ドラゴンナイト/ドラゴンマスター(FE)

登録日:2012/03/02(金) 18:41:53
更新日:2024/02/23 Fri 18:46:24
所要時間:約 20 分で読めます




ファイアーエムブレムシリーズに登場する兵種(クラス)のひとつ。


【ドラゴンナイト】
飛竜を使役し、その背に乗って戦う騎士。武器には槍を使う。
同じ飛行ユニットであるペガサスナイトが速さや魔防が高いのに対し、こちらは力と守備に優れている。
敵国の主力兵種として登場する事が多く、極めて高水準のステータス・移動力で奇襲をしかけ戦場を蹂躙する難敵。
作品毎に対処法も用意されているが、それでもドラゴンナイトが敵にいるというだけでかなりのプレッシャーがある。
基本的には敵軍の兵種のため、味方になる場合は寝返って仲間になるケースが多い。
ペガサスナイトとの差別化や下級斧使いを増やすためか『暁の女神』以降は槍の代わりに斧を使うようになった。

なお、ドラゴンナイトは『暗黒竜』『紋章の謎』ではペガサスナイトのクラスチェンジ先だった。
この時はクラスチェンジすると大半の能力が上がるが、魔防は下がるという扱いになっている。
ペガサスナイトから独立したクラスになったのは『聖戦の系譜』から。

習得できるスキルについては覚醒とifで若干の違いがある。
覚醒では「力+2」と周囲3マスに味方がいない時、命中・回避+10となる「疾駆
ifでは疾駆の代わりに、自分から攻撃した後に敵が生き残っていれば位置を入れ替えられる「切り込み」となった。

【ドラゴンマスター】
経験を積んだドラゴンナイトがクラスチェンジした姿。
ペガサスナイト系と分化された影響でドラゴンナイトが下級職化したことから、従来の上級職としての役割を受け継ぐべく『聖戦』から実装された。
全てにおいて高い能力を誇り、『聖魔の光石』以前は槍と剣、『蒼炎』以降は斧と槍を使う。

ドラゴンナイト同様、覚醒とifでスキルが若干異なる。
覚醒では、戦闘開始時に命中・回避にプラス補正がかかるがターン経過ごとに効果が弱まっていく「ホットスタート」と、
剣を持った相手に対する命中・回避が大幅にアップする「剣殺し」が習得できる。
ifではホットスタートの代わりに、「応援」コマンドで周囲2マス以内にいる味方全員の守備を上げる「守備の叫び」を習得できる。

【ワイバーンナイト】
『聖魔』で初登場。
蛇竜ワイバーンを駆る空の騎士。ドラゴンマスターと対照的に技や速さに特化している。
使用武器はクラスチェンジ前と同じで槍のみだが、スキル「貫通」による防御無視攻撃を繰り出せる。

【グリフォンナイト】
『覚醒』で初登場。
幻獣グリフォンに乗る空の騎士。「ドラゴン関係ないじゃん」と言ってはいけない
使用武器はクラスチェンジ前と同じで斧のみ。
スキルは、ダブル時に移動力が上がる「運び手」と、槍を持った相手に対する命中・回避が大幅にアップする「槍殺し」を習得できる。
ちなみに本編では名有りキャラでこのクラスに就いていたキャラは一人もいない。
『エンゲージ』で再登場した際は、ペガサス系の上級職に立ち位置を変え、装備も剣、槍、斧のうちの一種+杖という構成になっている。

【レヴナントナイト】
『if』で初登場。
魔竜を従える魔竜騎士。
斧に加えて魔法も使えるようになった。
ボルトアクスも使いこなせる。

スキルは、自分から攻撃すると戦闘後に周囲の敵に割合ダメージを与える「死の吐息」と、
騎乗しているユニット以外に対する与ダメージがアップする「見下す者」を習得できる。

目次

【主な運用方法】

◇切り込み役に
同じ飛行ユニットであるペガサスナイトとは異なり、耐久力に優れる為ガンガン前線に出て戦える。
三すくみ不利になる相手(蒼炎以前とDS作品では斧、暁と覚醒以降は剣)には注意。

◇壁役
速さが平均より低めの作品が多いがアーマーナイトほど極端ではないため、あちらより追撃を受けにくい。
その分攻守の数値で劣るが、ユニットによっては守備がガンガン伸びアーマーに並ぶ固さになることもある。
これに加えて飛行特効をアイテム等で無効化できる作品だと完全に壁役の座を奪ってしまうことも多い。

◇後方支援に
純粋な戦闘力だけでなく、飛行系故の高い機動力と救出値も魅力。
前線に立ってない状況でも急な増援への対処、急場の壁役、魔法ユニットの保護と仕事は盛りだくさん。
フィールドを縦横無尽に動き回らせよう。


【短所】

◇特効がある
飛行系ユニット共通の弱点。
ドラゴンナイトは守備とそこそこの速さを兼ね備えた難敵だが弱点が無いわけではなく、飛行特攻効果のある弓・風魔法、で特攻をつけば簡単に倒すことができる。
逆に味方として運用する場合は注意が必要。
HPと守備が高い為弓なら1発くらいは耐えてくれるかもしれないが、魔防が低い為風(作品によっては雷)属性魔法なんかをくらった日には1発でたたき落とされる。
マムクート共々、作品によってはドラゴンキラー等の対竜武器も特効扱いになるので注意。

◇魔力・魔法防御低め
特効にも書いたが、魔法防御が上級職の中でも最低レベルに低い。
魔法攻撃で致命傷を受けるのは勿論、スリープやバサークのような危険な状態異常にもかかりやすく、作品によっては飛行兵のくせに単騎特攻させづらい。
ボルトアクス将軍やレヴナントナイト以外は魔法武器との相性も悪い。

◇加入が中〜終盤
元々上級ユニット扱いだった為かドラゴンナイトは主に敵勢力から寝返るケースが多く、強力なユニット故に本格的に敵や味方として出てくるのも中盤辺りから。
レギュラーが序盤で固まっていると愛着があるユニットも多いので編入させるのが難しく、初期値が低いと育成にも手間がかかる(それだけの手間をかける価値は当然あるが)
加入直後は追撃が出にくいので、止めを任せる等して根気よく育てる必要がある。

◇室内戦に弱い
マップの構成上、長所の高機動力が活かしにくくなる。
また一部の作品では強制的に徒歩ユニットとなって能力と移動力が下がり、武器も剣しか使えなくなる。
が、『紋章の謎』では仲間になるドラゴンナイト(とその候補)は女性のみで「レディソード」が使えるようになる為、一概に短所とも言えない。


【主なキャラクター】

暗黒竜と光の剣/紋章の謎】

前述の通りペガサスナイトの上級職として登場。敵の傾向と十分な守備初期値により難所へと優先的に派遣させる戦法に向いている。
クラスチェンジできるキャラも初めからいるシーダや三姉妹と言った強キャラが多く、アイテムによる補助なしで目を見張るパラメータが狙える主戦力ぞろい。
特に力と守備の成長率に難があるシーダはクラスチェンジすることでその欠点もある程度克服でき利点も大きい。
敵としてはその硬さと移動力による奇襲が脅威。出現マップではきっちりとマークしておき、早いうちに撃破したい相手。

新・紋章』のルナティックでは特に序盤~中盤にかけて守備や速さを鍛えたドラゴンナイトを用意できるかどうかで難易度が大きく変わるステージが多い為、
ガチガチに鍛えたマイユニットやアランをドラゴンナイトに変更して頼った人も多いのではないだろうか。
一方終盤では守備の上限値が同じで速さでは勝るパラディンに出番を奪われがち。22章以降では飛行系の利点も薄れがちなのも向かい風。

ペガサスナイトで加入する組は当該項目を参照。
今なお高い人気を誇る元祖ドラゴンナイト。
このクラスには珍しく序盤で加入してくれるが、上級加入なので成長率、あとHPの低さがネック。
SFC版以降は複数のユニットに支援効果を与えられたりするので、愛があれば普通に使えるレベルではあるが。
物語の根幹に関わるキャラクターなので紋章第二部では妹であるマリアの説得に必要な為、アイテムを使用したり鍛えておくのがオススメ。
リメイク版では成長率も改善され、三種の神器に並ぶ性能を持つ斧「オートクレール」を与えられた。昔はペガサスナイトだったらしい。

手槍。ファミコンでのアイコンは裸鎧(ナバールのコンパチ)。
ミネルバとマリアの兄で、カミュの盟友。特効を無効にする「アイオテの盾」を所有している。
マケドニアの英雄・アイオテの再来と称される英傑。国の置かれた体制を打破するために実の父である国王を殺害して王となり、ドルーアと同盟を結ぶ。
第一部でアリティア軍との対決で死亡したかに思われていたがマリアに助けられており、第二部でミネルバを救出する等水面下でマルスに協力していた。
しかし、ガーネフとの戦いで致命傷を負い、命からがら彼から奪った「スターライト」をマルスに渡して絶命する。
暗黒竜で唯一のネームド男ドラゴンナイト。クラスチェンジ前は何をしていたのかは謎だが、生まれついての上級職だったのかも…。

リメイク版では生存して仲間になるルートもあり、終盤に加入することもあって全ての能力が非常に高い。幸運以外は…。

  • ルーメル
英雄戦争唯一の敵のネームドドラゴンナイト。マケドニア王国の内乱に加担するリュッケ将軍の部下。
2章にしてナイトキラーと高パラメータで突撃してくる難敵。
リメイク版では没収され斧使いに。ノーマルは手斧装備で動かないが、
ハード以上だと鋼の斧や銀の斧になり今まで同様突撃してくるようになる。

聖戦の系譜

傭兵業を主な生業とするトラキア王国の主力。
ペガサス系と分化し、フィジカル寄りの路線を改めて強調していった。
割と攻撃力がインフレ傾向になる本作では少し控えめな印象だろうか。

多くの作品と同様ドラゴンナイト→ドラゴンマスターというCC方式だが、敵専用クラスとしてドラゴンナイトよりもステータスが低く槍レベルもC止まりの下位種「ドラゴンライダー」が登場する。
ドラゴンナイトの基本ステータス自体も他系統の上級職に匹敵する水準のため彼らと闘う時は上級職を相手にする程度の能力が必要。

キュアンエスリンの娘で、リーフの姉。
バーハラの悲劇の前に、数奇なる運命の果てにトラバントに拉致されて実の娘として育てられる。
ゲイボルグの継承者であり、本作屈指の物理攻撃力やジェネラルを超える守備力最大値を誇る。
ただ、使えるようになる終盤はダークマージ系ユニットの状態異常杖などにも悩まされやすい。
そのため、ペガサスナイト系よりも慎重な運用が必要。

トラキアの王。
キュアンとエスリンをイード砂漠で不意打ち同然に殺し、幼いアルテナを攫ったが、トラキア半島の未来を見出したか厳しくも愛情をもって育てた。
リーフにとっては両親の仇にして全てを奪ったハイエナ的存在。
その卑劣な手段も全てはトラキア半島を統一し民に楽土を築く為、己の身を屈辱に汚すこともいとわない行動だった。
しかし、それも結局大国グランベルの介入により頓挫している。
第九章にて旧世代としての清算も思わせる形で出陣し、解放軍に戦いを挑む。

トラバントの実の息子で、アルテナの義兄にあたる。死地へ赴くトラバントからグングニルを託され、「三頭の竜作戦」でセリス軍に戦いを挑む。
父と違って未熟で垢抜けきれない所もあるかもしれないが、ユニットとしてはかなりの強敵で強力なアイテムやユニットを出し惜しみするとまず犠牲者が出る。
が、城はガラ空きなのでその気になればスリープで眠らせるなり囮で釣るなり無視して制圧も可能。
終章ではグランベル帝国の傭兵となってシアルフィ城を狙うような形で出現するが…。


トラキア776

本作では下位ユニットのドラゴンライダー→上位職のドラゴンナイト、の流れのみ。
主人公リーフがトラキアと敵対している都合上、敵として竜騎士系列が序盤から結構な数で出現する。
ドラゴンライダーはそこそこ柔らかい上に槍装備なので斧歩兵が充実しているリーフ軍ならなんとかなるが、流石にドラゴンナイトはアスベルの風魔法やアーチャーの高威力弓がないと倒しきれない。
さらに本作はロングアーチ系がシリーズ随一の高性能のためMAP開始数ターンは自軍の飛行系がほとんど動けない。「空対空」という選択肢が少ないためステータス数値以上に厄介な存在となる。
  • ディーン
元トラキアの竜騎士。
アリオーンの密命を受けて軍を辞め、ターラ傭兵軍に加入した。
寡黙だが、胸には主君の嫁・リノアンへの想いを秘めている。
専用武器ドラゴンランスはディーンがトラキア竜騎士団から抜けることとなった謝意としてアリオーンが自身の槍をアルテナを通じて贈った業物。
16という高威力で2回攻撃ができる上にスキル『待ち伏せ』が付くというチート性能だが、城内戦では剣歩兵扱いになるため終章で使えないのが残念。

  • エダ
ディーンの妹。
まだまだ未熟だが、真面目で頑張り屋。ドラゴンの名はケイト。
成長率が高く、特に魔力(魔防と共通)の伸びは物理職でも上位。
槍レベルが高く最初からキラーランスを使えるのも嬉しい。


封印の剣

ベルン王国の主力部隊として序盤の終わり頃から移動力と戦闘力を兼ね備えた強敵として出現する。
敵のドラゴンナイト系は力がやたら高いが、上限そのものは力は並み程度で守備30とむしろ動けるジェネラルである。
ハードモードの終盤だとどいつもこいつも力がカンストし40前後の攻撃力と60近い*1HP、20前後の守備と15前後の速さで襲いかかってくる鬼畜。
ドラゴンマスターになると剣を装備できるがナーシェン以外は槍ばかり使うので竜騎士部隊は斧使いでまとめて迎撃でき、21章でバーサーカーを山に配置して対策するのも有効。

敵でもその破壊力には最後まで悩まされるが、味方も強キャラぞろいなので採用の価値は大きい。
むしろ汎用性が高すぎて「アーマーナイト系やペガサスナイト系が割を食ってしまっているのでは?」との声が挙がるほど。
そのためか封印のドラゴンマスターは他の職業より(特に速さの)上限が低く設定されている(ドラゴンマスターとマスターロード以外は全員合計値が同じ)。
また、それに加えてエッケザックス以外の神将器の特効を食らってしまうので、通信闘技場ではたとえ全ステータスをカンストさせデルフィの守りつけて支援や武器などで固めようと神将器やドラゴンキラー持ちにあたると一瞬で蒸発してしまい、ドラゴンマスターが持てる種類の神将器ではこの弱点をフォローする事が出来ず、事実上の最弱クラスになってしまっている…。

ギネヴィアの親衛隊長。飛竜の名前はトリフィンヌ。
立ち位置は異なるが、ミネルバのオマージュとも言われる。
敵軍に属する(=赤ユニットとして登場する)からか、敵として武器を交えるわけでもないのにハードブースト対象者。
初期値・成長率共に極めて優秀で「デルフィの守り」入手後はほぼ死角がなくなりアーマーナイト組を涙目にする。
速さも伸びるので先行して参加するペガサスナイト組よりも使いやすくなることも多い。
ただしドラゴンマスターはステータス上限が低いのが難点。実はロイを除けば最下位である。

  • ツァイス
ミレディの弟でナーシェンの部下。飛竜の名前はルブレー。
失態続きの上司に罪を擦り付けられそうになるがゲイルのナイスフォローのお陰で難を逃れる。
ハードだとブーストによりレベル7であるにも関わらず力の初期値が17前後あり、最初からカンストしていることもある。
姉よりも登場が遅く初期値もやや劣るので放置されることも多いが、上限値や救出値など潜在能力は姉以上。
また本作最強の弓使いと言われるうシンと支援を組むことができ、移動力も噛み合う。

ベルン三竜将の1人。
封印の剣を代表するネタキャラ。
「私は強い…私は賢い…
私は美しい…私は正しい…」

  • フレアー
↑の腹心。上司同様に謀略を得意とし、西方三島の事件は彼が裏で糸を引いていた。
しかし攻略が遅かったり決め付けからの誤報をしたりヘタれたりと立て続けに失態をしたため捨て石にされた。
それでも最期はベルン竜騎士の意地を見せた。
地味に主人より力が高いが、顔見せに出た章で自分が馬鹿にしたエトルリアの猛将アルカルドに全てのパラメータで負ける残念な男。
上司と違い弓に対する防御手段も無いので適当な弓やエイルカリバーで料理してあげよう。

  • ゲイル
他国出身でありながら三竜将マードックの腹心。支援属性まであるのに仲間にならない。
ミレディの恋人で同じベルンの軍人だが後に三竜将へ昇格し、互いが仕えた主君の違いから戦うことになる。
シリーズ伝統の仲間になりそうでならないキャラ。ただしトライアルマップでは使用可能。
速さがやたらと低く、敵将でもトライアルマップでもナーシェンより弱い疑惑がちらほら。ステータスの合計値は確かに彼より高いけど。
しかし顔グラも言動も非常に渋く人気は高い。
ちなみにAIやとれる戦法の関係でスルーしてクリアする実例もちらほら。
なお「スレンドスピア」はトライアルマップでも持ってこない。どこへやった。

  • ジード
漫画『覇者の剣』に登場。漢。
最初はどこにでもいる三下な悪役だったが徐々に漢っぷりを見せてくれる。
フレアー共々主君に弄ばれたがガントとの決闘からの妹との光の中の再会は涙腺崩壊。


烈火の剣

力の上限値が僅かに上がったが前作の反動か技や守備の上限値やCC補正が下がり、本作ではペガサス系に活躍の場を譲り気味。更にジェネラルの速さ上限が24に上がったため速さ上限は上級職ワースト1位に。
自軍キャラの加入時期も絶妙に悪くされている。
特にヘクトル編で仲間になるファリナが強すぎる。

一方で敵としてはヘクトル編ハードでかなりの存在感を誇る。
終盤だと封印ハード並の能力値を誇り、守備が高く飛行特効でも銀の弓を使わないと撃ち落とせないことが多い。

髪型がオシャレなV系竜騎士。氷メロン。飛竜の名前はハイペリオン。
CMで殺されエンディングで報われない薄幸な人。騎士の鑑のような性格と優秀な成長率から、良キャラとして人気は高い。

  • ヴァイダ
珍しい女ドラゴンマスターで、ヒースの元上官。飛竜の名前はアンブリエル。
チートスピア…通称ヴァイダスレンドの持ち主で、最初に戦う時は終章のモルフ並に強化されている上に倒すと死亡し仲間にできないので逃げるが勝ち。
女傑でかなり好戦的だがゼフィールへの忠誠心は本物で、ベルン王国に返り咲くためならプライドだって捨てられる。一方支援会話では結構コミカルな所をみせる。かわ…いい?
上級職加入組としてはヒースの期待値を上回る守備を筆頭に性能は良くハードブーストもあるが、フロリーナやヒース等飛行系が軒並み優秀な為、育て上げた彼らには及ばず。
だが使いどころを見極めれば即戦力としてしっかり活躍できる。


聖魔の光石

大陸全土に侵攻をしかける敵国・グラド帝国の主力兵種。
分岐CCでドラゴンマスター(従来通りの重戦車路線)あるいはワイバーンナイト(某キャラとおそろい、貫通攻撃のロマン)に。
また、ペガサスナイトからも昇格可能だがここでは割愛。
ザコ敵のドラゴンナイトはうじゃうじゃ出てくるが、ドラゴンマスターはなんと17章に1体出てくるのみと寂しい。

本編では3すくみに柔軟に対応できるドラゴンマスター、対戦モードでは『貫通』が強力で速さの上限値も高いワイバーンナイトが活躍しやすい。
ラグドゥ遺跡ではワイバーンナイトとの上限値の差を差し引いてもドラゴンマスターの剣が役立つことも少なくないが、ジェネラルには見劣りしてしまう。

グラド六将軍【日長石】
農村出身のイケメン。
だがイベントのみの登場でエイリークとフラグが立ったのにイベントで非常にあっさりと殺される。
仲間になりそうでなれないキャラ。
ちなみにトライアルマップで仲間にできるが明らかにヴァルターよりステータスが高い。

グレンの弟。猫好きでブラコン。飛竜の名前はゲネルーガ。
グラド人である事を誇りに思っているが、ターナとのペアEDでは祖国を離れフレリアに移籍。
成長率は非常に高く「聖魔」の中でもトップクラス。
エイリーク編とエフラム編で立ち位置が大きく異なり、エイリーク編では初期値にかなりのブーストがかかるため、エースとしての素質は十二分にある。

グラド六将軍【月長石】
正確には竜騎士ではなくワイバーンナイトで蛇竜騎士だぞ?
聖魔を代表するネタキャラで殺しに快感を覚えるせいで変態扱いだぞ?
一見強そうに見えるが、意外と大したことはないぞ?
そもそも実際に戦う時は顔見せの時よりステータスが低いぞ?
トライアルマップで使えるが幸運3で前線を張れるとでも?
因みにこの疑問符はヴァルターの基本装備だが?
ぐっ…があぁ


蒼炎の軌跡暁の女神

伝説的なネタキャラを有したり、続編で活躍期間の長い大幅なパワーアップを遂げたりとお忙しいようで。
弓特攻がなくなったり雷魔法に弱かったりという風変わりな特徴もある。

竜騎士シハラムの娘で、ハールの部下。
あっちこっちに寝返ったりと忙しい。
『蒼炎』では飛行系の中でも特に成長率の高いエース候補。
『暁』では存在感が薄いが、速さの上限ではハールに勝る。

『蒼炎』では部下が強すぎて空気。
ただ騎馬系&飛行系優遇ゲーなので速さをドーピングすれば優秀。
『暁』では最初から強く、「ハールの動く城」として名を馳せた。
こいつがいればハード&マニアック攻略がうんと楽に。

  • シハラム
ベグニオンに仕えていたが、腐敗した元老院に嫌気が差してデインに鞍替えした将軍。
ジルの父親にしてハールの上官である。
『蒼炎』中盤の敵将だが、能力は低めかつ幸運1なので必殺であっさり倒せることもある。
奥義「衝撃」持ちであり、発動しても火力は上がらないが1ターン休ませられるので注意。
ジルで会話が可能だが、ミストと支援Aでない場合は迂闊に実行しないように。
本編を5回クリアするとトライアルマップで解禁されるが、やはり使えるとは言い難い。
ステータス自体は 幸運以外 は封印のナーシェンとゲイルを足して2で割ったようなステなのだが…
トマホークとフルガードを没収されて二軍行きとなりやすい。

皆大好きボルトアクス将軍。
スキル「勇将」が宝の持ち腐れだったり、魔防王に完封されたり、
部下の落石で死亡してみたりとネタには事欠かない御仁。

クラス名こそ違うが、飛竜に乗っている。
『覚醒』の魔符ではドラゴンマスター扱い。
ただ、彼が乗るのはラグズの中でも強力な竜鱗族だが。
シリーズでも異例の自ら突っ込んでくるラスボス。
全ての能力が高く、隙が無い。かなり、やる。


【覚醒】

スキルの汎用性が低く子供への職資質継承でもあまり重視されないなど不遇気味。
シャンブレーへのスキル継承のためにベルベットに経由させるのがオススメ(何故かベルベットのドラゴンナイト資質がシャンブレーに受け継がれず、代わりに蛮族の資質を持つ)。
グリフォンナイトのスキル「槍殺し」はDLCの裏五連戦でボス対策にもなる。

けしからん背中と太ももをした、ゲテモノ好きの竜騎士。
Dナイトの例に漏れず力・守備は高いが、他の能力とスキルは微妙なので後衛向き。
竜の名前は「ミネルヴァちゃん」
支援会話にも度々登場しており、飛竜の中ではやたらキャラが濃い。ちなみにメス。

セルジュの息子。謎の仮面を外さない孤高の竜騎士。
設定上は子世代最強クラスなのだが、システム上「疾風迅雷」を始めとした強スキルを覚えられないせいで
ユニット性能としては子世代最弱クラスという扱いになってしまっている。
前線で戦うには厳しいので母親共々『デュアルサポート+』付きの装備品として使いたい。

  • オーリオ
ペレジア王国の将。
イーリスの文官と内通しており、用が済めばあっさりと殺してしまう冷酷な男。
しかし、ヘンリーの話によると普段は陽気で母親想いの普通の人だったらしい。

DLC「絶望の未来2」の敵将。
『大盾』『弓殺し』『待ち伏せ』を持つが、風魔法に弱い。
とは言え、戦うよりも会話イベントで撤退させた方が良い。


if

白夜王国に侵攻を仕掛けている暗夜王国の兵種であり、白夜の天馬武者とは対の関係。
上級職は槍を扱えるドラゴンマスターと、魔法を使えるレヴナントナイトの二択。

前作から一転、『守備の叫び』や『見下す者』など扱いやすく強力なスキルが揃う。
レヴナントナイトは魔法を使えるのでスキル習得のためにエリーゼの転職も検討しやすい。
『切り込み』は味方よりも敵が使う時に脅威となることが多い。
特に暗夜17章のハード以上の剣聖には注意。

暗夜王国の王女で、カムイ(マイユニット)の「姉」でクラスはレヴナントナイト。
初期上級職だが、王族だけあって初期値成長率共に超優秀。魔力も伸びるので、「ボルトアクス」も使える数少ないユニットの1人。
カムイ(マイユニット)を溺愛する爆乳大魔王。可愛らしい女の子も好きでもあり、口が悪い人からは好色家と呼ばれる事も。
反面敵に対しては非常に冷徹で、二言目には「殺す」と口にする。
しかし割と常識人で家族、部下思いな面もあり、信頼は厚い。

カミラの配下。
暗夜王国の貧民街出身で、凄腕の殺し屋。
感情表現が苦手だが、表情が乏しいわけではない。
かつてはカミラの命を狙ったこともある。
技・HP・幸運が伸び、力・速さは伸び悩む微妙な成長率。
同兵種系統のカミラと同時参戦ということもあり埋もれがち。
「奇襲任務」も手斧やトマホークを使うか兵種変更しないと活かしづらい。
しかし、本人の素質だけだと斧を手放そうとしない(サブ素質はアクスファイター)ので支援は必須。

シュヴァリエ公国のレジスタンスを率いるリーダー。
リョウマに片思いしているが支援はできない。
白夜編では貴重な暗夜職として活躍するが、それ以外のルートでは……。

  • ルッツ
ハロルドの息子でありショタ系ヒーロー。
不運な父と違いとんでもない強運の持ち主。幸運が良く伸びるが父親のせいで幸運の上限値が低い。
個人スキル『幸運の塊』は自分や周囲の仲間が必殺を受けにくくなるという、なかなか強力な効果。
竜の名は「ミシェル」

  • ナハト
サイラスの娘ゾフィーが加入する外伝の敵将を務めるレヴナントナイト。
元騎士の今はならず者で、人生に対して無気力だが生への執着は強い。
捕獲が可能であり、貴重な白夜のボルトアクス使いにもなれる。

風花雪月

ドラゴンナイトが上級職、ドラゴンマスターが最上級職として登場。
本作では技能レベルを上げることでほとんど制限なく好きな兵種に転職でき、女性限定のペガサスナイト系と異なり男女共用。要求技能はドラゴンナイトが斧Bと飛行C、ドラゴンマスターは斧A槍C飛行A。
物理方面にバランスよく優れたステータス(従来作品では速さが低〜中速だったが今作は速さも高く、ドラゴンマスターに至っては速さ補正がソードマスターと同値)に飛行特有の機動力、「降りる」コマンドで飛行特効を無効化でき、斧技能を上げるついでに中級職に斧戦士系であるブリガンドを経由して火力を大幅アップできるスキル「鬼神の一撃」を無理なく取れるなどシステムに愛された今作の強クラス。
物理職は適性をあまり考えずとりあえずドラゴンに乗せれば戦えてしまうほどで、気づけば自軍がドラゴンだらけになっている先生も。パルミラブートキャンプ

本作の金鹿ルートにおけるロード枠の青年。
常識に縛られない彼は第二部の専用クラスも過去に例のない+ドラゴンのドラゴンロード。
その後更にバルバロッサにクラスチェンジできる。
飛行や斧の適性もあるので通常のドラゴンナイトも目指せるが、専用職のまま進めた方が楽だろう。

教会で大司教の補佐を務める男性で、今作の
規律を重んじる厳格な人物なのだが、年の離れた妹のフレンを溺愛しており彼女のこととなるとキャラ崩壊する。
非戦闘員の聖職者っぽい見た目だが腕に自信はあると語り、仲間になるとまさかのドラゴンナイト。
教会と敵対するルートを除き第一部の終盤で味方になるが、初期上級のお助けユニットと見せかけて普通に、というか並の生徒以上に伸びる頼りになるユニット。

  • ツィリル
ゴネリル領としのぎを削る隣国パルミラ出身の戦災孤児の少年。
生徒ではないがスカウトすることが可能で、今作の良成長枠なのだがそう聞いて期待するほど劇的な強さではない。*2
騎馬や弓の適正も高いが敵対時にはドラゴンナイト系で登場する。
故郷ではドラゴンに乗れて一人前なのだとか。

余談だが上記のゴネリル家の令嬢ヒルダもドラゴンナイト適性が高い。本人もそれを進めてくる。

  • ラディスラヴァ
帝国軍の女将軍。今回の赤い女性ドラゴンナイト枠でもある。
皇帝エーデルガルトに重用され忠誠を誓っている。
帝国と敵対するルートではいずれも要衝の死守を任されて主人公一行と戦い戦死、帝国ルートではセイロス騎士団をレスバ最弱将軍ランドルフとともに迎え撃ち戦死する。
飛行特効無効&重さ0の盾「アウロラの盾」はありがたくいただいた人も多いだろう。

  • ナデル
百戦無敗の異名を持つパルミラの猛将。
敵として出てくることもあれば、とあるルートでは味方NPCとして登場し、その名に恥じぬ大暴れをしてくれる。
敵国の将軍がなんで味方で出てくるのかはプレイしてのお楽しみ。

エンゲージ

初代以来久々にペガサス系下級職からのCC先上級職という立ち位置でドラゴンナイトが登場。使用武器は剣槍斧のうちいずれかを二種。ドラゴンマスターは登場せず。
また、ペガサス系からのCC先上級職としては『覚醒』以来の「グリフォンナイト」も存在している。
なお、ペガサス系は女性専用職だが、ドラゴンナイト、グリフォンナイト共に男女両方が就職可能。男性は他の上級職から「チェンジプルフ」を使うことでドラゴンナイトやグリフォンナイトになれる。

  • ロサード
イルシオン王国に所属するドラゴンナイト。使用武器は槍&斧。序盤で敵として数回戦った後に、後半で仲間入りする。
銀髪ロングに大きなピンク色のリボンを結った可憐な容姿で、初期職のドラゴンナイトではデコレーションが施された専用グラフィックの赤と紫のカラーリングをした飛竜*3に跨がる。
「バラ」を意味する名前や、敵から味方に寝返るという立ち位置からシリーズ伝統の「赤い女性ドラゴンナイト」枠とも見受けられるが、男性である。
能力としては力の個人成長率が全キャラトップの45%、技や速さも伸びる隙のない前衛職で総合成長率も全キャラ上位の逸材。
ただし、後半加入の初期上級職が即一軍起用可能なほど強い本作では珍しく、加入時のステータスが低めに設定されている。特に力の初期値はかなりマイナスがかけられているため、パワータイプだと一見気付きづらい。また、女性的な見た目通り体格面では初期値・成長率ともに低いという欠点もある。

  • セピア
邪竜復活を企む集団「四狗」のリーダー格である魔竜族の女性。
クラスは専用職の「メリュジーヌ」で、剣と魔法が武器という『if』でいうレヴナントナイトに近い兵種。
戦闘時は主にシグルドの指輪を運用しており、機動力を高めている。

  • セレスティア
DLC追加キャラクター。
異世界のエレオスにてルミエルに仕えていた魔竜族の女性。
上記のセピアとそっくりな容姿だが、陰惨なセピアとは異なり陽気な性格。
クラスはセピアと同様の専用職「メリュジーヌ」でDLC追加に伴い味方側でも使える形となった。ただしセピアとは武器レベルが異なり、剣Aと魔法Sとなっている。
剣と魔法が両方使える専用職であるためか、力と魔力の成長率が同等。全体的な個人成長成長率はバランス型だが速さの伸びがかなり高い。
専用職「メリュジーヌ」は機動力が優れ、物魔両方を扱えるのであるが、クラススキル「魔法剣」は剣での攻撃時に相手の守備と魔防の平均でダメージを算出するという能力であるため、魔防の高い魔法職の敵を物理剣で攻撃するとダメージが減ってしまうという欠点がある。

ヒーローズ

クラスの概念が撤廃された本作では、移動タイプ「飛行」としてペガサスナイトなどの他の飛行系兵種と一括りにされている。歩数は歩兵と同じ2マスであり、地形無視と弓による特攻を受ける。
ドラゴンキラーはなく、ファルシオンナーガの特攻はマムクートのみ。
原作ではドラゴンナイト系の飛行ユニットはやや防御が高いが、弓には関係ない。
飛刃の鼓舞など飛行系専用の強力なバフスキルがあり、PTを飛行で固めたPTも存在する。
ただし飛行魔・飛行踊り子はほぼ星5なので、飛行パを組むのは苦労する。配布キャラに青魔兼踊り子要因のピアニーがいるのが救いか。

ムスペル王国第一王女。
力こそ正義を体現したようなムスペルにおいて頭脳派として将まで登りつめた異色の努力家で、弱者へも一定の配慮ができる人物。
いわゆるFEのお約束である「仲間になりそうでならない」枠に限りなく近かった子。
その一方で、妹のレーヴァテインをかなり溺愛しているシスコンでもある。
攻撃・速さが高く、武器のニーウは相手の強化の合計の半分の値を全能力に加算するので、バフを掛けすぎた近接ユニット挑むと返り討ちに合う可能性がある。


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最終更新:2024年02月23日 18:46

*1 23章に出てくる個体は60を超えるものも

*2 良成長込みで級長をやや上回る程度で、彼らと違い配分に無駄が多い

*3 絆会話・お目覚め会話にてドラゴンの名前は「カーミラ」