オナホール

登録日:2011/05/29 Sun 21:13:22
更新日:2023/10/29 Sun 16:58:41
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オナホールとは、早い話がペニスをつっこんでオナニーを行うための夢の男性用性玩具である。


■概要


日本では江戸時代初期の文献に残る、円筒型の容器の中にベルベットを張った吾妻型(あずまがた)と呼ばれるおもちゃがオナホールの始まりと言われる。
その後、1980年代にスポンジ式のオナホ、90年代にゴム素材のオナホが発売されるが、ジョークグッズの域を出ないものでしかなかった。
しかし、2000年代に入り爆発的に進化し、ガチで気持ちよくなるためのグッズとして現在に至る。

ただし、正式に「自慰行為の道具」として売ると、それは薬機法(旧薬事法)上「医療機器」として扱われることになる。
そうなると他の性具と同じところではとても売れないし、商品ごとに国の審査や認可を受けなければならない。
そのため、オナホールには必ず以下のような注意書きがなされている。

※本品はジョークグッズです。その他の目的でご使用された場合の責任は、一切負いかねます。

要するに、オナホールというのは「ジョークグッズ」であり、法律上「性具としての使用を想定していない」ことになっているのである。
はっきり言ってソープランドと同レベルのガバガバ論理だが、いちいち規制しても誰も得しないのでスルーされているというのが現状である。


■タイプ


  • 使い捨てタイプ
通称オナカップ。値段は500~1000円。
予めローションが塗られており、フタを外して挿入する。
基本的に使い捨て用であり、連続使用はオススメできない。
外側のカップがプラスチックであるため、中をきちんと洗うのは困難である。
福山雅治が愛用していることで名高いTENGAもこれ。
安価で簡単に使い捨てられる利点があり、ホテルや個室ビデオ店にも設置されていることがある。
ただ、やはり安い分、愛好家からは気持ちよさはイマイチという声が多い。

  • ハンドホール
価格は500~1万円。
最も一般的なタイプで、洗浄することにより複数回使用可能。
貫通型と非貫通型で使用感覚が大きく異なる。

◆貫通型
ちくわのように、筒の両側に穴が空いているタイプ。
洗浄が楽だが、ローションが垂れたりするため、使用場所が限られる。
バキュームが無い為快感が弱い等の欠点がある。
ただし、反対側の穴にローターをつければ新しい境地に目覚めるかも……。
オナホを卒業しようとして非貫通型(下記)を半分に切って捨てようとしたら、このタイプになった事がある者もいるらしい。
現在はこの手のものが新発売されることは少なく、ほぼ絶滅危惧種。

◆非貫通型
現在の最メジャー。穴が片側にしか空いていない。
中の空気を追い出すことによってバキュームを生み出し、非常に気持ち良い。
ただし、ローションや精液が奥に溜まりやすく、洗浄が面倒。
使い方や洗浄方法が荒いと穴が空き、貫通型に移行してしまうこともある。
まあ、それはそれで……

■電動タイプ
電気で動く未来からの使者。人間では不可能な動きが可能。
一方で高価&水洗い不可、地雷率の多さ、稼働音がうるさいなどから、電動に殿堂無しと言う名言もある。

■据え置きタイプ
局部だけでなく、尻全体(アナルも使える)を再現したタイプ。
他と違い、自分の腰を振れるリアル感や、台等においてバックや立ちプレイ、重いものなら騎乗位も楽しめる。
欠点は洗浄のめんどくささ、保管場所の確保、重さ、価格等。

  • その他
最近は顔を模したフェラホールや、パイズリ専用のおっぱいタイプ、ダッチワイフと合わせて使うタイプ等様々なものがある。

  • ネタ系
オナホールは建前上ジョークグッズであるが、モノがモノだけに割と露骨なパロディをしているものも多い。
最近は某カロイドとか某はらぺこシスターとか某軽音部とかがパロディされている。
その突っ込み所満載のギリギリなパッケージは、ネタとしても一級品である。
しかしホール本体は関係ないことも多いが。

そのほかにもゲイ向け、ディルドとしても使えるタイプ、髪コキタイプ、耳姦タイプ、果ては便器型(肉便器ではなくガチの便器)など一風変わったものも。

  • 亜種?
片栗粉から造られる謎の物体Xや、蒟蒻を使う無礼な輩もいるとか……


以下、メジャーな非貫通オナホールの選び方や使用方法。

■選び方


1 - 素材の柔らかさ

オナホールは大きく、ノーマルタイプ、ハードタイプ、ふわとろタイプに分けられる。

  • ノーマル
基本的に使い手、シチュエーションを選ばない普通の柔らかさ。ピンクや肌色をしていることが多い。
オールマイティなので使いやすいが、そこからさらなる自分に合った気持ちよさを求めて沼に足を突っ込んでいく人が……

  • ハード
ゴムくらいの硬さのタイプ。耐久性が強く大事に扱えば年単位はもつ。大抵は透明か黒などの濃色をしている。
刺激がより伝わりやすいのが特徴で、イクときに強制的に吸い出されるような感覚を味わうものが多い。
さくっと高刺激で抜きたい人、ペニスがアイアン化してちょっとやそっとの刺激ではイケない人、強制的に抜かされるマゾ男シチュ向き。
反面、ペニスへの負担が激しく慣れないとヒリヒリすることや、あまりの高刺激に慣れすぎるとリアル女体でイケなくなる弊害もあり要注意。

  • ふわとろ
もちもちプルプルの柔らかさを追求したタイプ。白系が多い。
プリンのような感触、果てにはスライムのおもちゃくらいの感触もある。
柔らかいため刺激が伝わりにくくなるが、優しく包まれる感触が魅力。
ラブラブ系、ご奉仕系のオカズで時間をかけてスローオナニーしたい人向け。
耐久性は犠牲になっており、扱いやメンテには慎重さやこまやかさが求められる。
普通の使い方では2ヵ月あたりで寿命が来ると見ておいた方がいい。


2 - 内部構造

先ずは安いもの買って好みを試すのがいいだろう。

  • 横ヒダタイプ
古くからある定番の構造。洗濯板のような形状でペニスを全体をこすられるのでハズレが少ない。
また穴の形がシンプルになるのでバキュームを利かせやすいという利点もある。

  • 無次元構造
ホールの中がヒダなどで埋まっていてわずかな隙間しか空いていないタイプ。ホールの中をかきわける感触が魅力でこちらも人気がある。
構造の関係上、バキュームが効きにくい、ローションが溝に残りやすく洗浄が少し面倒という難点もある。

  • スパイラル系
その名の通り螺旋状のヒダが内部についている構造。つっこむだけでヒダが絡みつく感触が特徴。

  • 子宮系
内部に子宮口のような構造があるタイプ。
いわゆる子宮姦のように突破して亀頭が刺激されるのが魅力。
中には二重子宮、連続子宮といった現実ではありえない構造も。
子宮口部分が破損しやすい、ペニスが短いと子宮口まで届かず、長いと根元の快感が得られないと、自分のペニスに合うオナホ探しが面倒といった欠点もある。

  • 二重構造
大体のオナホールは一つの素材で作られているが、柔らかさの異なる素材を組み合わせたオナホールがこちら。
外側硬めに内側柔らかめである程度の締め付けを得たり、外側柔らかめに内側硬めで手触りの良さを得たりと普通のオナホとは違う感触を楽しめる。
ただし違う素材の接続面から剥離しやすいので耐久性が低い、工程が増える分だけ高額になりやすいといった問題も。


■使用方法


基本的にローション入れて、チンコ入れるだけ。
だが、工夫次第でよりよいオナニーライフが楽しめるぞ。

  • ホールを温める
オナホールを温めることにより、人肌くらいにしてよりリアルに近い快感が味わえる。
お湯で温めるのが基本であるが、時間がなければ電子レンジでも代用可。
ただし、素材によっては電子レンジの熱で溶けてしまうことがあるので注意。
必ず温められることを確認してからやろう。

  • ローション
ローションも重要なアイテム。ホール専用のローション等も存在している。
基本的にたっぷり使うことで滑りがよくなり気持ち良いが、使いすぎると滑りが良すぎて逆に刺激が減るので適量を探すべし。
また、一般的なローションはぬるま湯で薄めるとホール専用ローションに近い質感になる。

  • 固定する
手でストロークするのが一般的だが、固定すれば両手が自由になりプレイの幅が広がるし、腰を振るというリアル感覚が楽しめる。
ホールを取り付けられるダッチワイフなどの専用品も存在するが、なければ押し入れや布団でうまく固定しよう。
特に布団なら安定性があり、抱き着けるので、好きな女の子の写真でも舐めながらやろう!
ただし、ローションが垂れやすいので対策はしっかりしよう。

  • 空気を抜く
非貫通オナホールは、中の空気を抜くことによってバキュームを発生させられる。
適度にやれば、人が吸ってくれているような快感を得ることが可能。
ぜひマスターしよう。


■手入れ


使い終わったらしっかり洗おう。
粘膜に付けて使うものであるため、清潔さは非常に重要である。
不衛生だとガチで健康被害が出るので、オナホだからと甘く見ないこと。

基本的にハンドソープなどを付けて水洗いで問題ない。
洗い終わったら水気を拭きとって乾燥させよう。最近はオナホール用のタオルや珪藻土スティックもある。
洗浄の際にひっくり返して洗う人も多い。そのような想定をされているホールならある程度問題ない。
だが、オナホールに確実にダメージが入り、破損したりガバガバになったりもするので要注意。
また、洗い終わって風呂場に放置はNG。風通しが良いところで、カビが生えないように気をつけよう。


■注意点


  • あくまで「ジョーク商品」として売っているということは、怪我をしても自己責任ということである。丁寧に使おう。
  • 雑菌が発生しやすく、性病や病気に注意。おかしいと思ったら使用を中止し、改善しなければ病院に行こう。
  • 素材が人体に悪影響を及ぼす場合もあるため、本来はコンドームを付けて挿入すべきである。まあ、殆どの人はナマでやると思うが……
  • 家族とかに見つからないよう保管だ!


■代表的、特徴的なオナホール


  • ボクのおなぺっと
発売は2007年と歴史のあるオナホール。
シンプルな横ヒダ構造、柔らかい素材、通販サイトで700円を出せば買えてしまう安さが特徴。
かつては、オナホール初心者はとりあえずこれを使えと言われたほどの定番ホール。
シリーズの乱発により現在ではバーゲンセール状態だが、素直におすすめできるのは初代と2くらいである。

  • TENGA
オナホと言えばこれを想像する人も多い使い捨てホールの代表格。
赤と白のシマ模様は、ネットの画像などで見たことある人も多いのではないか。
使い捨てホールだけでなく、繰り返し使えるハンドホールなど様々なタイプのオナホがリリースされている。
見た目がオサレなこと、簡単に使えて強いバキュームが得られるが、本格的なオナホールに慣れると物足りないと言われる。

  • メンズマックス
上記のTENGAと対をなすオナホール。
繰り返し使える、大小様々なハンドホールが存在する。
ライバルのTENGAを意識してか、オサレなデザインのホールも多い。
また、独自のオナホとして水に濡らすだけでヌルヌルになるローションいらずのホールもある。

  • 東京名器物語
東名の通称で呼ばれる古参ふわとろオナホ。
耐久性は低いが柔らかさと気持ちよさに秀でている。
発売から10年以上経つ今でも、これが原点にして頂点と語るオナホーラーもいる。

  • ヴァージンループ
2013年に発売された横ヒダタイプのオナホール。
某お笑い芸人に番組で紹介されたことで爆発的なヒットとなった。
シンプルに気持ちいい構造と1400円程度で買えてしまう、安さから現在でも人気のホール。
さらにハードタイプやさまざまな構造のバリエーションが出ており、どれも評価が高いのでそこから進む人も多い。

  • 初々しい妹
オナホールを使い込むと気持ちよさが増す「覚醒」を世に知らしめたオナホール。
要は覚醒とは劣化して締まりが良くなったということで、大体のオナホはそこからすぐに壊れてしまうのだが、
裏返しても平気、数年は使い込める耐久力のあるセーフスキン素材のおかげで使い込めたからこそ、覚醒オナホの代表格となったと言える。
ただし、内部が短いのでデカチンには不向き。同じ素材を使った大型オナホがあるので気になった方はそちらを探してみよう。

  • セブンティーン
二重構造オナホールの代表格。
内部の刺激が弱めになっていてスロオナ派や射精障害対策として人気がある。
シンプルな分、バキュームも効きやすいのも魅力。ただし二重構造の宿命で耐久力は低い。

  • ぷにあなミラクルDX
大型トルソー型と言えばこれ。重さ10kgのほぼロリ巨乳少女の胴体と言った感じ。
服を着せたり、おっぱいを揉んだり、オマンコに入れたりアナルに入れたりと、セックスしてるっぽい没入感はピカイチ。
その分お値段も万札が余裕で2、3枚飛ぶ高額で、洗うのも保管するのも捨てるのも大変。いろいろとハードルが高すぎるオナホである。

  • 空笑挽歌-スモーキングカウントダウン-
柔らかさにおいてはこれ以上の素材はないと言われるほどの柔らかオナホ。
つーかゼリーに突っ込んでるのも同然なくらいの刺激の無さで、相当にふわとろを極めた者でないと抜くことも困難。
柔らかすぎて掴むのも大変。現在は廃盤。期間限定だが、メーカーのカスタマイズで同じオナホールを再現できる。

  • 鬼〜オーガ〜
恐らく硬さにおいてこれ以上のものは出ないであろう激硬オナホ。
もはや鈍器な硬さでまともに広がらず、入れることすら困難。
なんとか入ったとしても、すぐロケットのように射出されてしまい使用は無理。
こんなの使えるのは、その名の通り地上最強の生物くらいでは?
ちなみに、メーカーの公式ページで明らかに彼と思われるイラストが……
さすがに実用性皆無のジョークグッズなので、現在は廃盤。


さあ、オナホールは全国のアダルトショップやアダルトビデオコーナー、もしくは通販で好評発売中だ!
君も自分だけの名器とプレイで、グッドオナニーライフをエンジョイしようぜ!!
ユル系、キツ系、本体の素材やローションの粘度により、無限大のバリエーションがある。
だが、自分にピッタリ合ったオナホはぶっちゃけ、本物の女性器より気持ちよい。

最近はネットで手頃な値段で購入出来るので、未体験の人は是非一度使用をお勧めする。
人生の楽しみが増えるぞ。


(ニチニチ)満喫(グポグポ)した後は(クチョクチョ)追記(ヌッチュヌッチュ)・修正(ドビュ)よろしくな(ヌポン)。ふぅ……

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最終更新:2023年10月29日 16:58