ドラド(ガンダムAGE)

登録日:2012/03/15(木) 22:21:32
更新日:2024/03/13 Wed 11:18:05
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EDENのために!



DRADO


「ドラド」とは『機動戦士ガンダムAGE』に登場するヴェイガンのMS。

形式番号:ovm-e

武装:

パイロット:ダズ・ローデン
      ザッカス・ベイ(小説版)
      グリム(〃) 他


ガフランの後継(実際には開発時期は同じで実質的には兄妹機)となる主力量産機であり、
ガフランと違い変形機構を持たない人型に近いフォルムを持つが、これは大気圏内での運動性を追求したもの。

航続距離は落ちたが、代わりに多数の武装を自在に操る優秀な火器管制装置、
大火力と機動性を兼ね備えており、小説版では「名機」として知られている。

要はむしろガフランがドラドの強襲用改造機といってもよい立場にある。

また、両腕にはバクトに試験的に装備されていた電磁装甲を標準装備している。
使用時には防御態勢をとる必要があるため若干使い勝手は悪いが、「重いだけのバクトなんてメじゃない」と前線の兵には好評だった模様。

実際に重力下での運動性は抜群で、独特の駆動音を発しながら軽快に走り回り、軽々と跳躍もこなす。
一方宇宙での戦闘でも大量の機体が投入されており、無重力での戦闘も問題なくこなせるようだ。

部位毎の分離も容易な構造で損傷を受けた場合にはその部位を切り離し二次被害を防げるようになっている。

後に連邦に頭部を鹵獲され、ディケ・ガンヘイル中尉らが解析した結果では、
機体の反応速度も連邦軍の主力機のそれを超えているとの結論が出ている。

一方で操縦系統は連邦のそれと比べ複雑なものとなっており、
同じくヴェイガンが開発した「ミューセル」の併用が前提であると推測されている。
※他のヴェイガン機も同様と思われる。ミューセルについてはXラウンダーの項目を参照

また、指揮官用にカスタマイズされた「ドラドL」も存在している。
こちらは黄色に塗装されている他、頭部が多くのヴェイガンMSと同じく羽状のパーツが付いた物に変更されている。

設計の優秀さからXラウンダー専用機ゼイドラクロノスにも機体構造が転用されている。


●武装
  • ビームバルカン/ビームサーベル
ヴェイガンMSの基本装備

  • ビームライフル
尻尾状のビーム砲。
ガフランやバクトは背部のフレームに接続されていたが、こちらは腰部に直接取り付けられているため、より尻尾らしい。
またガフランのものと比べて丸みを帯びた形状になっている。

  • 胸部拡散ビーム砲
腹部に内蔵された大型ビーム砲。

  • 三連ビームバルカン/三連ミサイルランチャー
腕部に取り付けられるシールド型のオプション武装。ドラドLはミサイルランチャーを標準装備する。
劇中ではミサイルランチャーが先に登場。設定にある三連ビームバルカンが登場したのはアセム編最終回であった。

  • コロニーデストロイヤー
オプション武装。ガフランが使用したものと同じ大型ミサイル。


●劇中の活躍

第二部のアセム編に登場。
アセム逹のコロニー「トルディア」を襲撃。
迎撃に出撃してきたジェノアスⅡシャルドール改を撃破するも、アセム搭乗のガンダムAGEー1ノーマルに倒される。

その後ゼハートがアスノ家の馬小屋でガンダムを見つけたため、
ダス・ローデンがMS輸送用のトラックにドラドを乗せ白昼堂々街中をアスノ家まで輸送する。
このトラックはホロをかけた簡素なものであり、ホロの間からは思いっきり足が見えていた。

アスノ家の前で起動し、ガンダム奪取の為馬小屋の破壊を開始。
しかしドワーフ…もといバルガスから連絡を受けたアセムが駆けつけ撃破されてしまった。
そのままガンダムは基地の格納庫へ。

以後、半年間見つけることが出来ず、卒業式の日にコロニー制圧作戦を開始するも撃退されたようだ。

その後、アセム入隊後のディーヴァを襲ったりビックリング攻防戦に参加していた。

ノートラム攻防戦ではドラドLにダズ・ローデンが搭乗。
フリットAGE-1フラットとの戦いではミューセルの機能を最大限まで高める捨て身の戦法で挑み、善戦。
機体を両断されるも上半身のみで組み付いて自爆。AGE-1を中破させ撤退に追い込んだ。

小説版では、アセムの誕生日パーティーに乗じてアスノ邸に潜入したゼハートのための陽動に出撃したのが初登場。
パイロットはザッカス・ベイと、その部下グリム。

ミューセルをコンバットモードで起動し、コロニー中央部でシャルドール改三機を撃破。
オブライトジェノアスⅡを軽くあしらった直後、アセムのガンダムAGE-1と遭遇。

家族のためにガンダムを倒さんと切り掛かるグリム機だったが、カウンターで頭部を破壊され沈黙した。
(※アセムの反射神経もそうだが、二十数年に渡るガンダムのOSのアップデートも大きい)

アセムがガンダムのパワーに振り回されていたことから互角に戦うザッカスだったが、
MS部オペレーターのロマリーの指示によりガンダムが持ち直す。
不利とみたザッカス機は一旦引こうとするも、オブライトのジェノアスⅡに足を押さえ込まれ……。

『MEMORY OF EDEN』においては本編以上にやられ役として描写されている
アセム初陣で三体撃破され、ソーディアにみじん切りにされ、クランシェ二機にコンビネーションプレイでやられ……)。

第三部以降も引き続きヴェイガンの主戦力として運用されている。


ガンプラ
AG、HGで発売。
HGは一部パーツがガフランと共通。
可変機能がなくなった分、プロポーションが良くなっている。また、ビームライフルの可動範囲が広がったため、腰だめで撃つポーズも可能。
しかし、劇中であれだけ堂々としたビームサーベル二刀流を披露したにもかかわらずサーベルのクリアー刀身はまたもや付属しなかった。


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最終更新:2024年03月13日 11:18