マシュランボー

登録日 :2011/12/08(木) 23:55:31
更新日 : 2017/09/06 Wed 22:08:50
所要時間 :約 7 分で読めます




マシュランボーとは、2000年にテレビ朝日系列にて放送された東映アニメーション製作のオリジナルアニメである。



【あらすじ】
人類が滅亡してから300年後の地球は、マトリクサーと呼ばれる人工生命体に支配されていた。
コールドスリープから目覚めた唯一の人類の生き残り、ヤクモは父のメッセージである『センターを目指せ』という言葉に従い、
マシュラ、サーゴ、クータルたちを仲間にしながら西の方角にあるセンターを目指す。


【概要】
西遊記をモチーフにした冒険アクション作品である。
人気が無かった訳ではないが視聴率には伸び悩み、残念ながら32話という中途半端な話数で打ち切りになってしまった。
というか裏番組がHUNTER×HUNTERカードキャプターさくらの再放送の時点で無理ゲーにも程がある。
しかし根強い人気を持っていることも事実で、映画化の話が持ち上がったこともある。
だが期待させといて結局出たのは総集編のOVAだけだった……。

最初は明るくて作画に合ったギャグも多かったが話が進むに連れて子供向けとは思えない程のシリアスで欝な展開に愕然となった子供も多いとか。
その反面、漫画版は岩本佳浩氏の絵柄や味付けによって爽やかな印象となっており、結末もハッピーエンドとなっている。

当時放送されたクウガに映像が流用されたことも。


【登場人物】
・マシュラ
(CV:高山みなみ
本作品の主人公。モチーフは西遊記の『孫悟空』、名前は猿を意味する『ましら』から取っていると思われる。
口が悪く、短期で喧嘩っ早い性格。
初登場時は悪さばかりしてたのをこらしめるために村人に吊るされており、それをヤクモに助けられた。
……どこかで聞いたような話である。

マトリクサーには珍しく、完全に少年期の人間のような見た目である。
ハイパーフォームは匪の力を使う深紅の鎧を纏った戦士の姿であり、非常に高い戦闘能力を持つ。
また、サーゴとクータルのゴーバクカードを取り込むことで強力な力を持つマシュランボーになることができる。

漫画版では年頃の男の子のように「理想の自分」を追い求めており、しばし妄想に耽る場面も。
一度は「敵を倒すための力」に取り憑かれ、ブラックマシュランボーになってしまうが、
その後、「守るための力」を理解し、心身ともに大きく成長した。
そして、 ラストではヤクモとガチで結婚。しかも続編のドラマCDでは娘が可愛すぎるが故に見事な親バカっぷりを見せていた。


・サーゴ
(CV:川津泰彦)
マシュラの幼なじみで爬虫類系のマトリクサーだが見た目は人間に近い。
キャラや名前のモチーフは西遊記の『沙悟浄』と思われる。
言葉に英語を混じえて話すのが特徴。
水の力を操り、ハイパーフォームになると大きなお姉さんたちにも人気だった麗しい美青年になれる。
漫画版のエピローグではヘルメットを外した姿を披露。


・クータル
(CV:龍田直樹)
とてものんびりとした猫型のマトリクサー。
たぶん西遊記でいう『猪八戒』的ポジションなのだろうが見た目も名前もそれを伺わせるようなものはない……。
まあ猪より猫の方が受けはいいのである意味仕方ない。

大食いキャラだが仲間で食べる料理を作るのも担当とちょっと珍しいタイプ。
語尾に『なのねん』をつけて喋るのが特徴。
ハイパーフォームになると可愛らしいルックスから一転、勇ましいライオンのような姿になり、大地の力を持った技を放つ。
なお、レイ、センという双子の弟とサンジュという妹がいる。


・ヤクモ
(CV:皆口裕子
本作品のヒロインにして、人類最後の生き残りとなる人物。 そしてマシュラの嫁である。
人類を復活させるための場所である「センター」を目指し、ロボットの「ハクバー」と旅をしていた。

とても優しく穏やかな性格で、かなりの美少女だが若干鈍感で天然な一面も。
その優しさ故に敵に情けをかけ、許してしまうことも多く、
倒した敵のゴーバクカードをマシュラが破壊してしまった時には彼を諌めた。
物語のキーマン的存在で、強い力を秘めている。
第二部では…。

漫画版ではあくまでも「普通の人間」である事を強調されている。
最終回でマシュラと結ばれ、彼の子供も産んでいる。


・ビンカ
(CV:久川綾)
第二部から登場する少女でマシュラとヤクモを慕っている。
マシュラと姉妹でプリキュアに変身とかはしない。
結局、彼女の正体は不明のまま…。


・コヤクモ
漫画版オリジナルキャラクター。
マシュラとヤクモの間に産まれた娘。
恐らくは3歳ぐらい。髪はマシュラ似、顔はヤクモ似。将来が楽しみです。


マシュランボー
本作のタイトルにもなっているマトリクサー。
紫色の髪に赤い鎧を纏った美系の青年の姿をしている。
個別項目を参照。


・ラナンキュラス
(CV:青野武)
アニメ版第二部のラスボス。
第二部ではなかった事になっている進化した「マトリクサー」誕生の元凶でもある。
大きな身体を持ったカードリアンの王でマシュランボーを上回る力を持つ。
ヤクモを取り込んだことで得た力でゴールドマシュランボーすら倒したが覚醒したゴッドマシュラに圧倒された。
最期はゴッドマシュラの力の余波によって呼び寄せられてしまった隕石にゴッドマシュラと特攻されて倒された。

漫画版では「キングマトリクサー」がラスボスになっているため、登場しない。


・ゴッドマシュラ
300年前にラナンキュラスを封印した究極の戦士にしてマシュラの真の姿。
ラナンキュラスにマシュラが一度殺されたことによって記憶を取り戻し復活した。
その力はラナンキュラスをも追い込んだがこれによって

ゴッドマシュラ>>>>>>>>ゴールドマシュランボー

の図式が出来てしまった。
圧倒的な力は太陽系にすら影響を与える程で最期はラナンキュラスを道連れに隕石に突撃し、地球の危機を救った。


・フェニックス・マシュラ
TV版にも登場したが、こちらは漫画版の最強フォーム。
「誰かを傷付ける為の力」ではなく「誰かを守る為の力」を理解したマシュラが会得した最強フォーム。



【用語】
・マトリクサー
人類が自分たちに奉仕させるべく様々な生物の遺伝子を融合させて作り出した新生命体。
300年前にマトリクサー七大将軍を筆頭に人類に反乱を起こし、人間が滅んだ後の地球を支配している。
様々な種類がおり、マシュラのような人間型、クータルのような獣型、ドッカクのような昆虫型など幅は広い。

「ダメージを受けるとゴーバクカードになる」「他のマトリクサーのゴーバクカードを取り込んで強化できる」
「一部のマトリクサーはハイパーフォームに変身できる」といった特徴を持つ。

第二部では進化の原因となった事態が回避され、ハイパー化する個体の存在がなかったことになっている。

漫画版では、荒廃した地球を再生させるために人工的に造られた生命体という設定。
なお、ラストシーンを見る限りでは人間との混血も可能らしい。


  • ゴーバクカード
マトリクサーが戦闘不能になりカードの姿になった状態。
これがあれば再び蘇ることができるが、破られたり燃やされてしまうと完全な死となる。

マトリクサーは他のマトリクサーのゴーバクカードを使用することで、「ゴーバク合体」を行うことができる。


  • ゴーバク合体
他者のゴーバクカードを取り込んでパワーアップする方法。
マトリクサー同士が合体すると「合成マトリクサー」となり、特定のマトリクサー同士が合体すると「究極マトリクサー」となる。
(例)合成マトリクサー
ドッカク+ギターイ=合成ドッカク
カトラス+女王蜂=合成カトラス
(例)究極マトリクサー
マシュラ+サーゴ+クータル=マシュランボー
リュウマ+グランドラ=グランリュウマ
ルシフェーヌ+七大将軍=ゼネラルモンスター
マシュランボー+七大将軍=サタンマシュランボー


・ハイパーフォーム
マトリクサーがハイパーマトリクサーとなった姿。
マトリクサーの中には一時的にこの姿に変身できる者がいる。
通常のマトリクサーを上回る戦闘能力を持つが、なれる者は少ない。


・マトリクサー七大将軍
マシュランボーを中心に人類に反旗を翻し、そして滅ぼした七体のマトリクサー達のこと。
「昆虫王ドッカク」「爬虫類王リュウマ」「鳥獣王ルシフェーヌ」「海洋王クラーケン」「猛獣王ダイハンガー」「幻獣王キマイラス」が該当する。
マシュランボーが生み出した存在で実力も非常に高い。
戦後は各大陸の王として君臨している設定だった。
モチーフはグレートマジンガーの「七大将軍」から。

漫画版ではまともに登場したのが「ドッカク」「リュウマ」「ルシフェーヌ」のみで、あとはマシュランボーがいつの間にか始末していた。




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