フレッド・ウィーズリー/ジョージ・ウィーズリー

登録日:2012/01/22 Sun 15:51:15
更新日:2024/03/18 Mon 15:59:09
所要時間:約 11 分で読めます





「驚いたな。君は……」


「彼だ。違うかい?」



「「ハリー・ポッターさ」」


フレッド・ウィーズリー/ジョージ・ウィーズリーは、『ハリー・ポッター』の登場人物。

映画版の俳優はジェームズ/オリバー・フェルプス(吹き替えは共に尾崎光洋)。
因みに、演じたジェームズ、オリバーは共にフレッドとジョージ同様、一卵性双生児の双子である。

1978年4月1日生まれ。

両親すら間違える事がある程そっくりな双子で、お馴染みウィーズリー一族の四男と五男に当たる。
兄であるフレッドが率先して話すことが多く、弟のジョージは思慮深い一面が垣間見える。
個性的なウィーズリー兄弟の中でも特に異彩を放つ。
性格は陽気で少々ノリが軽い。歳が近いこともあってジニー、ロンの次にハリーと親しい。様々な事件でハリーが浮いた存在になっても平常運転の数少ない味方。

上のパーシー、下のロンともに二歳離れており、初登場の時点ではホグワーツ魔法魔術学校の三年生。
勿論グリフィンドールである。

冗談や人をからかう事が大好きで、作中の人物は勿論、読者の我々も笑わせてくれる面白兄弟。
双子ならではのコンビネーションとその軽快なノリは作中随所で見られ、印象に残りやすい。
魔法の腕はそれほど見せ場が無い為不明……だが、彼らの魔法力、及び応用力は『ある形』で明かされる。
詳しくは後述。

また、優秀なクィディッチの選手でもある。ポジションはビーター。
ウッド曰わく「ブラッジャーですらあの双子には敵わない」らしい。

反面、成績と教授からの評判はイマイチ(ただし生徒間では人気者)。
とは言っても学力については、一概に悪いとは言えない面も。これも後述。

因みに、シスコンの気はさっぱり見られない。
ロナルドェ……


以下、各巻での活躍






  • 一巻
初登場。登場シーンから冗談全開。便座を吹き飛ばす宣言をした。兄弟の中ではロンより早くハリーと関わっており、ロンとハリーが知り合うキッカケを作った。

何気にパーシーをからかうあの流れは秀逸。
ハリーとも打ち解け、クィヂィッチ等で活躍。

  • 二巻
車を飛ばして颯爽と登場。殆ど監禁状態だったハリーをロンと共に救い出す。
スリザリンの継承者イジりをしたりロックハートのキューピッドの歌を散々歌ったりとハリーの周りで起きた出来事をネタにしまくる。
ジニーが拉致された時には本気で沈んでいた。

  • 三巻
後の物語でかなりのキーアイテムとなる忍びの地図をハリーに託す。
クィディッチに大きくスポットが当たる今巻でも、チームの主力として優勝に貢献した。

  • 四巻
三大魔法学校対抗試合の代表には立候補したが失敗。
この巻で、五巻以降の彼らの言動への下準備が為されている。
WWW計画(ロックマンは関係無い、正しくはウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)の名前が出てきたのも今巻。

  • 五巻
覚醒した。
前巻でハリーに貰った一千ガリオンを使い、下記のような様々な「商品」を開発していく。

ハーマイオニーをしても仕掛けが分からない物や、ロンの一巻での発言(「イタズラばかりしてるけど、成績はいいんだ」)からして、頭が悪いという訳ではない様子。
寧ろ応用力やアイデアはかなりのものだと言えるだろう。
後にハーマイオニーは二人の商品を「本当に素晴らしい魔法」と評価する。

また、同巻でアンブリッジの専横に反発、学校中で魔法の花火を炸裂させたり廊下の一部を沼に変えるなどのテロを行い、
(生徒は勿論のことアンブリッジとフィルチを除いた職員たちも彼らの魔法を賞賛していた)
果てに大勢が見ている前でホグワーツを脱走した。
(この際ポルターガイストのピーブズが二人に対して敬意を表するという前代未聞の出来事も起こっており*1
この事をハリーはホグワーツの伝説の一つに刻まれると予想している)
最終学年で中途退学と言う形になるが、元々ハリーに貰った一千ガリオンのお蔭でWWW計画に必要な資金が貯まっており、卒業するまで通学する意味がなかった*2事。
その状況で卒業まで通学するモチベーションが完全にクィディッチのみだったのにもかかわらずアンブリッジからクィディッチ永久禁止を喰らった為本人達もその事はさほど気にしていなかった。
更に同巻、父親が襲撃され重体に陥った際は、何が何でも父の元へ駆け付けようとした。
彼らがシリアスな珍しい場面。

  • 六巻
ホグワーツを脱走後、長年の夢であった悪戯専門店、WWWを開く。
その勢いは、四巻でハリーに言われた「苦しい中でも笑いが必要」という事を体現するかの如く。
ヴォルデモート復活だ何だと人々が騒ぐ中、世に笑いを売り込みつつ、それでいて護身にも使える真面目系商品も開発したりと大活躍。渋い顔をしていたモリーも二人の商才を認めた模様。
だが双子の商品がきっかけで大きな事件を引き起こしたことも。


  • 七巻
命懸けの作戦の最中ですら冗談を飛ばす辺りはある意味流石。
「七人のポッター」作戦にて、ジョージは耳を刈り取られてしまう(呪いを放ったのはスネイプ。但しジョージを狙った訳ではない)。
が、本人はこれでもう誰も僕らを間違えないよねと、笑い飛ばしていた。

その後はホグワーツの戦いに参戦。死喰い人達と戦う。
蟠りを超え、再び家族の元へと戻ってきたパーシーも加わり、彼らの士気は最高潮だった。
堅物のパーシーですら戦いの最中に冗談を言う程、彼らは命を懸けながら、しかし生き生きとしていた。

『皆が一緒だった。』
それなのに――……。



――以下、壮絶なネタバレ注意




死喰い人と戦うハリー達。




死喰い人の不意に放った呪文により、フレッドは倒れる。
最後に弟に投げ掛けた、その笑みの名残を残したまま、双子の片割れは命を散らした。

ウィーズリー一家は悲しみに暮れ、ロンは怒りに我を忘れ、死喰い人を殺す事すら辞さない程。
そして、全ての戦いが終わっても――フレッドの死はハリーの、皆の、ジョージの心に深く刻まれた。

死んでしまった主要人物としては、ハリーの傍に居た期間が最も長かった部類に入るだろう。



作者は彼が死んだ時、何を思ったのだろうか――?
ちなみに彼女の夫がそのことを知った時「殺さないでくれ!」と嘆願したらしい。



ジョージは物語終了後もWWWをロンと共に切り盛りする。
クィディッチでチームメイトだったアンジェリーナ・ジョンソン(なお、彼女はどちらかというとフレッドと仲が良かった)と結婚し、
生まれてきた息子に兄フレッドの名前を付けた。また、娘にはロクサーヌと名付けている。





我、追記・修正を企む者なり

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最終更新:2024年03月18日 15:59

*1 基本的にピーブズは血みどろ男爵と呼ばれるゴーストの言う事しか聞かず、ましてや敬意を表するなどあのダンブルドアですらほぼありえない

*2 無いのならば資金を貯める為に就職の為卒業まで通う等の選択を取った可能性もある