ヤン ファン(ロマサガ3)

登録日:2011/05/01(日) 04:04:54
更新日:2023/01/03 Tue 19:45:09
所要時間:約 4 分で読めます




ヤンファンはロマンシング サ・ガ3に登場する仲間キャラである。
漢字で書くと楊芳。

プロフィール

肩書き:将軍
年齢:34歳
性別:男
宿星:歳星(狩人の星)
得意武器:なし(術士)
所有陣形:玄武陣

誰だっけかと思う人もいるだろうし、こんな奴いたっけと思う人もいるだろう。仲間にできることを知らない人もいるだろう。

全身金ぴかの鎧を纏った容姿だが目立たない。別に王ではない。一応将軍ではあるが…(後述)

シナリオ中の活躍

ヤンファンが登場するのはツィー リンとネフト族の巣へお出かけしたあと行けるようになる玄城から。
玄城にはあらかじめバイメイニャンが主人公達が入っても問題ないよう取り合ってくれているはずだが、入ると城門前で捕われてしまう。
一体バイメイニャンは誰に何の話を取り付けたというのか。

そして主人公達が連れて行かれたのがヤンファンの館。
ヤンファンは東方の国の一部である玄城を治める将軍である。

これが主人公とヤンファンの初対面となる。

ヤンファンは西からきた主人公達にいくつか質問をするが、うさん臭いという理由で結局牢屋に入れてしまう。
その後、牢屋にバイメイニャンが来て鍵を開けてくれるがヤンファンはミカドに対応を聞いてからの方が良いとこの行為に反対。

しかし、バイメイニャンはこれを「どうせ重臣が決めてしまうからそうかんけいないね」という旨の発言で一蹴。
この際にバイメイニャンはNGワードを口走っている。
さらにヤンファンを幼名のファンファンと呼び、おちょくっているがまあどうでもいい。

そしてバイメイニャンがゼルナム族の巣を叩く旨を説明する。
ここでパーティーが3人以下だとヤンファンが加入するが、意図的に人数を少なくしない限り3人以下のパーティーここまで来ることは絶対にありえない。
そんなこんなでゼルナム族の巣(の魔王の鎧)を潰して西へ行けるようになるが……
この際にパーティにバイメイニャンとヤンファンがいると彼らがパーティから離脱する。
バイメイニャンはこの後も玄城に行けば普通に仲間にできるが、ヤンファンは仲間にできない。


仲間にできるチャンスはもう一度だけあり、西のアビスゲートを全て閉じたあと黄京にあるアビスゲートへ行く途中である。

西のアビスゲートを全て閉じ、東にアビスゲートがあることを突き止めた主人公達。
しかしアビスゲートのある黄京には魔物がはびこっており、そのままでは突入は不可。
そこで玄城で作戦を練ることに。

主人公達を黄京に進入させるためヤンファンが思い付いたのがシンプルだが確実な作戦、おとり作戦である。
ここでおとり作戦の指揮をとるのがヤンファンだが、なんとここでパーティが5人以下だと仲間にできる。
その際、「私がいないと作戦がうまくいかない」と言われ、実際おとり作戦の指揮官が彼でなくなるとおとり作戦のマスコンバットで最高の結果を残すのが不可能になるが、
ぶっちゃけ作戦の合否はこの後の展開に一切関係ないので特に気にしないでよい。
おとり作戦は犠牲になったのだ……納期と容量による仕様の未実装……その犠牲にな……


さて、仲間にしてみてどんな感想を抱いただろうか。
やはり将軍というぐらいだから腕力や器用さが高いキャラなのだろうか。
金ぴかだから強い装備を持っているのだろうか。
そんな期待を胸にステータスを見てみると


ステータス

最大LP 12
腕力 10
器用さ 15
素早さ 21
体力 10
魔力 23
意志力 21
魅力 19
閃き 術戦士タイプ




腕力10





腕力10である。
ちなみにこの値はHA☆GEやハーマンより劣りウンディーネと同値。
体力10もなかなかすごい。
デフォルトでは全キャラ中最低の値であり、か弱いようせいや深窓の令嬢に並ぶ。
当然こんなモヤシが強い鎧や武器を持っているはずもなく装備は道士のローブと革のブーツのみ。武器なぞない。
また、器用さも15と高くなく、基本的に武器を持たせるには向かないと言って良い。

逆にいい意味で目立つのが素早さの21と魔力の23という値。
そう彼は、全仲間キャラ中唯一と言って良い素早い術士キャラであった。
その能力バランスは前作における軍師を思わせる。

行動速度が早く、高い意志力・魅力のおかげで状態異常を与える率も高く、自身は状態異常にかかりにくい。
設定では月術の初期レベルが高く、高い素早さからムーンシャインやソウルフリーズや幻惑光、ムーングロウなどを使わせてあげれば、サポート・回復役として活躍してくれる。
ただし、月の攻撃術は威力が低いため、そのままでは攻撃には期待できない。
彼を攻撃で活躍させるならば、強力な攻撃術「超重力」のある白虎術を鍛えてあげたり、氷の剣を持たせて魔力依存の「霧氷剣」を振るわせると良い。
また分身技ならば、威力に腕力も器用さも関係しないので、それの専門家にするというのもアリ。それを言ってしまえば誰でも同じな気がするが、彼の場合は素早く、状態異常に強いのが利点。
一応素早さの高さと成長補正の良さのおかげで、体術もある程度はこなせる。
剣や斧で腕力依存技を使わせるよりはマシ。程度ではあるが。

なお、彼は所持陣形として貴重な玄武陣を持つ。
後述の理由により仲間入りは難しいが、同じく玄武陣持ちのボストン加入を何らかの理由で逃がしてしまった場合には、これがラストチャンスである。
また、槍の全ての技に閃き適性があり、剣・大剣技の多くにも適性がある。
技王冠が付けづらいせいで最難関レベルの技は厳しいが、それでも多くの技の閃きに役立つ。



しかしながら、やはりいずれにしても正式に加入する時期があまりにも遅すぎるというのがネック。
SFC版の場合、仲間にしたことのあるキャラの総人数が一定以上になると発生する「加入制限」の仕様のせいで、そもそも仲間に出来ないことも多々ある。
さらに彼は、一度仲間から外すと二度と仲間にできなくなってしまうという欠点も持つ。


…この、何ともいえない登場時期やクセのある能力のせいで地味キャラ、残念キャラなどと言われてしまっているが、高い魔力のおかげで破壊するものの闇の翼を解除しやすいと言った利点もあるので、たまには採用してみてはいかがだろうか。
もっとも、作中の大ボスをあらかた倒した後、ラストダンジョン突入直前の終盤も終盤になって彼を一から鍛えるつもりがあるのなら…
の話だが。



「ついに来たな、決戦の日が!」

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最終更新:2023年01月03日 19:45