稲妻/Lightning Bolt(MtG)

登録日 :2011/03/27(日) 22:02:59
更新日 : 2017/10/01 Sun 00:24:59
所要時間 :約 4 分で読めます




稲妻とは、マジック:ザ・ギャザリングに存在するカードである。初出はマジック最古のエキスパンション、α。


稲妻/Lightning Bolt (赤)
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


マジック、いや、全てのカードゲームにおいて、「バーン」「ダメージによる除去」…すなわち「火力」という概念を生み出した最古のカード。
そして僅か赤1マナでプレイできるにも関わらずインスタントで対象に制限が無い上にデメリットも皆無の3点ダメージと、これ以上無いコストパフォーマンス。
事実、これを上回る効率の火力呪文は存在していない。名実共に、起源にして頂点の火力であり、カジュアル思考プレイヤーの多かった黎明期には「山20と稲妻40だけ」というデッキもあったらしい。
赤を象徴するカードであり、最古のサイクルを成すカードでもあった。

だが、そんな高性能…いや、ぶっ壊れたコストパフォーマンスのカードの存在など許されるはずもなく、基本セット第五版で再録されずにスタンダードから消えた…

以後、稲妻の調整版である火力呪文が多数登場した。

ショック…ダメージが2点に減った稲妻の下位互換。再録された回数から、1マナ火力の代名詞である。

Chain Lightning…ソーサリーになり、(赤)(赤)を相手に払われると撃ち返されてしまう、劣化版稲妻。だがそのデメリット自体は大したことがなく(相手が赤でないなら問題なし。そして赤のデッキはすぐマナを使い切ることが多い。)、ソーサリーになったこと以外は使い勝手があまり変わらない、稲妻と並ぶ優良火力。収録エキスパンションが貴重なためコモンのクセに高額。

火葬…マナコストに(1)追加したら、クリーチャーの再生能力を禁止できるようになった稲妻。クリーチャー戦には稲妻以上に強いため、デッキによっては稲妻より優先される優良火力。基本セット第五版や第十版、基本セット2012に再録された。

稲妻のらせん…マナコストに(白)追加したら、3点回復が付いてきた稲妻。見かけ上ドレイン呪文だが2マナ3点ドレインは破格。黒が泣いている。

火山の鎚…上述の火葬がソーサリーになり再生禁止能力も失った劣化版。第七〜九版に再録された、一応3点火力の代表選手。

灼熱の槍…火山の鎚をインスタントにした更なる調整版。基本セット2013にて火葬と入れ替わる形で初登場。翌年のテーロスでは全く同型である「稲妻の一撃」も登場。

溶岩の撃ち込み…ソーサリーかつプレイヤーにしか撃てない稲妻。酷い劣化だが、プレイヤーだけを狙いたいバーンにとっては些細な差なのでよく使われる。
あと、秘儀呪文

裂け目の稲妻…普通なら3マナかかるが、待機(マナコスト先払い能力)により、(赤)を払うと次の自分のアップキープにタダで撃てる。時間差はあるが、稲妻と同じ効率の優良火力。

火花の精霊…(赤)で召喚できる、3/1速攻、トランプル、ターン終了時に死ぬ、いわゆる歩く火力と呼ばれるクリーチャー。ダメージ効率は稲妻と同じだが、クリーチャー故に止まりやすい。ちなみに大型版にして歩く火力元祖に、ボール・ライトニングというクリーチャーがいる。

焦熱の槍…1マナ 1点 ダメージの ソーサリー 。全世界の赤使いが我が目を疑った火力呪文。何かの冗談だと信じたいカード。





また、稲妻の他にアルファから存在する1マナ3のカード達は5ブーン(Boon:恩恵)カードとも呼ばれる。
治癒の軟膏/Healing Salve(白、3点回復)
Ancestral Recall(青、3枚ドロー)
暗黒の儀式/Dark Ritual(黒、3マナ追加)
稲妻/Lightning Bolt(赤、3点火力)
巨大化/Giant Growth(緑、+3/+3)

そして2009年夏。

稲妻は生まれ変わったマジック…基本セット2010にて久々に再録。
クリーチャーのインフレにより相対的に稲妻のカードパワーが下がり、環境に存在しても問題なかろうと言う理由で、一時的ながら復活を果たした。

ついでになんかボール・ライトニングも一緒に付いて来た。

「火花魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。」

これが基本セット2010に再録された稲妻のフレーバーテキストである。
久々の再録ゆえに、かなり凝っている。

そして続く基本セット2011でも何事もなかったかのように再録。

しかし、基本セット2012には入らず。


全ての火力の祖は、今日もどこかの山から飛び出しているのだ。



―Wiki籠もりは叫び、彼が若かった頃の追記を呼び起こそうとした。驚いたことに、冥殿はもう再び見られないと思った恐るべき修正で応えた。―

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