カゲ三人組

登録日:2011/10/25 Tue 23:52:02
更新日:2024/04/06 Sat 17:34:24
所要時間:約 6 分で読めます




カゲ三人組とは、『ペーパーマリオRPG』に登場するマジョリン、マリリン、ビビアンから成り立つ三人組の魔法使いである。

魔女のようなとんがり帽子を被ったカゲのような風貌をしており魔法と影隠れによる瞬間移動を得意としている。
ストーリー中では二度マリオ達と戦うことになる。

本作に登場した敵組織メガバッテンに所属しており、総統のバツガルフにゴロツキタウンの地下の『1000年の扉』に封印された伝説の魔物と封印を解くスターストーンの存在、魔物は封印を解いたものに従うという情報を与えていた。

長女のマジョリンは次女のマリリンには優しいが末っ子のビビアンには後述する理由から理不尽な程冷たい為、若干反感を持たれている。

三人組のテーマ曲もあり、序盤は間の抜けた曲調だが、中盤から曲調が変わり底の知れない不気味さが伝わる良曲である。


以下、個別の説明


◆マジョリン
カゲ三人組の長女にして三人の中のリーダー。
老婆の魔女のような風貌で常にニヤニヤと不敵な笑みを浮かべている。クリスチーヌからは余り近寄りたくないタイプだと言われた。
三人の中では一番背が低く、体力も低い。

ビビアンに対し、無実の罪を責めたり、無実だと分かっても謝らないなど、性格は余りよいとは言えない。ビビアンをひねくれもの呼ばわりしたが本当にひねくれているのはこちらである。

一度目の戦闘では吹雪の魔法による全体攻撃以外に特徴はないが、二度目の戦いでは吹雪にこおりの追加効果がつき、行動回数を変化させる魔法を使うなど後方支援に特化している。


◆マリリン
カゲ三人組の次女。
おかっぱのような髪形でずんぐりとした丸い体型をしている。
三人組の中では一番背が高く体力と攻撃力も一番高い。

基本的に「んあ~」としか喋らないが、三人組の名乗り口上の時は「カゲ…」とだけ喋った。クリスチーヌからは何を考えてるかよく分からないと評された。
本人の感情は表に出さないがマジョリンの命令には忠実に従っている。

一度目の戦闘では攻撃力2の雷魔法による全体攻撃とチャージをして攻撃力を4に上げるだけだが、二度目の戦闘では攻撃力7の雷魔法を連発してくる他、チャージをすると攻撃力が14にまで跳ね上がるので三人組の中では最初に倒しておいた方がいい。


◆ビビアン
カゲ三人組の末っ子。
三人の中では一番可愛らしい容姿をしており、髪形は先端がカールしたロングヘアーをしている。
三人組の中では身長はちょうど中間ほど。
長女が老婆なのに対し末っ子が子供であるのはなぜなのか不明。血がつながっていない仲間なのかはたまたそういう種族なのだろうか。

本人はカゲ三姉妹と名乗りたいがマジョリンには聞きいてもらえない。
クリスチーヌからも自分よりも可愛いのでは?と思われたりしている。










…のだが実は彼、言動と外見は完全に女の子だが正体は オトコ という俗にいうオカマ男の娘と呼ばれる存在であった。
先の三姉妹発言も直後に「どこが三姉妹だよ!あんたオトコじゃないか!!!」と姉からド正論でツッコまれている。


その為かマジョリンからは激しいイジメを受けており、本人はマジョリンのオシオキを何よりも恐れている。
大人の事情で英語版・ドイツ語版では女の子になっているがその為、一部の台詞が不自然なものになっている。

戦闘では炎の魔法による全体攻撃をするが三人組の中では一番弱い。また彼のみ通常攻撃は他の姉妹のような両手叩きではなくパンチである。


中盤でマジョリンから理不尽な仕打ちを受けていた自分を慰めてくれたマリオに惚れてマリオ達の仲間になり、カゲ三人組から離反する。

終盤では撃破後の三人組と会話した時やラスボスと対峙した時のセリフからマジョリンの事をそこまで悪く思っていないことがうかがえる。


シロスケランペル
中盤で離反したビビアンの代わりにカゲ三人組に入った新入り。
元々はウスグラ村に呪いをかけて楽しんでいたバケモノだったが、マリオに敗北して行き場を無くしていたところをたまたま出会ったマジョリンに脅されてメンバー入りした。
マジョリンには変身能力を使ったスパイ行動などいい様に利用された。


☆ストーリー中の活躍
ステージ2「ふしぎの森」でマリオを倒す為にメガバッテンが差し向けた刺客として初登場。
しかしマジョリンがメガバッテンから受け取ったマリオの手配書を紛失しビビアンにその責任を擦り付けている間に目の前にいたマリオをスルーするという大失態をおかした。初登場時からすでにネタキャラであった。
その後手配書が見つかり、事情により戻って来たマリオと改めて対面し戦いを挑んだが敗北し、敗走した。

ステージ4「ウスグラ村」では秘密兵器イチコロバクダンを所持して再度出撃したが行った先でイチコロバクダンを落とし、再びその責任をビビアンに擦り付けた。
マジョリンとマリリンは一旦基地に戻りビビアンが泣きながらイチコロバクダンを探しているとランペルによって名前と姿を奪われ、カゲのような姿になってしまったマリオと出会う。
正体が分からなかったビビアンはイチコロバクダンを探すのを手伝ってくれたお礼として、マリオの名前と姿を取り戻すための手伝いをすると提案する。

しかし途中で正体がマリオであることに気付いてしまうが、道中の冒険により確かな絆が生まれていたビビアンは「マリオとのアイに生きる」と叫び、マリオと共にランペルを撃ち破りマリオの名前と姿を取り戻す。

その後、マリオ達の話を盗み聞きしスターストーンがステージ6「ピカリーヒルズ」新メンバーに加えたランペルにマリオ達の足止めを行い、先にスターストーンを手に入れるがそれは模造品であり本物はまんまとマリオに持っていかれることになった。

スターストーンを7つ全てマリオに持っていかれたバツガルフはマリオ達を騙して『1000年の扉』を開けさせると言う作戦に変更し、ランペルが内部工作をすることで見事マリオに扉を開けさせることに成功する。


そして扉の向こうの「闇の宮殿」でマジョリン、マリリン、ランペルの三人はマリオと裏切り者のビビアンを始末するために襲いかかるが再び敗北して気絶した。

その後一足先に宮殿の玉座の間まで進んでいたバツガルフはマリオに対してカゲ三人組は計画実行の捨てゴマとして使ったことを明かし「ろくに足止めもできないクズども」と酷評された。




……しかし、バツガルフが封印されていた魔物カゲの女王を目覚めさせた際に事態が一変する。


以下、衝撃のネタバレ















蘇ったカゲの女王はバツガルフの命令をきくどころか黒いカミナリによってバツガルフを跡形もなく消し去ってしまう。

そこへ駆け付けたマジョリンは「女王さまが蘇られた!」と叫び、カゲの女王は「マジョリンか、久しいのう…」と呟く…

実はマジョリンは封印されていたカゲの女王の側近でありメガバッテンやマリオ達を利用して女王の封印を解くために暗躍していた。
OPでスターストーンが記された魔法の地図が入った箱をピーチ姫に開けさせたのも彼女。
ある意味、真の黒幕かもしれない。ビビアンはマジョリンの計画は知らされてなかったようだ。
(マリリンがマジョリンの計画を知っていたかは不明)

封印されていたカゲの女王は1000年前の存在の為とてつもなく長命の種族のようだ。
因みに初めて闇の宮殿に入った際ビビアンは記憶にないが懐かしい感じがするという感想を漏らしている。

カゲの女王戦ではその場にいるはずなのにカゲの女王を加勢しない。
女王がマリオに負けるわけがないと思っていたのだろうか。

最終的にカゲの女王がマリオに滅ぼされた後は意気消沈してもう悪事をする気はなくなり、戻って来たビビアンに対しもう虐めたりはしないと約束した。

ちなみに雷に打たれたバツガルフはエンディングで、脳みその入った頭部分だけでちゃっかり生存していた。


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最終更新:2024年04月06日 17:34