チャン転かされたら、
めくってめくって投げられて、あっという間にKOされるので注意。
製作スタッフによると「お手軽に勝てるキャラにしたくなかったから」という理由から、敢えて意図的に弱キャラにしたとの事。
だが決して弱過ぎるという訳では無く、修練すれば充分戦えるだけのポテンシャルは秘めているのだが。
しかし確実に格差が存在しているのは間違いない。

と思ったらスーパーストリートファイターⅣであっさり逆転。
お疲れ様ですザンギさん。

『ストリートファイターⅤ』では「フォートレスムーヴ」というしゃがみ前進技を体得。
いかにも防御型の待ちガイル戦法向けっぽい名前に反して、実際にこれでタメられるのはサマソだけ。
そのうえガードも維持できないため、実はガン待ちとの食い合わせは良くない。
どちらかというと攻め方面で活用していく事になるだろう。

ガイルと言えば待ちばかりに目がいくが、攻め攻めのアグレッシブガイルも普通に強かったりする。




【主な必殺技


ソニックブーム

ストⅡ初代からボイスつきで、ガイルの代名詞とも言える必殺技。
大きく広げた両腕を眼前で交差させることで烈風を巻き起こし、真空の刃を飛ばす。ソニッブー

威力はそれほどでもないが隙がかなり少ない飛び道具で、ガイルの主力。ちなみに本来の使い手であるナッシュは片手で放つ。
溜めコマンドという関係上、波動拳のようにとっさには出せないが、かわりに撃った後の硬直時間が短い。
ボタンにより速度が大きく変わる傾向にあり、弱で出すと撃った後前ダッシュでそれを追い越せるほど遅いことも。
『スパⅣ』では溜め時間が短いと文句をつける人が多いが、実は歴代で二番目に溜め時間が長い(一番はストⅣ)
短いのは溜め時間ではなく技後の硬直時間。即動けるので弾速の遅い弱を追いかけることで固めに使える。
スーパーコンボなど超必殺技のある作品では、周囲に巨大なソニックブームを発する「ソニックハリケーン」という強化版が存在することがある。

開発当初のラフ案では名前が「神砂嵐」だった。スタッフのお遊びが過ぎる。

サマーソルトキック

昇龍拳と並び対空技の代名詞といわれる技。上方を蹴り上げながらとんぼ返りをする。
なお「夏塩」などとネタにされることもあるが、綴りは「Somersault」であるため誤読である。……何、公式で「夏塩蹴」を使うやつがいる?

無敵時間が長く範囲も広く威力も高いので、対空の他にコンボにも多用される。昇龍拳と違い着地時の隙も無い。
だがこれも溜め技なので、しゃがんで溜めないといけないのでとっさに出せないのが弱点
とはいえ、溜めコマンドの仕様上 後ろ斜めに入れるだけでしゃがみガードもソニックもサマーも全部構えられる という素敵な仕組みのお陰で、待ちガイルを完成させている。
初心者がよくJ大K→屈中P→サマーソルトのコンボが出来ませんという質問をしているが、
着地した時から溜め始めると間に合わないので、ジャンプ開始直後からスティックを斜め下に入れておくことになる。

作品によっては衝撃波が発生したり、ボイスが発生することも。英語版だと「Flash Kick」という技名になってたり。サマソー
スーパーコンボなど超必殺技のある作品では、これを二度撃つ「ダブルサマーソルトキック」という強化版が存在する。
ナッシュのサマソは後ろ向きになり踵を振り上げる「サマーソルトシェル」、『Ⅴ』では「ソニックサイス」になった。


・ストライクイーグル

『ウルⅣオメガ』で追加された、ガイル待望の新必殺技。レミーの「冷たく蒼いルグレ」とほぼ同じ。
飛び上がって急角度の飛び蹴りを放つアーマーブレイク属性のコマンド技。飛び道具を飛び越えて攻撃できる。
発生が若干遅く中段攻撃のように見えて中段ではないが、先端当てをすれば隙が少ない。
EX版は飛び道具無敵になり2ヒットする。撃ち合いでの強襲割り込み性能が非常に高い。
だが何故か最新作ではリストラされてしまった。

・ブリッツコンビネーション

『ウルⅣオメガ』で追加された、ガイル待望の新(ry
前進しつつ連続キックを繰り出し、ボタンよって動作が異なる。
EX版はヒット数が増えてスピニングバックナックルで締める。
だが何故か最新作ではリストラ(ry

・ソニッククロス

『Ⅴ』で追加されたガイルのVスキルIおよび必殺技。
目の前に縦回転する停滞型の真空波を設置する。
これに「ソニックブーム」を放つことで合体し、ヒット数の上がった十文字の衝撃波を放つ設置型飛び道具。
硬直時間はソニックブームより短く設定されており、弱ソニックブームを盾にする攻めガイル戦法の発展形となっている。
溜めを必要としないコマンド技なので、咄嗟の連係にも使える。
ただし技の関係上、必要なコマ数が多すぎるので見てから止められる可能性がある。


【超必殺技】

  • ダブルサマーソルトキック / サマーソルトストライク
『スパⅡX』から登場した技で連続でサマーソルトキックを繰り出すスパコン。
『Ⅳ』シリーズは技名が「ダブルサマーソルト」となっている。
「サマーソルトストライク」は『ZERO3』以降でのスーパーコンボ。
レベル1・2は2回、レベル3およびハイパーコンボ版は3回連続で繰り出す。
VS.シリーズなどのクロスオーバー作品では基本的にこの名称が使用されている。
ナッシュも同様に「サマーソルトシェル」を連続で繰り出す「サマーソルトジャスティス」がある。

  • サマーソルトエクスプロージョン
『ストリートファイターIV』でのウルトラコンボI。
3回連続でサマソを繰り出す。ただし2回目はナッシュの「サマーソルトシェル」のモーション。

  • サマーソルトスラッシュ
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』のみ実装。
サマーソルトキックを繰り返しながら上昇し、最後にあびせ蹴りで叩き落とす。

  • ソニックハリケーン
『ZERO3』から登場したスパコン。
その場に留まる大きなソニックブームを前方に発生させる。『6』では斜め上に撃ち出す対空版も可能。
真空波動拳…というよりは、目の前に真空竜巻旋風脚を発生させるような感じ。
『Ⅴ』ではクリティカルアーツとして使用している。
VトリガーI発動中に使うと更に強化版の「ソニックテンペスト」になる。
作品によって性能差があるが、発生が速く裏側にも攻撃判定があり、隙が比較的小さいので使いやすい。
連続技、切り返し、迎撃、飛び道具対策など幅広い状況に対応でき汎用性が高い。

  • ソニックブームタイフーン
『EX』シリーズのみに登場するガイルのスパコン。
こっちは真空波動拳のように多段ヒットする大型ソニックブームを放つ。
後にメテオコンボに格上げされ、馬鹿でかく超速い巨大竜巻を発生させる。完全に神砂嵐

  • ソニックブレイク
ナッシュのスパコン。『ウルⅣオメガ』のガイルのEX必殺技専用技としても登場する。
簡単に言えば通常攻撃をしながらソニックブームを連発するという技。
フックやアッパーといった腕から発するのはもちろん、レベル3ではソバットで足からも発射する。
パンチボタンを押すことである程度任意のタイミングでソニックブームを発射できる。
ただしシリーズを追う毎に弱体化されてしまっている。
ガイル版はEX版ソニックブーム発射中にゲージを消費して追撃EXソニックブームを発射する。
後に『Ⅴ』ではVトリガーIのソリッドパンチャー発動中専用技として実装され、『Ⅵ』でも採用された。

  • クロスファイアブリッツ
これもナッシュのスパコン。
『頂上決戦 最強ファイターズ』でのみガイルもレベル2隠しスパコンで使える。
前進しながらパンチやキックを連発する乱舞系スーパーコンボ。
ガイル系には珍しい突進系スパコンであり、隙が少なく割り込みに使える。

  • クロスファイアサマーソルト
『6』で実装されたガイルのSA3スーパーアーツ。
宙に浮かせた相手に対して強力なソニックブームと蹴りで追撃、とどめに「サマーソルトキック」をお見舞いする。
残り体力が25%以下だと性能がアップ、最後のサマソがダブルサマソになる。
発生が早く最初に無敵時間があり、これを活かした対空や切り返し、連続技に組み込む事も可能。



【番外】


  • 真空投げ
初代ストⅡのバグ技。スカリスルーとも呼ばれる。
リバーススピンキックの届く間合いなら、相手を捕らえなくても通常投げが問答無用で決まるというもの。
ダウン中やジャンプ中はおろか、バルログの壁張り付き状態でさえ投げることができる。
成功するとグラフィック上は明らかに投げ間合い外なのに投げモーションを取り、相手は触れられてもいないのに吹っ飛ぶというシュールな画が完成する。
ヨガリセットで試合を強制終了させる以外に手立てはない。

  • 歩きソニック、立ちサマー
CPUの特権。
本来高性能な代わりに溜めを必要とすることでバランスを保っているのだが、CPUには技を出す際コマンド入力という概念がないことが多かった。
故におもむろふいに歩いて近付きながらサマーソルトで迎撃したり、ソニックを連発したりというチートが結構最近までまかり通っていた。
特に高難易度設定のガイルは小足見てからサマー余裕でした、離れればソニック連発の要塞と化す。

例外として3DS版スパⅣではタッチパネルの機能により、プレイヤーが歩きソニック等を実践出来るようになりました。
溜めという呪縛から解放された本来のアメリカ軍人のスペックを見せつけてくれることだろう。
対人戦でやってリアルファイトに発展しても知らんけど

スト6でもワンボタン必殺ワザは実装されたが、タメ技に関しては流石に方向長押しが必要になっている。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

前作のDLCでリュウ、今作でケンが参戦した事に加えて、ファイターではなかったがアシストフィギュアの内の1体としてガイルも大乱闘の場に参戦。
さぞ大暴れしてくれるのだろうと思いきや、呼び出されるや否やその場で片膝を付きしゃがみ込みこんで動かない。やる事はサマーソルトキックとソニックブーム、たまに通常の空中キックだけ。
まさかのスマブラの舞台でも『待ちガイル』の戦法であった。ヒット音もしっかりSFC版ストII仕様。

敵が接近すればサマソ、中距離ならソニックブームと、往年の技を超反応で放ってくる。
飛び道具だけながらガードもできるため、撃墜も中々難しい。
しかし、その場でしゃがんで動かない(アシストフィギュア共通のワープ移動もしない)のが仇になってしまうのか、とにかくステージの地形に影響されやすく、
「戦場」や「終点」など狭いステージでは脅威だが、スクロールするステージや広いステージではほぼ近寄らないだけで対処できる。
また、サマソが届かない場所から超リーチを誇るスマッシュ技を打てるカムイやシモン、リヒターなどは天敵。

【その他】

漫画『ハイスコアガール』において、主人公の矢口晴雄(以下「ハルオ」表記)の持ちキャラとなっており、同時に彼のイマジナリーフレンド的存在にもなっている。
この作品において、ハルオは当初こそ待ちガイルや投げハメや真空投げを使っていたが、途中からは安易な待ちガイルに頼らずに率先して攻める戦法を多用している。
また、何かしらの悩みがある際はハルオのイメージ的な存在で語りかけて来て様々な助言をするシーンもある。(稀に本田やダルシムやナッシュ等の別キャラも一緒に現れる)
アニメ化の際、その際の声優も本家のIV以降同様の安元洋貴氏が担当しており、妙な気合いが入っていた。
EDのクレジットには「ガイルさん」と表記されている。



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最終更新:2024年03月09日 20:44

*1 旧設定は86kg。

*2 アニメでは何故かシャドルーの一員で脳筋バカになっている。リュウを誘拐した実行犯。

*3 Vの設定を考慮するとこれが正史扱いとなっている模様。

*4 ガイルの方はかつて彼の才能に目をかけ特殊部隊に推薦したが、後にオルガーの部隊が襲撃され全滅した際にガイルは別の任務や仕事に忙殺されて手が回らず、その一件で彼から逆恨みされていることに非常に悩んでいる。

*5 ちなみに「6」でのリュウはケンに無理矢理作らされたとはいえ、ブラックカードを所持している。移動以外にはあまり使わない性分もあって、ガイルよりも金持ち。