ニコチャン大王

登録日:2012/10/09(火) 08:34:41
更新日:2022/08/22 Mon 20:44:31
所要時間:約 5 分で読めるがや




ニコチャン大王とは、漫画「Dr.スランプ」や、それを基にしたアニメ作品に登場した宇宙の玉者である。
この項目では、家来など彼に関係したキャラクターも紹介する。


★概要だがや

声:大竹宏(第1作)、島田敏(第2作)

文字通り宇宙にあるニコチャン星の大王で、地球にたどり着くまでに家来と共に99個の星を制圧していた。
その実力はかなりのもので、彼らが「ヒボシ」と呼んだ火星を、アダムスキー型UFOの大砲一撃で破壊したほど。
フリーザ軍が侵略に来ないような辺境の地球を侵略するべく、ペンギン村にいた則巻アラレガッちゃんを地球人のサンプルとして宇宙船に転送した…。

それが運の尽きであった。


アラレたちに散々いじられた揚句、ガッちゃんによってUFOが食べられてしまい、そのまま地球へ降り立つ羽目になってしまう。
そして、地球で様々なバイト活動をしながら宇宙船を買うためのお金を稼ぐのであった…。

ニコチャン星の住人は顔に手と足が生えている姿をしており、頭が尻、触手が鼻、そして足の裏が耳という地球人から見れば珍妙な体の構造をしている。
そのため、内緒話をするときには耳(脚)の臭さに耐える必要があり、トイレやおならをした時は鼻に直接強烈な臭いを嗅がなくてはならない。
作者がデザインを担当のDr.マシリト……もとい鳥嶋氏に見せたところ「ブキミなもの書くな!」と言われてボツになりかけたのも当然かもしれない。ただしその後作者が遊び呆けてしまったせいで原稿を落としそうになり、新規デザインを起こす暇が無かったためやむなくそのままのデザインで原稿を提出したら「まぁまぁだな」とそのまま通ったと語られている*1
ちなみに大王の地色は緑、某大魔王と同じである。

前述の通り、王者ではなく「玉者」とサインに書いたり(本人は「王者」と書いたつもりだった)、地球(ちきゅう)の事を「チタマ」と言ったりと色々おかしく、笑われる事もしばしば。
また、宇宙人なのに何故か名古屋弁交じりの話し方をする。

チタマでは先程述べたように様々なアルバイトをしており…
  • ちり紙交換
  • アイスクリーム屋
  • 手乗り文鳥屋
  • 汲み取り屋
  • タコヤキイモ屋(焼き芋の中にタコが入っている謎の一品)
などで涙ぐましい生活をしていた。
後々まで屈辱の日々として記憶に刻まれているようだ。
また、マシリトなど悪人の助っ人も経験しているが、あまり役には立っていないような…。ただアニメ二作目ではアラレ達をマシリトから救い出した事もあったが、フリーマーケットで一攫千金を狙おうとして千兵衛の発明品だけでなくオボッチャマンを浚ってしまい、誘拐犯としての騒動を起こした事も。


宇宙に帰る事が出来るかもしれないチャンスは何度かあったものの、
外国人と間違われて車をプレゼントされる、途中で落とされるなどそれを活かす事はなかなか出来なかった。
水洗トイレを宇宙船と思いこむなどの勘違いなどもしばしば。

だが、製作した無重力装置のテストも兼ねて千兵衛から宇宙船を貰う事が出来、ついに故郷に帰還する事が出来た。
その後一騒動(後述)あったものの、今はニコチャン星の大王として再び君臨している。
ちなみに、ドラゴンボールに出た際はガラとパゴスら警官にレッドリボン軍と勘違いされ撃墜された…
後々レッドリボン軍が「ぶるぁぁぁあ」「許さなぁぁぁい」と叫ぶ生物を作ることを考えてしまうと害はないのに可哀想である。



★関連キャラだがや

  • ニコチャン家来

声:千葉繁(第1作)、堀川りょう(第2作)

ニコチャン大王と共にいる家来。こちらは地色はオレンジで、いつもサングラスをかけている。言葉づかいも標準語で丁寧。
普段は大王に忠実なのだが、時には反抗したり、大王のアホな行為にツッコミを入れたりする。ちなみにこちらが本音。
算数の問題に凄まじい時間を費やしたりとアホな所もあるが、宇宙船を操縦したりと知的な面も多い。
チタマの暮らしを惨めと感じており、故郷に戻るチャンスがある度に…

「大王さま…ついに我々は帰れるんですね!」

と涙を流していた。

ちなみに原作では上の名前が本名であるが、アニメ一作目ではスタッフロールにも「家来」としか書かれておらず、
主役になった暁にはせめて名前が欲しいと大王に嘆いていた。

更に余談だが、アニメ第二作での大王の中の人と照らし合わせると、伝説の超サイヤ人それにヘタレたサイヤ人の王子である。

  • 大王の奥さん
大王たちの帰りをずっと待っていた優しい奥さん。地色はピンク。

  • 大王の子供たち
二人おり、地色は紫。父親である大王をとても尊敬しており、馬鹿にされるととても怒る。
色々あってニコチャン星について来たアラレとガッちゃんを「地球の捕虜」だと思っているが、最終的に仲良くなっていた。

  • ニコチャン星の住人
基本的にみなニコチャン大王を信頼しており、ほがらかな性格。
ニコチャン星の名物は大根だが、アニメ一作目では食べると酔ってしまう不気味な色の大根が登場。一部の若者はそれを食べて堕落している。
また、同じく一作目には家来とは別にサングラスをかけたエージェントらしき住人が登場し、大王に「Dr.スランプアラレちゃん」最終回の知らせを届けていた。

  • コマッタチャン
大王帰還時、ニコチャン星を侵略していた巨大な宇宙人。足が8本、触角の先に目があるカニのような姿をしている。
大王が名古屋弁なのに対し、こちらは東北弁で話す。
ニコチャン星の大根が好物で、住人を支配し献上させていたが、ニコチャンたちについて来たアラレと戦う事になる。
彼女と同様に様々なあいさつでビーム砲が発射できる能力があるようで、互角の戦いを繰り広げていた。
だが、アラレがエネルギー切れになったところ、駆け付けた千兵衛によって復活。あいさつ砲で宇宙へぶっ飛ばされた。
…その後、アニメ一作目ではさらに挨拶を勉強して逆襲に臨むも、前述した酔ってしまう大根を食べさせられてグダグダになってしまった。



家来「大王様…我々の項目はいつになったら追記・修正されるんですかね…」
大王「うるしゃー!おみゃーが追記修正するがや!」

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最終更新:2022年08月22日 20:44

*1 後に作者が語る所によると締め切り云々の話は実際の所フィクションのようで、割と気に入った話ができたと自信を持って見せたら上記の理由でボツになってしまい、それがどうしても納得いかず2日後くらいに全く同じ原稿を見せたら「ほら良くなったじゃないか」と言われたらしい。因みに鳥嶋氏は全く同じ原稿を見せられていた事には気づいていたがここでボツにするとアイデアが煮詰まってしまい次が描けなくなる事が予想できたためそのまま通したとのこと。