フランクリンバッヂ

登録日:2012/01/19(木) 15:53:23
更新日:2023/11/12 Sun 03:41:41
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「フランクリンバッヂ」とは「MOTHER」シリーズに登場するグッズ(アイテム)である。
「スマブラ」シリーズにも登場している。


◆概要

作品ごとに若干の差異があるものの、基本的に持っているだけで敵からの特定の攻撃を跳ね返す効果がある。
「MOTHER」シリーズでは重要なアイテムであり、ストーリーの進行に関わる作品もある。
名前の由来はおそらく、雷の性質を解明し避雷針を発明したことでも有名な、アメリカの学者「ベンジャミン・フランクリン」だと思われる。


◆各シリーズの「フランクリンバッヂ」

持っていると「PKビームγ」を敵に跳ね返す効果がある。
ピッピ救出後に彼女から一つ、「ダンカン工場」のプレゼントボックス(宝箱)から一つと、計二つが手に入る。
「PKビームγ」は食らうと残りHPに関係なく一撃で気絶(戦闘不能)してしまう効果があり、
敵から「PKビームγ」で攻撃されるとこのバッヂを所持している以外に回避する術がない。
もし戦闘不能になった場合、復活させるには病院に戻るかかなりの量のPPを消費する「スーパーヒーリング」で治す必要がある為、
苦労してでも「ダンカン工場」へ赴き手にいれたいところ。
特に終盤の難関「ホーリーローリーマウンテン」では多くの敵が「PKビームγ」を放ってくるので、挑む前に必ず2つ手に入れておこう。
「PKビームγ」をそのまま跳ね返す為相手に効けば相手が即死する。しかし、ロボット系の敵には「PKビームγ」が効かない。
よりによって「PKビームγ」を使ってくる敵はロボット系ばかりである為、
跳ね返してそのまま素直に倒れてくれるのはスターマン系くらいだったりする。
『MOTHER1+2』のグッズの説明文によると「ベン・フランクリンが雷の実験をする際付けた御守り」とのこと。
何故サンダーでなくビームγなのかは不明だが、フランクリンの行った実験を真似して多くの人間が即死したという実話があり、最初に行ったフランクリンが無事だったのを「即死に強い」と取ったのだろうか。謎である。

ストーリー進行に必須のアイテムとして登場する。こちらでは「フランクリンバッジ」表記。
本作から「PKビーム」系が廃止され、持っていると「PKサンダー」系や電気の攻撃を跳ね返す効果となった。また本作では1つしか入手できない。
ネスは牢屋に閉じ込められたポーラからコレを貰い、
「ハッピーハッピーむら」にいるカーペインターさんの電撃を跳ね返し、見事打ちのめす。
「PKサンダー」を含む電撃系の攻撃をそのまま跳ね返す為、電撃の技を使ってくる敵が多いダンジョン「ピンククラウド」ではかなりの活躍が期待できる。
ただ、ここでの敵は鬱陶しくもある為、バッジが4つ欲しいと嘆くことも。

『2』と同じく電気系の攻撃を跳ね返す。名前は再び「フランクリンバッヂ」に戻った。
しかし『MOTHER3』では特別な意味合いがあり、4章以降の主人公であるリュカにしか所持できない。
なお、本作ではグッズ自体はリュカのグッズ欄ではなくいわゆる大事なものの枠に入る。
何故かフリントが「ゆうきのバッヂ」として錆び付いたこのバッジを持っており、どせいさんに磨いてもらう事で「フランクリンバッヂ」となる。
錆びついた状態でもブタマスク達による天罰(雷)がフリントの家に直接落ちることはなかった(ただし羊小屋に雷が落ちた)ため、不完全ながらも効果を発揮していた可能性がある。

+ ネタバレ
今作品のラスボスである「かめんのおとこ」……の正体である、リュカの兄・クラウスは戦闘開始時にリュカたちにイカヅチを放ち攻撃する。
「フランクリンバッヂ」を持っているリュカはイカヅチを跳ね返したため無傷で済んだが、
バッヂを持っていなかったパーティメンバーの他の3人は強制的に戦闘不能となってしまう。
これによりリュカはクラウスとサシで戦うことになる*1
最後にヒナワの説得で心を取り戻したクラウスは「きょうれつなイカヅチ」をリュカに向けて放つが、
やはり「フランクリンバッヂ」がこれを跳ね返えし、自滅する。
この攻撃はわざと放ったものだった。

大乱闘スマッシュブラザーズX』以降の「スマブラ」シリーズにアイテムとして登場。
デザインは後述のグッズと同じ。
拾うと装備し、一定時間ビームや電撃だけでなくありとあらゆる飛び道具を跳ね返してくれる。
小さいので、装備していることを判別しづらい。また、攻撃を受けたり動き回ってるといつのまにか落としてしまっている事もある。
その小ささゆえ、拾う前は同じ位のサイズで同じような形の「センサー爆弾」や「スクリューアタック改」と見間違えやすい。


◆余談

このバッヂは実物の缶バッヂとなって「MOTHER」ファンへと二度賜られた。
一度目は200人限定のバッヂでプレミアが付き、オークションでは9000円もの値が張った。
二度目は『MOTHER3』が発売された際に、『MOTHER3』とゲームボーイミクロのセットの特典として賜られた。

バッヂには「MOTHER」という文字が書かれているが、「MOTHER」シリーズの原作者である糸井重里氏曰く
「MOTHERと書かれていてもいいじゃない?」とのこと。



追記・修正はいつも「PKビームγ」でロイドを気絶させる方がお願い致します。

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最終更新:2023年11月12日 03:41

*1 他の3人を蘇生させてもまたイカヅチを放たれて戦闘不能になるため、本当の意味で一対一の戦いとなる。