オズワルド(KOF)

登録日:2012/05/18 (金) 18:11:10
更新日:2024/04/09 Tue 09:52:19
所要時間:約 6 分で読めます




OPEN THE GAME


オズワルドはKOFシリーズの登場人物。初出は「XI」。

【プロフィール】
■格闘スタイル:カード暗殺術『カーネフェル』
■誕生日:7月7日
■身長:189cm
■体重:78kg
■血液型:AB型
■3サイズ:不明
■出身地:アイルランド
■趣味:ボトルシップ
■好きな食べ物:チョコレート
■得意スポーツ:ゴルフ
■大切なもの:信頼
■嫌いなもの:過去
■CV:重塚利弘


【人物】
長身でスマートな老紳士。髪は白髪で、黒いスーツを着て赤い丸眼鏡を掛けている。
性格は穏やかで無口無表情。チームストーリーでアッシュやシェンとやったポーカーでも文字通りポーカーフェイスを見せていた。
引退の身であったがアッシュからの依頼で、賞金と「ある報酬」を貰うという条件付きでKOF参加を決意する。

格闘スタイルである『カーネフェル』はカードを使った暗殺術で、カードを刃物のようにして相手を斬りつけたりカードを投げつけて飛び道具にしたりするのが主な戦い方である。
技名もトランプをモチーフにしたものが多い。
なお、「カーネフェル」は実際に存在するトランプゲームの名前でもある。ただし、おそらく名前を拝借しただけなのか彼の技をよく見ると「カーネフェル」のルールとはかけ離れており、本来カーネフェルで重要なカードである7や6が含まれていなかったり、逆に本来は使用しないAやジョーカーが含まれていたりする。
加えて技名や勝利メッセージではむしろ明らかに元ネタが「ポーカー」にちなんだものが多い。どういうことなの…。

彼のニュートラルポーズはかなり独特で、KOFキャラの中でも裏社と同等かそれ以上の怪しさ。
それ以外にも、気絶時は袖口からカードをバラバラと垂れ流したり、登場では被っている帽子を斬り捨てるものの勝利ポーズの一つでは帽子が何処からともなく降ってきたりする。

ちなみにXIでは彼の影響か、主人公チームが「JOKER」、ライバルチームが「QUEEN」、アーデルハイド・天童凱(アーケード版のみ)が「KING」、ズィルバー・邪頭が「JACK」と、BGM名がトランプ関連になっている。

XIVにも2018年4月配信のDLCキャラクター4人の内の一人として参戦。
XIの挙動の数々やBGMは「JOKER」のアレンジとなっている。
キャラ関連では作中トップのカオスキャラであるザナドゥについて過去を知っているような素振りを見せるなど、謎めいた雰囲気は健在。
独特すぎるニュートラルモーションを3Dモデルで完全再現している点は評価が高い。
またXIでは白紙だったカードにトランプがしっかり描かれるなど演出面も強化されている。


そのビジュアルや独特のモーション、性能も相俟って「XI」「XIV」にしか出ていないにもかかわらず人気は高い。

【キャラ性能】
XIでは3強の1人に数えられる程の強キャラ。牙刀・クーラと並んで「ガトクラオズ」とも呼ばれていた。*1
通常技、必殺技共に高性能なものが多く、火力も高い。特に画面端での起き攻めは相手を一気にKOしてしまう程強力である。
リーダー超必殺技であるJOKERはトップクラスの性能で、これを使える状況では相手にかなりのプレッシャーを与える事が出来る。
その反面、割り込みや切り返しに乏しく、身長も高いので攻め込まれると辛い。
また、技の性能は高いもののクセが強く隙も大きい為、初心者向けではない。

通常技全てがトランプを持って斬りつけるものであり、ヴァネッサ同様ふっとばし攻撃のみ足を使う。

【特殊技】
  • J
足元にカードを投げる技。
単発版は発生が遅い死に技だが、キャンセル版は発生が早くなり強攻撃からの連続技になる。

  • 10
下から上に斬り上げる技。
単発版は発生は遅いがヒットさせると相手を浮かせる。キャンセル版は小技から繋がる程発生が早い。
相手の交代や起き上がりにこの技を重ねるとガード不能になるバグがあり、大会ではこの行為は禁止されている事が多い。


【必殺技】
トランプのマークの名前が付いた技は、出した技とは違うマークの技でキャンセルが可能(3回まで)。

  • ♠ (スペード)
相手に突進して斬りつける技。
近くで当てると2ヒットし小技から繋がるが、技後の隙は膨大なので何かしらでキャンセルは必須。
追加入力技で♤ (白抜きスペード) がある。

  • ♦ (ダイヤ)
その場で上前方を斬りつける技。
オズワルドの技の中では隙が小さく使い易い。
追加入力技で♢ (白抜きダイヤ) がある。

  • ♣ (クラブ)
ジャンプしながら覆い被さるように斬りつける技。弱と強で進む距離が違う。
通常版は中段で隙は少なめ。他の技からの派生版はヒットさせると強制ダウンを奪えるので、連続技の締めに最適。

  • ♥ (ハート)
下からすくい上げるようにして斬りつける技。弱はその場で、強は少し後退する。
通常版は発生は早いが、技後にポーズを決めるので隙が大きい。また、飛び道具を跳ね返す事が出来る。
派生版はヒットさせると相手を吹き飛ばし、ワイヤーを発生させる。オズワルドの連続技には欠かせない技で、実用性のあるものからネタコンまで様々なもの作る事が出来る。興味があったら動画サイト等でコンボムービーを見てもらいたい。

  • A
錐揉み回転しながら上に飛び上がる技。派生版のハート後にのみ出す事が出来る。
炎邪の技『六道烈火』に似ており、カス当たりではダメージが低いが特定のタイミングで当てるとコンボ補正も無視した大ダメージを与える。
自分でタイミングを図って成功させるのは難しいが、ほぼ確実に決める事が出来る連続技が存在する。位置限定であったりある程度技術も必要だが、マスターすればリーダーで無くともオズワルドの火力は一気に増す。
XIではJOKERで相手をKOした後、交代で出てくる相手に前述の10ガード不能バグと合わせて確実にコンボを成立させることが可能。ゲージ不使用でも体力を半分持って行ける程強力だが、交代時に10を重ねる行為は公式大会では禁止されているためほぼCPU限定になる。

  • K
当て身技。成功すると画面が暗転し、相手の背後に回る。

  • Q
カードを上に放り投げてから前方に飛ばす技。ボタンによって飛ぶ距離が違う。
起き攻めにA版を相手の起き上がりに重ねるのが主な使い道。


【超必殺技】
  • ♠ ♥ ♦ ♣(スペード ハート ダイヤ クラブ)
バレリーナのように回転しながら突進する乱舞技。
ボタン押しっぱなしで溜める事が出来、溜め中は飛び道具を跳ね返す事が出来る。
技名が記号のため、しばしば一部のユーザーの間では「フラッシュ」という俗称で呼ばれることがあるが、
本来のポーカーのフラッシュとは例えば♣の4・6・7・10・Qのように同じスートを揃えた役のことであり、実は意味が全く違う。
4種類のスートを同じ数字で揃えた役は「フォー・オブ・ア・カインド (別名:フォーカード)」のため、むしろそちらが近い。
おそらく汎用勝利メッセージの1つに「安いカードも、揃えばフラッシュですからね」というものがあった事から技名の誤解が広まったものと思われる。

  • 10・J・Q・K・A
JACK POT

自分の周りに円を描くようにカード発生させる技。
発生・無敵時間共に優れ、対空や割り込みに重宝する。ただ、コマンドの関係上とっさに出すのは困難。
ちなみにこのカードの組み合わせを同じスートで揃えた場合、ポーカーの最強役「ロイヤルストレートフラッシュ」となる。


【リーダー超必殺技】
  • JOKER
見せてあげよう…カーネフェルの真髄を!!

カードを突き立てたまま高速で突進し、ヒットすると相手を画面端に貼り付けて物凄い勢いでカードを投げつける技。計53HIT。

無敵時間こそ短いが発生はかなり早く、判定も強い上に特殊追撃判定持ちと超性能。
連続技には勿論、牽制のヒット確認やガード後の確定反撃等ありとあらゆる場面からこの技が決まるので、2ゲージを持ったリーダーオズワルドはかなり怖い。
また、クイックシフトにも相性が良いので、控えにいてもプレッシャーは十分。
演出がかなり長い事も特徴。しかしこれは良し悪しで
 最後にぶっ放してヒット!→攻撃中にタイムアップ…
なんて事もある。
コマンドは溜め技なので仕込みは必要。余談だがロケテスト時は溜めも必要無かった。

XIVではコマンドが236236+PPになりタメがいらなくなったが、どこでも判定がなくなった。
また演出の最後にジョーカーが1枚追加され、掴み+壁叩きつけ+カード53枚+ジョーカーで計56HITとなった。1枚多い気がする。


【関連人物】
チームメイトで雇い主。彼からお金と「薬」の情報を得るために参加。
オズワルドは彼を「大したワイルドカードぶり」と評した。

  • シェン・ウー
チームメイト。
実は「薬」を扱っている上海の薬師に恨みを持たれていたので、EDで闘う事に。

リョウとユリへの勝利台詞でMr.カラテの実力を知っているような発言をする。
タクマは「2003」のEDで何者かに襲われおり、「XI」の時点でも入院している…という事にしておこう。

  • 怒チーム
ラルフとクラークの勝利台詞で、オズワルドを軍のデータベースで見たことがあると言い激しく動揺する。
関係があるかは不明だが、XIの怒チームのストーリーは「ジム・オルドゲート」という軍人の葬儀から始まる。献花はマグノリアという花であり、花言葉は『信頼』。

  • ズィルバー
勝利台詞で「殺し屋オズワルドか…」と発言する。

同じアイルランド出身。
肌の色や超必殺技の演出などが似ている。

  • ザナドゥ
言っている意味が分からない囚人のカリスマ。
対戦前会話やオズワルドの勝利メッセージで現役の殺し屋時代から因縁があった模様。


…では、カーネフェルをお見せしよう
仕方のない人ですね
そう怯えることもあるまい
では、ご機嫌よう





追記する前に修正するとは…
Wiki篭りの足元にも及ばないですね


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最終更新:2024年04月09日 09:52

*1 ただし研究が進んだ後はオズワルドは前二人より一段下に置かれている。後述のリーダー超必殺に依存する部分が大きい事が理由であり、この位置に置かれるのもリーダー時限定