怪鳥ケポラ・ゲボラ

登録日:2009/11/07 Sat 11:53:03
更新日:2023/10/25 Wed 20:59:10
所要時間:約 5 分で読めます





「ホホ〜ゥ!!」


ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』などに登場するキャラクターで、名前の通りフクロウのような鳥に似た姿をしているが、フクロウにしてはデカい。
しかも人間の言葉を話せる。
この肩書付きの名前だけを聞くとどこかのダンジョンのボスみたいだが、幸い味方である。


時のオカリナでは、コキリの森を出てすぐの木の上でリンクを待ちかまえている。
その後も行く先々で現れ、冒険のヒントとなるありがた〜い話を長々と聞かせてくれるありがた〜い人物。鳥だけど。
実は太古に存在した賢者の化身だという説がある。というかゼルダの伝説公式サイトで言及されている。
夢をみる島にもこのようなアドバイスをするフクロウが出てくるが、別の個体と思われる。


また、話している最中に顔を回す癖(?)があり、180°反転させたりもする。
反転しても笑った顔のような模様になる。


ただ、こいつとの会話で一番気を付けなければならないのは「もう一度話を聞くか?」という問いである。


メジャーなゲームでは


→はい
 いいえ


選択肢とカーソルがこのような順番なのだが、こいつだけはそれが逆で


→いいえ
 はい


となっている。


つまり反射的に下を選ぶと長〜い話をもう一度聞かされる羽目になってしまうのだ。



例えるなら



あなたは18歳以上ですか?


はい / いいえ


がメジャーな中、



あなたは18歳未満ですか?


はい / いいえ


となっているところを反射的に「はい」を選んでしまい、結局戻るを押して「いいえ」を押しなおす手間がかかってしまうようなものである。
しかも二回目の場合は普通に

→はい
 いいえ

になっているので、ここで間違えてそのまま「はい」を選ぶ可能性もある。


話を戻すが、間違って「はい」を選んでもBボタン連打ですっ飛ばすことが出来るので心配ない。



ちなみにほとんど子ども時代にしか現れず(大人時代はシークが代役)、シナリオを進めるにつれてなかなかお目にかかれないような空気キャラと化す上、しまいには名前すら出てこなくなる。

一応全く現れなくなるわけではなく、子ども時代のデスマウンテン登山道の頂上や、ハイリア湖畔にひっそりと(デカいのでかなり目立つが)立っており、話しかけるとカカリコ村や城下町入口まで連れていってくれる。
かなり危なっかしく飛び回るが、ちゃんと目的地まで連れていってくれるので心配ない。
カカリコ村はインパの家の屋根に降ろしてくれるため、牛のいる牢に入ってハートのかけらを取ることができる。
エポナの歌や魂のレクイエムを覚えるとはるか上空を飛び回る姿が見受けられる。
また、サリアの歌を奏でるとたまにサリアが「不思議な鳥さんがいってたワ」とその鳥さん経由でヒントを教えてくれることがあるので、実は陰ながらサポートしていた節もある。

そして魂のレクイエムを覚えた後に訪れる子供時代の魂の神殿にてちゃっかり再登場。ダンジョンボス「ツインローバ」の倒し方についてのヒントを教えてくれる。
また、ここまで辿り着くと2つの時代を往復する勇者の伝説が真実であり、リンクが勇者として逞しく成長してきたことを認めてくれる。魂のレクイエムを覚えた直後に現れるところを見ると、その後子供時代まで戻ってアドバイスをしに来たということだろうか。
ただし、その後にデスマウンテン登山道の頂上に行ってもセリフが変わってないため、まだ未熟的なことを言われるが。


実は『ムジュラの仮面』にもちょろっと登場する。
ウッドフォールの入り口でまた例のごとく待ちかまえている。

ま た お 前 かというリンクの反応を華麗にスルーし、また長~いお話をしてくれる。
ただ、時のオカリナのリンクとは同一人物なのだが、この時の反応は完全に初対面扱いだったりするので、別の個体なのかもしれない。

彼が飛び去った後、石盤を読んでみると“大翼の歌”を覚えることが出来る。
これを奏でると一度剣で攻撃して証を立てた鳥の像の前にワープできる。
前作でいう“森のメヌエット”等のワープ曲である。ただし前作と違いこれ1曲だけでどこにでも飛べるので、楽譜が覚えやすい。

気づいているとは思うが、ワールド中の様々な場所にある鳥を象った像、これは彼をモチーフにしたものである。
大翼の歌を奏でるたびに彼のことも思い出してあげよう。
グレートベイの海岸やイカーナ峡谷、ロックビルなどまた行くのが少々面倒な場所にも絶妙に配置してあるので大変有り難い。
なお、本作の彼は「はい」と「いいえ」が逆になる話はしてこないが、ウッドフォールに出てくるサルどもがこのパターンの選択肢を投げかけてくる。

3DS版ではウッドフォールの入り口から沼地の入り口まで大幅にフライングして登場するので、突然の登場にビビった64版プレイヤーもいたのではないだろうか。
その分早くワープできるようになったのは有り難いところである。

他にも、スノーヘッド地方にあるゴロンの里にも現れる。
やはり特別な存在であるからか、時の歌の時間戻しの影響を受けておらず「また会ったな」と言ってくる。しかもたとえ1回目と2回目でリンクの姿が変わっていても、同一人物だと見抜いている。

ここでは自らの羽根を落として見えない足場の目印にしてくれる。
足場は見えないだけでなくツルツル滑るので気を抜くとすぐ落ちる。
ダメージはないが、また彼の長~い話を聞かされるので慎重に跳ぼう。
ちなみにこのイベントの後に「またいつかお前と会える日を楽しみにしておるぞ」と意味深なことを言うが、ムジュラの仮面における出番はこれが最後だったりする。

彼の名前を覚えていないプレイヤーは数多いが彼の登場BGMを思い出せるプレイヤーは多い。
というか実は時のオカリナ・ムジュラの仮面の双方において、このフクロウが自身の名を語ったことは一度もなかったりする。



「もう一度追記・修正するかな?」

 いいえ
→はい

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最終更新:2023年10月25日 20:59