trust you(伊藤由奈)

登録日:2012/01/28(土) 17:02:20
更新日:2018/03/27 Tue 12:33:03
所要時間:約 7 分で読めます





I love you, I trust you
君の孤独を分けてほしい

I love you, I trust you
光でも闇でも

二人だから信じ合えるの
離さないで……

「trust you」とは、伊藤由奈の13枚目のシングル。
作詞・作曲はMARKIE、編曲はJin Nakamura。

タイアップとしては『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンの後期エンディングテーマとして採用された。
本来のED変更回では貧乏姫の歌がEDになってしまったり、最終話では1stシーズンの前期OPだったりしたが、気にしてはいけない。

人を信じる事が愛に繋がっていく」というメッセージが込められたバラード曲。
優しく語りかけるような歌詞と、静かながらもどこか心に響く曲調が特徴的となっている。

歌詞の内容からも「心が繋がる事を信じている」「君の孤独を分かち合いたい」といった「信じる」という事を意識しており、
対話と共存」をテーマにした『00』本編の内容とリンクしている。

監督の水島精二氏も、「スケールが溢れる曲で、ガンダムが描いてきたストーリーを優しく包んでいる」と語っている。
まさに、『00』という物語の一つの締め括りを謳った曲とも言えるだろう。
翌年に完結編となる劇場版が公開されたけどね!



【アニメーション】

伊藤由奈女史の優しい歌声に合わせて、戦争と恋人達の行方を描いているのが特徴。
中には今後の展開を匂わせる場面もある。


まず初めに、水が満ちている花畑が映され、そこを銃を抱えた幼い刹那・F・セイエイ=ソラン・イブラヒムが走り抜ける(足だけ映っている)。


AメロとBメロでは、ソレスタルビーイングの機体達が登場。





海の底に沈んでいるアリオスガンダム

辺り一面の紅葉に埋もれているケルディムガンダム

山岳に突き刺さった状態で佇むオーライザー

オーロラの下、凍り付いているセラヴィーガンダム

それらは全て、本来の役目を終えたかのようにボロボロになっている。


ここからは前期ED「Prototype」に登場したカットの続きがアニメーションとなって映される。

特筆すべき点は、この場面にだけテロップが表示されていないという事。

指輪付きペンダントが絡みついた腕で、拳銃を持ったルイス・ハレヴィの手を引く沙慈・クロスロード

割れた鏡を背景に、イノベイター達に向き直って銃を向けるティエリア・アーデ


アニュー・リターナーに引き寄せられたロックオン・ストラトス=ライル・ディランディの手から拳銃が落ち、シーツが風と共に飛んでいく。注意して見ると、アニューは多分裸と言う事が分かる。


サビでは上記の人々の繋がり、そして今後の行方を示す場面が映される。

海の中を沈みゆくアレルヤとマリーの上着。

紅葉の中、寄り添い合うライルとアニューの上着(アニューの上着、左胸に紅葉が一枚だけ乗ってるのにも注目)。

ボロボロのオーライザーに袖を括り付けた沙慈の上着。もう一方の袖にはルイスの上着と結ばれている(失った左腕側なのにも注目)。

オーロラの中に浮かぶ眼鏡には、ティエリアの上着が映っている。


花に覆われたボロボロのダブルオーガンダムを見て、安心したかのように微笑むソラン。





そして地球を背景に、ダブルオーは水に満ちた花畑の中に佇んでいた。
更にはダブルオーのみならず、周りに突き刺さったソードにも無数の花が覆っている。
まるで、澄み渡る未来が来たなら、草花も兵器に宿るかのように……。


なお、前期EDに登場したマリナ・イスマイールのカットはハブられてしまった……。
が、2番の歌詞の中で明らかにマリナを意識している部分があるのでそれで我慢しよう。



【余談】

  • 機動戦士ガンダム Extreme vs.』にこのED映像をモチーフにしたステージが登場した。
    ステージ名は「REBIRTH」でダブルオーとケルディム、セラフィムとアリオスが囲んでいる。

  • ED冒頭に映し出された花、ヒャクニチソウの花言葉は「別れた友を思う」「友への思い」「」「幸福」。
    亡き戦友の意思を継ぎ、仲間を大切にしたいと願う刹那の心なのだろうか。

  • ED映像に登場した紅葉の花言葉は「大切な思い出」。
    アニューにとってもライルは、かけがえのない存在だったのだろう……。

  • ED映像の水中の花の色は、ガンダムマイスター達のパーソナルカラー、並びにマイスターたちの友人や恋人、家族をイメージした花の色になっている。

  • ED映像の眼鏡は「リジェネ・レジェッタの眼鏡なのでは?」という声もある。
    本編でもティエリアとリジェネの意志がヴェーダに還った描写から、2人が「表裏一体の存在」である事を示している。
    高河ゆん女史が描いた後日談では、ヴェーダ内でのそんな二人の様子が描かれている。

  • ED映像のラストシーンで花畑に水の波紋が広がっている演出がされるが、「ソランが銃を捨てた」と推測される。
    また、花に覆われたダブルオーは劇場版の伏線とも取れる他、
    この描写自体が1stシーズンの前期OP「DAYBREAK'S BELL」を意識したものである
    なお、花に覆われたダブルオーの描写はBlu-ray/DVDではより顕著になっている。

  • ダブルオーのGNドライヴが一つだけ無くなっているのは、最終回にて理由が判明する。

  • ドラマCDでハレルヤがこの歌を熱唱した事がある。

  • ガンダム盤の歌詞カードの裏面はソランが笑った瞬間のカットである。ソランが微笑んだ瞬間に大勢の視聴者が涙したらしい。
    (ソランは少年兵という生い立ちの為、劇中やOP等でも一回も笑っている描写が無かった)





追記・修正は上着と上着を結び付けてからお願いします。

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