テスタメント(GG)

登録日:2011/06/11(土) 16:28:43
更新日:2024/03/01 Fri 01:48:12
所要時間:約 6 分で読めます





「ここから先へは行かせない!」


テスタメント(TESTAMENT)
CV:小林克彰
  • 身長:185cm
  • 血液型:解析不能
  • 体重:73kg
  • 出身:スイス
  • 誕生日:5月9日
  • アイタイプ:赤
  • 趣味:考えること
  • 大切なもの:故クリフ・アンダーソン、ポテト
  • 嫌いなもの:ソル、斎藤流古武術



終戦管理局報告書:第3360号

数少ない人型ギア。聖戦時、特殊兵団養成計画の被験体となる。ギア細胞移植処置後も自我をとどめた珍しいケース。後に、ジャスティスの叛乱により、人類の敵となる。ジャスティス封印後は、第二次聖騎士団団員選考武道会を計画し、ジャスティス復活をもくろむが、失敗。現在に至るも捕獲されていない。近年登場した指揮個体型ギア、ディズィーと接触したという情報もあり、予断を許さない。評価不能の強大な力と、人類に対する怒りを持ち合わせた当該個体は、現在、地球で最も危険な存在の一つと言えよう。危険度はSとする。

【RiskRating:S】



テスタメントは対戦格闘ゲームギルティギアシリーズに登場するキャラクター。

○ゲーム中の活躍
元聖騎士団 団長の故クリフ=アンダーソンの養子。彼を尊敬しており、彼の後継者となるべく聖騎士団団員として活躍していた。
心優しく努力家で、博愛精神と好奇心旺盛な子ども好き、いざという時は自己犠牲も厭わない、とラノベのヒロインも裸足で逃げたしそうな好青年。

だったのだが…


聖戦中、紆余曲折あり捕らえられた彼はギア細胞を埋め込まれ改造されてしまう(改造した相手は作品によって変わり、あの男、終戦管理局、某先進国の3説がある)。持ち前の精神力で自我と記憶を残したものの、ジャスティスから送られる殺戮衝動により暴走、人間と敵対する。
初代ギルティギアでは操られ、次元牢に捕らえられたジャスティス復活のために暗躍。
結果として復活は失敗。ジャスティスは破壊され、彼は本来の性格を取り戻す。

本来の性格を取り戻した事により罪の意識に苛まれた彼は自暴自棄になり放浪、やがて「悪魔の住む地」て呼ばれる森へたどり着く。
そこで彼はかのおっぱい娘、ディズィーに出会う。
彼女の数奇な出生に興味を持った彼は半ば強引に彼女から話を聞き出していく。
彼女の話を聞くうちにやがて彼は彼女を「自分のよりどころ」と意識するようになり彼女を守るスーパーお父さんとして再び戦いに身を投じる。


設定上は自我を持った人型ギアということもあり最強の部類に入る。しかし、彼の戦闘理由は愛しのディズィーを守るためなので、自分から喧嘩をけしかけたりはしない。
上記の通り悪い人では無いのだがあまりにも過保護過ぎるため、ファンからは「ディズィーの保護者」として認知されている。
実際、ディズィーを誘致したジョニーに問答無用で切り掛かったり、ジェリーフィッシュ団へ向かおうとするディズィーを力ずくで止めようとしたりと親バカ炸裂である。GG2との間にカイとも一悶着以上あったに違いない。

ディズィーがジェリーフィッシュに旅立った後は一人で森に引きこもっている。なんとも報われないお父さんであった。
加えて、家庭用で展開されるストーリーモードの結末が、なぜか全体的に報われない展開になる傾向にある。
ギルティギアのウェブラジオかもしれないにおいて、本編とはかけ離れた一面を見せている。

『Xrd』ではプレイアブルとしては登場しなかったが、ジョニーが「あのロンゲ」という台詞を言うため、存命はしている模様。

『STRIVE』にてDLCによる追加キャラ(シーズンパス1)として参戦。
旧作(GGXシリーズ)に比べて容姿が大幅に女性寄りに変わっており、後述する特徴が強調された見た目になった。声優も小林ゆうに変更されている。
趣味の数が物凄く増えている他、大切なものに自分・家族・使い魔達が追加、嫌いなものからソルが消えている。そして相変わらず謎の斎藤流古武術
+ 新たに加わった趣味達
ファッション誌購読、日曜大工、コスメ集め、プラモデル作り(特に巨大ロボット)、観光名所巡り、釣り、陶芸、沢登り、ロードバイク、オペラ鑑賞、筋トレ、占い、盆栽、ガーデニング、プロレス観戦、お菓子作り、麻雀、絵画(一向に上手くならない)、刺繍、登山、ネイルアート、ゴルフ、天体観測、温泉巡り、ボードゲーム、SF小説執筆、バーベキュー、ベリーダンス、ビーチバレー、野球観戦、ドールハウス作り、お酒(下戸)、スノーボード、B級サメ演劇鑑賞、店売りしているオカルトグッズ収集、絵日記

現在はディズィーを育てた老夫婦と共に暮らしており、定職にもついている。ディズィー討伐隊が老夫婦に危害を加えないように影から見守っていたことで面識ができ、自然な流れでお互いを受け入れたという経緯らしい。
ちなみに現職は建築家であり、副業として女性誌モデルに挑戦するつもりらしい。
アーケードモードの会話を見るにギアであることはあまり隠していない様子。ディズィーやソルが新聞に載ったりしているのもあってギアへの偏見が薄まりつつあるのかもしれない。

ディズィーや老夫婦との付き合い、人生を楽しむ余裕の生まれもあってか、性格についてもかなり丸くなった。
かつては冷酷なセリフが多かった戦闘中ボイスも今作では使い魔を労ったりなど本来の温厚さをピックアップしたようなものに変わっている。
とはいえ戦闘スタイルそのものはグロい使い魔を出したり血飛沫を上げる斬撃を放つなどの、相変わらずの禍々しいものだが。

なお、ファウストのとある技を喰らうと激痛のあまり異常なまでにエフェクトがかかりまくった名状し難い叫び声を上げて悶絶し、顔面が溶けるように老け込むというインパクト抜群の演出を見せる。
まあ小林ゆう氏はやべぇ叫び声が大得意だしね……。

○容姿と性別について
前述に「彼」「青年」とあるように、男性であるのだが、血色悪い肌に長い黒髪、大胆に除く鎖骨や腹筋、生足など非常になめまかしい。今でこそ男性的な見た目だが、初代GGでは今より更に細身で、中性的な独特の色香を放っていた。
STRIVEでは再び女性的な風貌になっており、担当声優も上述の通り女性に変更されている。

彼のカンチョーやられヴォイスに「私の秘密に近づくなっ」と言うものが有り、ファンの間で両性具有節が囁かれていたが、公式にて両性具有であることが発表された。
元々は男性だったのがギアへ改造された結果肉体が両性具有になった、という事のようだ。

前述の中性的な見た目はこういった設定を反映してるのかも知れない。

○ゲーム中の性能
初代とX、二作品に渡って中ボスを勤めた。

長いリーチと各種設置技で空間を制圧しながら戦うキャラクター。
かといって待ちキャラと言う訳でもなく、攻めにも回れるオールラウンダー。
しかしガン待ち、ガン攻めで勝てるキャラでは無いので相手によって切り替えて行くのが勝利へのポイント。
“容易に死ねない体質”だけあって防御力は高いものの、食らい判定が大きく切り返し・対空の弱さと根性値の低さから、要求される防御スキルは高め。

初代ではファントムソウル設置個数制限なし・遠Sのモーションが広範囲をカバー可能・後述のナイトメアサーキュラーの性能などから対CPUでもかなり厄介な部類に入る。
Xでは切り返し・対空が両方とも弱く火力も厳しいの三重苦。通常技の判定も頼りない上に6Pには上半身無敵なしと散々すぎた事態に。中段で発生15Fという速さの6P・0F発生保障のHSエグゼビースト(前エグゼ)という強みこそあれど、ミリアやジョニーを筆頭に周囲があまりに強すぎたせいで弱キャラ指定席。一度触られたら死が見えたほどである。
XXでは設置技を多数習得し、ディガーループによって火力も上がるも、前エグゼがなくなったせいで切り返しの弱さがさらに悪化し弱~中堅程度に。一応、XX→青リロ→スラッシュとVer.UPごとに少しずつ強化はされていった。

しかしACでは壮絶なアッパー調整を受け、見えない崩しやハイリターンの切り替えし、高火力コンボを手に入れ、キャラランク的には最上位(エディと同格)へ華麗に踊り出た。エディ程操作が難しくない事もあり使用率は初心者向けのソル・カイを除けばトップであった。

+Rではこれらの強化を根こそぎ取り上げられ、ディズィーなど苦手キャラの台頭もあって当初は弱キャラ扱いされていた...が、アップデートによる調整で強キャラの弱体調整と設置技の強化が入った事で研究が爆発的に進み、最終的にはACと遜色ない火力と遥かに上回る拘束力を両立したコンボ、脱出が非常に困難な起き攻めセットプレイが開発された事で、結局は最上位へと返り咲いたのであった。
ガード不能こそないものの、エグゼビーストを用いたラッシュは上級者でも見切るのが難しいほどである。

最新作GGSTでは「リーチと設置技での制圧」という過去のコンセプトはそのままに技の全てが総入れ替えとなった。突進技の削除と共に多くの設置・飛び道具を習得し、より制圧戦に特化したキャラクターとなった。
本作におけるテスタメントの最大の特徴は旧作におけるファントムソウルのマーキングをより攻撃的にした「ステイン」という特殊システム。
これは「次に相手に攻撃をヒットさせる・または攻撃をガードをさせると追加攻撃が発動する状態異常を付与する」というもので、旧作同様に特定の攻撃をヒット・ガードさせることで付与可能。
ヒット時には追撃が可能かつガードさせた場合も攻め継続ができるため、ステイン付与時のテスタメントは非常に高い圧力を持つ。

他にも回転率が高くステイン付与の布石となる飛び道具「グレイブリーパー」や離れた距離から中下段択を迫る「アービターサイン」など、制圧力に長けた技を多く持っており、総じて過去作のコンセプトをGGSTのゲーム性に合わせてブラッシュアップした性能となっている。



【必殺技】
  • グレイヴディガー
短距離を飛びかかって鎌で斬りつける突進技。ぶっぱなしとしての性能は低く主にコンボ用として使う。
XX版は画面端ヒット時に壁バウンドする効果があり、これを使ったディガーループがテスタの主力コンボであった。
初代・X・XXシリーズでそれぞれモーションが異なっており、Xのものはレバー前入れ+Kの特殊技として再利用されている。
一応テスタといえばこの必殺技だったが、ストライヴではキャラ性能の一新に伴ってこの技を含めて旧来からの必殺技が一切ない。

  • ファントムソウル
掲げた手から骸骨を放つ。上空に放つもの(P版)と地面に放つもの(K版)が有り、それぞれ飛び込み防止、ダウン追撃に使う。
ヒットすると相手をマーキングした状態になりお供のカラス(サキュバス)が自動攻撃するようになる。攻撃パターンは順番完全固定の4種類で、最初の攻撃でどれか判別可能。なのでテスタ使いは真っ先にパターンを覚える事を推奨される。

  • エグゼビースト
地面から呼び出した魔物が噛み付く。相手側の画面端から自分側に引き寄せるS版と、自分の足元から発生するHS版の2パターンがある。
後者はXXで削除の後ACで復活したが、ガードさせて9F~最大20F有利、2F発生保証、カウンターヒットから5割+毒orマーキング+確定ダウンまで繋がる超リターン、ダウン引き剥がし、FRC対応、と固めにコンボに割り込みになんでもござれな超絶万能技へと変貌。テスタ強化理由その1。
「アクシデントコア」を象徴する壊れ技の一つとして畏怖と怨嗟の念を持って今なお語り継がれているとか。

+Rでは発生がとんでもなく遅くなり、設置技感覚で使っていく事に。こちらはこちらで時間差で前後共に起き上がりに重ねる連携(通称ワニワニパニック)が猛威を振るっている。

EX版をマスターオブパペット(後述、略称マスパペ)で強化すると魔物が巨大化し、ダメージと有利Fが増える。

  • ウォレント
上中段打撃と飛び道具に対応した当て身技。当て身が成功すると血溜まりに成りながら相手の後ろにワープして飛び出す。
投げ無敵が無い、隙が大きい、相手が振った技次第では反撃がガードされるなどリスクは高いが、ヒット時は毒効果&追撃可能+FRCで隙消し可能なのでリターンは計り知れない。
EXは当身部分を省いた移動攻撃技の「ルフトウォレント」に。ダウン追い打ち可能だが毒の効果時間は短い。+Rでアーケードに逆輸入されたが攻撃判定が消失し、普通のワープ技に。

  • HITOMI
設置技。スカートがフワリと上がると足元に設置、そこに相手の縦軸が合うと人面樹がはえてくる。設置中に攻撃を喰らうと消滅。EXでは削除。
マスパぺで強化すると人面樹が巨大化し、攻撃を受けても消えない、毒状態が付与、確定ダウンと一転して凶悪な技に。マスパぺを決めたらまずはこの技を設置してから攻めたい所。
AC+Rからは通常版含めてダウン引き剥がし効果が付き、コンボがもりもり伸びる。

  • ゼイネスト
設置技。空中に血飛沫をあげ、相手が触れると血の網が展開し、相手を捕縛する。時間経過の他、相手の攻撃でも消失する。ノーマルは2個、EXは1個まで設置可。
ノーマル版をマスパペで強化すると攻撃判定と捕縛時間が強化される。

  • バッドランズ
カレーニオドレ
ACからの追加技にしてテスタ強化理由その2。鎌を構え縦回転しながら2ヒットする突進を放つ。距離調整をして、技後更にバッドランズで何度も追撃する「ランズループ」や、復帰不能時間の長い一段目のみ当てる「ランカス」が凶悪。
台詞「華麗に踊れ」よりカレーループなんて呼ばれたりもする。
AC+Rでは2段目が低く吹き飛ばすように変更されループは難しくなったが、初段の受け身不能時間の長さは相変わらずでランカスはコンボに非常に役立つ。HITOMIを設置していれば、バッドランズで吹き飛ばした所をダウン引き剥がしして拾い直すといった芸当も可能。

家庭用のEXキャラはこちらがフォースブレイクで短いながらも無敵時間が追加される。逆にグレイブディガーは必殺技で無敵が削除されている。

  • ディップサイス
EX専用技で、一瞬消えたあと相手の頭上から鎌で切りかかる。中段技。
ダッシュから出すとめくりになるので起き攻めの選択肢に。


【フォースブレイク】
  • グレイヴディガー
スラッシュまでは必殺技だったものが昇格した。無敵あり、壁バウンドありとゲージを消費するだけの価値はある。

  • ファントムソウル
AC+Rで追加。相手をサーチして飛んでいき、縦軸が合うと停止してガードの上からでもマーキングを付与する(ガード自体は崩さない)。しゃがまれると当たらないが、これを利用して中段の6Pを通すのも良い。
なおロケテ初期はしゃがみ状態にも当たるガード不能技&毒効果も付与と凄まじい性能だったが、そのまま出たらぶっ壊れ技間違い無しだっただろう。

【覚醒必殺技】
  • ナイトメアサーキュラー
目の前に魔法陣を展開し、髑髏型の波動を飛ばす。毒効果あり、無敵あり、ガードさせて有利。切り替えしでヒットさせると毒状態で追撃出来るのでなかなか美味しい。
EXは別コマンドで設置技としても使え、5秒経過で発動する。+Rでアーケードに逆輸入。
なお初代では毒ダメージでも死ぬというトンデモ仕様であり、残り体力が少ない時に喰らったら負け確定と言っていいほどだった。

  • マスターオブパペット
鎌を鍵に変えて相手に突き刺す。ヒットすると藁人形ゲージがストックされ、ノーマルはゼイネストとHITOMI、EXはエグゼビーストが強化される。立ち回りが強化されるので積極的に狙いたい。


【一撃必殺技】
  • セヴンスサイン
鎌で切り裂さいた相手をベッドに寝かせ、サキュバスに止めを刺させる。
発生が異常に遅く、狙うに狙えない。


【余談】
担当声優の小林克彰氏はドラマCDで「テスタメントとディズィーの息子を演じてみたい」とコメントしていたが、かなわぬ夢と終わってしまった模様。
また、ACまでの担当声優(小林克彰氏)とそれ以降の担当声優(小林ゆう)は、揃って「小林」の姓となっている。

「ギアはWiki籠りだ。追記・修正は我らの性だ」

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最終更新:2024年03月01日 01:48