暴魂トップガンダー

登録日:2011/02/10 Thu 19:17:35
更新日:2024/02/13 Tue 19:45:39
所要時間:約 7 分で読めます




※推奨BGM:襲撃


出でよ、ゴッドネロスの世界制覇に欠かせぬ逸材!

VIP暗殺に命を懸ける必殺のガンマン。
戦闘ロボット軍団・暴魂トップガンダー
勝利こそ正義、フェアプレーこそ正義の殺しの美学。

クールな殺し屋が、メタルダー抹殺の命を受けた!


超人機メタルダー!


耐える!
百発百中のガンプレイ


……こいつぁ凄いぜ!!







勝負の世界では、勝つことが正義だ。その正義を守るためにはフェアプレーでなければならない。

それが、俺の殺しの美学だ。


トップガンダーとは『超人機メタルダー』に登場するキャラクターである。

CV:森篤夫(他にも凱聖クールギンや烈闘士ブルチェックなども担当)
デザイン:森木靖泰


概要

メタルダー最大のライバルであり、かけがえのない親友。黒いボディに赤い隻眼、不恰好に盛り上がった左腕のマニピュレーターが特徴。

元々はネロス帝国戦闘ロボット軍団に所属するロボットで、その時の階級は暴魂。後述の性格や確かな実力から帝王ゴッドネロス凱聖バルスキーからの信頼も厚い。

初登場回である第5話「魚雷アグミス対海軍少尉メタルダー」では、メタルダー抹殺のための刺客として選出され、武器を持たない彼に対しても自身の決闘ルールで勝負を行った。
三度の対峙の末、メタルダーの放った竜夫の形見の短剣に敗れるが、その信念に共鳴するものを感じたメタルダーに命を救われた。

その後、第6話「耐える!百発百中のガンプレイ」で軍規違反の廉で処刑されそうになるも、メタルダーとの再戦を果たすべく寸前に脱出。執拗な追撃に傷付いていたところを彼によって再び命を救われ、再戦に向けて腕を磨くべく誰も知らぬ土地へと去っていた。

後に、第16話「恋のライバルはバリバリ爆走族」にて、クロスランダーの来日と時を同じくして再び登場。
非道な振る舞いに及ぶ帝国と完全に決別し、以降はメタルダーの友になり、要所要所で力を貸すこととなった。

ちなみに、彼のモデルとなったのはゴルゴ13に似たヒットマン』であり、ゴッドネロスやバルスキーの口からそれが語られている。


性格

初期はクールな性格であり、己の信念に従って戦う、誰ともつるまない孤高のスナイパーであった。

かつて友であったロボットに裏切られ、射殺した経験から「勝利とは正々堂々と戦って得られるもの」という考えを持ち、暗殺を生業としながらも闘いにおいて卑怯な真似はしない。その潔癖さは、「武器を持たない相手と闘う時は、一度自分のライフルを置いて先にライフルを取った方が勝ち」という決闘方法からもうかがえる。その為、ネロス帝国の一員であった頃から時として帝国の軍規に反した振る舞いに及ぶことすらあっててでも、フェアプレイを邪魔しようとする輩に銃を向けることを厭わない。その一匹狼気質の潔癖な性格とガンマンとしての戦い方の違いから、同じ軍団の暴魂クロスランダーとの仲は最悪。

ネロス帝国にいた頃は「勝利こそ全て」と語っていたトップガンダー。
しかしメタルダーと共闘するようになってからは丸くなり、自らが背負った業を割り切れず、今まで犯してきた罪に思い悩んでセンチになるなど繊細さを見せ、平和を望んで自ら殺しの美学を否定してメタルダーを「最高の友」と称するまでになった。

彼はメタルダーによって救われた人物だと言えるだろう。


技・能力

元々からの戦闘能力はかなり高い方であったが、メタルダーの仲間になってからはライフル以外にもエナジーブレイカーといった格闘技を身に付けかつての仲間であったクロスランダーやデデモス、ゴブリットの3人を圧倒した。
さらに終盤では、負傷したメタルダーに代わり機甲軍団と戦闘ロボット軍団の相手を引き受ける、白兵戦主体のゴチャックを格闘戦で互角以上の戦いを展開する…など豪将~凱聖クラスの戦闘能力を発揮した。

●大型ライフル
トップガンダーの主戦力。スコープ付きでその威力は岩をも一撃で粉砕するどころか、ネロス軍団員の殆どを一撃で仕止める程。ある意味、レーザーアームと双璧を成す必殺武器。
持ち前の百発百中の命中精度と合わせて大きな武器となり、味方になってからは遠距離攻撃が充実していないメタルダーの大きな支えとなった。時には鈍器として使うこともあった。
最初使っていたものはネロス帝国を離反する際にザケムボーの溶解液で失われてしまったが、再登場時にはどこかから調達している

●オートバイ
ネロス帝国にいた頃に乗っていた、オフロードタイプの漆黒のバイク
5話でメタルダーの乗るサイドファントムと激闘を繰り広げたが大破された。
ライフルとは違い、その後は調達されることが無かった。

●エナジーブレイカー
左拳を発光させての強力なパンチ。メタルダーと共闘するようになってから使用するようになった。
ゲームスーパーヒーロー作戦』で命名された。

メタルダーの仲間になってからであるが、他にも戦闘ロボット軍団の烈闘士ザーゲンと同様にを見ることができる。これでトップガンダ―のデレデレっぷりが加速した。

関連人物

メタルダー
最大のライバルにして最高の親友。
戦いを通じて友情が芽生え、中盤以降は完全に仲間となった。

帝王ゴッドネロス
ネロス帝国の支配者。トップガンダーの製作者にして彼の元主君。
トップガンダーを寵愛していたが、彼が掟に背いて脱走した後は容赦なく破壊しようとする。

凱聖バルスキー
戦闘ロボット軍団の長。
トップガンダーを深く信頼していて、彼が脱走した後もその身を案じていた。

暴魂クロスランダー
ヒーロー然とした見た目に反して卑劣漢。トップガンダー曰く“薄汚いドブネズミ”。南米のテロ組織と手を組み、動乱を引き起こした功績により爆闘士から昇格した。
“ガンマンのような戦い方と手段を選ばぬ非情のヒットマン”という点はトップガンダーと正反対で、互いにそりが合わず、トップガンダーに激しい嫉妬と深い憎しみを抱いている。
トップガンダーが細身の身体に釣り合わない歪な左腕をしているのは、かつてクロスランダーに左腕を破壊された自分への戒めとして所望したことが『B-CLUB』の小説で語られている。

◆軽闘士デデモスゴブリット
クロスランダーの手下。政府軍の待ち伏せにあった失敗(実はクロスランダーに囮にされていた)により強闘士から軽闘士に格下げされた。
彼らはトップガンダーと同時期に開発された兄弟機にあたる。


孤高のスナイパーの結末



余談

  • デザインを手掛けた森木氏によれば、元々はヨロイ軍団員で左手も義手のつもりだったという。
    また、「提出点数を増やすために会議の日の朝のたった1時間で描いたが、本編で重要な役回りを担うとは露程も思わなかった」とか。

  • 上記のキャラクター性は、本作の脚本を手掛けた高久進氏が出来上がったデザインを見て「一匹狼っぽいと思った」という理由から生まれたものであり、「トップガンダー」という名も高久氏の娘が好んで見ていた映画『トップガン』が元ネタとのこと。

  • スーパーヒーロー作戦』ではメタルダーが原作再現で必ず離脱するにもかかわらず、何とトップガンダーは最後まで死なない
    これ自体はゲームにありがちな救済なのだが、何故その救済措置をメタルダーにも施さなかったのか……


俺は、荒らしを裏切ったことを誇りに思っている。
“殺しの美学”…それが一体何だっていうんだ!?俺は、Wiki篭りという最高の友を得た。
もうこの世に思い残すことは何もない。追記・修正するなら早くしろ!

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最終更新:2024年02月13日 19:45