トロワ・バートン

登録日 :2010/05/13(木) 18:57:08
更新日 : 2017/05/29 Mon 08:53:47
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始めるか……俺の自爆ショーを……


「新機動戦記ガンダムW」の登場人物。

年齢:推定16歳
身長:161cm
体重:44kg
人種:不明
乗機:
ガンダムヘビーアームズ/ヘビーアームズ改
ウイングガンダム
ヴァイエイト
トーラス
サーペント
ウイングガンダムゼロ
トラクター
声優:中原茂
BGM:返り血と火薬の匂いの中


「オペレーション・メテオ」で地球に降下したガンダムパイロットのひとり。
名前の由来はフランス語の3(trois)。
顔の片面を隠す程に長い前髪が特徴的な少年。

実は、トロワはガンダムパイロットとしての訓練を受けていない。 というよりも、「トロワ・バートン」ですらない

トロワ・バートンとは本来ヘビーアームズにのる予定だったバートン財団の庶子の名前であり、作戦前のトラブルにより彼が殺害された時、偶然その場に居合わせた名無しの少年が名前と機体を引き継いだのである。

その為かヒイロ以上に偽名意識が強く、潜入する度にデュオの名前を名乗るヒイロと違い、トロワの名前のまま潜入する事が多い。
ただし、マリーメイア軍に潜入する際は名前が知られている為、ラルフという名前で潜入していた(すぐバレたが)。

ヒイロやデュオと同じく戦災孤児で赤ん坊の頃に傭兵団の団長に拾われ、「飯の種」として戦い方を叩き込まれた。名前がないから「 名無し 」というのも、この傭兵団で確立した彼の呼び名である。
10歳の頃には既にMSを駆って実戦を体験していた為、他のガンダムパイロットに比べて実戦の経験値が圧倒的に高く、またその操縦技能は重武装のヘビーアームズに曲芸をさせる程に卓越している。
またヘビーアームズと言えば全弾発射の弾幕形成だが、これはトロワ自身の操縦の癖も入っているらしく、記憶喪失時トーラスに搭乗した時もトーラスカノンと専用ビームライフルで似た様な乱射による弾幕を披露し、弾切れした。

自身の身体能力も相当に高く、空中三回転半ひねりや綱渡りを難なくこなす。
また動物に好かれやすく、潜伏先のサーカスでは猛獣使いとしても活躍していた。
他にも、カトルのヴァイオリンに合わせてフルートを吹くといった芸達者な一面もある。

連合によって傭兵団が壊滅した後は宇宙に上がり、流れ流れてヘビーアームズの整備工となった。そちらの腕も確かだったようで、独自に学んだマグネットコーティングをヘビーアームズに施し、ドクトルSの興味を買っている。
また本来のトロワにも割と気に入られていたようで、本編以前にマリーメイアの存在を知っていた。

「戦う度に心を殺してきた」と言う通り、ヒイロのような技術ではなく自然に感情と行動を完全に切り離す事が出来る。
OZ潜入時、デュオのデスサイズをやむなく破壊した際は一切脳波の乱れを生じさせず、レディ・アンに「完璧な兵士」と称されたが、無意識の内に涙を零していた。

無口だが無愛想ではなく、ヒイロとごひとは違い協調性は高い。
また何より彼を特徴づけているのは、その非常に面倒見がいい性格である。

ヒイロを救った後はしばらく同道し、ゼクスとの決闘時には機体を貸し与えるだけでなく、彼に合わせて調整までした。

トレーズに対して深い敗北感を刻まれた五飛に対して、何も言わずに見守る気遣いを見せた。

カトルが暴走した際には身を呈して暴走を止めるなど、かなり他者への献身が見られる。
個人行動が多いガンダムパイロット達がある程度纏まっているのには、トロワのこういった献身振りも一役買っている。

尚、彼がわざわざ本物のトロワ殺害現場で名乗りを上げたのは、殺害した研究員が罪の意識に苛まれるのを放っておけなかったからである。


ウイングガンダムゼロとの戦闘で記憶喪失になった際は、サーカスの花形キャスリンを「姉さん」と呼ぶ姉弟プレイを行っていたが、実は背中にキャスリンが生き別れた弟と同様の火傷があり、実際に姉弟である可能性もある。

実は顔立ちと服装のセンスを見たらガンダムパイロット一のイケメンなのだが、その前髪の存在感が大きすぎるせいか度々ネタにされる。
デザイナーの村瀬氏曰く花形満のリスペクトとかなんとか……

そんな彼を最大限ネタとして扱うのが、某巨大掲示板の旧シャア板に存在するトロワスレである。
通称「人類最低辺スレ」とも呼ばれ、様々な最低野郎(ボトムズではない)達が日々バカを繰り広げている。
Wキャラ以外にも多くのキャラが登場するが、本編のイメージを大切にする人には決してお勧めしない。

もし見た事で精神的に被害を受けても筆者は一切責任を取らないのであしからず。
迂闊なスレ覗きは死に繋がる……


□劇中の活躍

オペレーション・メテオで地球に降下した後、最初にカトルと出会い、後には五飛をサーカスに誘ったり、重傷のヒイロをサーカスに担ぎ込むなど、基本的に他のパイロットの面倒を良く見ていた。
尚、何かがツボに入ったのか、自爆したヒイロの「 死ぬ程痛い 」という冗談に爆笑している。
南極でのヒイロとゼクスの決闘後はヘビーアームズを地球に放棄し、OZの宇宙軍に潜入した。
その際、ガンダムパイロットである事を疑われ、疑惑を晴らす為にデスサイズを破壊している。
高いパイロット能力を認められ、ガンダム開発者達が作り出したヴァイエイトのパイロットとなるが、暴走したカトルを説得する為に身を投げ出し、しばらく宇宙を漂う。
偶然にも救出されるが、酸素欠乏の影響で記憶を失い、戦いに対する無意識の恐怖と共に、しばらくはサーカスに籠もっていた。
しかしサーカスのあるコロニーが危機に陥った際、キャスリンや団長を守る為に再び戦場に戻っている。
ゼロシステムの恩恵で記憶を取り戻した後は、ヘビーアームズ改で激戦を戦い抜き、脱け殻となったドロシーを優しく諭した。


□Endless Waltz

前作から一年後、マリーメイアの蜂起を一足先に察知し、マリーメイア軍に潜り込む。
しかしデキム・バートンに正体を見破られ、マリーメイアに恭順の意を見せる事で危機を逃れた。
それ以降はデュオと本気で戦うように見せ掛けてコロニー落としを阻止、人質を助けだした後はカトル、デュオと共にガンダムで地球に降下した。

他のガンダムのような近接戦武装を持たないヘビーアームズだが、あえて弾から芯管を抜く事でサーペント部隊へのダメージを抑え、敵兵を殺さず戦う事に成功している。
全てが終わり、ガンダムを自爆させた後は「また名無しに戻った」と呟くが、周囲の勧めもあって引き続きトロワ・バートンを名乗った。

戦後は再びサーカスのピエロとして活躍している。


□Frozen Teardrop
ドクトルTを名乗り、W教授を名乗るカトルの歳の離れた妹、カトリーヌ・ウード・ウィナーと行動を共にしていた。

旅をする中で自身と同じく、『名無し』として戦場を渡り歩いていた少年を発見し、彼を保護。
彼を見込み、パイロット及びエージェントとしての訓練を受けさせた。

そして成長した彼に乞われる形で『トロワ』の名を与え、脱走したカトリーヌの後を追わせた。


「俺には決心がつかない。もし再びOZがコロニーを盾に戦ってきたら、どうしたらいいか」

「始めるか……俺の自爆ショーを……」

「女に泣かれた。お前なら、それでも死を選んだろう。お前の強さには敬服する」

「その前に、俺を落とせ。貴様達の甘さを、精算してくる!」

「ガンダムを見た者を……決して生かして帰すわけにはいかない。それが……任務だ」

「こんな戦い方をしなければならないとは……」

「ヒイロが戦う時の、弾薬の補充を頼めるか?」

「あいつのやる事は全てが徹底している……ヒイロ・ユイのやる事は……」

「ん……なんだ……俺の……涙か……」

「なまじ俺たちには兵士として完璧な力が備わり過ぎていた。真剣に戦ってきたが故、ひとりでもこの時代を変えられると考えてしまう……カトル、それはお前だけじゃない。皆そうなんだ。だがその心は優しい奴ほど追い込んでいく……」

「……だからカトル、時代を受け入れよう。そして、優しいカトルに戻ってくれないか……」

「怖い…何かが来る…」

「姉さん…」(キャスリンに対して)

「悪いなカトル、このヘビーアームズは四人乗りなんだ」

「違うな。あのヒイロを動かす程の女だという事だ」

「やはりオペレーション・メテオはこうあるべきだ……」

「残り250機。ひとり50機の割り当てだ。MSだけを破壊するなら、俺たちだけで何とかなるだろう」

「なぜなにナデシコ……久しぶりだな」

「なぜなにナデシコはやらないのか?」

「中の人などいない」

「いや、あれには夢が詰まっている」





迂闊な追記・修正は死に繋がる……

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