イージスガンダム

登録日:2009/05/28(木) 16:58:29
更新日:2024/04/22 Mon 23:58:31
所要時間:約 14 分で読めます





俺が……お前を討つ!!



機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。


目次




イージスガンダム
AEGIS GUNDAM


基礎データ


型式番号:GAT-X303
所属:地球連合軍→ザフト
  :地球連合軍第81独立機動軍「ファントムペイン」(再建造機)
開発:モルゲンレーテ
  :アクタイオン・インダストリー社(再建造機)
全高:18.86m
重量:79.6t
動力:内蔵バッテリー
装甲材質:フェイズシフト装甲

武装:
頭部75ミリ対空自動バルカン砲塔システム(イーゲルシュテルン)×2
60ミリ高エネルギービームライフル
ビームサーベル×4
対ビームコーティングシールド
580ミリ複列位相エネルギー砲(スキュラ)
ソノブイ

搭乗者:
アスラン・ザラ
エミリオ・ブロデリック


機体解説


地球連合軍がオーブ連合首長国のモルゲンレーテ社と共同で極秘裏に開発・建造していた前期GAT-Xシリーズの1機。
頭頂部にある縦長のセンサーマストとフェイズシフト起動時の赤い装甲色が特徴。
名前はギリシャ神話に登場する盾に由来する。

資源衛星ヘリオポリスにおいて建造されていたが、ロールアウト直前に他の3機と共にザフト軍に奪取され、アスランの初代専用機として本編前半のライバル機を務めた。


基礎部分にはX300系の変形フレームを採用。これによりMS形態からMA形態への変形を可能にしている。

MA形態により高い攻撃性能を発揮し得る一方、変形機構の為にGATシリーズ全体で見てもかなり複雑な機体構造になっており、生産性・整備性は低いと言わざるを得ない物となった。
同じX300系の後発機であるレイダーガンダムの可変機構がイージスと比べると大幅に簡素化されていることからも、実際の運用に難アリと判断された可能性がある。


また、本来この機体は他の4機との連携行動においての指揮機的な役割を果たすため、その名を冠されたと思われる。
その為、頭部には他の4機には無い高性能レーダーなどが内蔵されセンサー系が強化されている。

尤も実戦投入が強奪後であり、他3機との本格的な連携作戦を取り始めたのが中盤に入ってからだったため、作中で指揮官機としての役割を果たした機会は少ない。
序盤はクルーゼ隊の面々もあまり仲が良いとは言えず、連携もクソもあったものじゃないといった所もあったのだろうが。
しかし中盤アスランが部隊長となってからはオーブ沖戦等でニコルディアッカに指示を出していた。


MA形態

イージス最大の特徴。
MS形態がスマートかつシャープなイケメンだったのに対し、変形後のビジュアルは割とゲテモノ寄り。
どこかフェイスハガー某雷の八卦ロボに似ている気がするがきっと気のせいだろう。

変形時には上半身を前後左右に分割するような形となり、同時に手足を変形させ大きく開いた4本のアームを前方に形成。
アームを前方に伸ばし被弾面積を減らした槍のような外観の「巡航形態」で高速移動し、更にアームを開いて「砲撃形態」となりMSや小型の戦艦を捕獲。
そのビームので切断、もしくは本体中心部に内蔵された大型ビーム砲「スキュラ」で一撃の元に葬り去る。

MA時には加速性に優れ機動力に長けるが、あくまで宇宙空間での運用を想定した形態であり、
大気圏内では変形しても推力が足りないため単独飛行することは出来ず、グゥルなどのサブフライトシステムに頼らねばならない*1
そのため重力下での変形は主に攻撃を目的としたものとなる。



武装


  • 75ミリ対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
GAT-Xシリーズの頭部に装備されているCIWS*2
主に至近距離でミサイルや航空兵力を撃破するためのバルカン砲であるが、歩兵や小型の戦闘車両等に使用される場合もある。
高性能の射撃指揮装置により目標の発見・追尾・射撃まで自動化されている。

  • 60ミリ高エネルギービームライフル
デュエルストライクの物と構造は同じだが、口径がやや大きくバレルも長い。そのため他二機と比べれば狙撃向き。
非使用時には右腰部のバインダーにホールドされている。

  • ビームサーベル
他の『G』とは異なり本体に内蔵。そのため他に比べると自由度が低い。
実体のプレート状クローの外周部からビームが発振されるという独特な仕様で、MS形態では前腕、MA形態では爪先に設置されたクローから発振する*3
基本的にMS形態では、ビームサーベルで攻撃する際は前腕(両腕)の二本を使用しているが、アスランがSEEDを発現させた場面ではMA形態に変形することなく両足のサーベルも使用。
腕も合わせて三刀流*4で攻撃するという離れ業を見せた。
刀身の色は黄色。

  • 対ビームコーティングシールド
PS装甲の弱点を補うために対ビームコーティングを施されたシールド。
ストライクやデュエルの物とは形が異なり、より曲線的なフォルムとなっている。打突武器としての使用も考慮してか下部先端は鋭利なニードルのような形状。
普段は左腕か左腰部のバインダーにホールドされており、MA形態でも左バインダーに取り付けた状態となるため、
他シリーズの可変機と違って、仮にシールドがロストしても問題なく変形できる仕様となっている。
ストライクとの決戦時、乱入してきたトールのスカイグラスパーに対し投擲してコックピットに突き刺して撃墜、トールを殺害した。

  • 580ミリ複列位相エネルギー砲「スキュラ」
胴体メインフレーム部分に内蔵された大口径ビーム砲。
その威力はランチャーストライカーのアグニ並で、MSどころか戦艦にすら一撃で致命傷を与えうる。
ただしMS形態時はコクピットがある胸部ブロックの真後ろに発射口がきているという構造上、MA時でのみ使用可能な武装となっており、使用するにはMA形態に変形しなければならない。
また出力の高さに比例し消費エネルギーも多いため、使い過ぎると機体稼働時間を削ってしまうなど使用にはそれなりの制約がある。

  • ソノブイ
右腕に内蔵。
射出後展開し海上に浮かび音波・熱源探知を行う。無人島で遭難した際、一度だけ使用した。



劇中での活躍


◇C.E.71(『SEED』)

ヘリオポリス襲撃事件の際、ストライクと共にモルゲンレーテ工廠内から搬出される途中アスランに奪取され、直後に戦線へと投入される。
クルーゼ隊旗艦であるヴェサリウスに積まれ他3機とは別行動をとることとなり、キラのストライクと一騎打ちをする機会もあった。
ただ、アスランが同じコーディネイターであり、幼馴染にして親友であったキラと戦うことを躊躇っていたため、破壊よりも鹵獲を選択するなど、あまり攻め切れなかった。
一方、キラとの戦闘以外では、第8艦隊との戦闘では敵艦3隻を瞬く間に撃沈するなど、スキュラの威力を遺憾なく発揮し活躍する。

その後アークエンジェルを追い地球へと降下。
途中孤島に降り立ちアスランとカガリの出会うといった一悶着はあったものの、他3機と共にアークエンジェル追撃を継続。

そして、アラスカへ向かう途中の戦闘でストライクと一騎打ちを行い、割り込んできたトールスカイグラスパーをシールド投擲という荒技で撃墜。
友人を目前で殺された怒りでキラがSEEDを発現したことで、一旦はストライクの猛攻によって劣勢に立たされるが、
キラの操縦の急激な変化を「今まで手加減されていた」と誤解したアスランもまた、屈辱とニコルを殺された怒りを爆発させてSEEDを発現。
かくして作中初の「SEEDを発現させた者同士の戦い」に突入すると、キラとアスランが互いに本気の殺意を抱いていたこともあり、
イージスはストライクと鬼気迫る格闘戦を展開し、その結果左腕を削がれ、頭を吹っ飛ばされることとなったが、
一瞬の隙を衝き、MA形態に変形したイージスがストライクに前から組み付く形で捕縛に成功する。
アスランはそのまま零距離でスキュラを放とうとするが、先程までの激戦で知らぬ間にエネルギーを著しく消耗していたために不発に終わり、
それどころか、直後に完全にエネルギーが切れたらしく、機体がフェイズシフトダウンを起こしてしまう。
しかしアスランは諦めず、テンキーで暗証番号(2887)を入力し素早く脱出。
イージスはストライクに組み付いたまま自爆し、相討ちに持ち込んだ。

残骸はオーブ軍に発見されるがストライクと違い回収はされず、自爆現場に残されており、後にジャスティスで現場に戻ったアスランが発見している。
大部分が爆発で失われており、残ったのは脚の一部とストライクに斬り飛ばされた頭部等ごく一部だった。


最終的にこの機体は搭乗者であるアスラン本人によって自爆木っ端微塵になった訳だが、
これが『アスランの搭乗機は最後にバラバラ、もしくは木っ端微塵』というジンクスを作った大元である。
実際にジャスティス自爆セイバーグフはバラバラになっているため間違ってはいないが…

ちなみにトール撃破の際に投げつけたシールドは、後にジャンク屋に拾われてオークションにかけられている様子がPV「ASTRAY -RED FRAME-」で確認できる。落札されたかは不明。

◇C.E.75(『SEED FREEDOM』)

残骸は未だにアカツキ島の浜に残されている。島がアスハ家所有となっていることから、カガリの意向であえてそのままにしてある模様。

バリエーション


◇イージス(大気圏内用装備)


『SEED Re:』に登場。
アスラン機の大気圏内仕様。グゥルを使わなくても単独飛行できるようザフト製のオプションパーツを装着した形態。
腰部バインダーの大型スラスターをはじめ全身に追加装備を施され原型を留めないほどの変貌を遂げている。全身トゲだらけ。
ライフルは大型化しシールドにもニードル状のパーツが追加されている。
MA形態への変形も可能だがこちらもパッと見イージスとは判らない。



◇イージス(再建造機)

型式番号:GAT-X303

C.E.73にアクタイオン・インダストリー社が実行したアクタイオン・プロジェクトにおいて、前期GAT-Xシリーズの評価試験のため再建造した5機内の1機。
外見・性能はアスラン機に準じると思われるが、試験後に後述のロッソイージスへと改装された。



◇ロッソイージス

型式番号:GAT-X303AA

『C.E.73⊿ASTRAY』に登場。
上記の再製造イージスをその試験データを参考にしつつ、様々な改良を加え完成した機体。
ストライクでいうとストライクEに当たる。
「ロッソ」はイタリア語の「赤」。

外見上はベースのイージスからあまり変化しているようには見えないが、武装の強化に止まらず機体構造全般に手が加えられている。
可変機構も四肢だけでなく背部に追加された二枚のウイングバインダーを各部に展開させる方式を採用。
その結果、基本となるMS形態以外に、長距離飛行用MA形態である「巡航形態」、巡航形態から脚部とバインダーを開きスキュラを前方に向けた「突撃形態」、
MS形態のままスキュラを使用可能にする「砲撃形態」、MS形態からバインダーを後方に展開し山岳地などでの踏破力を確保する「多脚形態」、
MS形態からバインダーを両肩に展開し滞空能力を得る「飛行形態」、以上の5つの形態への変形が可能となり、
状況に応じて柔軟に機体特性を変化させることが可能となっている。

中でも後半の3形態はバインダーを用いることでMSとしての汎用性を維持したまま各能力を上げることが出来る。
特に砲撃形態はスキュラが使用可能となったうえに、砲門の左右に展開したバインダーに設けられた磁場干渉装置により発射したビームを湾曲させられるようになった。

スキュラ以外の武装としては60mm高エネルギービームライフルとビームサーベルを持つ。
前者はイージスの物と同型だが、腰部バインダーがなくなっており代わりに腰部アーマーに装着される。
また、資料では2丁装備していることになっているが、作中では1丁しか使っておらず、設定画でも特に2丁同時使用はしていない。
一方、後者のビームサーベルはイージス同様四肢に内蔵されているが、実体クローではなく設置されたスリット部分からビームを発振する形に変更されている。

機体はファントムペインに配備され、エミリオ・ブロデリックの乗機として登場。
ダナのネロブリッツと共にザフトの地上部隊への襲撃任務など行っており、マーシャン討伐任務に基づきアグニスのターンデルタと交戦。
エネルギー補給が叶わないターンデルタを追い詰めるが、ガードシェルの参戦に加え飛来したデルタから直接エネルギーを補給し、
ヴォワチュール・リュミエールを発動させたターンデルタの突撃でボディを切り裂かれ敗北。
戦闘後、残骸はジャンク屋によって毟られ解体された。



リジェネレイト

型式番号:ZGMF-X11A

ザフトがイージスのデータを元に製作した可変型核駆動機体。
珍しいのはコア・ユニット以外のパーツは使い捨てができる点。
「再生」の名の通り、コア・ユニットが運用可能ならば規格が合わないモビルスーツにも強制的に接続が可能になっており、
他の機体やパーツと合体ができるC.E.随一のゲテモノMS。
コア・ユニットはインパルスのコアスプレンダーの元になった。



その他


◇4LEG


∀ガンダム』にミリシャ側の機体として登場する予定だった可変機。
本機のMA形態を前後逆にするとイージスになる。
メタ事情によると没メカとなってしまったが、独特の変形ギミックをお蔵入りにするのはもったいないということで、イージスに転用されたとのこと。
「コズミック・イラは黒歴史に含まれる*5」とするなら、4LEGが公式に登場すれば、
イージスに近しいということでコズミック・イラ出身MSになるという可能性も生じる*6が、
黒歴史のページにもある様に、コズミック・イラを黒歴史に明確に含めるのはそもそも無茶な設定なので、
4LEGが登場したところでそういう関係が断言されることは今後も無いと思われる。



ガンダムイージスナイト


ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するガンプラ。
イージスの名を冠しその意匠や変形機構を備えるが、機体構造自体は∞ジャスティスガンダムの物などが流用されており、所謂見立て改造機にあたる。



立体化


ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG、1/100、MGで発売。

コレクションシリーズは非変形モデルでMS形態を重視した形状。胴体裏側の肉抜き穴が目立つ。

HGは手首を取り外す事で変形可能。ビームサーベルは付属しない。
変形のため可動軸が多めになっているがそのせいもあってやたら脆く、弄りすぎると各関節が緩くなってしまう。
特に股関節周りは可動箇所が多いうえ大腿部の可動軸が180度開ける構造になっているため、
ここが緩くなると自立は勿論マトモなポーズすらとれなくなったりするので注意。
「らめぇぇらよぅ、立てにゃくにゃっひゃった……」
ちなみに変形機構のおかげでまた関節が軸接続な上、腿のロール軸も装備している。
肩も上下に動かしたりできるなど当時のキットとしては破格の可動範囲を持っている(腰は動かないが)。
頭部も変形時に目立たないようにするためか小さく作られており、後々のHGCEのキットと並べても頭身の違和感が無い。

1/100は造形がHGとあまり変わらないが、ビームサーベルが付いている。変形機構も腕側の胴体部分が伸びることで、長さが足に近づけるようになっている。

後のMGではアレンジの効いた造形だが、MA形態での腕と足がほぼ同じ形と長さになるようになった。
胴体にも関節が付いたため、ある程度捻ることが可能。ビーム刃も4本付き、四刀流の再現も可能である。
ただし、フレームがABS樹脂素材なため、ハメ込みの固い部分が一部ある。可変機構のあるキットだけに、尚更パーツの割れに注意。

BB戦士でも発売。
小さいながらも頭部以外の余剰を出さず一部差し換えで変形可能、やはり変形のおかげでSD体系でありながら高い可動範囲を誇る。

ROBOT魂

立体物の多くが変形機構を再現する中では珍しく非変形で発売。
非変形のおかげでプロポーションのイメージが最も劇中に近い立体物となっており、
立体化でネックになりやすいビームサーベルは爪ごと差し替えて再現している。

◇MS IN ACTION!!

通常ラインとは異なる「Advanced MS IN ACTION」で発売。見るも無残な姿としてで有名。
変形機構が付いている影響なのか完全にゴリラ体系であり、イージスから見るシャープなイメージとは程遠い何かになっている。
しかも変形機構に可動部が耐えられていない為、全体的にふにゃふにゃでビームライフルもまともに持たせられない。
肝心の変形はロックが無い為変形させるだけでも一苦労と、いろいろと残念な仕上がりになっている。
しかしMS形態のプロポーションを完全に捨てただけあって変形後のプロポーションは悪くはない、しかも手首部分の引き込みを再現している貴重な立体物である。
これのおかげで変形後の爪先のまとまり具合もかなり見栄えが良くなっている。


ゲーム作品


◇連合vs.Z.A.F.T.

450のコスト帯で登場。
変形機能のある格闘寄りの万能機。


連合vs.Z.A.F.T.Ⅱ

前作同様で大まかな変更は無し。
システムの変更で変形の方法が変わったのでだいぶ使いやすくなった。
Fインパルスやルージュと肩を並べるほど優秀な万能機で、通称『ARFG』の『A』。

PS2版のP.L.U.S.モードの対ラウ・ル・クルーゼや例のニコル戦時にも敵として出現するが、こいつは自爆する。
と言うか隙あらば組み付いて自爆しかしてこない。捕縛されたらフル覚醒抜け以外脱出不能なのは勿論、一撃死。
ガンガン真っ青の恐怖性能でプレイヤーにトラウマを植えつけた。

ちなみにアスランを味方に添えてイージスに乗せ、特令コマンドを指示すると敵に組み付いて自爆して道連れにする。
目標のボスだろうと容赦なく消し飛ばすが、撃墜扱いなのでクリアしてもアスランの信頼度が上がらない。
ほぼネタ用途だが、一見の価値アリ?

◇ガンダムvs.ガンダム

コスト1000で登場。
変形つき。
低コストだが一通りの武装を備えているため入門用としては最適。
また、連合vs.Z.A.F.T.シリーズとは違い原作にあったシールド投擲や、
変形して敵に組み付き、自機を犠牲にして大ダメージを与えるロマン技“自爆”が追加された。

全機イージスにして自爆合戦をやると楽しいことになるだろう。

なお自爆で勝利するとリザルト画面で専用ポーズが見られる。
また自爆すると“味方機を撃墜した”ことになるらしく、リザルト画面にガルマのマークが付いてしまう。
初心者から玄人まで幅広くオススメの機体。

アシストはバスターガンダムで、呼び出すと照射ビームを放つ。
高性能だが回数はたったの2回。


ガンダムvs.ガンダムNEXT

グゥレイト!な性能のアシストだったバスターだが、今作ではデュエルが使用する。
そのためアシストはブリッツに変更。ビギナ・ギナのアシストに近い性能だが、敵の直前までミラージュコロイドで姿を消して接近する。

他にもシールド投擲に弾数制限が追加されたため、前作ほど連発出来なくなった。
ちなみにデスサイズヘル同様シールドガード入力で任意リロードが可能。

アシストの変更によりアシスト→自爆と原作を思い起こすようなコンボも可能だが、
残りコスト1000以下で使うとこちらが敗北する(自爆の攻撃判定はイージスが撃破されてから発生する)ので、
ネタ以外では決してやらないように。

他のネタとしては、Ζガンダムの覚醒突撃の後にイージスの自爆を使用すると、全ての機体を倒すことが可能な大ダメージが出せる。

ちなみにデュエルとコンビを組み、二人同時にアシストを呼ぶと隊長不在のクルーゼ隊……というか、幻のザラ隊が完成する。

玄人の中には援誤として味方機に組み付いて自爆という芸当を行う人もいる。
いきなりやると最悪リアルファイトになりかねないので、実行する際はパートナーに必ず確認をしよう。

因みに本作では『SEED』、『SEED DESTINY』共に機体がそこそこ充実しているにもかかわらず、
一応主人公格であるアスランの機体はイージスしか登場しない*7ためかなり不遇な印象がある。
なので、ストライクフリーダムとイージスを組ませると、「アスラン…まだイージスに乗ってたんだ…」というネタ台詞が聞ける*8
他にもアカツキと組むとムウの「イージスって…!お前どこからそんな代物引っ張ってきたんだ?」、プロヴィデンスと組むとラウの「ん?アスラン、トップガンとして与えられた君の最新鋭機はどうしたのだ?」のセリフが聞ける。
これ以前からアスランはVSシリーズでネタ扱いされていた。


◇GUNDAM VS

EXVSシリーズではザラ隊が続々参戦していたが、最後に家庭用ゲームで参戦が確定した。
変形機能を有しているためトリッキーな動きをしつつ、高火力な火砲や連撃を繰り出せる格闘で相手にダメージを与えていける。
今作ではシールド投擲こそあるが、ガードしても即リロードはされない。
覚醒技はストライクとの決戦を再現したもの。最終段は自爆こそしないが、ビーム属性のためABCマントなどには気を付けたい。
勝利時のポーズが中指を立てているように見える、変形中に特定の動作をすると変形解除時にグラフィックが崩壊するなどネタにも事欠かなかった。

この他、EXVSシリーズでは『マキシブースト』からはブリッツガンダムのアシストとしても登場している。
Nではスキュラ照射、レバー入れでは自爆を行うのだが、当初は自爆の時にニコルが「アスラン!今です!」と言っていた。
流石におかしかったためか、EXVS2からは「まさか、道連れにするつもりですか!?」というものに変更された。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2

アーケードゲームにも会員限定で参戦している。コストは2000。
基本的な武装はガンダムVSのものに準拠しているが、一部アシスト追加や変形サブ射撃などに強化が加えられている。
アーケードに参戦するにあたっての調整で、覚醒技最終段で特殊射撃コマンド入力するとコスト2000と残HPを犠牲に自爆するようになった。
覚醒技で自爆できるのはヅダだけの特権扱いだったが、この度2機目が出没するはめに。
ただコストアップしたザクⅢ改同様、最低コストでもない機体の自爆は相方にも少なからず負担を強いる事になる。
よほどの状況で無い限り、自爆するのはネタ以外ではやめておこう。
有料会員限定という制限と、当時はガンプラ勢最盛期というのもあって目立たなかったが、
後期になると陰りが見え始めたせいか若干だがこちらにスポットが当たるようになった。
その結果、変形を駆使した変則軌道による回避性能とヒットしやすいスキュラで安定した立ち回りができると判明し、一気に使用率が上昇する。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも続投。
特殊格闘に急速上昇が、変形サブ射撃にメイン射撃による落下ルートが追加された。
また覚醒の補正値が変更され、若干だが攻撃耐性が低くなった。
変形を交えた変則軌道と潤沢な射撃武装が魅力で、特に前者は上昇と落下の方法が増えたのもあって特に逃げ性能が高いのが特徴。
しかし後に赤ロック距離が減少し、変形サブ射撃とMS時下格闘も調整が入った。
これにより以前より前へ出ていかなくてはならない状況が増え、本機が苦手とする格闘機には滅法弱くなった。
さりげなく覚醒技で自爆する機体が増えたが、あちらは2500コストと破格のリスクを抱えている。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは、エクストラ機体の枠が外され全プレイヤーが使用できるようになった。
格闘CSにSEED覚醒が追加された。ただ、それだけではあるが。


スーパーロボット大戦シリーズ

現状ではスポット参戦止まりで、自軍ユニットとして運用可能な作品はない。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

作品によってはアスランをマスターキャラに選ぶことでベーシック機体が入手できるため、早期入手も可能
変形によって物理格闘とビーム格闘を使い分けられる(変形が省略されたOW除く)ため、使い勝手は悪くないが、性能はやはり後発の機体に劣る。


◇ガンダムオンライン

リベリオン陣営にてコスト340強襲機として実装。機体性能は340としては全体的に高く、変形可能で機動力も高い。
しかし固有武装のスキュラの癖が強く、発射の際に一瞬足が止まってしまうというデメリットがある。
ガンダムオンラインではこのデメリットが非常に重く、足が止まっている間に敵に蜂の巣にされてしまうこともしばしば。
変形中ならば足が止まらないが他の武器で追撃できず、スキュラを使わない場合他の武装は340コストとしては平凡なものばかりであるため扱いにくい機体である。



余談


設定画などを見てお気付きの人も多いと思うがコイツには腰関節が「構造上」無い
劇中にて腰をひねった絵が多数あるが、不可能である。

自爆コードの「2887」は中国のネットユーザーの間で自爆(あるいは爆発)やアスランを指す数字となっている。



追記・修正は変形して敵機に組み付いてからお願いします。

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最終更新:2024年04月22日 23:58

*1 ちなみに、グゥルとの接続部は汎用タイプだと爪先のクローなどが干渉してしまうため、イージスの足首形状を合わせた専用タイプが用意された。

*2 クローズ・イン・ウエポン・システム

*3 どのようにビーム刃を出しているかの設定や描写があまりはっきりしていなく、プラモデルなどの立体物によっては、爪先からなのか、爪全体からなのかまちまちである。

*4 この時は片腕を切断されていたため、万全なら四刀流で使用したと思われる

*5 漫画『∀ガンダム 月の風』第1話冒頭など

*6 元々ガンダムシリーズでは、マラサイやガンダムF90、ウルベ専用ガンダムやスモーに見られるよう、「現実世界の経緯を元ネタにした作中設定」を持つメカも珍しくない

*7 一応ストフリのアシストに∞ジャスティスがいる。あと前作ではアシストで一応セイバーガンダムが出ていた。

*8 ちなみに、前作ではフリーダムと組ませると同様のセリフが聞けた(前作のフリーダムは『SEED DESTINY』の機体扱いだったため)。