イングヴェイ・マルムスティーン(ギタリスト)

登録日:2011/02/16(日) 13:26:45
更新日:2023/09/10 Sun 18:53:21
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スウェーデン出身のギタリストで貴族。
正確には伯爵の子孫。

↑最近気になって調べた人によると、1921年にスウェーデンの貴族制度が廃止された当時に作成されたスウェーデン貴族の一覧表には、
父方のLannerbäck家も母方のMalmsteen家もリストにはない
全言語のウィキペディアのスウェーデン貴族の人名リストにも、彼の一族の家名は掲載されていない。と経歴詐称疑惑が出ている。

インギー「なんだとぉ!?」

ヘヴィメタル系ギタリストだが、貴族らしくリリカルで美しい旋律のメロディを奏でる。



こう書けば中世ヨーロッパ貴族的な優雅な風格を漂わせるビジュアル系のイメージを持たれそうだが、そんなことは無い。
いや、活動初期の頃は本当にそんな感じだったのだが、当時のイメージで語られる機会は少ない。内面性はずっと変わらないし。

実際は傍若無人な 豚貴族 として、その名を轟かせる。

その人相をAAで表現すると
(●3●) で大体合ってる。

どうしてこうなった…

日本での通称はインギー。

音楽性はヘヴィメタル系…その中でも“ネオクラシカルメタル”の元祖にして代表格。
クラシック音楽のメロディに通じる華麗なギターソロは、今もなお聴く者の多くを魅了し続けている。
バッハとリッチー・ブラックモアに音楽性の影響を受け、白いストラトキャスターを主に使用。

RAINBOW(リッチー・ブラックモアのバンド)のグラハム・ボネット率いるALCATRAZZのギタリストとしてデビュー。
RAINBOWを踏襲した音楽性で、米や欧州よりも先に日本で人気ギタリストとなる。
超絶的な速弾きは衝撃を与えたが、リッチーの影響をあまりにも受けすぎた音楽性やパフォーマンスは失笑を買うこともあった。
その後、自信家故の我儘が災いして解雇。
後任のスティーヴ・ヴァイに多大な迷惑をかける。

その後、RISING FORCEを結成して再デビューを図る。
メンバーはインギー以外は性格が悪すぎてトラブルが起こるのか常に流動的で、同じミュージシャンが2作続けて参加することは殆ど無い。
せいぜい、JUDAS PRIESTで神になり損ねたティム・オーウェンズや後述の英国の猿さんの後任にまさかの敗北を喫したドゥギー・ホワイトくらい。
こういう所までもリッチー・ブラックモアの影響が強い。
そしてとうとう「全部自分1人で作れば誰も辞めねー」と変なひらめきに至り全パート自分で担当した珍作を出した。(Voも自分)
出来の方は‥‥お察しください。



貴族の子孫であるハズの彼のイメージを決定付けたのは、ありとあらゆる同業ミュージシャンに捧げる有難い御言葉であろう。
大の自信家としても有名。
■例
バッハの次に音楽らしい音楽を作ったのは俺様だ!

ジミー・ペイジが偉大なギタリストだなんて、とんでもないジョークとしか思えないぜ!

SLAYER?ハッハー!まるで御笑いだぜ!

DREAM THEATERてバンドがいるだろう?彼等は中々良いバンドだよね!
↓後日
DREAM THEATERてバンドがいるだろう?ありゃクソだね!ドラムが忙しすぎる!

“イェー!サンキュー!ロッケンロー!”なんて歌詞は大嫌いだ!

グラハム・ボネットは才能が無いし、良い踏み台になると思ったんでALCATRAZZに加入した!

ジョー・リン・ターナーは唯一の相棒だ!
↓後日
ジョー・リン・ターナーはパワフルで素晴らしいシンガーだ!
↓後日
ジョー・リン・ターナーが相棒だなんて聞いて呆れるぜ!

お前は俺の怒りを解き放った!(至って真面目に怒った時に仰った模様)

俺様以外の奴らは皆カス!


これらはホンの一例に過ぎない。


そんな彼に対抗出来る数少ない者として、
ジョー・リン・ターナー(元々インギーの相棒)、グラハム・ボネット(以前にインギーを雇っていた)、
ブルース・ディッキンソン(大英帝国の猿)の3人が確認されている。

ジョー『彼が「僕が曲を作った」と言っているのは気に入らないね。単にリフがたくさんあっただけで、そこから僕が曲を作ったんだ。
    彼が傲慢なときは本当に嫌いだね。「嘘を言うなよ」、と言いたいね。』

グラハム「彼にまつわる話は全て爆笑なしには語れないね(爆笑)」

特に、さry…ブルース・ディッキンソンは彼の心に深い傷を残したと云われる。

事件の背景
インギー「やぁブルース!俺は貴族だ!正確には伯爵だ!」
ブルース「それがどうした?」
インギー「なんだとぉ!?」

たまにメタラー共が発する『それがどうした?』の元ネタは、この豚猿事件である。


最近は完全にネタ扱いされているが、ロックギターの速弾きの概念に革命をもたらした天才ギタリストなのは紛れも無い事実。
彼の影響は80年代中盤に興ったネオクラブーム、90年代以降はメロスピ、メロデス、シンフォ、果てはブラックメタルまで及んでいる。

また90年辺りから体重を極限まで増やして演奏する特殊な演奏技法「ネオクラシカルメタボ」を確立。
こちらでもティモ・トルキ、マイケル・ロメオなど数々のフォロワーが現れた。


ちなみにCDジャケットが死ぬ程ダサい。

何も考えてなさそうなくらいダサい。

メタルのジャケでダサいものは珍しくないが、インギー様のは神憑り的にダサい。
余りにもダサい『Fire & Ice』のジャケットは、少なくとも印象的ではあるためかよくパロディのネタにされている。









インギー「この項目は全て俺が作ったのさ」

ジョー・リン・ターナー「嘘を言うなよ」


俺がALCATRAZZの項目を作っていたら、突然画面が動かなくなった。
何事かと思ったら、PCの裏からグラハムが出てきた。
アイツはキーボードのプラグを抜いたんだ!
あの大馬鹿野郎は自分自身の項目をも台無しにしやがったんだ!

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最終更新:2023年09月10日 18:53