スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL

登録日 :2010/04/29(木) 03:14:27
更新日 : 2017/08/18 Fri 11:09:53
所要時間 :約 7 分で読めます




1996年にバンプレストより発売されたスーパーファミコン用シミュレーションロールプレイングゲーム。


【あらすじ】
地球の内部にある地底世界ラ・ギアス。

そこで最大勢力を誇るラングラン王国では、10年以内に魔神によってもたらされる世界の滅びが予言され、それに対抗するために人の持つ精神エネルギー「プラーナ」によって動く人型兵器「魔装機」を開発する。

しかし、魔装機を動かすにはラ・ギアス人より地上人の方が向いていることが判明し、ラングラン王は地上人召還計画を実行される。これは地上人がラ・ギアス人に比べて感情の波が激しく、より高いプラーナを持つ事に起因している。

この計画によって召還された地上人の中に、後に魔装機神サイバスターの操者となるマサキ・アンドーの姿があった……




【概要】
スーパーロボット大戦シリーズ常連の魔装機神シリーズの単独ゲー。
版権作品は全く登場しない。

開発はこれまでのスパロボと同じくウィンキーソフト。

本作はこれまでのスパロボとは大きく異なっており、以下の点で大きな変更が加えられている。


  • グラフィックの一新
戦闘アニメはリアル頭身になっている。
またキャラは河野さち子がリデザイン。
表情が変わるようになっており、その数も非常に多い。あまりにも多いのでOGでも魔装キャラは新規カットがほとんど必要ないほど。

  • クォータービュー&立体的なマップ
真上からではなく斜め視点に。
高低差が付けられ、高いほど有利になる。
空中や水中の概念はなく、どの機体も陸上or水上になる。

  • 方向補正
ユニットには正面、側面、背面の3つの方向があり、背面>側面>正面の順に威力や命中率や回避率が上がる。
そのためできるだけ背面を狙うのがおすすめだが、ZOCがあるのでそう簡単には背面を狙えない。
また敵も背面を狙ってくるのでそれに合わせた陣形が求められる。

  • 精霊補正
機体には風、炎、水、大地に分けられる精霊があり、


風→地
↑ ↓
炎←水

な具合にすくみが生じる。
また聖位、高位、低位なランクもある。
上記の斜めや無属性の機体には補正は生じない。

  • ランクアップシステム
機体をフル改造すると精霊のランクが上がり、ステータスに補正が加えられる。
また特定の武器をフル改造すると別の武器に変化する。
ただし改造したてでは威力が微妙なものや、消費や必要気力が多くなることもあるので注意。

  • プラーナ補正
操者のプラーナによって機体や武器に修正が加えられる。
プラーナを消費する武器を使うと補正が減ってしまう。
ただしそこまで気にするほどでもない。


ストーリーは第1部と第2部に分かれており、1部と2部の間に第2次〜第4次の話が入る時系列になっている(おおまかなあらすじは第2部の最初で語られる)

本作はSFCの性能を限界まで引き出しているんじゃないかと思えるほどの完成度を誇っている。
特にここまでの表情の変化やトドメ演出の充実などはその後数年は本家スパロボでもできなかったほどである。
そのため店によっては中古でもそれなりの値段がついていることが多い。

また本作はBGMも秀逸であり、機会があればサントラも聞いてもらいたい。


【主な登場人物】
(なお作中では名字と名前の間は・ではなく=で表記される)
声はMAP兵器使用時のみ


◆マサキ・アンドー(CV.緑川光)
主人公。
言わずとしれたサイバスターの操者。
当初はそこまで世界の命運には興味がなかったが、サイバスターの操者として成長していく。
テロによって両親を失っておりテロリストを嫌っている。
ファミリアはおなじみ猫のシロとクロ。

◆テュッティ・ノールバック(CV.井上喜久子)
マサキがラ・ギアスで初めて会った優しいフィンランド人のお姉さん。
水の魔装機神ガッデスの操者に選ばれる。
両親と兄を殺人鬼に目前で殺された過去を持つ。
ファミリアは狼のフレキとゲリ。

◆ホワン・ヤンロン(CV.井上和彦)
炎の魔装機神グランヴェールを操縦する中国人の元体育教師。
堅物な性格でファミリアである黒豹のランシャオと交代して延々と続く説教を必殺技として持つ。

◆リカルド・シルベイラ
大地の魔装機神ザムジードの操者。
元メキシコ空軍のパイロットで陽気なラテン男。
テュッティに惚れており何かとアプローチをかけるが…。

◆フェイルロード・グラン・ビルセイア
ラングラン王国の第一王位継承者で魔装機計画の実質上のリーダー。
真面目で落ち着いた人物。
人々からの信頼も厚い好人物だが……

◆ゼオルート・ザン・ゼノサキス
剣皇と呼ばれるラングランの剣術師範。
落ち着いた人物ながらかなりの実力者だが、娘のプレシアによくたしなめられるだらしないお父さん。
だが滅茶苦茶強い。

◆ルオゾール・ゾラン・ロイエル
破壊神ヴォルクルスに仕える魔神官。
元祖ワカメ。

◆シュウ・シラカワ(CV.子安武人)
毎度お馴染みシラカワ博士。
マサキが地上で会ったグランゾンに乗る怪しい男。
ラ・ギアスでも度々姿を見せるが本心をなかなか見せない怪しい男。

◆サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス
シュウの部下のいろんな意味で危ないお姉さん。
ヴォルクルスの信者だが、第2部では離反した後なので本来の姓であるグレイスに戻っている。

◆ウェンディ・ラスム・イクナート
ラングランの魔装機の設計に携わる優秀な錬金学師のお姉さん。
なんやかんやでマサキに惚れており、なんやかんやでファーストキスを奪った人。

◆プレシア・ゼノサキス
ゼオルートの一人娘のナイスロリ。
マサキがなんやかんやでゼオルートの養子になったことで義妹になったりする。うらやましすぎるぞコンチクショウ。

◆ルビッカ・ハッキネン
傭兵としてラングランの対抗国のシュテドニアス軍に参加する男。
テュッティの家族を殺した殺人鬼でいろんな意味で危ない人。

◆ラセツ・ノバステ
シュテドニアス軍の将軍。
第1部ではクロノクルなマスクをしている。
彼の野望がラ・ギアスに大きな戦乱を呼ぶことになる。

◆リューネ・ゾルダーク(CV.日高奈留美)
第2部より登場するヴァルシオーネRのパイロット。
もともとはインスペクター戦役でロンド・ベルに参加したが、マサキに惚れておりなんやかんやでラ・ギアスまでついてきてしまった。

◆ミオ・サスガ(CV.かないみか)
第2部より登場するなんやかんやで死んだリカルドに代わってザムジードの操者に選ばれた女子高生。
マイペースでお笑いを追求する少女。
ファミリアはカモノハシのジュン、チョーサク、三波春夫……ではなくショージ。

◆ロドニー・ジェスハ
シュテドニアス軍の将軍でラセツとは対立しているトロイア訛り(関西弁)なおっさん。
ひょっとこ仮面ではない。断じて。

◆ひょっとこ仮面
一人を除いて正体バレバレの謎の助っ人

◆ゼツ・ラアス・ブラギオ
もう一つの大国バゴニアで魔装機の開発をしている危ない基地外博士。
元はラングラン人だが、人間をモルモット程度にしか考えない危険な性格から追放された。

◆サーヴァ=ヴォルクルス
ラ・ギアスで信奉されている3柱の神の一つの破壊神。
唯一存在が確認されている神であり、各地に分身が眠っている。



【備考】
本作には続編が作られる予定だったが、その後なんやかんやでバンプレスト路線の真・魔装機神とウィンキー路線の聖霊機ライブレードに分かれてしまい、うやむやになってしまった。
そのため本作では話こそ綺麗に終わっているものの、放置されている伏線もちらほら見受けられる。

バンプレストとウィンキーの不仲説、コナミ下請け状態になったウィンキーの現状などの噂からリメイクは絶望視されていたが、
そして、発売から14年たった2010年、スーパーロボット大戦OGサーガとしてDSでリメイクされるとして驚かれた。
さらに驚くべきはOGは魔装機神リメイクへの布石だったことである。


PSPで続編の魔装機神Ⅱが2012年1月12日に発売。
初回限定生産版にはPSPに移植された本作もセットで付いてお得だが数に限りがある。
このPSP版LOEはDS版と基本は同じで戦闘演出もDS版と変わらないが、フルボイスになっていたり、ウィーゾルやノルスなど一部のユニットが時系列に合わせて旧型に変更されているマニア向けな代物。
ソフト版はこの初回限定版しかないが魔装機神Ⅲ発売に合わせてダウンロード販売された。移植にしては割高感は否めないが。

時系列的にはOGの中で最も後ろ。

余談だが、リメイク版以降、味方機が撃墜されるごとに、敵撃墜時に得られる資金が加算されるという隠し要素が組み込まれ
以後最終作のFまでこの仕様が存在する(ゲームクリア時に撃墜カウントがリセットされるので、周回時には恩恵が消える)


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