七瀬ふたたび(映画)

登録日:2011/11/04(金) 22:37:33
更新日:2020/09/14 Mon 18:37:23
所要時間:約 3 分で読めます




七瀬ふたたびは、2010年10月2日に公開された劇場作品。

原作は筒井康隆作の、NHKやフジテレビで度々ドラマ化された小説。『家族八景』の続編にあたる。
当初はホームドラマチックだったのに、いつの間にか能力バトルものに路線変更したことで有名。
監督は、小中和哉。

原作を細かく描く事を重視した作品で、脚本はクランクインの10年前に完成していた。
悲しいラストの原作とは違い、希望があるラスト故に、この作品を支持するファンも多い。

低予算故にCG合成がチープで、それが原因で評価を下げている節がある……。


【あらすじ】
テレパスの「七瀬」は、旅の途中で出会ったテレパスの少年「ノリオ」と、
テレキネシスの外国人「ヘンリー」と共に、北海道の一軒家で暮らしていた……。
資金調達の為にマカオのカジノに行っていた七瀬は、帰りの旅客機内で不可解な意識を感じる……。
それは、超能力者の抹殺を目論む組織の人間で……。

【登場人物】
  • 火田七瀬(演:芦名星)
テレパスの女性。
元家政婦で、実家に帰る途中の列車内でノリオと了に出会う。
予知能力者の了から列車が事故に遭うと教えられ、列車から降り、以降はノリオと行動を共にしていた。
ヘンリーとは、全国のカジノを巡っていた際に出会った。
ノリオとヘンリーと共に北海道に移住する。
自分達の抹殺を目論む組織の存在を知り、組織と戦う決心をする。
鬼ライダーの敵の姫では無い。

  • 漁藤子(演:佐藤江梨子)
タイムトラベラーの水族館の職員(原作では女子高生)
七瀬の親友で、時間を移動出来る自身の能力を使って、彼女達の急遽を何度も救った。
七瀬達を訪ねて北海道に訪れた際に、組織との戦いに巻き込まれる。

  • 岩淵了(演:田中圭)
予知能力者の画家。
列車に乗っていた七瀬と出会い、彼女に列車が事故に遭う事を伝える。
当初は七瀬を自分と同じ予知能力者だと思っていたが、ノリオの発言でテレパスだと知ってしまう。
以後は七瀬に心を読まる事の恐怖から、彼女を拒絶している。
しかし、七瀬に後の危機を伝える等、彼女の身を案じている。

  • 山沢ノリオ(演:今井悠貴)
七瀬と同じテレパスの少年。
叔母から虐待を受けていた。
列車で七瀬と出会い、彼女と行動を共にしている。
年相応に無邪気な性格。
少年ライダー隊の隊員では無い。

  • ヘンリー・フリーマン(演:ダンテ・カーヴァー)
テレキネシスの外国人の青年。
全国のカジノを巡っていた七瀬と出会う(原作では七瀬が働いていたキャバクラの従業員)
能力を駆使して、組織の人間を相手に無双する。
中の人は、SoftBankのCMで有名(お父さん犬の息子で、上戸彩の兄)

  • 山木義男(演:平泉成)
七瀬を追う刑事。

  • 狩谷(演:吉田栄作)
超能力者の抹殺を目論む組織の元締め。
七瀬達にとっては、最強の敵。
テレパスに近い能力を訓練で身につけ、超能力者を特定する。
手下達も同じ能力を身につけている。
訓練で身につけた能力でノリオをおびき寄せ、捕らえて人質にする。


【七瀬ふたたび〜プロローグ〜】
本編の前に上映された短編映画。
監督はギザ原作ファンの中川翔子(しょこたん)
ドラマ版の一作目で七瀬を演じた多岐川裕美が、七瀬の母親役で出演している。
七瀬の幼少期から現在(映画本編)に至るまでを描いた物語。




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最終更新:2020年09月14日 18:37