維摩経

登録日:2011/02/12(土) 04:32:59
更新日:2023/09/06 Wed 18:53:17
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仏教の初期大乗経典の一つ。


在家の人間である主人公、維摩詰(ビマーラキールティ Vimalakirti)が仏の十大弟子や菩薩をことごとく論破していくことが有名である。

ヴィマーラキールティとは「垢を離れた誉れある者」という意味であり意訳として「無垢称」「浄名」などとも呼ばれる。


で、その維摩詰の話であるが…
ある意味、超理論である。

仏弟子アーナンダを論破した時は↓のような感じ。


ある時、アーナンダはブッダの調子が悪いので牛乳をもらいに行きました。
するとそこに維摩詰が現れて言いました。

維摩詰「ちょwwやめろww何してんだよww」

アーナンダ「いや、ブッダの調子が悪いから牛乳もらいに来んだけど…」

維摩詰「なんで?wwブッダって悟ってて悩みも何もねーんだろ?wwしかも体は金剛でできてるらしいしwwそんなブッダが調子悪いとかww無いわwwwwブッダのことディスってんなよww」

アーナンダは何も言い返せませんでした…

こんな感じの一見いちゃもんに見える様な話が延々続く経典である。

ついでにこの維摩詰というオッサン、仮病を使ってブッダに直接会いに来てもらおうとしたりもした。


これだけ見るとDQN屁理屈オヤジの戯言である。



しかし、その真意は極端な出家主義の小乗仏教に対する大乗仏教からのアンチテーゼである。

思想的には般若空観を承けており、不二の法門に関する維摩の回答、すなわち沈黙は有名で古来より〈維摩の一黙雷の如し〉と謳われている。


追記・修正は維摩詰を論破してからお願いします。

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最終更新:2023年09月06日 18:53