堂島大吾

登録日:2011/02/26(土) 00:37:33
更新日:2024/04/18 Thu 12:45:47
所要時間:約 18 分で読めます




※この項目にはネタバレ要素がガッツリあります。ご注意下さい。



堂島(どうじま) 大吾(だいご)とは、『龍が如く』シリーズ登場人物。
声は21世紀の石原裕次郎こと、お酒大好き徳重聡が担当。なお初登場は『2』である。



【来歴】
堂島組組長堂島宗兵(故人)と、その妻堂島弥生(美人)の間に生まれ、自身も父の仕切る堂島組に身を置いていた極道。

かつては主人公桐生一馬の舎弟だった。
昔から超カッコよかった桐生さんに憧れていたが、その憧れの兄貴にパパを殺されてグレる(後に真犯人が別にいると判明するが……)。

荒れに荒れ、近江連合の郷田龍司の罠にあっさり引っかかって銃刀法違反で実刑判決を食らい、刑務所に5年入っていた。
東城会本部からも「ありゃもう駄目だ」と見限られ、大吾の方も出所後は『1』の騒動で弱体化して見事に落ち目になった東城会に失望し、
神室町で舎弟を伴って飲んだくれる日々を過ごすことに。

東城会五代目会長寺田の死により、四代目である桐生さんから六代目の座に就くよう諭される……が、これを拒否。
その後拳を交えた説得を受け桐生さんとの和解を果たし(ラーメン屋の看板で何度も殴られた?気のせいです)
結局、桐生さんと共に大阪へ行き、近江連合との交渉や郷田と再会を通じて一連の物語に関わって行く。

近江連合各派による神室町侵攻や、韓国マフィアの残党による陰謀など、様々な苦難を乗り越えて東城会会長の座に就き、組員3万人の大組織を引っ張っていく決意を固めこととなる。


『3』以降では東城会六代目会長として、ストレスとプレッシャーに押し潰されそうになりながらも頑張っている。
……大吾本人は本当に頑張っているが、まだ若い彼を支えるはずの幹部がアレだったり神室町や東城会にトラブルが頻発したりするので、その被害をもろに受けて色々と可哀想なことになっている。
また、東城会の頂点でありながら四代目の指名で大抜擢された故に、後ろ盾たる自分の組を持っていないという意外過ぎる弱点も抱えていたりする。
劇中描写的には真島組と冴島組が反抗勢力に対する抑止力となっていた…のかもしれない。

そんな彼の苦悩が『4』や『5』で聞けるので是非哀れんでやって下さい。

桐生一馬という金看板でどうにかもっていた東城会が、彼の伝説自体が過去のものとして扱われる内にその看板を持ってきてもどうにもならなくなっている以上、彼が暴走してしまうのも無理はない。

「敵対する組のあからさまな罠にはまって勝手に豚箱に厄介になり、
 それ以降は堅気に迷惑かけまくって組の看板に泥塗るわ、上納金は納めないわ、という酷い状態の若衆が、突然先々代の肝いりで会長職に就任」
という強引すぎる身内人事が一連の騒動を引き起こした節もあり、これは大吾のせいばかりではない。

現実的に例えれば、
「引き籠りや刑事事件等、散々問題起こしてきたチンピラみたいな社長の息子が、突然身内人事で自分の上司になった」
という状態に近い。
これではクーデターが勃発するのは必然である。

尤も、こういった桐生さんの思いつき人事にもかかわらず、不満を持つ者がいながらも彼を慕い支える層も少なくないあたり、人徳やカリスマ性は間違いなくあるのだろう。
またこの人事は桐生的には、実力や功績はあれど内面が全く信用ならない連中が多いので、信用できる大吾に白羽の矢を立てたという可能性が非常に高い。
実際、錦山組の2代目・3代目組長や『4』で重大な不義理が露見した柴田組長を見れば、信用問題という点において東城会は相当深刻な人材不足であることがよく分かる。


本来は晩成して東城会を盤石にし得た堂島大吾という大器が、思いつき人事とのその場の勢いで未完のままに潰えてしまった。と言う表現が適切であろう。


『5』でも六代目会長として登場するが、冒頭からなんと福岡で行方不明に。
情報公開時はその顔グラのやつれっぷりと共に衝撃を与えた。
しかもこれまでの大事件の数々のせいで、彼一人の責任ではないのに手腕を内外から疑問視される始末。
過労死か後ろから撃たれて死にでもするんじゃないかと心配する者もいたが、
東城会No.3が起こしたクーデターによって真島と彼の知己の冴島以外、東城会で味方だと断言出来るものが一人も居ない、
という四面楚歌に直面し、真の黒幕も察しはつくが対抗手段が無い。というかつてない苦境に陥った。
が、それに敢然と立ち向かう、以前とは比べものにならない貫録と思慮のある姿をプレイヤーは見ることとなる。

パラレルとなる『OF THE END』では神室町ヒルズ完成記念セレモニーに出席していたが、ゾンビ騒動発生の翌日の夕方に神室町ヒルズにゾンビが雪崩込み、カタギとともに籠城せざるを得なくなってしまう。
ヒルズ前封鎖直前に隔離エリア内に滑り込んだ真島と合流し、神室町各所の東城会系組織の事務所からゾンビが発生していることと東城会古参幹部が半数犠牲となっている情報を共有。
この時点で神室町も壊滅状態に陥っており、近江連合が黒幕と睨むと同時に組織にとって旨味がないこの行為を疑問視していた。
真島に『4』でのやらかしの仕返しをされた後の夜、どこから侵入したのか組員を乗せたピンクダンブがヒルズ前庭に突入するが、シャッターが破損してしまいヒルズ内部にゾンビが入り込み事態が著しく悪化する。
真島と共にヒルズ内のゾンビを掃討し、真島が時間稼ぎをする間にバリケードを構築させながら自身もヒルズの外へ出て真島に加勢し、アラハバキ改を下すとホームレスの介入で地下へ離脱した。
その後は賽の河原へ案内され、花屋の手引で当代近江連合会長とのテレビ会談を臨時に実施。その場で隣町と神室町内で目撃された三代目郷龍会会長の二階堂は独断で動いており、二階堂と接触していた龍司は東西抗争後に破門とされている情報を共有した。
よりによって黒歴史間違いなしの行為を隠蔽するために真島を脅すという変なタイミングで六代目としての圧を出したが、緊急事態に対し毅然として立ち向かい、堂々と近江連合会長との会談に臨む姿を見せた。


『6』では菅井の企みで真島、冴島と共に逮捕されていた。後に重大な決断を固めた桐生の計らいで釈放され、手紙を読んで広島に報復しないことを表明した。


『7』では極道の未来について憂いを抱いていたところで、同じ考えを持つ渡瀬勝に共感し、荒川真澄には東城会の裏切り者を演じさせ、東城会と近江連合の同時解散を行おうとしていた。
しかし渡瀬も大阪で刑務所に入れられ、ニック・尾形の元で真島、冴島と共に身を隠していた。後に渡瀬が釈放される前日に近江連合本部に来て、春日一番とその仲間たちと対面する。
そして渡瀬釈放の日に近江連合と東城会の解散を発表し、連合と春日たちの喧嘩の後見人となった。
その場で渡瀬の用心棒として来ていた桐生と再会することになるが、名前を直で呼んでいない。後に渡瀬と共に大阪の蒼天堀で警備会社を立ち上げ、春日を誘った。


【人物】
30という若さながら大組織東城会会長の座を推薦されるほどの、腕っぷしと人望のある男。
神室町で飲んだくれていた際はチンピラ連中に「兄貴」と呼び慕われ、勝手にくっつかれていた。
また、モブの女性に「かっこいい」と言われているところを見ると公式ではイケメン扱いされているらしい。※ちくしょうめ

性格はシリーズ屈指の苦労性かつ過保護であり、利益を優先するあまり向こう見ずになりがちな峯の保護と彼の評価を兼ねて組の立ち上げを許可する程。
また、構成員を家族のような存在として見ており、「一般社会で真っ当に生きていくこともままならない、はぐれ者の居場所である東城会を彼らを守るために」会長職を続けているようなもので、
襲撃を受けた際、同行していた部屋住みの若衆が自身を守って全滅した際は心を痛め、内部抗争から窮地に陥った峯のために幹部連を説得して当月の東城会のシノギ10億を峯の身代金に当てた上に、撃たれかけた彼を庇って負傷するなど、その過保護さは重大な弱点にもなってしまっている。

趣味はシルバーアクセ集め。
身につけている物は高級なブランド品。
『3』以降は常にスーツで身を固めているため、ご自慢のアクセサリーを見られないのが残念。

『2』、『5』では新幹線に搭乗する際に缶コーヒー(どちらもBOSSのレボマン)を嗜んでおり、どうやら新幹線に乗る時は缶コーヒーを飲んでひとときの癒やしにしている模様。。

背中には不動明王の刺青が彫られている。龍が如く名物・早脱ぎが披露された際にはじっくりと見てみよう。

親父は超いかつい顔だが、オカンは和服の似合う美人。
どれくらい美人かというと30の息子がいる年齢ながら一人の地位ある男を愛に狂わせるほど。見た目も結構若い。ただし怒ると怖い。

ボーリング勝負ではそのあまりの下手さから多くの桐生さんにカモにされる。そしてあまりの下手さからすぐ多くの桐生さんに相手にされなくなる。大吾カワイソス。

父親との区別のためか、登場するほとんどの人物から『大吾』と下の名前で呼ばれ、名字で呼ばれることは少ない。
遥からも『大吾さん』と呼ばれる。遥に名前で呼んでもらえるなんて……うらやましい……。


中の人である徳重聡さんが声優業に不慣れだったためか、初登場の『2』では頻繁にその演技力がネタにされる。……いや『2』以降でもネタにされている。
しかし徳重聡さんの演技力は、シリーズを重ねるごとに向上している。
だからといって油断していると急にびっくりさせられる(コイヨキリュー)。


【その他】
堂島大吾という男を語る上で欠かせない要素。

それは龍が如くの中でもずば抜けた『不遇』っぷりである。
登場するたびに毎回ひどい目に遭っている。



~大吾さんの黒歴史一覧~

  • うら若き20歳の頃、憧れの桐生さんが親殺し(それも被害者は自分の父親)の罪で刑務所行きになり破門。
    大吾「桐生てめぇ、よくも!!(゜Д゜#)」
    「桐生さんは兄弟分の罪被っただけだから」
    大吾「えっ」
  • やさぐれていたところに追い討ち。郷田龍司の罠にかかって銃刀法違反により自分も刑務所行きになる。5年の実刑。
    • 『ONLINE』ではこの事件の前後が掘り下げられ、彼なりに桐生不在の神室町を守ろうと喧嘩に明け暮れる最中、その腕っ節を舎弟にちやほやされ街の住人からもヨイショされる内に狭い世界で自惚れてしまい、近江連合の組員と喧嘩する内に龍司から果たし状を本部に送りつけられ、弥生と柏木直々の制止もガン無視して喧嘩に乗ってしまったことが引き金だったという事実が発覚。
    • しかも銃刀法違反に関しては龍司を尾行していた千石が、フルボッコにされ意識を失っていた大吾の傍に指紋を拭き取った拳銃を置いた事による悪質な嫌がらせであった事もついでに発覚。おまけに留置場で弥生直々に形だけとはいえ破門を宣告されるという自業自得の追い討ちを受ける。
  • 自身の過大評価と強烈な自惚れが引き起こし、龍司に完敗した経緯が完全にトラウマ化。その場面を思い出しただけで嘔吐する程のPTSDを患い、それを紛らわせるために酒に溺れる日々に。
  • 桐生さんと再会した直後、圧倒的な実力差でフルボッコにされる。
  • かつて自分を陥れた因縁の相手、郷田龍司と再会し決着をつけようと襲いかかるも腹部を一突きされて返り討ちにされる。
    しかも龍司からは完全に存在そのものを忘れられていた。大吾テラカワイソス
  • その後、なんとか龍司とバトルに持ち込むも、不意討ちまでしておいて負けますた。
  • しかも4階で龍司と戦っていたはずなのに、負けた後は玄関前でフラフラになって現れる。さては逃げてきたな。
  • 龍司のパパンである郷田会長と共にジングォン派に拉致られる。
    拉致られているあいだは何も食べさせてもらえなかったらしく、桐生さんに救出されるや否や「腹が減って死にそう(´Д`;)」と訴えた。
  • 寺田の葬式に強襲してきた錦山組になす術もなくロープで縛り上げられる。どうでもいいけどロープの色はなぜか。なぜ赤縄……。
  • 六代目襲名直後、錦山組が急速に上納金を回復させる裏で跡目争いの内部抗争発生。錦山組元二代目代行から一方的な暴行を受けていた峯を庇い銃撃されて負傷、幸い軽傷だったため1日入院する事態に。
  • いきなりゴタゴタに巻き込まれてどてっ腹に風穴開通→『3』のストーリー中はほとんど寝たきり状態で生死の境をさ迷う。
    撃たれた原因は、よりによって大吾の早とちり。
  • 重傷を負って意識不明の最中、ヤンデレ気味の兄弟分、峯義孝に拉致られた挙げ句殺されかける。意識がはっきりした後、自分に風穴開けた奴にきっちり意趣返しできたとはいえ悲惨な展開に……。
  • 大吾が眠っている間、東城会の大幹部が二人死亡して一人は行方不明となった結果、事実上壊滅状態の組が複数出来てしまう。
    更に長い眠りから覚めた直後に大幹部の一人で東城会の稼ぎ頭・峯がケジメをつけるべく投身自殺。
    その結果、縁の下の力持ちであった若頭柏木と、右腕で金庫番だった峯を同時期に失ってしまい、財政面でも追い込まれ始める。
  • 弱体化していく東城会すら手に負えないのに、親戚の上野誠和会までちょっかいかけてくる。更に「桐生一馬」という金看板も効力を失い始める。
  • 追い打ちのように警察の偉い人までちょっかいかけてくる。
    大吾「東城会を護らないと……そのためには警察の言うこときかないと……でも………あああああああ
  • 大吾暴走。警察の偉い人に逆らえず真島の兄さんを警察に逮捕させる。四代目激怒。そして秋山の隠し財産1000億に釣られてミレニアムタワー屋上に護衛無しでのこのこやって来たら警察の偉い人に用済みと判断されて処刑寸前の所に桐生さん達がヘリで登場。1000億は吹き飛び、大吾本人が桐生を敵に回したら東城会が潰れることを認識しているのに関わらず、桐生一馬とタイマンするハメに。これまでに桐生一人でラスボスまで戦って来たので用意周到にプレイヤーによって鍛え上げられたであろう桐生さんに得意の拳銃も使わずに素手で絶望的な戦いに突入。果てに桐生さんの容赦なさすぎる拳で動けなくなるくらいボッコボコにされる。
    え?刀で斬られたりメリケンサックでボコられた?気のせいです。虎落としだけで十分きついですよ…
  • 東城会の財政に大きく貢献してくれるであろう神室町ヒルズが完成するや否や突如ゾンビが大量発生、ショッピングモールに立てこもるはめになる。
    おまけに構成員やら幹部やらが死にまくる(しかしOTEはパラレル扱いの作品なので、本編における損失としてはノーカウントか?)。
  • まさかの女装イベント発生。完全に真島の兄さんのおもちゃにされる。
  • 龍司が世話になっているガンスミスが桐生に提供した対物ライフルの代金を勝手に東城会へのツケとして請求。しかも桐生は止めるどころか「ふんだくってやってくれ」とノリノリ。
  • 弱体化が進む一方なのに稼ぎ頭だった地下闘技場"ドラゴンヒート"を巡って小規模ながら内部抗争勃発。
    放置していたら比較的まともな直系九鬼組初代組長が死亡。
    おまけに内通者が警察にリークしまくったせいで違法風俗がどんどん摘発されて資金的により一層追い込まれる。
  • 経営を二岡組に任せたら八百長試合を乱発したせいで全く稼げなくなったDHを放置していたら、
    今度は関西地下格闘技団体「阿修羅」と鶴見都知事が介入する形で二岡組と九鬼組の間で代理戦争勃発。
  • やっとDHが二岡組による代理経営によって低迷していた上納金が回復してきたと思ったら検察によって差し押さえられる。
  • 二岡組があちこちに媚び売ったせいで、事態がよりややこしい事になる。
    しかも神室町全域に摘発が入ってOTEとはまた違った壊滅状態になりかける(おまけにミレニアムタワー内部に治安部隊が大勢入り込む始末)。
  • 近江との戦争が勃発しそうになり、体勢を調えようと盃交渉に福岡へ行ったら行方不明。おまけに結構やつれた。
  • 行方不明は黒幕の計画を狂わせるための行為ということが判明。
    珍しく誘拐されてはいなかったが、潜伏先の名古屋ではサングラスとマスクというバレバレの変装をしていた。当然、名古屋市民からは変質者扱いされる。
  • 元同級生の品田辰雄をヤクザの抗争に巻き込むまいと喧嘩で止めようとするも、引き分けの状態になる。ちなみに品田は"一般人"
    (※大吾はその後もピンピンしていたのに対して、品田はしばらく休養を要したので、実質大吾が手加減してはいた模様)
    その時に数年分の鬱屈をぶつけられるようにコンダラ引きされたとかなんとか。
  • 品田にコーヒー(BOSSのレボマン)をパシリさせてそのお釣りを全額プレゼントしたが、混雑していた新幹線車内にて大声で「東城会会長だもんね!」とカミングアウトされる。
  • 東京で首謀者の黒澤に止めを刺されそうな桐生たちをひとりで颯爽現れてと救い出すも、長話をしていたせいで後ろから金井に撃たれ、またも生死の境をさまよう。神宮やリチャードソンのように護衛が居ない悲劇であるが、自らの護衛すら信頼できない人間であると言う状況でもあり、追い詰められた悲しい現実がそこにあった。
  • 首謀者の息子により、またまた東城会の直系組長達が殲滅され、組織再編を迫られる大打撃をまたまた被る。一応、重傷のまま桐生達を救いに現れて黒幕の護衛全員ムービー銃で倒してみせた。
  • 亡き峯が蛇華本部と交わしていた手打ちが失効、蛇華本部による神室町襲撃。その前後のゴタゴタで真島共々逮捕され、超法規的措置で釈放はされるがまた桐生と遥の不始末が齎した厄介事に巻き込まれる。
  • 荒川組が組ごと近江連合に寝返り、近江連合とズブズブの関係になった警察による東城会の資金源撲滅を掲げた徹底的な浄化作戦「神室町新生計画」発動。
    東城会の息がかかった店舗が摘発され、資金繰りが著しく悪化したタイミングで大吾も逮捕されてしまい、幹部連は警察への対応で追われていたので誰かを代行に据えて統制する余裕すらなく空中分解同然に東城会が消滅、神室町が制圧される。←NEW!!


本編中二回も拉致られている。おそらく遥やリリ並にさらわれているんじゃないだろうか? しかも二度も撃たれ死にかけている。防弾チョッキ着ろ。しかも構成員が3万以上居る割にひとりで行動したがる悪癖がある。護衛部隊を用意しろ。
女装時は、なぜか髭はそのまま。
ちなみに大吾は何度か『強くて人望がある』と第三者によって語られているが、『人望がある』はともかく『強い』という描写はほとんどされていない。
というか、本編中に単独でバトルに勝ったことがない。

その疑問視される強さが『2』時代のいきがりっぷり、さらに生まれ持った不遇体質と併せて彼をネタキャラ化している。

そんな彼についたあだ名は『大誤算』。DAIGOと呼ばれることも。ウィッシュ☆

……ただ、ネタと親しまれている男ではあるものの本編中目覚ましい成長を遂げているのも確かである。
神室町を離れた桐生さんに代わり、若いながら東城会と組員、そして神室町を護ろうと常に一生懸命だ。
『3』以降では見た目や物腰からもかつての幼さがなりを潜め、理知的で風格ある立派な会長となった。

特に射撃の腕前、は卓越している。
今までに錦山組二代目新藤浩二、アンドレ・リチャードソンなどの射撃に成功している(前者は即死。後者は死は免れたものの重傷を負い、同伴していた部下二名も死亡している)。
『5』においても黒澤の護衛全員を射殺しており、ムービー銃では歴代キャラ随一の殺害数を誇る。ムービー銃なので、殺しはやって無いらしい四代目とは違い、明確に射殺している。
リチャードソンの件は重傷で寝たきり、峯すら匙を投げる症状から担架から転がり落ちて峯が捨てた拳銃を拾い、全発命中。
黒澤については金井に撃たれる前に黒澤の拳銃を正確に撃ち、金井に撃たれた後も病院から抜け出して勝也に体を支えられた体勢で黒澤の護衛達に全発命中。コンディションは最悪な状況でも銃撃を外したことは無い。

東城会にはかつては風間、嶋野、荒瀬など手練れの銃の使い手が居たが、大吾は彼らと同等の腕前がある。

『3』、『5』共に大吾は重傷で再起不能と見た黒幕側の誤算が命取りとなっている。


ちなみに『OTE』の彼は、前述の女装イベントばかりが強調されることが多いが、何気にシリーズの中で最も威厳に満ち溢れており、
ゾンビ騒動のさなかで生き残った人々をきちんとまとめ上げている他、終盤ではモニター越しとはいえ近江連合会長と対等の会談までやってのけ、ゾンビ騒動の黒幕に大きく近づいている。ゾンビ掃討も自ら前線に立ち、真島をサポートする働きを見せた。

『5』では品田の同級生であったことが判明。
学年一位の成績を誇る優等生だったが、品田たちの甲子園出場を守るために喧嘩沙汰を起こした末に退学、少年院に入っていたことも明かされる。
名古屋組の調査の際には品田を使ったが、これはその時点で信用できる部下がいなかったこと、大吾自身が行方をくらましているさなかであったことに加え、
それ以上に品田に立ち直ってほしいという思いがあった模様。
名古屋組と因縁深い品田に真相を究明させて、品田を変えるきっかけを与えた。


龍が如く0
サブストーリー「若様のおねだり」にて、当時12歳の彼が登場する。
たいそうひねくれた性格で、組の看板と財力にものを言わせて自分より年上の若者達をはべらせて遊び歩いていた。
だが、内心では自分の周りに集まってくるのは父親である堂島宗兵の財力や評価目当ての者しかいない事も分かっているため、深い孤独感を覚えている。
皮肉にもその姿は、将来自分に半ば狂信じみた忠誠を誓うことになる兄弟分・峯と瓜二つの状態であった。

本編以前でもちょくちょく桐生を連れて遊んでいた様子で、サブストーリーでは母親に事務所への立ち入りを禁止されてヒマなので街で遊びたいという理由で桐生を呼びつける。
大吾の傍若無人な振る舞いに対して桐生は「俺の知っている堂島大吾という男はこんなことはしなかった」と諭しており、ここまでひねくれてしまったのは最近であることを窺わせる。
やはり、あの一筋縄ではいかない父親の背中を見て、色々抱え込んでしまったのだろうか?
なお、桐生は堂島組と事を構えている自分と行動するのは危険だという理由で大吾の誘いを断ろうとするが、
大吾は組長の息子である自分と行動している間は組の者に手を出される心配がないと半ば無理やり了承させた。

以下サブストーリーのネタバレ注意。







その後、以前に自らがはべらせていた若者達に闇討ちされかけて桐生に助けられる。

大吾は闇討ちしようとした若者達をここぞとばかりに罵り、さらには桐生に彼らを不具にするように命じようとする。だが、そこに響いたのは



「…いい加減にしねえか、このガキがぁ!!」

ぶち切れた桐生の怒声だった。


「黙ってりゃどこまでもつけ上がりやがって…」
「ボンボンなのもいい、親の看板使って調子に乗るのも許してやる…だがな…何の抵抗もできない相手を、絶対安全な立場からいたぶんのは外道だ」
男の道に外れるような事する野郎は許せねえ…それが大吾。お前がそうだってんなら尚更だ」
「ほ、本気かよ、桐生君。……組長の息子に手を出すのかよ!どうなっても知らないぞ!」
突然の桐生さんの手のひら返しに憤慨する大吾。
「知ったことか。俺は、こんな状態のお前を黙って見過ごすような男じゃねえんだ」
なおも怒鳴り続ける桐生さん。この剣幕に大吾は泣きながら、自らの行いを詫びたのだった……。

泣き止んだ大吾は、久しぶりに自分を堂島組長の息子という色眼鏡なしで見て、さらに心から自身の事を心配し、叱ってくれる人間に出会えて嬉しかったという心中を告白する。

桐生は、人間同士が本当に信頼しあえるようになるには長い時間がかかり、そしてその時間を惜しんではならないと諭した。

「それに、お前のダチはここに一人いるんだからな」

それを聞いた大吾は親の金や看板に頼らず、自分自身の足で歩んでゆく決意を決め、桐生に再会を約束して去っていった。

成長した大吾の背中をどこか晴れやかな気持ちで見送る桐生。
だが大吾は堂島組長の息子である。
一方、自身はその堂島組と事を構えている状態。
最終的に杞憂で終わったものの、この時点では恐らく大吾との再会は決して叶わないと桐生は悟っていたのだった…。



龍が如く6
亜細亜街で起きた大火災(古参幹部である菅井の策略)の責任を取らされ真島と共に警察に逮捕されてしまう。終盤に桐生の計らいで釈放され、陽銘連合会と五分盃を交わす計画をたてる。


【維新】
幕末を舞台にした維新では徳川慶喜として登場する。
貫禄はあるのだが「黒船襲来」という未曾有の事態が起きたり、弱体化しつつありほぼほぼ詰んでる幕府を任せられてしまってるあたり、立場的に嵌り役にも程がある。
だがグラフィックが公開された直後は、そのまげ姿に腹を抱えるプレイヤーが結構いたとか。

一方そのその妙に面白い姿とは裏腹に日の本の国を治める長として確かな貫禄と冷静で的確な判断力の持ち主。
桐生一馬扮する斎藤一(坂本龍馬)と真島吾朗扮する沖田総司に居城にカチコミを仕掛けられるも、自室に姿を現した斎藤を冷静に品定めし彼との対話に臨んでいる。
最終的に大政奉還の奏上に現れた彼に、「(その策がなんなのか聞かせたければ)聞く耳を持たせてみろ」と戦闘をしかけ、激しい剣戟の末に敗北。え?齋藤からは普通に銃で撃たれたり拳で暴行振るわれ、彼も彼で謎のビームで抵抗していた?知らんな。斎藤との問答の末に大政奉還を受け入れ徳川300年の歴史に幕を引いた。

なお、ナンバリング作品では渡世の親でもある桐生だが、本作では面識がなくそれどころか彼視点では自宅にカチコミしかけてきた賊でしかない為、そちらとは違い終始タメ口かつ上から目線で桐生に接する珍しい姿を見せることとなる。



追記・修正はサングラスとマスクでバレバレの変装をしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月18日 12:45