マシンガン打線

登録日 :2009/07/15(水) 00:10:07
更新日 : 2017/07/04 Tue 08:04:52
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―そう、それは遠い昔に 横浜ベイスターズファンが見た儚い夢…




1997-2000年頃、セ・リーグにて猛威を奮った横浜ベイスターズの打線の愛称。
短打を一イニングに集中して切れ目なく重ねる様をマシンガンに例えてこう呼んだ。

全盛期は9回表、僅差で無死ランナー三塁の状態にも関わらず、
守備側の横浜・権藤監督が内野に前進守備をさせなかった(内野陣の鉄壁の守備も売りだったためでもある)という逸話もあるほどの勢いを誇り、
99年にはDH制のないセ・リーグにおいて驚異のチーム打率.294(歴代2位、セ・リーグ1位)を叩き出した。



主なスターティングメンバー(成績は99年)

1遊 石井琢朗 左打
(08年オフ解雇、広島に移籍。12年引退)
.292 8本塁打 58打点 39盗塁

2中 波留敏夫 右打
(01年シーズン中トレード。04年引退)
.298 15本塁打 70打点 21盗塁

3左 鈴木尚典 左打
(04年頃から怪我や不振が重なる。09年オープン戦にて引退)
.328 17本塁打 92打点 7盗塁

4二 ロバート・ローズ 右打
(00年オフ、フロントと契約条件が噛み合わず退団)
.369 37本塁打 153打点 3盗塁

5一 駒田徳広 左打
(00年引退)
.291 9本塁打 71打点 0盗塁

6右 佐伯貴弘 左打
(10年オフ解雇、中日に移籍。2013年引退)
.309 10本塁打 53打点 1盗塁

  • 右 中根仁 右打
(03年引退)
.272 4本塁打 25打点 0盗塁

7三 進藤達哉 右打
(01年オリックスにトレード、03年引退)
.286 14本塁打 42打点 1盗塁

8捕 谷繁元信 右打
(02年からFAで中日に移籍。現役)
.295 11本塁打 50打点 0盗塁



前述の面々が遠慮の欠片もなくマシンガンをぶっ放した後、9回には 大魔神 佐々木主浩が登場し、問答無用で試合を強制終了に追い込む。


敵監督「うはwww大魔神出てきたとかwww試合オワタ\(^o^)/…っというか不可能…」



あと、ロッテの打線がすごいことになってた時期、マシンガン打線にあやかって「マリンガン打線」と呼ばれたりもした。






00年に権藤監督から森監督に監督が変わり、
方針が大幅に変更されたことや主力選手の相次ぐ不振、移籍、退団により徐々に解体されていきフロントも脱マシンガン打線を宣言、今となってはその面影はない。
たまにパラパラと長打がでるのみであることを皮肉って「ピストル打線」と呼んだりする人がいるくらいである。

ベイスターズは前身の大洋時代から基本的に打高投低のチームであるが、近年は打低投壊ぎみであるので成績は お察し下さい

一応、内川や村田、吉村などの若手が台頭して復活の兆しが見えかけた時期もあったが、
投手が壊滅していたので話題にならずその3人もそれぞれ別のチーム(内川と吉村はソフトバンクへ、村田は巨人へ)へ行き、
このままベイスターズファンの儚い夢に終わる……


かと思われたが2013年にマシンガン打線が遂に復活した。

まず、2013年5月10日に巨人相手に3-10から12-10で7点差を逆転勝利から始まり、7月以降は打線が絶好調でチャンスを逃さない連打を仕掛ける。
相変わらず投手は壊れ気味だが絶好調の打線で7点差逆転勝利を8月終了時点で3回もした。これはプロ野球新記録である。

その勢いはニュースにマシンガン打線復活の記事があったほど。

この打線のおかげで横浜DeNAベイスターズは久々に最下位脱出できそうなばかりかCSの出場すなわちAクラスに入れる可能性が見えている。
2013年は最終的に5位で終わったが、6年ぶりの最下位脱出と60勝、80敗回避を達成。

2013年の打線
チーム打率.262(同率1位) 本塁打132(3位) 打点595(1位)
スタメンの成績(規程打席に到達したのは石川、荒波、ブランコ、ノリさんだけ)

1二 石川雄洋 左打
.275 5本塁打 41打点
当時のチームキャプテン、高い出塁率を持つ。

2遊 梶谷隆幸 左打
.346 16本塁打 44打点
一時期ちょうちょでやらかしていたが、8月に覚醒。ホームランは全て8月以降である。糸井以上の身体能力を秘めている。

3中 ナイジャー・モーガン 左打
.294 11本塁打 50打点
ムードメーカー。7点差逆転勝利の試合は必ずホームランを打つ。TとABAYO!でチームを非常に明るくしている。

4一 トニ・ブランコ 右打
.333 41本 136打点
中日から獲得。最初はホームランばかりだったが、夏からは勝負強いバッティングが光る。この年二冠王を達成。

5三 中村紀洋 右打
.281 14本塁打 61打点
いてまえ打線最後の生き残り。さすがに全盛期のバッティングはできないものの、勝負強さは今も健在。チャンスではブランコと共に成敗する。

6左 金城龍彦 両打
.291 6本塁打 31打点
唯一の両打ち。近年はあまり勝負強くなかったが今年はわりと勝負強い。今年帰ってきた多村と代わりながら頑張っている。

7右 荒波翔 左打
.258 2本塁打 30打点
この打線の中では打てない方だが、得意な流し打ちと足を生かしたり、バントで繋げる役目。

8捕 鶴岡一成 右打
.250 3本塁打 40打点
キャッチャーながら右中間に打つのが得意で金城や荒波を返すバッティングをする。

控え
多村仁志
.261 12本塁打 39打点
ご存知スぺランカー、かつてのマシンガン打線の唯一の生き残りで今年帰ってきた。5月10日の伝説の試合の主役。

後藤武敏
.284 6本塁打 14打点
西武から帰ってきたGTO。8月以降は代打の切り札やブランコの代わりにファーストを守ってと大活躍。

他にも松本啓二朗や黒羽根利規、ファームに覚醒待ちの筒香とかもいて打撃陣はかなりヤバい。
しかし、チームとしては俊足が多いにも関わらず盗塁が少なかったり、守備でやらかしが多かったり、先発投手が安定しないのが現状で、
交流戦最下位と8月の9連敗が響いてCSを逃してしまった。
しかし、これらを改善して打線がこの勢いなら近い将来ベイスターズの優勝が見えるかも!

2013年オフにモーガンが退団、阪神からFAで獲得した久保の人的保証で鶴岡が阪神へ移籍は痛いが、オリックスからまさかのバルディリスを獲得。
キャッチャーもシーズン終盤に活躍した黒羽根がいるため、梶谷や黒羽根がシーズン通して活躍すれば2014年もそれほど落ちないのではと言われていた。

が、中村紀洋とブランコの離脱の影響からか前年よりも打力が落ち(それでもリーグ2位に落ち着いたが)、以前ほど騒がれることは少なくなった。
しかしそれでも一度火がつくと畳み掛けるように点を取っていく打線は健在。

ちなみにパワプロ2013ではスタメンにチャンス4持ちが4人もいる。おかしい

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