チップ=ザナフ(GG)

登録日:2011/03/24(木) 10:58:08
更新日:2024/04/05 Fri 18:31:07
所要時間:約 7 分で読めます




「師匠、見ていてくれよ!」


チップ=ザナフ(CHIPP ZANUFF)
CV:
森藤卓弥(初代)
三浦岳(GGX~)
川原慶久(Xrd)

初出作品:ギルティギア

身長:183cm
体重:67kg
血液型:B型
出身:日本だと主張(アメリカ)
誕生日:2月9日
アイタイプ:赤
趣味:夢を見ること
大切なもの:睡眠薬→(Xrd)仲間、メガネ(購入予定のネクタイと万年筆)
嫌いなもの:悪夢、マフィア、ギャング、やくざ


終戦管理局報告書:第5236号
当該固体は、孤児として生まれ、後にドラッグのバイヤー、そして麻薬中毒患者となった。その際、毅と呼ばれる人物に拾われ、「忍術」の手ほどきを受ける。忍術とは、現在では伝承者が存在しない、ジャパン由来の暗殺術である。当該固体は、また、「気」の属性を持つ法力を使いこなしているが、これも毅の伝授によるものと考えられる。つまり、当該固体は、気功の体術化された訓練法を習得していると考えられる。この訓練法を独占できれば、その政治的軍事的利益は計り知れない。当該固体の個人戦闘能力は極めて高いが、性格は直情的で、単純明快な状況を好むため、制御は非常に容易であると考えられる。
早期の捕獲が望まれる。以上より、当該固体の危険度はBとする。

【RiskRating:B】


○ゲーム中の活躍
腕に装着する「忍者刀」を携えたアメリカン忍者。ケイン・コスギ妖怪ハンターは関係無い。
少年時代、ドラッグにはまりバイヤーとしてマフィアに属していた。しかし自身も麻薬中毒に陥り、廃人寸前のところを「毅」と呼ばれる男性に拾われ、そこで忍術を習得。負けボイスに「師匠」があるほど彼を敬愛している。現在の行動の全ては毅の教えに準じており、本来の短期で血の気の多い性格を抑制し、ゆくゆくは弱きを救う存在でありたいと考えている。

毅がアサシン組織に殺害された際は怒りに震え復讐を誓ったが、ジャスティスの死に様を目撃した彼はその考えを改め、「本当の救いとはなにか」を模索するようになる。現在は大統領になることを目標としており、これが彼のメインストーリー。が、具体的にどうすれば大統領になれるのかはわかっていないらしい。

設定上のスペックはガブリエル大統領についで人類No.2とされ、普通の人間であり、組織的な繋がりも皆無に等しい彼が危険度Bなのもそこに由来する。

シリアスな設定を抱えているが、師匠がジャパニーズであったため、日本の間違ったイメージを膨らませたり御津闇慈に間違った日本知識を植え付けられたりロボ=カイによく洗脳さたりと、ストーリー自体がコメディー路線に走ることも多く、キャラクターとしては二枚目半といったところ。

小説「胡蝶と疾風」の主人公も勤めており、闇に渦巻く陰謀によってアメリカ大統領となってしまった少女エリカ=バーソロミューとの関わりの中で彼の過去と大統領を目指す理由が語られている。

Xrdでは紛争地域を自らまとめることで自らの勢力を築き、「オカシラ」と慕われている。ラムザレルの宣戦布告を名声を高める好機と捉え「東チップ王国」の建国を目論む。
Xrd以降のストーリーでは勘働きの鋭さがフィーチャーされており、黒幕の動きを見抜きカイやソルに助言を出したり、大胆な交渉でツェップの協力を取り付けたりしている。その勘の鋭さは側近のアンサーからは「お前本当勘だけだな」と愚痴られつつ「実際頼りになりますよ」と信頼されている。

GGSTでは闇慈と共に謎の存在ハッピーケイオスを追う。現在はアメリカ大統領補佐官となったエリカとの再会も描かれる。

○ゲーム中の性能
ダッシュの速度が速く、三段ジャンプや三角飛び、移動技まで実装して機動力は作品中トップクラス。同じく機動力の高いミリアとは違い、機動力を活かしてラッシュをしかけていくヒット&アウェイが主な戦法。
通常攻撃の判定も結構強く、中でもしゃがみHSは特筆モノ。牽制技にも恵まれており、ラッシュや固めが強力。癖は強いが必殺技もノーゲージで使える無敵対空技があり、一通り揃っている。


そんな彼だが初代ギルティギアを除いて作品中で防御力が一番低く、一回のミスから5割近く持って行かれるなんてことはざら。ガードレベルによっては10割もありえる。
カイを100とすればコイツはなんとクリフとタイで66相当、ちなみにポチョは133くらい。
その耐久性の無さから、ユーザーからは「紙忍者」と呼ばれ、彼がやられることを負けボイス「シッショー」から「シショる」なんて呼ばれたりする。
同社の『BLAZBLUE-CT-』のゲーム中のおまけでも紙装甲キャラの代名詞としてネタにされた。

根性値は結構高目なのだが、根性補正が効き始める直前から大ダメージを受けることが多く、今一つ有効に機能しにくいのが痛いところ。
防御性能も頼れる切り返しが一つしかなく、ガードされるとロマンキャンセルしない限り隙が甚大なため、これまた確実にヒットさせることがもとめられる。
また固めは強いがノーゲージの崩しが貧弱、ダッシュによるゲージやテンションの溜まりが悪く、ゲージ効率がかなり低いという弱点も持つ。
むやみに攻めてもカウンターされると簡単にシショるので、画面中を跳び回る派手さとは裏腹に正確な立ち回りを要求される。

ランクでは初代を除き万年弱キャラだったが、/での大会優勝を機に強キャラへと踊り出た。
ACでは総評としては微強化ではあるのだが、その強化点がゲージに依存したものであるため、チップのゲージ効率ではそれを活かし切れずやや残念なことに。火力ゲーが復活したこともあり被ダメがゼクス時代を彷彿とさせるほどワンコンボで持ってかれる為、事故が何よりも怖い。
しかし、依然立ち回り能力は全体でもトップクラスで、上位キャラとの相性の良さもあり、最終的には中の上あたりといったところ。
Xrdではワープ技と黄色ロマキャンの相性が良く、根性値が有効に働く場面が増え、三角降りによる新たな起き攻めのバリエーションを身に付けたなど強化点が多く、大体中間~中間上位くらいの性能とされている。
ゲージ効率もちょっぴり改善されているので、今後の研究次第ではもっと上をうかがえるかもしれない。


日本に影響されているせいか、戦闘中、日本らしい単語を叫びまくる彼はなかなかシュール。
以下叫ぶ日本語の一部。
  • スシ!
  • スキヤキ!
  • バーンザーイ!
  • ハラキリ!
  • フジヤマゲイシャ!
  • ショーグン!
などなど…


更に余談だが鬼畜で有名な金キャラクター。
彼の場合は「毅式迷彩の効果時間2倍でダメージで解除されない」という正直微妙なもの。自慢のスピードも金ミリアに置き去りにされ不遇と言うほかない。 


○使用必殺技
  • 削岩脚
3ヒットかつ中段で、着地の隙が少ないので固めで強力。フォルトレスキャンセルすると軌道が変化するので立ち回りに幅が出る。

  • αブレード
低姿勢で突進し、すれ違い様に一閃する突進技。空中版の方が硬直が短くFRC対応なので主に低空αブレードが使われる。
ちなみに地上で出した低空αブレードをFRCすると、慣性が働いて物凄い勢いで画面上部にカッ飛んでいく。

→αプラス
地上αブレードの追加技振り向き様に肘鉄をかます。カウンターヒットで壁バウンド誘発。FRC対応なのでガード時のフォローにも。
「もう一つ!」

  • βブレード
昇竜タイプの無敵対空技。チップ唯一の無敵技で防御の要。ある意味一番重要な技。

  • γブレード
自分を模った気を飛ばす飛び道具。初代・ゼクスでは通常技キャンセル可能な飛び道具でけん制や固めに使える。XX以降は通常技キャンセル不可になり出は遅いがヒット時に相手を拘束する効果へと変更され、ダウン追撃からさらにコンボを決められる。

  • 毅式転移
ワープする移動技。ボタンによって移動場所が異なる。逃げ、翻弄、コンボの中継と用途は様々。空中に転移するもののみFRC対応でここからの表裏中段下段の崩しが強力
「サプラーイズ」

  • 毅式迷彩
8カウントの間、半透明になる。中段等見えづらくなるが技中は常に被カウンター判定。なんとAC+Rにて重ね掛けで完全消失という格ゲーにあるまじき性能を得た。使ってる側も大変な気しかしない。

  • 幻朧斬
木の葉に身を隠し相手の組を掻き切る移動投げでガード不能。慣れてないプレイヤーには決まりやすいが、慣れたプレイヤーにとっては出が遅いのでばれやすい。さらに後述の幻朧斬・陽に繋がれる為この技を見ることはあまり無い。

  • 冽掌
スシ!の掛け声とともに繰り出すパンチ。踏み込むので意外にリーチが長い。ガードで有利なので固めのお供に。

→麓砕
冽掌からの派生技。スキヤキ!の掛け声で放つオーラを纏った下段の足払い。RCからコンボに持って行ける。

→穿踵
冽掌、麓砕から派生。バーンザーイ!回転してからの踵落とし。中段判定なので冽掌からの二択やコンボにも使えるが、発生が遅いので見切られやすい一面も。

  • 蜃気楼
Xrdより追加された新技。斜めの軌道で蹴りあげつつ相手を吹き飛ばす。
単発でも出せるが冽掌からも派生でき、なおかつ発動後は再行動可能なため運び性能も相まってコンボパーツとしても優秀。

  • 空中挑発
文字通りの空中で行う挑発が必殺技に昇格したもの。空中から手裏剣を投げる。シュリケーン
成功版と失敗版が交互に出る、という珍しい特徴を持つ。
但しどちらも威力的には極めて低いため、攻めの補助・アクセント以外の使い方は難しい。
Xrdではコマンド技に変更、仕様が変わったことにより使い勝手も向上した。

→失敗版
出が遅く手裏剣が真下に落下する上に着地まで行動不能。交互にでる仕様の上始めは絶対こちらがでる。
Xrdでは高高度で出した場合に限り各種行動が間に合うようになった。また成功版共に慣性の影響を強く受けるため一部キャラには起き攻めとしての用途が増えた。

→成功版
出が早く、手裏剣の速度が早い。技後すぐに行動出来るので接近の布石に。
Xrdでも続投、大まかな仕様は前述した通り攻めこみたいときに一躍かってくれる。
またキャラクターがジャンプしてから着地すると必ず着地硬直というものが発生する。これはキャラ毎、かつ着地前の行動で硬直は変化する。
通常チップの場合は5F(約0.08秒)だが、有志の研究により成功版の手裏剣後の着地硬直はなんと3F(約0.05秒)であることが判明。
これにより本来繋がらない通常攻撃を繋げられたり、逃がしてしまっていた相手の行動を咎められるといったメリットも生まれた。

  • 壁張り付き
Xrdで追加。壁に張り付く。移動のほか派生技を出せる。

→上下移動
→横移動
→飛び降り
→壁派生αブレード
→壁派生クナイ
→壁派生幻朧斬
→壁派生幻鷹斬

○フォースブレイク
  • 幻朧斬・陽
上記の幻朧斬から派生。忍者刀を構えて斜め上に突進する。発生が1Fと異常に早く、空中ガード不能。ダウン復帰不能時間が長いのでよっぽど補正がかからなければ確実にダウンが取れる。着地の硬直がゼロなのでうまく先端を当てれば追撃も可能。ただし上方向の判定は弱い。


○覚醒必殺技
  • 万鬼滅砕
突進からの乱舞攻撃。フジヤマゲイシャ!
発生が早く、短いながら無敵がある。ヒット数が多いので補正の影響を受けづらいのが強み。ただしロックしない上に外すと隙だらけで一撃必殺技が確定する。

  • 斬星狼牙
ワープしながら左右からの突進5回で浮かせた相手を縦に両断する技。
出かかりに長い無敵がある上、かなりの威力を誇るが、いかんせん出が遅いので実践ではまず使われない。
しかもガードされると相手キャラによってはこれまた一撃必殺技確定。
また突進5回目でロマキャンをかけると、相手がゆっくりと落下する特殊やられになるが、まずあてるのが難しいのでネタの域をでない。

なお、この技を出した時に相手側が空中フォルトレスディフェンスをしていると、硬直の関係でセルフディレクションがかからず、ガード方向をちゃんと切り替えないと喰らってしまう仕様が存在する。

  • 龍柳
Xrdで追加。空中からクナイの雨あられを降らせる。ファミコンのハットリくんのゲームを思い出す年長者プレイヤーもいるだろう。
ヒット数が多いため、根性補正の高い相手にもそれなりのダメージを与えられる。試合終盤の殺し切りコンボに組み込む技としてはかなり優秀。

○一撃必殺技
  • ディエルタ・エンド
出すと自分がエンドしてしまう技。
分身を火の玉に変え、ヒットした相手を五芒星に封じた後印を結んで爆殺する。暗転後のガードこそ間に合わないものの、一撃必殺準備が遅ければ出も遅く無敵時間も皆無。そして外したら隙だらけという、恐らく全キャラクターの中で最低性能の一撃必殺技。
万が一、対戦中に一撃必殺準備が暴発なんてしたら相手からサンドバッグにされること間違いなし。人類No.2のスペックの威厳なんかあったもんじゃない。

  • 雷禊断
Xrdでの一撃必殺技。冽掌のモーションで攻撃し、ヒットするとEXILEダンスのような仕草で分身したチップが無数の手裏剣で相手を宙に打ち上げ、雷で切り裂く。


追記・修正よろしくおねが…シッショー!!

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最終更新:2024年04月05日 18:31