グレイ・フルバスター

登録日:2011/11/05(土) 20:27:39
更新日:2024/01/08 Mon 02:04:34
所要時間:約 3 分で読めます





…勝手にしやがれ!




FAIRY TAIL」の登場人物。

CV中村悠一喜多村英梨(幼少期)
年齢:18歳(初登場時、第2部)→19歳(第3部)→20歳(最終回
所属ギルド:「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」
好きな物:面白いこと
嫌いな物:ナツ

◆概要

右胸にギルドの紋章がある青年魔導士。作者公認の美男子。タレ目。

ギルドの中では比較的古株で、ナツエルザよりも先に加入した。
あの世代でグレイより先に加入しているのは判明している限りだとカナだけである。
生きていれば大陸最強クラスの魔導士である「聖十大魔道」に選ばれていただろうと言われている実力者ウルに魔法を教わっていて、
その影響で氷の造形魔法を使用している。
加入したてのルーシィ曰く「似合わない」らしい。

ぶっきらぼうな性格だが、勘が鋭く他人の感情の変化にも敏感。そのためエルザのトラウマには誰よりも早く察知していた。
だが恋愛沙汰には鈍感らしく、ジュビアが自分にしていることにはしばらく気付かなかった。
ちなみに、ルーシィは結構好みのタイプらしい。
なお、原作の登場当初はキャラが固まっておらず喫煙したりしていた(アニメではカット)。

上記のようにナツとは犬猿の仲だが、心底大嫌いというわけではなく、度々共闘している。
もちろん喧嘩することも多いが、エルザの前では絶対にしない。
作者曰く「一応男前のキャラ」らしいが、「地味で目立たない」とのことから動かしにくいらしく、
最近は空気化が懸念されている(…とか言ってたら第3部でどえらいことになっちゃったよオイ)。
ついにエドラスではウェンディにその点を指摘されてしまった。


どうにも服を無意識に脱いでしまう癖があり、ギルドの仲間たちからよく指摘されている。
これはウルとの修行時に身に着いた癖で、「自然を扱いたければ自然と一体になるべき」下着姿で修業をさせられていたからである。
だから氷の魔導士=脱ぎ魔というわけではない。ないったらない。(ウェンディ外伝『ブルー・ミストラル』でネタにされている)

漫画『アイストレイル 氷の軌跡』では主人公を務め、ウルとの別れの後、妖精の尻尾に加入するまでの描かれなかった物語が掘り下げられている。




◆魔法について

使用するのは氷の造形魔法

造形魔法には動物などの生き物を造る「動」と武器などの物体を造る「静」の二種類があり、グレイは後者。
生成した氷を、城壁、戦斧などの武器や物体に変形させて戦闘を行う。

例として、

花のように広がる盾を造る「 (シールド)
手から無数の氷の槍を飛ばす「槍騎兵(ランス)
辺り一面の床を凍らせる「(フロア)
巨大なハンマーを作って落下させる「大槌兵(ハンマー)
氷の檻である「牢獄(プリズン)
氷の斧「戦斧(バトルアックス)
氷の壁を造る「城壁(ランパード)
氷の爪付き鎖を造る「飛爪(ひそう)
氷の大鎌大鎌(デスサイズ)
氷の大槍「戦神槍(グングニル)

などがある。


他にも

氷欠泉(アイスゲイザー)
氷刃・七連舞
氷雪砲(アイスキャノン)
氷魔剣(アイスブリンガー)
氷聖剣(コールドエクスカリバー)

といった氷系の大技も使える。


◆生い立ち

彼が師匠であるウルに出会ったきっかけは、幼い頃に厄災の悪魔デリオラ」によって故郷を滅ぼされたという出来事。その時に家族を失ってしまう。
そこから兄弟子のリオンとともにウルの元で修業を続けていった。
ある日、デリオラの目撃情報を聞いたグレイは憎悪に突き動かされるままデリオラの元へ赴き勝負を挑むが、全く歯がたたず一蹴されてしまう。
何とかウルの介入によっては免れたが、彼女はその過程で左足を失う。

そしてウルは、術者の肉体を氷に変えて対象者と共に永久に封じ込める魔法「絶対氷結(アイスドシェル)」を使ってデリオラの封印に成功するも、
これが原因でウルを心底慕っていたリオンとの間に確執が生まれてしまう。

リオンと喧嘩別れした後に、彼女が言い残したとおり「西」に向かう。
公式番外編漫画『ICE TRAIL-氷の軌跡-』では妖精の尻尾に至るまでの道のりが描かれ、
妖精の尻尾に着く前にギルダーツに命を救われたことが判明した。
この頃から義理堅く正義感の強い性格だが、やっぱりかなり意地っ張りだったようだ。
まだ本編に比べると精神的にも肉体的にも未熟であるが、それでも闇ギルド相手に一人で立ち回ったり
ギルダーツの助太刀があったとはいえ怪獣を倒したりとなかなか健闘している。主人公補正と言った奴は全裸で雪山10周
また、最終回では原作で少し触れられたマカロフに絶対氷結のことを質問するシーンが掘り下げられている。


時は流れ、ガルナ島でリオンとの確執が表面化し、デリオラ復活を目論むリオンとその仲間たち(旧「蛇姫の鱗」)と交戦するも何とか撃破。
リオンとの確執も和ぎ、六魔将軍(オラシオンセイス)との戦いでは共闘した。


以下、ネタバレ

























デリオラが生んだ因縁はガルナ島の一件だけではなかった。
冥府の門(タルタロス)編では、死んだはずのグレイの父、シルバー・フルバスターが冥府の門に所属していた。

実はデリオラはグレイの故郷を襲った後、「悪魔の姿では不便」という理由でシルバーの体をパクっていた
そのあとにウルに氷漬けにされ、ガルナ島で解凍するも生命力を奪われ、倒された。

しかし、マルド・ギールと契約していたのか、ヘルズ・コアで再生。
つまりデリオラとの因縁は終わっていなかった。
上記の件の反省を生かし、氷の滅悪魔法を体得していたため、グレイの氷は食われて効果がない。シルバーの氷を利用する戦法も「食えないだけで耐性自体はある」ために有効打とならず、絶対氷結(アイスドシェル)の行使を考えるところまで追いつめられてしまう。
しかし、ナツの言葉を思い出し、絶対氷結を使うと思い込んでいたシルバーの隙をついて魔王の前腕甲(ヴァンブレイス)で倒した。

そんなシルバーは終始、人間の姿で戦っていた…


以下、さらなるネタバレ











デリオラは結局ガルナ島の一件で死んでおり、シルバーはデリオラを名乗っていただけで、紛れもなくグレイの父親その人。
シルバーは九鬼門の一人・キースの呪法「死人使い(ネクロマンサー)」で死人として復活していた。滅悪魔法はデリオラらゼレフ書の悪魔に復讐するために、復活後に習得したもの。
真相をシルバーから聞き、とどめを刺すよう言われるがグレイはこれを拒否、短いながらも親子としての時間を過ごした。

キースが倒され、シルバーが消滅する直前に氷の滅悪魔法を譲り受け氷の滅悪魔導士(デビルスレイヤー)となり、父の思いを継いでENDを破壊することを誓う。
その後、テンペスターを瞬殺してガジルの窮地を救い*1、冥王マルド・ギールと戦うナツとスティング達に合流。
ナツと共にエーテリアスフォームとなったマルド・ギール・タルタロスを撃破するも、ENDの書は突如現れたゼレフに持ちさられてしまう。


「妖精の尻尾」解散後はとある村でジュビアと二人暮らしをしていた。
エルザが持ってきた情報により彼女と協力し、ナツたちが訪ねた頃にはゼレフを信仰する黒魔術教団を壊滅させるべくスパイとして潜入していた。(ジュビアは巻き込まないように村に置いてきている)
その後、「妖精の尻尾」再結成と「ある出来事を防ぐ」目的で教団を襲撃してきたナツ&ルーシィと再会。
教団メンバーの前もあり闇堕ちしたように振る舞い、その後教団に捕まったナツとルーシィを助け出しエルザと共に全てを話す。
そして再結成した最強チーム+ジュビア+ウェンディ&シャルルと共に黒魔術教団メンバー全員を倒し壊滅させ、仲間達と共に「妖精の尻尾」を再建する。
余談だがこの時「エルザと密通していた」と言う情報が独り歩きし
「ジュビアと結婚してガキこさえたくせに裏ではルーシィを愛人に囲いエルザとも浮気していた」という根も葉もない噂が広まっていたとか…。
安藤裕行の漫画じゃないんだから


しかしアルバレス編において。
敵の手に落ちた「妖精の尻尾」の奪還の最中でスプリガン12の一人・インベルの魔法と策略によりジュビアと殺し合いを強いられることになり、互いに抵抗したことで二人そろって自刃することとなる。
グレイ自身はジュビアが密かに習得していた水造形(ウォーターメイク)(ブラッド)により一命を取り止めるものの、ジュビアを失ってしまう。と思っていたら、後で駆け付けたウェンディによりジュビアも辛うじて一命を取り止める。よかったね。
ジュビアを失った悲しみと怒りを糧にインベルを撃破するが、その後彼の口から暴露された情報により、ついにENDの正体を知ることとなる。
それだけならまだ付き合いの長さと人格面から「そんなことはない」と否定できたかもしれないが、
その直後によりによってENDとして覚醒したナツと遭遇。ナツ=ENDであることの確信に至ってしまい、戦闘を開始してしまった。
マカロフの妖精の法律発動後も止まることなく戦闘を続けていたが、エルザの身を挺した制止とマカロフの遺言、
ルーシィ・ジュビア両名の生存が判明したことで戦闘を停止、安堵し意識を失った。

治療の最中、ゼレフを殺せばナツ(END)も死ぬことを知ってしまい、ユニバースワンの解除で大陸が戻る最中、
単身で「妖精の尻尾」にて待ち受けるゼレフと対峙。
その際、ゼレフ自身から12の誰も知らない戦争の真の目的とフェアリーハートの力の詳細を聞かされ、
ナツの怒りを引き出すための要因として殺すことを宣告される。
それに応戦するが、友であるナツを救うためにゼレフを殺さずに倒すことを決意。
黒魔術教団潜入時期に会得した消失属性を付加させ、従来の数百倍の威力となった絶対氷結(アイスドシェル)にて、
自身の存在の消失と引き換えにゼレフを封印する。
・・・が、その直前に駆けこんで来たナツによってすんでの所で阻止される。
両親や師を失った悲しみと憎しみの矛先をEND(ナツ)に向け、挙句感情に流され殺そうとしてしまったことで自分はギルドにいる資格が無いと吐露するが、
逆にナツからも「(殺そうとしたのは)お互い様だろ!」と返され、涙ながらに自分を友達と言うナツに説得される。

そしてナツがゼレフとの戦いに向かった際には、END魔導書の書き換えを行うルーシィに協力し、
魔力の過剰使用により高熱にさいなまれるルーシィの発熱を氷魔法で軽減。
ルーシィにより魔導書は書き換えられ、ENDは悪魔ではなく「ナツの肉体の器」に成り果て、遂にナツはゼレフを完全討滅させるに至った。




停戦から1年後、ルーシィの小説家デビュー式典にはグレイを含めた妖精の尻尾メンバーがこぞって参加。
悪酔いして誰かさんから移された脱ぎ癖を発揮するジュビアを止めに入るグレイであったが、
先の大戦の忌まわしき腹切り傷が彼女の体に残されているのを見て、ある言葉を漏らした。


ここではあえて、その内容は書かない。真相はぜひ、皆様の目で確かめていただきたい。


ただ、それを聞かされたジュビアがいつもの如く真っ赤になったことと、
地獄耳でうっかり聞いてしまったウェンディがそれ以上に真っ赤になっていたことも、追記しておく。





「追記・修正頼むぞ」
「その前に服を着て下さいグレイ様!!」

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最終更新:2024年01月08日 02:04

*1 アニメではテンペスターを倒したのはラクサスになっており、テンペスターがその場にいる者たちを道連れにしようと死に際に放った魔瘴粒子を現れたグレイが凍らせる、という流れになっている。