ナビィ(ゼルダの伝説)

登録日:2011/10/17 (月) 21:46:14
更新日:2023/09/22 Fri 13:05:06
所要時間:約 4 分で読めます




Hey! Listen!

>●<


ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場するキャラクター。CVは水橋かおり
妖精であり、青白い光の球体に二対の翅が生えた姿をしている。

ゼルダの伝説シリーズ初の相棒キャラで、コキリの森の主デクの樹サマの命により主人公リンクをサポートする。
同作におけるコキリ族は一人につき一匹の妖精とともに生きるという性質がある。

性格は、のちのパートナーたちに比べると穏やかで生真面目。どちらかというと優等生タイプである。

近くに敵や人がいたり、怪しい場所があればそこ目掛けて飛んでいって誘導してくれるし、敵の場合は弱点まで教えてくれる。
何?Z注目縛り?アーアーアーキコエナイ。
目的地を見失った時にはオカリナのサリアの歌で話しかければ教えてくれたりと至れり尽くせり。
……寄り道してると話しかけなくても教えてくださいますけどね……。正直少しウザい。だが可愛いので許す

そんなこんなでストーリーの最初から最後まで、終始リンクと一緒にいてくれる頼もしいパートナーである。



もともとナビィは、NINTENDO64のローンチタイトル「スーパーマリオ64」の欠点であった、
「軸合わせがしにくい」「敵との間合いが取りにくい」「どこに行けばいいのかわからない」という初期3Dアクション作品ならではの問題点を解決するべく作られたキャラクター
「マリオ64」でファイアマリオが出てこなかったのも、照準合わせが困難だったのが原因だろう。

正直、彼女がいなければほとんどのプレイヤーは弓矢もフックショットも満足に使えず、
スタルフォスやウルフォスのような縦横に飛び回りガードもしてくる敵キャラクターには手も足も出ず、
アイアンナックやガノンにはみるみる体力を削られていっただろう。
「時のオカリナ」が初心者にもとっつきやすい快適な名作となったのは、ナビィの存在に負うところが大きいのだ。


ナビィで完成を見た数々のシステムは、ゼルダシリーズのみならず多くの3Dアクションゲームの基礎ともなっている。




Look!


時をも超える長き旅の末、ついにリンクとガノンドロフが決着をつける時がきた。
いざ闘いが始まろうとする寸前、ナビィはガノンドロフの発する闇の波動で2人に近付けなくなってしまう。


見事ガノンドロフを打ち倒し、崩れゆく城から脱出したリンク達。
全てが終わったと安堵するや否や、なんとガノンドロフが力のトライフォースを暴走させて『魔獣ガノン』として復活してしまう。
強大な敵を目前にして、これが本当に最後なのだとナビィは覚悟して叫ぶ。

「ナビィ もう 逃げない!! いっしょに 戦う!!」

闘いが終わり、7年前へと戻ってきたリンクとナビィ。
ナビィは何も言わず、静かにリンクの元から飛び去ってしまう。
この時飛び去ってしまった理由は定かではないが、
この『時のオカリナ』の続編にあたる『ムジュラの仮面』ではリンクはナビィを探して旅をしている。
それほどまでにナビィはリンクにとってかけがえのない友だったのだろう…。

一説では妖精のナビィはコキリ族同様森の住人だが、
リンクはハイリア人であり森の外の世界の住人だったから住む世界が違うという理由で森に消えていったという可能性もある。


【余談】

彼女は最終決戦で「ナビィもう逃げない!」と言っておきながら、その後魔獣ガノンの弱点を聞くと、
「弱点なんてわからないよ!」
と宣ってくれる。
正直イラッ☆っとくるかもしれないがそこは愛嬌だと受け取っておこう。今まで散々お世話になってきたのだし。何より可愛いし。

あと井戸の底では重要アイテムを取った後に、多くのプレイヤーの気持ちを代弁してくれた。

項目内にもあるように彼女のボイスは「Hey!」「Listen!」「Watch out!」といった英語で、日本人プレイヤーには単なるSEのように聞こえるが、
英語圏のプレイヤーには「おい!」「聞け!」「気をつけろ!」と命令されているように聞こえるため、一部で不評を買ったらしい。
そのためか次回作の『ムジュラの仮面』のチャットの呼び声はベルのような効果音になった(あれはあれでうるさいが…)。

【3DSのリメイク版】

ぶっちゃけ内容は一切変わらないのでナビィも変わらない、と思いきやなんと台詞が増え、ナビィの一人称が変更されている。

てゆーかお節介が増えた。
しかし彼女の言うとおりセーブはこまめにしておこう。最後に泣きを見るかもしれない。
(ED後セーブがない為、ラスボスを倒したあと最後にセーブした時点まで戻される)


【漫画版】

姫川明氏が手掛けた漫画版でも本編同様デクの樹サマの指示によりリンクのサポートに徹した。
妖精なのにオバケを怖がったり、登場する美少女と次々とフラグを立てていくリンクを白い目で見るなど女の子らしさが強調されている。
ちなみに最終決戦ではゲーム版と違いちゃんと魔獣ガノンの弱点を見破った。
番外編ではオリジナルキャラのローロのイタズラにより袋に入れられ憤慨し、
ローロを庇うリンクと口論の末に一時的にではあるがリンクの元から去ってしまうという展開も描かれた。



ちなみにファミ通から「ゼルダの伝説~時のオカリナ~ 公式攻略ビデオ」というものが出ていた。
なんとナビィが日本語でプレイヤーに水の神殿までのヒントを与えてくれるのだ。
無論フル水橋ボイス。何この萌えキャラ。
ビデオ内のナビィの台詞は非常にかわいいものが多く、現在でも某笑顔動画等で見られるので、熱心なナビィファンは視聴してみては如何だろうか。
なお、本編だと灼熱穴居竜ヴァルバジアに対しては「弱点なんてわからないよ!」と答えるのだが、こちらの攻略ビデオではちゃんと弱点を教えてくれる。これには「知っているじゃないか」と突っ込んだ既プレイヤーもいたと思われる。まあ可愛いから許す。


追記・修正してってデクの樹サマが言ってるよ!

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最終更新:2023年09月22日 13:05