機動戦士Vガンダム(漫画版)

登録日 :2010/03/04 (木) 02:24:45
更新日 : 2017/07/25 Tue 19:51:44
所要時間 :約 7 分で読めます




コミックボンボンで連載されていた『機動戦士Vガンダム』のコミカライズ。
絵は岩村俊哉。


【あらすじ】
宇宙世紀0153。
スペースコロニー、サイド2にザンスカール帝国が出現。
宇宙圏に急速に勢力を拡大し、地球・ヨーロッパ地方にも侵攻を開始した。
それに対して人々は「リガ・ミリティア」を結成。
必死の抵抗活動を展開していた。

そしてヨーロッパのポイント・カサレリアでまぼろしのMSがついに復活した。
その名はVガンダム!!
(1話より抜粋)


とまあ普通のコミカライズな雰囲気で始まるはずだった本作。しかし……


【主な登場人物】

ウッソ・エヴィン
言わずもがな主人公。
髪型がとげとげしく、活動的で破天荒かつ支離滅裂な性格をしている。
一人称は『オレ』、好戦的で興奮すると口調が荒くなる。
かなり個性的なセンスの持ち主で普通は思いつかないような武装の使い方をする。
そもそも初登場シーンでターザンロープを披露し、人力飛行機のテストを行おうとしてハロから「ヤメロー、ヒトゴロシー」などと言われている始末。

★ウッソ君の迷台詞
「よォ!オレ、ウッソ・エヴィンってゆーんだ!!ヨロシクな!!」(読者に向かって)
「てめーっオレを殺す気かーっ!?」
「そ…そんなーオレの人生メチャメチャでんがなー」
「オラオラオラー!きょうのオレは機嫌が悪いぜー!」
「まだだ!!まだだぜ!ザンスカール!かあさんの作戦は…おわっちゃいねえー!!」
「バカめ、スキだらけだ」
「きさまは電子レンジにいれられたダイナマイトだ!メガ粒子の閉鎖空間のなかで分解されるがいい!!」

クロノクル・アシャー
ザンスカール帝国の兵士で、女王マリアの弟。
ウッソに関わったばかりに劣勢になっていく。部下には「 クロークル 艦長」と呼ばれるし。
今作のライバル&ラスボス。

◆シャクティ・カリン
空気。
この漫画のヒロインはオデロです!

◆マーベット・フィンガーハット
リガ・ミリティアの兵士。
真面目で落ち着いた女性だが、2話では、
「めいどのみやげにおしえてあげるわ。かれこそがVガンダムの天才パイロット、ウッソ・エヴィンくんよ!!」
「そうよ!あんたは十三歳の子どもにコテンのパーにやられちゃったのよー」
などとクロノクル相手に穏便に済ませようとするウッソの努力を無駄にする暴言の数々。おかしいですよマーベットさん!

◆オデロ・ヘンリーク
孤児のリーダー格。
わりと常識人だが、ガンブラスターでタンカーをDIO様のごとくぶん投げるなどやはりこの漫画の登場人物。
最終決戦でエンジェル・ハイロゥに単身突撃したウッソを助けるために孤軍奮闘し、ウッソをカガチの銃弾から守った後に彼の無事を祈りながら爆死した。

◆オリファー・イノエ
いつの間にかマーベットに種仕込んで死んでた。

◆シュラク隊の方々
アニメよりかなり美人度を強調して描かれている。
しかし登場した翌月にマヘリア、ケイト、ヘレンが戦死。しかもマヘリアとケイトは1コマで。
その他の面々はいつの間にか死んでた。

◆ゴッドワルド中尉
なぜかふんどし一丁で瞑想するサムライキャラ化。
しかも見た目はどう見ても凛々しいピピニーデン。
宇宙の虎には見えない。
ふたばチャンネルでは人気者。
後年、某ゲームの攻略本でもネタにされた。

セナプロストシューマッハ
MSグランプリのトップドライバーで構成されたサンダーインパルスのメンバー。
Vガンダムを追い詰めるが、直後に乗り換えたV2ガンダムのかませに。
※本作はフィクションです。登場する人物名・団体名その他はすべて架空のものであり、実在の人物団体とは関係ありません。多分。

◆ミューラ・ミゲル
ウッソにV2ガンダムを届けた。
モトシンド…ではなくモトラッド艦隊を足止めするための作戦中にゴズに捕まるが、倒れた機体が地雷を踏んで爆発に巻き込まれて死亡。
当然ながら首チョンパはありません。
翌月、そこには母の死をすっかり忘れてV2ガンダムで釣りをしていたウッソが!(その翌月に思い出しました)

◆ハンゲルグ・エヴィン
えらく若々しい。嫁はいかにもおばさんなのに。
しかしウッソと和解して元の親子の関係に戻れたので原作よりは救われたと言えなくもない。

◆ギンザエフ大尉
MS格闘王。それ以上でもそれ以下でもない。
ザンギュラとは全く関係ない、多分。
見た目は某闘う市長。
そして技は某エドモンド関。

◆その他登場キャラ
(特に原作と大きな違いはないため割愛)
オイ・ニュング
ロメロ・マラバル
ジン・ジャナハム
タシロ・ヴァゴ
ゴズ・バール
ドゥカー・イク
レンダ・デ・パロマ
ムバラク・スターン
ファラ・グリフォン
フォンセ・カガチ
マリア・アモーネス 


【登場モビルスーツ】
※原作と特に変わらない機体は割愛。

◆Vガンダム
3機の戦闘機が合体するガンダム。
4話でいきなり何の説明もなくVダッシュガンダムになる。
ウッソの独創的な発想でかなり個性的な攻撃をする。

  • ヴィクトリー斬り
ビームサーベルで斬り抜ける。

  • Vガンダムビームシールドアタック
ビームシールドを展開しながら高速で回転して突撃。自分の目は回らんのか。

  • ウッソ君の大発明(仮称)
ビームサーベルを7本束にして、Vガンダムの全エネルギーを放出。
その形容はまさしくイデオンソード。ただ束ねてケーブルを本体と連結しただけでこの威力とか、リガ・ミリティアのMSはバケモノか!?


◆騎士Vガンダム
「ク〜!おもいだすのう〜わかいころファミコンであそんだ日々。ロープレは燃える〜!!」と
トチ狂ったロメロのジジイが勝手にナイトガンダム風フルアーマーに改造したVガンダム。
騎士ヴィクトリーでもブイスクエアでもない。

武器は伝説のビームサーベル、エクスキャリバー。鞘がついただけのただのビームサーベルだけど。
鞘の製作に一番時間をかけたらしいがロマンを解さないウッソがそのままビームを出してぶっ壊した。
鎧もあっさりゴッドワルド中尉に斬られて篭手と具足を残して取れてしまった。
必殺技はV字斬。呼んで字の如くVの字斬り。


V2ガンダム
ウッソの反応に追い付けなくなったVガンダムの代わりに届けられたガンダム。
最終決戦でV2アサルトガンダムになる(バスターはありません)。
やはりというかなんというか大暴走。

  • 真・V字斬
もはやVの字ですらない。
GジェネではV2がビームサーベルの演出でこれ(ちゃんとVの字だが)を使うことが結構ある。

  • ダブルクロスカッター
オデロとの合体攻撃で十字に斬る。

  • バリアー流星(シューティングスター)アタック
Vガンダムのハンガーを両手に持ち、ビームシールドを出しながら突撃。

  • V字斬乱れ斬り
だからVの字じゃないって。

  • 電子レンジに入れられたダイナマイト(仮称)
シールドから射出したビットでフィンファンネルバリアのようなものを形成し敵を閉じこめ、
中にメガビームライフルを撃ち込みビームの乱反射で破壊する鬼畜極まりない攻撃。
でもこれで倒しきれないドッゴーラ改 とクロノクルも またトンデモである。

  • オデロのガンブラスターのビームサーベル
電子レンジに(ryでも死なないクロノクルに道連れにされそうになったウッソの手元にやってきた最後の武器。
これでV2ガンダム諸共、組み付いていたドッゴーラ改にぶっ刺してクロノクルにトドメを刺した(ちなみに刺した場所はコアファイタースレスレでかなり際どかった)。
なんとクロノクルが生身でビームサーベルに巻き込まれるコマがある。少年誌なのでボンボン版F91とかに比べればそこまでグロくはないけど。

  • 光の翼
アニメでは「使い道をいくらでも考えられる便利な現象」とこの漫画の作風に合いそうなものだったが、 出番は一度きり
クロノクルを倒したのち、光の翼を展開して大気圏突入を成功させた。それだけ。


◆ビヒモス
見た目はコンティオ。
あらかじめ戦場に鏡を配置しておき、ビームを反射させてオールレンジ攻撃もどきをしていた。


◆アビゴル
搭乗者がゴッドワルド中尉なせいでこっちまでサムライ化。
必殺技は疾風二連斬り、烈光飛翔斬。


◆リグ・シャッコー
搭乗者がサンダーインパルスなためか、やたら機体にマーキングが多く悪趣味。
つーかどう見てもザンスカールではなくクロスボーンな機体。


◆ドッゴーラ改
今!復讐の竜が戦場に飛びたった!!
クロノクルが乗るモビルアーマー。
原作のドッゴーラとの違いは
「このドッゴーラ改は全身がビームそのものなのだ!」
……ではなく全身がバリア・コーティングされていてビームが通用しないこと。
触れた瞬間あらゆる物体が焼けこげるため、体当たりすれば小惑星すら砕け散る(らしい)。


ちなみに1巻と2巻の間には単行本未掲載の話がある。
内容はMS格闘王ギンザエフ大尉とモビルスーツでプロレスする話。
ちょっと、1年早すぎやしないかね?
内容があまりにもストⅡ丸パク…オマージュしすぎなためボツになった模様。

上のプロレスのように本作で読者からつっこまれた武器やネタの一部は後のガンダムに普通に登場している。
ライザーソードとかMSレーサーのウルフさんとかWEWの「翼を展開して大気圏突入する主人公ガンダム」とか
ハイペリオンガンダムの最期(カナードの自爆だが、原理は電子レンジにいれられたダイナマイトと同じ)とか。
ようやく時代が追いついてきつつあるのかもしれない。
暴言とキャラ崩壊のセンスは永遠に追いつけないだろうけど。



……と以上のようにアニメとはあまりにも違いすぎる内容になっている。
まああのアニメをなんとか子ども向けにしようと苦心した結果かもしれないが。アレ?てことはだいたい富野監督のせい?






ウーイッグに金髪のお姉さんがいるような気がしていたが、別にそんなことはなかったぜ!



「この項目は電子レンジにいれられたダイナマイトだ!メガ粒子の閉鎖空間のなかで追記、修正されるがいい!!」




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