ライダーマン/結城丈二

登録日 :2011/09/01(木) 17:24:08
更新日 : 2017/12/10 Sun 18:50:53
所要時間 :約 6 分で読めます







「俺は 仮面ライダー4号!!




『仮面ライダーV3』第43話より登場した仮面ライダー4号。


演:故・山口暁



【作品解説】


よく助っ人のように思われがちだが、V3とは対をなすネガのような存在として描かれている。

正義のために生きるのではなく、自らの復讐のために生きるという違った意味で熱いキャラクター。
結城と風見との対立を何度も見せることで彼が真の意味で仮面ライダーへと成長していく姿を描写していった。

「仮面ライダーV3」という作品は風見志郎ともう一人の主人公、結城丈二の物語でもある。



【結城丈二】


デストロン科学班の中心人物であり幹部候補だったが、結城を妬んだヨロイ元帥の策略により右腕を失ってしまう。
しかし同じく粛正されようとしていた仲間達によって改造手術を施されライダーマンとなり、ヨロイ元帥への復讐を誓う。

デストロンの実態を知らず、平和のためと信じて研究を続けていた為に大首領に信頼と恩義を感じていた。
その為V3とは敵対関係にあったが、デストロンが悪の組織だと知った後は共闘するようになる。

普段は右手のみグローブを付けている。



【ライダーマン】


結城丈二が変身した姿。
愛用のライダーマンマシンにヘルメットが収納されており、それを被ることで変身する。
全身を改造されているわけではないので戦闘能力は高くないが、右腕のカセットアームに装着した数々のアタッチメントと頭脳を駆使して戦う。
必殺技は特に設定されていないが、V3との連携で敵を倒す。

劇中では怪人に苦戦することが多いが、戦闘員なら余裕で倒せる。
また、客演時で再生怪人を倒す場面も何度かあるので充分な戦闘能力がある。



【アタッチメント】


右腕のカセットアームからアタッチメントを替えることで様々な攻撃が可能。
設定はされているが劇中未使用のアームも多くある。

アームの交換には3秒かかるという設定。
劇中では名称を叫ぶだけで交換されていたが『仮面ライダーSPIRITS』では肘の穴からマガジンを差し替える事で交換していた。


《ロープアーム》

最も使用されるアーム。
先端にはフック付きロープがありフックによる打撃や射出による捕縛が可能。


《パワーアーム》

先端に弧月状の刃があるアームで接近戦用。


《ネットアーム》

ロープアームのバリエーションで一度に何人もの敵を捕縛することができる。


《ドリルアーム》

厚い壁に穴を開けることができるアーム。
攻撃武器としても使用可能だが、劇中では戦闘では使用されず。
内部にバッテリーがあるが、切れた時はコンセントによる外部電力(定格5000Vだが2500Vでもなんとかなった)が必要。


《スウィングアーム》

先端が星球状で分銅として攻撃する。
劇中では45話でのV3との対決やスカイライダーの客演時で使用した(後者ではパワーアームと呼んでいた)。


《マシンガンアーム》

機関銃のアームで怪人への殺傷力が高い。
劇中では未使用だが『仮面ライダーSPIRITS』やゲーム等では決め技として使用されている。

映像作品としては後述の『仮面ライダー大戦』で初使用された。
『オールライダー対大ショッカー』ではこれに似たブラスターアームが登場している。


《オペレーションアーム》

『仮面ライダーSPIRITS』で登場した味方を修理することができるアーム。
当初は名称のみの設定だったのを作者の村枝賢一先生が取り入れた。


《カマアーム》

先端が鎌状でロープアームのバリエーション。
スチール写真だけで本編では未使用。


他にも「オクトパスアーム」「カッターアーム」「スモッグアーム」「チェーンアーム」といったアタッチメントが劇中未使用だが設定されている。


後述の劇場版『仮面ライダーディケイド』での客演時はこれに加え、日常生活用に精巧な義手をつけており、
アタッチメントを使う時はそれを喘ぎながら引き抜き、すごく痛そうに装着する。
正直かなりグロイ(引き抜くには結構な力が必要な模様)。
また、この精巧な腕は『The Next Decade』のPV映像によると防御用として機能する様子。
pv映像では鉄の棒による殴打を封じ(むしろ鉄の棒が折れ曲がった)、防御時は腕を緑色に発光させている。



【ライダーマンマシン】


ライダーマンの専用バイク。
仮面ライダーSD 疾風伝説など11ライダー企画の時期には「モンスーン」という名で呼ばれたことも。
結城が普段から搭乗しているバイク(スズキ・ハスラー250)をそのまま使用している。
シートの下にライダーマンのヘルメットを収納している。
見た目は地味だが高性能バイクである。



【生還について】


V3の第51話で、これまでの自分の行いを恥じてデストロンのプルトンロケットに乗り自爆、V3から「仮面ライダー4号」の称号を贈られる。


ライダーマン結城丈二の最期を見ろ!


ライダーマン、よくやってくれた。君は人類を守った。君は英雄だ。俺は君に仮面ライダー4号の名前を送るぞ!


ライダーマーン!!


その後は戦死したと思われたが、映画『仮面ライダーX』でまさかの再登場を果たし、生きていたことが判明した。
生還の経緯について劇中では明かされていないが、雑誌や漫画等で設定は異なるが紹介されている。


Xライダーの番組企画では、ライダーマンは夏までに復活してXライダーのサポートとして準レギュラーとなる予定だった。
しかし、演ずる山口暁ピープロの『電人ザボーガー』の主役・大門豊となり、撮影のスケジュールがどうしても調整出来ず、やむを得ず、準レギュラーの話は流れ、ライダーマンが登場する予定だった脚本には仮面ライダーV3こと風見志郎が登場している。
Xライダーにマーキュリー回路を装着させるのも本来なら科学者の結城が行う筈だったのだろう。
まぁ、結城から風見に託されたというドラマがあったことも想像できるのだが。

ライダーマンのテーマソング「ぼくのライダーマン」がXライダーのミニアルバム(コロムビアKKS-4090)に収録されているのは、単にV3のアルバムにテーマソングが間に合わなかったというだけではなく、Xライダーにも登場する含みがあったのである。


5人ライダー対キングダーク』の登場シーンで左腕にパワーアームを付けていたことやスカイライダー客演にて生身のはずのキックで大砲の砲身をへし折ったことなどについて、平山亨は一号二号によってプルトンロケット爆発後に救出され改造手術を受けたと語っており、昭和の児童誌ではこの設定が主流となっていた。


ジオラマ小説『HERO SAGA』では、救出後、全身に再改造手術を施された(そうしないと助からなかった)。
その際、左腕でも武器が使用可能になった。

タヒチでは少年のポゴと仲良くなったが、腕の秘密を知られ「化け物」と呼ばれてしまう。

ヨロイ元帥との決着後、自身の身体が既に生身でないことに気付く。
その泣き叫ぶ姿は、3人のライダーが声をかけられない程の、とても虚しいものである…

ただ、彼に駆け寄ったポゴはこのように言った、「アリガトウ」と…


漫画作品『仮面ライダーSPIRITS』でも、記憶を失ってタヒチに漂着していたライダーマンのその後の話が描かれた。

タヒチで出会った少女・ヒナウにとても慕われている。
こちらではあくまで右腕以外は生身のままだが、命懸けのプルトンロケット自爆による禊に加えて、デストロンによって家族を奪われたICPO捜査官であるアンリとの出会いにより、自らの犯した罪へと向き合って贖罪を終えた事で身心共に仮面ライダーとなった。
その為か普通に強い。だが、そこがいい。

アンリとはフラグを立てている。


ゲーム『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』ではイナズマンに助けられている。

漫画『7人ライダー最後の大決戦』では仮面ライダーたちが改造の限界に達してもまだデルザー軍団の方が性能が上だと分かり意気消沈する7人ライダーの中で、
「V3より性能が上の改造人間ならデストロンにもいたが、V3は強化改造などせずに勝った」と勝利のヒントを見出している。


【最近の客演】


『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』


Gacktが演じる士の世界の結城丈二が登場。
大ショッカーの科学者だったが、大首領時代の士に粛清されて右腕を失い、復讐を誓って一人戦い続けていた。

月影に裏切られ夏海からも拒絶されて全てを失ったの前に現れたものの、完全に腑抜けて死すら望む士に仮面ライダーとして戦い続ける心と宿命を説く。
その後追手の怪人を食い止めて士を逃がした。以後の消息は不明。


間に合わなかったディケイド版ライダーマン共々ビジュアル感MAXなデザインになっている。
演じたGacktは結城を「非常に魅力的な男」と語っている。


戦うとは…こういうことだ。


終盤には別の世界のライダーマンが登場し、大ショッカーの軍勢と戦った。
オールライダーキックではライダーマンキックを披露している。あと、やたら喘ぐ。


藤沢真行氏の漫画版では、士の世界の結城が直接こちらのオリジナル版に変身している。
変身する際、士に大切なことを説いた。
顔は半分シルエットだったがイケメン。



オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー


仮面ライダーの歴史が消され消滅したと思われたが、人々のライダーへの想いによって復活。
歴代ライダーと共にショッカー首領に立ち向かい、岩石大首領戦ではライダーマンマシンに乗り、オールライダーブレイクで悪の野望を打ち砕いた。



仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGAMAX


伝説の7人ライダーとして登場。
ロープアームも披露する。
声は増田隆之が担当。



平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊


カメラが遠いので分かりづらいが、マシンガンアームが遂に映像で披露された。
成功率が低いともっぱら評判のタトバキックを発動した仮面ライダーオーズをロープアームで絡め、地面に叩きつけて撃破している。



スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号


V3と共にドライブ3号を襲撃。
マシンガンアームやロープアームによる攻撃で2人を翻弄した。



【PS 仮面ライダーV3】


使用可能キャラの1人として登場。
声は代役だが、彼を主人公とした隠しストーリー「ライダーマン編」も用意されている。
同編では、彼は自らの手でザリガーナを倒し、首領の元へ向かうのだが、「ヨロイ元帥に代わって大幹部にしてやる」と持ち掛ける首領に対し、彼が選んだ答えは…。



【PS2 仮面ライダー 正義の系譜


NPCとして登場。ヨロイ元帥から裏切られた直後に近い時間軸のため、V3に対し非協力的。
あくまで彼は田所博士を心配して発電所に来ている。



【スーツアクター】


口元が唐沢寿明仕様のフィギュアまで存在する。
役者として大成した今も当時のことをよく話題にしており「俺はライダーマンで映画に出たから銀幕がデビュー」と話したり、また友人の及川光博が仮面ライダー3号に出演した際には自分もスケジュールさえ合えばライダーマンで出たかったと発言したりしている。


何気にデビュー作である。





ライダーマン/結城丈二はデストロンの科学者であった。
しかし正義と平和に目覚めた彼は仮面ライダー4号としてデストロンと戦い抜いたのだ!!





「ホ…ホホオオオォ!」
「思イ出シタカ…!」


「ツイニ思イ出シタカ!!」
「結城丈二イイイイィ!!!」





「いや違うな…」


「俺は…ライダーマンだ!」





「確かに人間には爪も牙もない」


「武器を奪われた今弱者になるしかないのかもしれない」


「だが中には……その体に爪を、牙を与えられた者もいる…」


「私達のように」





「幻肢痛(ゴーストペイン)――…失ったはずの肢体が幻の痛みを感じる…か」


「だが…俺の 痛み怒り は幻ではない…!!」





結城
「V3、追記・修正は俺に任せろ!」

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