滝川吉野

登録日 :2013/06/11 (火) 18:44:03
更新日 : 2016/09/04 Sun 13:58:09
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世の中の関節は外れてしまった。

あぁ、なんと呪われた因果か

それを直すために生まれついたとは!

シェイクスピア『ハムレット』





絶園のテンペストの主人公。
アニメのCVは内山昂輝

色々ぶっ飛んでいる真広 *1 ごく普通の高校生。成績は悪くない。真広同様、少し小柄に描かれている。
幼馴染の不破真広と、その妹であり自分の彼女でもある不破愛花と、
それなりに楽しく日々を過ごしていたが、一年前に愛花が殺害され、真広は姿を消した。

そしてその一ヶ月後、真広の復讐劇に巻き込まれる形で「魔法」に関わっていくことになる。

普段は温和で心優しく思慮深いという非の打ち所のない好青年だが、必要ならば非情な手段を取ることを辞さない冷徹さと、
常に最悪の状況を想定する抜け目のなさも兼ね備えているため、左門や山本からは何をするかわからない得体の知れない少年と思われている。
真広曰く「いつも俺に従うフリして大抵真逆の事を考えている」、愛花曰く「天然で悪い人」、山本からも「とんだ狼」、
葉風ですら「意外に性格が悪い」等々、彼をよく知る人物からの評価も散々だが、基本的にお人好しなのは確かなため信頼されている。

愛花と付き合っていたことは真広には(というか周囲の全員に)秘密にしており、
愛花が死んだ時も今更そのことを明かすこともできず、堂々と悲しむこともできずに平然を装って真広に接していた。
いきなり魔法を巡る争いに巻き込まれて平然としていられるのも、その時から感情が麻痺してしまっていたため。



~以下、シナリオのネタバレ~


真広が姿を消して一ヶ月後、黒鉄病の発生地で目撃された真広の情報を求めてきたエヴァンジェリン山本に襲撃され、
そこに絶園の果実の反応を追ってやってきた真広に助けられる。
その後、愛花の復讐を目的として葉風と手を組んだ真広に協力するかたちで「魔法」に関わることになる。
(なお、この時の黒鉄病で両親は行方不明になっており、作中中盤で死亡が確定し天涯孤独の身になった)
しかし真広とは異なり復讐に意味が無いことを見出しており、山本との再戦後和解し、彼女と協力しつつ
真広と共に愛花の死の真相を探ることを決意。

葉風の魔法で犯人の足取りを調査した後、何の痕跡も出てこなかったことから、
犯人は魔法による探査を誤魔化せる魔法使いであることが分かり、葉風を島流しにした左門の下へ乗り込む。
そして葉風が時間を遡って現在の時間から二年前に飛ばされていたこと、現在の時間では葉風はすでに死んでいることを告げられる。
葉風は敗北を認め、真広は葉風が戻ってこれないことを知って即座に葉風を見限り、左門と取引(脅迫の婉曲表現)を始める。

しかし吉野は愛花の死から始まったこの物語を悲劇的なものとすることを許さず、葉風を救うことを決める。
そして左門の語る時間のズレはただの心理的なトリックだと主張し、 テンパリスト 左門を動揺させたことで葉風を再起させ、
帰還させることに成功した。

その後、絶望的な状況から自分を救い出した吉野に葉風は熱烈に惚れ、吉野はある疑いをかけられることになる……。



◆絶園の魔法使い

愛花を殺した犯人は鎖部一族、「はじまりの樹の魔法使い」の中にはいなかった。
それを知った葉風はこう仮定した。

鎖部一族が「はじまりの樹」の恩恵を受けるように、「絶園の樹」に選ばれた魔法使いも存在するのではないかと。

結果的に葉風を助けることに成功した吉野だったが、鎖部一族の中に犯人がいない以上、
吉野が何もしなくても真広は再び葉風と手を組み、葉風はこの時代に帰還していたことになる。
だが吉野が行動を起こしたことで葉風は吉野に惚れ、吉野は史上最強の魔法使いを味方につけることになり、「はじまりの樹」に不利な状況をもたらした。
これらのことから吉野は「はじまりの樹」の理から外れた存在、即ち「絶園の魔法使い」ではないかという疑惑をかけられることになったのである。

後に本物の「絶園の魔法使い」羽村めぐるが見つかったが、その力に反してあまりにもヘタレだったため、
「絶園の力」は羽村が、「絶園の心」は吉野が担い、愛花を殺した後、葉風を篭絡することが目的だったのかと疑われるが……。


◆正体

さて、作中でも現実でも様々な疑いをかけられた滝川吉野。そんな彼の正体は……、












ただの一般人である。


た だ の 一 般 人 で あ る


いやマジで。

彼は 物凄く頭が切れて度胸もあってイケメンな ただの一般人である。
どう聞いてもただの一般人とは思えないが、主人公というやつはたいていそんなもんである。


愛花を殺したのは彼ではないし、「絶園の樹」とも 何の関係もない

葉風を救ったのも彼が彼自身の意思で行っただけであり、理とか謀略とかそんなものは最初から存在しなかったのである。

しかし彼の行動が葉風に「はじまりの樹」の破壊を決意させ、後に世界を救う大きな流れを生み出した。

滝川吉野は文句なしにこの物語の主人公と言えるだろう。


ちなみに葉風との関係だが、彼女の好意は吊り橋効果的なものだと(勝手に)思っており、物語が終わった後もさっぱり進展していない様子。




はじまりは終わり、終わりははじまり。


ではあらためて始めましょう。


それぞれが作る、それぞれの物語を。




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