ガッツウイング1号のバリエーション

登録日:2011/05/24(火) 12:00:11
更新日:2021/10/05 Tue 00:17:34
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本項目は『ウルトラマンティガ』及び『ウルトラマンダイナ』に登場する地球平和連合TPC及びその下部組織の特捜チーム GUTSのライドメカ、
ガッツウイング1号のバリエーションについて記述しています。
ガッツウイング1号に関してはリンク先を参照してください。

●目次


スノーホワイト

全長:18m
最高速度:マッハ8.5(大気圏内)
     マッハ65.5(宇宙空間)
乗員:2名


マキシマ・オーバードライブの実験機。ホワイトという割には配色は銀色が多い(雪景色を銀世界と呼ぶことにかけた?)。
後部に大型のブースターを装着しており、スピードはGUTSマシン最速を誇る。

実験機なので基本的に戦闘には使用されないが、第20話で機械島に捕われたアートデッセイ号を救出するために出動。
マキシマのエネルギーに反応する機械島の性質を逆用してアートデッセイ号を脱出させた。

また、第50話では超高速で飛行するゾイガーに対抗するために本機の出動が決定し、武装として5発限定でハイパワーニードル弾が搭載された。
パイロットになったレナとダイゴのドラマを交えつつ(ここはティガ屈指の名場面)、スノーホワイトはティガの力も借りて見事ゾイガーを撃ち墜とすことに成功した。

また、ゼロドライブ計画の実験機であるプラズマ百式の随伴機として改造された銀一色のスノーホワイト改も存在。
こちらはミシナ教官の回想シーンでのみ登場した。




ガッツウイング ブルートルネード

型式番号:GW-01T
全長:14m
最高速度:マッハ6(大気圏内)
     マッハ54(宇宙空間)
乗員:2名


TPCアメリカ支部が開発した青いカスタム機

高速飛行などの機動性や安定性に特化した反面、元々心許なかった火力は更に低下してしまった。
武装で判明している物はは1号と同じレーザー砲・ニードルだが、発射口は機首下部に変更された。

資料や劇中では全く触れられていないが、実はブルートルネードは二機種存在している。
一つは関連書籍にも記載されている一般に知られる機首と尾翼が変更されたカスタム機、もう一つが通常の1号を青くしただけのような機体の2種類が確認出来る。
部隊中にカスタム機が1機しかいない描写を見るに、我々がブルートルネードと呼んでいるカスタム仕様は指揮官機のみで、一般隊員は通常型に搭乗するスタイルなのかもしれない。

第50話でロサンゼルス上空に現れたゾイガーにTPCアメリカの準GUTS機関・ブルートルネード小隊が挑んだが、
超スピードな上に複数いるゾイガーの前には歯が立たず、敢えなく全滅してしまった。

ネオフロンティア時代にはアメリカ以外の基地にも配備され、
劇場版『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』には本部所属の部隊のものが登場。
1号の部隊やガッツイーグルと共にデスフェイサーを攻撃するが、こちらでも全滅させられてしまった。

同時期に開発されたクリムゾンドラゴンより出番が多いがあちらに比べていささか扱いがしょっぱい、何とも不遇な機体である。




ガッツウイング クリムゾンドラゴン

型式番号:GW-01D
全長:15m
最高速度:マッハ5(大気圏内)
     マッハ44(宇宙空間)
乗員:2名


TPCヨーロッパ支部が開発した赤いカスタム機

こちらはホバー機能と旋回性、火力の強化に重点が置かれており、1号と同様のニードルに加えて機首には荷電粒子ビームガンが搭載されている。
その重武装の為か、ブルートルネードとは逆に飛行性能で1号に劣り、他の1号の派生機と違ってフライトモードは移動時にしか使われず、
戦闘中は攻撃力とホバリングによる安定性に長けたハイパーモードが基本形態として扱われているようだ。
しかし機動性が劣るとは言ってもそれは1号と比べての話であり、現行の航空機や宇宙挺を遥かに上回るものであった。

その安心性の高さからか、ネオフロンティア時代には量産され、
2016年に起こったある事件をきっかけに各宇宙ステーションに小隊規模で配備されるようになった。

『ティガ』では初登場時のテスト映像しか出番がなかったが、
『ダイナ』では戦闘シーンこそなかったものの凶暴な宇宙昆虫ダイオリウスを追い払うシーンやアスカ・シンの夢で格好いい姿を見せている。

なお、ダイオリウスを追撃したクリムゾンドラゴン小隊の隊員は全員女性である。




ガッツウイングゼロ

全長:14m
最高速度:マッハ5.7(大気圏内)
     不明(宇宙空間)
乗員:2名


養成機関ZEROに配備されたガッツウイングの訓練使用。
機体カラーは銀色で、こちらは主に教官が搭乗する。
通常の1号に比べて構造が簡素であるらしいが性能は変わらない他、通常の訓練機同様に演習モードと実戦モードの切り替えが可能。

映画版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の事件(2012年)の頃はこちらが通常の訓練機として使用されていた様子であり、
ZEROの教官と訓練生だった頃のスーパーGUTSのメンバーがこれに乗ってGUTSの援護に駆けつけた。

『ダイナ』本編では第1話の演習でスーパーGUTS隊員のコウダとリョウが搭乗して教官役を勤めて訓練生や乱入してきたスフィアと戦った。
続く第2話では孤軍奮闘するガッツイーグルγ号の援護にミシナ教官が乗って訓練生達の訓練機と共にグラレーンと戦った。




イルマ専用ガッツウイングゼロ

全長:14m
最高速度:不明
乗員:2名


ティガ&ダイナ』に登場した、元GUTSの隊長である情報局のイルマ参謀専用のガッツウイングゼロ。性能は通常のものを上回る。

ダイナがクイーンモネラに倒されたのを目の当たりにしたイルマ参謀が出撃させ、
空戦メカを破壊されて陸戦を挑んだスーパーGUTSと共に圧倒的な力を持つクイーンモネラにも決して諦めずに戦った。




ガッツシャドー

全長:14m
最高速度:不明
乗員:2名


ゴンドウ・キハチ参謀が結成した警務局特殊部隊・ブラックバスター隊の専用機。
ガッツウイング1号がベースだが内部は一新されており、実質的にはもはや別の機体である。

機密性を重視するブラックバスター隊の任務の都合上、ステルス機能と光学迷彩機能を備えている。他にも電磁ネットを装備、さらに隊長機にはネオマキシマエンジンも搭載している。
その性能は新鋭のガッツイーグルすら上回り、唯一の武器である偏曲マキシマビームはクローン怪獣くらいなら一撃で倒す程。
分析したナカジマの曰く「型は旧式でも中身は最新」。

しかしゼルガノイドとの戦いで隊長のサエキ・レイカ機以外の全機が失われてしまった。
その後、サエキ隊長の機体はリョウに譲られてネオガイガレード戦に参加。
一時は人質に取られてしまうもダイナによって救出された。後にこの機体はグランスフィアの超重力から逃れる際のテレポート中に廃棄されてしまったようだ。

これにより、元々正式に生産された機体ではなかったこともあり、生産された全てのガッツシャドーが失われてしまった。
最高責任者のゴンドウ参謀も殉職し、生産元であった火星の警務局秘密研究所も壊滅したため、再生産も絶望的である。

……かと思いきや、小説『未来へのゼロドライブ』では最終決戦から10年余り後の時代でガッツシャドーEXなる機体がネオゼロドライブ航法実験の護衛に参加しているので生産・改良が続いていた模様。
ただし、小説とTV本編ではやや設定が異なるのでTV版の世界にも存在しているかは定かではない。







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最終更新:2021年10月05日 00:17