ゲルフィニート

登録日 :2012/07/24 (火) 22:41:18
更新日 : 2017/09/17 Sun 16:35:12
所要時間 :約 3 分で読めます




機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するモビルスーツ(MS)。



型式番号:NMS-X07PO
全高:不明
重量:不明

パイロット:ケナフ・ルキーニ


アクタイオン・インダストリー社が造った試作機
モルゲンレーテ社などに後れをとった同社が独自開発した初のMSである。
本機はザフト軍の次期主力機の選定コンペティションに売り込まれた。
アクタイオン・インダストリー社はザフトと絶賛戦争中の地球連合を構成する、ユーラシア連邦の民間企業なのだが、連合・ザフト双方と取引をしている。

他のどのMSとも異なる外見を持っており、共通点をまるで感じさせない。
四つ目のセンサーが装備された仮面のような形の顔と後頭部から垂れ下がった長いアンテナを持つ頭部、両肩の羽根のような形をしたバインダーが特徴的である。

基本性能の方は凡庸で、汎用性もかなり低め。
ビーム兵器や実弾兵器などといった武装の類は一切持っていない非武装機体だが、本機はそれらに頼らずに特殊な方法で戦闘を行う。





【バチルスウェポンシステム】
本機に搭載された特殊なシステム。
両肩のバインダーからコロイド粒子を放出し、それを媒介に周囲の敵機に対して量子コンピューター用のウィルスを感染させる。これによって相手を操って同士討ちさせるのが主な戦闘スタイルである。

C.E.世界では量子コンピューターが普及しているので、その点ではかなり効果的なシステムと言える。
使い方次第では大きな脅威となるがその技術は『一族』とユーラシアの一部によって独占され、一般に知られることはなかった。



○作中の活躍
開発された試作機の内の1機を情報屋のケナフ・ルキーニが入手している。

ロウ・ギュールと叢雲劾を戦わせようと二人の前に現れ、バチルスウェポンシステムでレッドフレームブルーフレーム セカンドLをコントロールするが、ロウがレッドフレームの制御を8に任せたことで目論見が外れてしまう(8は量子コンピューターではないので、ウィルスが通用しない)。

最後は逃亡しようとしたところを劾によって撃破されたが、ルキーニ自身は脱出している。




■関連機体
ゲイツ
型式番号:ZGMF-600

マイウス・ミリタリー・インダストリー社が開発した機体。
コンペでゲルフィニートはこの機体と競合したが、前述したように基本性能が凡庸で汎用性も低いことが仇となって敗北を喫してしまった。


ハイペリオンガンダム
型式番号:CAT1-X1/3/X2/3/X3/3

アクタイオン社がユーラシア連邦と協力して造った機体。
開発にあたり、ゲルフィニートで培われたノウハウやデータなどが投入されている。

同社はコイツを足がかりに地球連合軍内のシェアを獲得しようと考えていたようだが、大西洋連邦がストライクダガーシリーズのユーラシア連邦への供与を決定し結局コイツも不採用になってしまう。
その後も諦めきれずに量産試作機「ハイペリオンG」を連合に強引に売り込む訳だが、それはまた別の話である。


テスタメントガンダム
型式番号:ZGMF-X12A/RGX-00

ザフト軍が開発したガンダムタイプMS。
後に地球連合軍(実質的には『一族』)が奪取し、改装した上で戦力としているが、その改装時にゲルフィニートの物を改良した量子コンピューターウィルスが追加された。


◇プロトセイバー
型式番号:ZGMF-YX21R/RGX-04

ザフト軍が開発したセイバーガンダムのプロトタイプ。
コイツもテスタメントと同様に地球連合軍が奪取し、改良型の量子コンピューターウィルスを追加している。




■余談
  • この機体はメカデザインコンテストの電撃ホビーマガジン賞の受賞作を阿久津潤一氏がリファインしたもの。
元々は「ラウ・ル・クルーゼの専用機」という設定で応募されていて、顔が仮面っぽいのもその名残。結局、その設定は採用されなかったが。
ちなみに同コンテストの最優秀賞がゲイツのデザイン元となった「アラクウネ」である。


  • 上にもあるように、本機が搭載したコンピューターウイルスはその後も何度かASTRAYシリーズに登場する。
『一族』が絡むエピソードでの使用が多いが、カナードも一度、ユーラシア連邦軍の特務部隊にいた時にこれと同種と思われるウイルスをリ・ホームのシステム掌握に使っている。
また、ユーラシア連邦出身の『月下の狂犬』モーガン・シュバリエもこのウィルスの存在を知っていた。





追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/