チキ(FE)

登録日:2009/12/02 Wed 18:07:10
更新日:2024/04/23 Tue 20:09:40
所要時間:約 18 分で読めます






……マルスのお兄ちゃん…………! 

あっ、お兄ちゃん!! 来てくれたの! チキに会いに来てくれたんだ!!




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

■概要

『チキ』とは『ファイアーエムブレムシリーズ』に登場する神竜ナーガの娘であり、幼女。
登場シリーズは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』、そしてそれらのリメイク 『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎
幻影異聞録♯FE』『FEヒーローズ』『FEエンゲージ』にゲスト出演している。

CV:諸星すみれ(幼少期)(幻影異聞録♯FE、FEヒーローズ、FE無双、FEエンゲージ)、大谷育江(大人時代)(FE覚醒、PXZ2、FEヒーローズ)

別名:マムクートプリンセス

マムクートとはFEシリーズにおける竜の種族。
普段は人間と変わらぬ姿だが、竜石を使うと一定期間竜に変身することが出来る。


神竜族の王・ナーガの娘として生まれた。その潜在能力は神竜王と同等かそれ以上と見立てられていたが、
一方で彼女が生まれた時点ですでに竜族には「種の終わり」の症状が蔓延していた。
もし成長して力を発達させたチキが理性を失い獣化すれば、世界を滅ぼしかねない…*1
そう判断したナーガによって、彼女は長い間『氷竜神殿』に封印されていた。
そのため年齢は1000才であるものの、内面は外見同様の子供。
封印を哀れんだバヌトゥによって神殿の外に連れ出され、10年ほど人里で過ごしていた。
しかし魔王ガーネフによって誘拐・洗脳を施されラーマン神殿の護衛にされてしまったが、バヌトゥの説得で正気に戻りマルスの仲間になる。

暗黒戦争の終了後、後見人であるガトーによって再び封印という名の監禁をされるも、第14章にてマルスらが現地を訪れたことがきっかけで再び加入する。
なお、再加入イベントの際には星のかけらが全て揃っていないと、ガトーが封印を解いてくれないので二度と目覚めなくなる。
(おのれ、なんとうらやま……もとい貴重な戦力を!)
まぁ全て星のかけら=星のオーブを入手できないと、チキの加入どころか終章へ進めないバッドエンドとなるのだが。

EDでは主人公のマルス達と共に、自由都市となったパレスで幸せに暮らしたという。

■性能

ゲーム史においても類まれな戦闘力を備えた幼女
見た目はどう見ても幼女(大事なことなので二回言いました)なのだが、竜化形態では低レベル帯でも非常に高いステータスを誇り、
加入自体は後半であるにも拘わらず、歴戦の騎士や戦士を差し置いて一軍入りさせるプレイヤーも多い。
全機種通じて、基本的には終盤に多数出現する竜族対策ユニットとして使うのが効果的。

ファミコン版では神竜石の性能のおかげで、高い命中率と守備力が保障され、24章以降で大量出現するマムクートを安全に倒すことが出来る。
ただし大きく補正されるのはあくまでも守備力のほうなので、HPや素早さはステータス表記通りな点に注意したい。
レベルアップさせて高い成長率を発揮させることで補えるとはいえ、後半加入する彼女一人で無策特攻はあまりに無謀。
特に技や素早さに優れ、軽い武器で攻めて来る勇者系ユニットとの戦闘は避けた方がいいだろう。
運用する為にはしっかり他のユニットでカバーしつつ育てる必要がある。
もちろん育ちきればどんなユニット相手にもぶつけられる最強ユニット候補になる。

ちなみにこの時点ではまだマルスとの絡みはなく、エンディングでも
「幼かったあの頃に比べ、だいぶ女らしくなった、と本人は言っている」
と言う味気ない物になっている。


そしてSFC版では上記のアオリが真であることを知らしめる戦闘力を発揮するようパワーアップし、単なるマムクートメタに留まらない列強ユニットになった。
竜のブレスは竜族以外に防御無視で攻撃が可能になり、射程が1-2と直間両用にまで延長。
高HP、高防御、高火力の三拍子が揃い、アイテムである程度隙を補うことで、1ユニットでマップ上の敵を蹂躙することすら可能。
しかも神竜に変身すると移動タイプのみが飛行系と同じなので、森だろうが山だろうが知らん顔で通れるが飛行特攻は受け付けない。味方ながらずるい。

初期所持の神竜石で変身すれば第一部終盤に多数出現する火竜を楽に倒せるだけでなく、第二部になると氷のブレスから霧のブレスになって性能が強化。
火竜はもちろん氷竜・飛竜・魔竜とあらゆる竜族に特効ダメージを与えるだけでなく、ドラゴンナイト系ユニットも有効範囲に収められるようになる。
半減されるとはいえ地竜や暗黒竜(ラスボス)への決定打にもなると、ゲーム進行に合わせて有効対象が大幅拡大し、上記の評価を不動のものとした。
秘密の店という隠し要素を遣えば魔防の高い魔竜や、移動の自由度が最強な飛竜になることもでき、実益を兼ねたお楽しみ要素を味わうこともできる。
また、成長率の高さも健在。成長率上昇アイテム「星のオーブ」との併用が可能なので、魔防含めた各要素を大いに育てやすい。
変わった所ではHPドーピングアイテムの効果が普通のユニットより高いので、温存しておいた「天使の衣」を1個気前良く使うだけでも、加入直後の安定感が大幅に高まる。*2

とは言え変身前は普通の幼女(大事なことなので(ry)なので、竜石無しでは戦闘力は極めて低い。何かの事情で武器が無ければか弱い存在なのである。
また、SFC版の(リメイク前)の紋章の謎では竜化に5~数ターン程度の制限があり、神竜石は補充が不可能なので、不必要に変身するのは考え物。
そしてSFC版の竜族には、この神竜チキや敵モブ・ラスボスの暗黒竜メディウスですら例外でない、ある共通の欠点が存在する。

それは


ブレスの武器としての「重さ」が20(=どんだけ強かろうが攻撃速度0固定ということ。


当ゲームの仕様および設計バランスでは、ザコ敵が槍でも持とうものならだいたい攻撃速度0~3程度と誰にも追撃できないほど遅くなる。
バランス型上級職のパラディンでさえ、この例から外れるほど速い個体はかなり少ない。
加えてシューターやデビルアクスやデビルソード、手槍、同じく竜のブレスなど、同様に攻撃速度0固定になりかねない武装の敵も多々登場する。
そのため普通に大多数の雑魚を相手にしている分には、この静かな欠点が目に見える露骨な悪影響をプレイヤーに感じさせる事は少ない。
精々、蛮族などタフな相手を一撃で仕留め切れなかった時、追撃が出なくて物足りなさを感じる程度だろう。

が、スナイパーや勇者などが相手になると、一撃で倒せない限り追撃を喰らうのはほぼ免れない。
本作は敵のHPも高くないので、チキならそういった軽装クラスの敵の一撃KOは充分見込めるものの、HPや守備力が成長途上の低レベルのうちは惨事になりうる。
(仮に神竜が飛行特攻を受け付けたとすると、銀の弓スナイパーに狙われた場合は追撃+特攻で大惨事になったと思われる)
当然ドラゴンキラー持ち勇者にも注意を払いたい。第一部終盤の勇者はチキへのメタとばかりに持ってくるので確認を怠らないように。
そして、少なくとも第一部で彼女を味方にした直後は、一度はこの欠点と向き合っておくべきだろう。

何故なら、次章の敵将が攻撃力20のグラディウスで追撃叩き込んでくる黒騎士カミュだから。

ドーピングアイテムで耐久力を強化特盛でもするか、もしくは引導だけ掠め取りに行くか、
あるいは他の高耐久ユニットでグラディウスを受け切ってこわれたやりにしておくかでもしなければ、ほぼ確実に一度の戦闘で瞬殺される。
(幸いにして、高い命中率&人間の防御無視というチキの攻撃の性質上、トドメを奪いに行くのは比較的楽ではあるが)
プレイヤー側が特効抜きでも竜を殺せる原理を、改めて再確認させてくれる面を併せ持つ難敵である。

第二部でも、同様にグラディウスで追撃可能な速度を有する暗黒皇帝ハーディンへの勝機はかなり薄くなる他、道中のLv20勇者やスナイパーが平然と追撃しまくる。
こういった相手には、必ずしも彼女の暴力性に慢心せず、冷静になってこちらが追撃を取れる勇者などをぶつけた方が無難。
など、全盛期クラスに強力ではあるものの、ややテクニカルな運用を求められるユニットでもある。
うまく運用しきれば盾役・削り役・終章のエースと色々務まるので、丁寧に扱いたい。


『新暗黒竜』では竜石の仕様がFC版やGBA版と同じく戦闘時に随時発動となった。
ゆえに戦闘ごとに竜石が消耗してしまうが、星のオーブで消耗を無視できたりハマーンの杖で修理できるようになった為、より使いやすくなった。
ワープで送り込んで殲滅という事も比較的簡単にできる(流石に初期レベルでやるのは厳しいが)。
同作でチキが死亡していると仲間になるナギは成長したチキのような容貌だが、関連性等については不明のまま。
因みにナギも神竜である。攻略本などによるとナーガ神の化身とされているが……。

また、ナギが仲間になる条件は
  • 24章クリア時点でチキが死亡している
  • ファルシオンを持っていない
というもの。
なので24章でチキにファルシオンを持たせて死亡させ、24章外伝で復活させれば、神竜2人と通常ファルシオンと劣化ファルシオンの2本が手に入る。
終章で神竜2人は勿論素晴らしい戦力である上、レベル上げのチャンスも増える。
勿論チキを殺させるとは何事だ! という人や、(いるかどうかはさておき)ガトーファンにはオススメ出来ない。

……と言うより25章はメディウスを倒せばクリアになる為、錬成シューターの遠距離砲撃だけですべてが事足りる。
難易度ノーマルなら
  • マルスをレベル上げして集中ドーピング
  • メディウスに隣接するマムクートを遠距離攻撃で仕留める
  • ワープでマルスを送り込んでメディウスを倒す
…ことが簡単に出来るのでナギもチキもあまり使いどころはなく、ちょっと弱体化した感がある。
(ぶっちゃけ一品物のウォームの書(遠距離魔法)を持ってきてくれるガトー様の方が役に立つ。)


『新・紋章の謎』では特に条件はなくチキもナギも両方仲間にする事が出来る。
因みにチキとナギの関係等は一切不明のまま新も終わってしまった。
ついでに可愛いチキと支援で仲良くする事も出来る。
マイユニットを女にすると、髪型をチキとお揃いにする事もできる。
男でも髪型は変えられないが、同じ飾りを付ける事はできる。


また、SFC版には「変身前の状態で敵の攻撃を2回かわすとチキが泣き出す」という裏技がある。
なかなか厳しい発動条件(武器を持たないチキに追撃を出せる攻速を持つ敵の存在、
その敵の攻撃を2度かわすリアルラック、そもそもただの幼女を前線に出す事への罪悪感)だが一見の価値あり。
これを元ネタにしたかは不明だが『チキの涙』というアイテムがFE覚醒とFE無双に存在する。
なお同じような条件(回避を2連続で行う)をジュリアンで満たした場合は、
固有のバク転回避が見られるのだがバク転は確実に見る手段があるので泣き出すチキの方がレアだと言える。

■FE覚醒

出典:ファイアーエムブレム 覚醒公式サイト、https://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/characters/chara26.html、2016年1月13日閲覧。
ファイアーエムブレム 覚醒、インテリジェントシステムズ、任天堂、2012年4月19日、
(C)2012 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


また、『覚醒』にも大きくなった彼女が登場。
しかも、今回は成長した姿
CVはなんとピカチュウでお馴染みの大谷育江
さりげなくパッケージにも登場している。
ノノ涙目である。

覚醒ではマルスがアレだったので似てる人物じゃないのかと思われたが、

マイユニとの支援会話で、
「私にとってのお兄ちゃんは英雄王マルスただ一人」
と言っていたりとあのチキ本人である。

また、魔符の幼女時代の自分に対して「かつての私」と言ってた事もあり、こればかりは覆しようがない。

性能的にはノノと同じ職資質を持つが、登場が遅い分こちらの方が初期値が高く、成長率も守備以外は同等か上回っている。
親世代のノノに比べると支援相手は遥かに少ないものの、マイユニ♂ルキナ・サイリと組むことが可能。

ロリチキは魔符の中で唯一マムクート資質を持ち、マイユニの娘以外では最もスキルの豊富なマムクートとなる。
チキファンならずとも育てておく価値があるかもしれない。

最終的にはマイユニット(男)と、

結婚できる


結婚できる

しかしながら、ノノとは違い、チキ固有の子どもはいない。
その為、生まれてくるのはマイユニ固有の子どもだけ。
しかも生まれながらに龍属性もちの為特攻に注意。

父親は邪竜の器、母親は最強の神竜、カオスである。


また、本編のパラレルワールドにあたる『異伝 絶望の未来』でも3章全てに(最後の方だけ)登場。
この世界ではルキナたちと既に顔見知りであり、邪竜ギムレーが復活した絶望の世界において、
神竜の巫女として王女ルキナと同じように人々の希望の象徴的存在であった。

民と共に「虹の降る山」で抵抗していたが、山が屍兵に落とされた為生き残りを連れてイーリス城に避難してきた。
宝玉を取りにペレジアに向かった仲間たちの帰りを待ち続けながらも、
不安にかられるルキナを傍で支えていたが、城内に侵入してきたギムレーの攻撃からルキナを庇い、死亡する。

しかし魂までは消滅しなかった為、異世界の「絶望の未来」では、
既にギムレーによって殺されていたナーガに代わり、新たな「ナーガ」としてルキナの覚醒の儀を行う。

因みに、この時だけルキナのファルシオンはダメージが99に固定される。チキ様ハンパねえ!

ギムレーが完全に倒され世界に平和が戻った後は、これからは「ナーガ」として世界を見守っていくと伝え、ルキナたちのもとから去って行った。




■PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD

PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にはNPCとしてプロローグ5話から登場。大谷ボイスも実装されている。
異世界の天の使いであるワルキューレとは旧知の仲らしい。基本的には神竜の大地から離れることはない。
ユーリフレンのコンビを見て「ナバールオグマを思い出すわ」とまさかの『暗黒竜』『紋章』ネタを発言。

終盤、絆の秘湯を舞台にした女性陣総出のお風呂イベントでは我らが大神隊長率いるスケベ野郎どもに風呂を覗かれる。
大神の「綺麗だったよ……」という言葉にうららモリガン、ワルキューレとともに4者揃って好感度*3を上げていた。

■幻影異聞録♯FE


ブルームパレスにようこそ! 待ってたよ、お兄ちゃん!




出典:4Gamer.net、http://www.4gamer.net/games/297/G029703/20151120099/、2016年1月13日閲覧。
幻影異聞録♯FE、アトラス、任天堂、2015年12月26日、
(C)2015 Nintendo/ATLUS、FIRE EMBLEM SERIES:(C)Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

幻影異聞録♯FE』にも登場する。

CV:諸星すみれ
誕生日:2月28日(TIKiの発売日)
身長:110㎝
血液型:分かんない
年齢:5歳。バージョン3.0
体重:3GBくらい
BWH:分かんない
好きなもの:皆とお話しする事
苦手なもの:1人ぼっちでいる事
一言:皆の歌……いっぱい聴かせて

ネットで話題の合成音声ボーカルソフト『ウタロイド・TIKi』というらしい。
PVで使われていた曲の『Beastie Game』は彼女が歌っている。


出典:幻影異聞録♯FE、アトラス、任天堂、2015年12月26日、
(C)2015 Nintendo/ATLUS、FIRE EMBLEM SERIES:(C)Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

『ウタロイド・TIKi』とは仮の姿でクロム達と同様にミラージュでもある。
普段は『ブルームパレス』の管理人をしている。

ニンドリで行われた人気投票では『なんでもアリの総合ランキング』部門において1位に選ばれた。


サイドストーリー

  • ちっきちきにしてあげる
『ウタロイド・TIKi』で『Beastie Game』等の神曲を作曲している、
『チキは俺の嫁P(略してチキ嫁P)』という人がここ最近活動しなくなっている。
チキもチキ嫁Pのファンの一人なので心配しているらしい。
ブルームパレスから出る事が出来ないチキに代わり、が様子を見てくる事になるのだが……。

  • コーヒーアンドドーナッツ
ブルームパレスから出る事が出来ないのにつばさドーナツの事を聞かされたチキ。
どうしても『ハニーキャラメルバナナチョコレートドーナツ』が食べたくなったチキは樹にお使いを頼む。

樹は苦労の末買ってきたのだが、チキは実体がないので食べる事が出来ない……。
そこで樹は食レポでチキにドーナツの味を伝える事を試みる。

  • 渋谷の中心でチキと叫ぶ
悪夢を見たチキのため、樹はTIKiを使って曲を作ろうとするが、樹は素人なので勝手が分からない。
そこでその道のプロであるチキ嫁Pに教えてもらおうとする。


色々あって樹は新曲『幻じゃない世界』を完成させ、さらに『竜石の欠片』を見つけた事でチキは実体を取り戻す。


出典:幻影異聞録♯FE、アトラス、任天堂、2015年12月26日、
(C)2015 Nintendo/ATLUS、FIRE EMBLEM SERIES:(C)Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

そしてチキと樹……二人だけのライブが幕を開けた――


デュオアーツ

残念ながら戦闘に参加しないが、源まもりとのデュオ『ラブ・フォー・ユー』に参加する。
Switch版では追加要素としてチキがセッションに参加するようになった。
(他のサブキャラである舞子・バリィも同様)。

■FEエンゲージ

ファイアーエムブレム エンゲージ』ではDLC追加紋章士として登場。
「祖たる神竜の腕輪」に宿る通称「竜姫の紋章士」。

紋章士とエンゲージ状態になると基本的にそのユニットが紋章士を彷彿させる衣装を身にまとうが、チキとエンゲージ状態になるとキャラクターが竜化する。
竜化状態になると元々の装備品が全て使用できなくなる代わりに、爪や尻尾での攻撃や戦闘スタイル毎に異なるブレスといった強力な技が使用可能となる。
エンゲージ技「神竜の祝福」はHPが0になっても死亡せずにHPが全回復して復活する「復活の石」を任意のユニットに与えるというもの。

他、DLCで入手できる紋章士の腕輪の他に、装備アイテムである絆の指輪に「チキの指輪」が存在している。
こちらは装備時に追加されるスキルはない、純粋なステータスアップ用の装備。

■ヒーローズ

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーの『ファイアーエムブレム ヒーローズ』にも初期から子供時代、大人時代ともに登場。
その他多様なチキが存在し、現時点でその数はカミラなどと並んで7種類*4と最多。

2人のチキは初期スキルやステータスなどは差別化されており、出演作品の枠もあって別キャラ扱いされている。赤属性の竜・歩行ユニットという点は共通しているが。
キャストは、子供チキは♯FEから諸星すみれ氏、大人チキは覚醒から大谷育江氏が、それぞれ続投している。
イラスト担当は二人ともいとうのいぢ氏。神装版(子ども)はみわべさくら氏。

子供時代のチキはヒーローズの世界でたくさんの人と会話できた事を、大人チキはこの世界で来れた事でマルスに再会できた事を喜んでいる。

まずは子ども版
武器スキルは効果がない『灼熱のブレス+』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中、守備+6『金剛の一撃3』
Cスキルは自分から攻撃した時、戦闘後、自分の周囲1マスの味方を7回復『生の息吹3』

子供チキは全体的に高水準なバランス型。
初期実装かつバランス型ステータス、そして当時は速さが最重要だった時期ということもあり、子供チキの方は個体値によって悲喜こもごも。そして星5限定のレアキャラ。
当時は個性の実なんてものはなく、速さ↓個体が「中国産チキ」速さ↑個体が「国産チキ」と呼ばれていた。
ちなみに「炎のブレス」系統は銀武器と同じ効果がない単なるバニラ武器なのだが、星5限定の子供チキを使わないと継承できない無駄にレアな武器である。

そして大人版
武器スキルは奥義が出にくい(発動カウント+1)
敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『雷のブレス+』
Aスキルはターン開始時、自分のHPが50%以下なら攻撃+7『攻撃の覚醒3』
Cスキルは周囲1マスの味方は戦闘中、魔防+4『魔防の紋章3』

大人チキの方は低レア。ステータスは子供時代に比べて攻撃と守備に振っているが速さと魔防も低いため、運用には癖がある。
大人はそれと雷のブレスで固定されている。大人時代は中の人ネタなのか……?
雷のブレスは奥義カウントが増えるデメリットがあるが「遠距離反撃」を内蔵しているため、ファや子供チキの継承用に重宝されていた。

お兄ちゃん一族が持つファルシオンとユリアの持つナーガといった、親の形見を持つユニットは天敵。
素のナーガはまだ耐えられるが、スキル継承で攻撃特化されているとキツく、とりあえず一族とユリアを見かけたら他のユニットに任せて逃げとこう。
ナーガさん娘に容赦ないですね……。

2018年6月のアップデートでは両者に専用武器『霧のブレス』が追加。
竜特攻の追加と2ターンに1回、ターン開始時、HP10回復のファルシオンと同じ効果。射程2の敵に敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算と結構盛られた。
特殊錬成は剣、竜の味方が2マス以内にいる時、戦闘中、自身の攻撃、守備+5とマルスかバヌトゥを思い出させる効果。
特攻に回復、戦闘面と多めの個性を獲得。とくに子ども版は無かった個性を獲得出来るようになるが大人版は遠距離反撃が内蔵している雷のブレスを没収されるため、Aスキルに遠距離反撃を付ける必要が出てしまう。
Aスキルに遠距離反撃を埋めて専用武器に乗り換えるかそのまま使うかは召喚師の腕次第。

2021年1月から神装英雄に抜擢。
現状は子ども版だけでエンブラ帝国の衣装。バヌトゥに似合うと褒められたらしい。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2017年6月に夏の超英雄で水着に着替えた大人チキが登場。イラストは岡谷氏。
歩行ユニットは変わらないが竜石を置いてきて緑属性で斧を持ってきた。結構出るとこ出ているスタイルを見せつけるビキニタイプ。3000歳のスタイルではない。
なお、服ビリのイラストは尻がAppleの審査に引っかかり、修正が実施している。
これは翌年に別の絵師、前嶋重機氏もレーギャルンで同じように引っかかり、2022年はトールも引っかからないよう表現に苦戦したらしい。Appleは尻アンチか?
武器スキルは戦闘開始時、自身のHP100%なら攻撃速さ守備魔防+2
その状態で攻撃したとき、戦闘後、自分に2ダメージ『スイカ割りの棍棒+』
Aスキルは剣、槍、斧、竜、獣の敵から攻撃された時、戦闘中、守備+6『近距離防御3』
Cスキルは生存時、自身が武器種・斧なら入手SP2倍『斧の技量3』

防御寄りは変わらずだが何より武器が強力。
満タンかつ戦闘後に反動ダメージを負うがステータスの強化を行ってくれる。それに近距離防御でさらに加速する。
種族こそマムクートだが斧ユニットで扱っているので竜特攻を受ける心配はない。

ステータスは攻撃と速さは通常版より上回るが高い守備は落ちているが誤差程度。

個性が少なくステータスも目立つような物でもないのであまり戦闘としては活かしにくい。
遠距離からの攻撃は無抵抗。

そして一年後、2018年7月夏には子供チキも水着姿で登場。イラストはがおう氏。
属性と竜ユニットは一緒だが羽が生えていることから飛行ユニット。
これまでのマムクートキャラの超英雄はブレス以外の武器を使っていたが(ノノやニニアンは魔道書、大人チキは斧など)他のチキと同じ赤属性の歩行マムクートで、超英雄としては初のマムクートである。

武器スキルは竜特効 守備+3
敵から攻撃された時、戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算『真夏のブレス』
Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、守備+5『攻撃守備の絆3』
Bスキルは自分から攻撃した時、戦闘後、自分を1マス手前へ移動させる『一撃離脱』
Cスキルは生存時、自軍の武器種・竜は全員、戦闘で入手SP2倍『竜の技量3』

子ども版は守備型に変化。
武器には呼吸スキルから反撃に適した構成。奥義は月虹のため、攻撃を受けるだけですぐ発動出来る。

ステータスも通常版より魔防はやや不得意になるが攻撃と守備がかなり得意に。

しかし全てのパッシブスキルは実用性が低いので活躍したい時は継承必須。
竜特攻はもちろん、飛行特攻の弱点が一つ増えているので通常版に慣れすぎていると必ず痛い目に遭う。

2021年12月のアップデートで真夏のブレスが錬成可能。
戦闘開始時、敵のHPが75%以上でも武器スキルが発動可能。追加効果に戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4のステータス強化も加わった。
特殊錬成は周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、かつ奥義発動時、ダメージ+敵の魔防の(20+自分の奥義の発動カウントの最大値×10)%
ステータス強化に奥義カウント次第でダメージを稼げるようになる新しい個性を獲得した。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年9月は地の伝承英雄として登場。イラストは円居雄一郎氏。
こちらは属性が青属性になり、ローブをしているためか重装ユニット扱いになっている。

武器スキルは竜特効 敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する『神霧のブレス』
Aスキルは敵から攻撃された時、戦闘中攻撃を+4し、かつ奥義発動カウント変動量+1『鬼神の呼吸』
Bスキルは自分から攻撃した時、絶対追撃かつ自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1『攻撃隊形3』
Cスキルはターン開始時自分の周囲1マスに味方がいれば、自分と周囲1マスの味方の守備、魔防+5の『みんなと一緒に』

重装らしい高いステータスにいわゆるロリ補正までのっているため、スキルなしのステータス合計は180と結構高い。
ステータスは突出したものはないが、守備が高めで速さも重装では高い方で追撃されにくい。
竜特効を持つので同族相手には強く出られるが、自身も竜であるうえに重装特効も乗ってしまうので、特に手軽に用意できるハンマー持ちには注意。

2021年11月のアップデートで各スキルの上方修正が実施。
Bスキルが自分のHPが25%以上で敵から攻撃された時、戦闘中絶対追撃、かつ自身の弱化を無効にする『正面隊形・自己3』になった。
こちらにすると受けとデバフへの対処が容易になる。攻撃面で有利になる攻撃隊形3からの乗り換えは一長一短なので、型に応じて選ぶべき。

また、Cスキルが『みんなと一緒に・承』に強化。
周囲2マス以内と範囲強化と味方だけだった条件が自分にも強化対象に入り、守備、魔防を+6に少し上がる。
追加効果に周囲2マス以内の味方が弓、魔法、暗器、杖の敵から攻撃された時、スキル所持者は【護り手】を発動
スキル所持者が「護り手」を発動時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4。
遠くからの攻撃でも味方を守れるようになった。

更に錬成対象になり、特殊錬成は戦闘開始時自身のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4かつ自分が受けている守備と魔防の強化の合計値の75%分、敵の攻撃を減少。
強化が入ると敵の攻撃が下がる新しい個性で「みんなと一緒に・承」で守備、魔防+6のバフがつくため、これだけで攻撃-9まで下げられる。

ちなみに、飛空城やタップバトルの温泉につれていくとフードを脱いで入っている。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2019年5月には、ガーネフに操られていた頃の闇堕ち版が登場。イラストはlack氏。
こちらは無属性で、伝承版同様重装ユニット扱い。

武器は上記の神霧のブレスと全く同じ効果を持った『断絶のブレス』
Aスキルは戦闘開始時自分のHPが80%以下なら、戦闘中攻撃、速さを+7する『攻撃速さの大覚醒3』
Bスキルは戦闘開始時自分のHPが50%以上の時、自身の奥義発動カウント変動量を+1し、敵の奥義発動カウント変動量を-1する『奥義隊形3』
Cスキルはターン開始時周囲1マスに竜以外の味方がいなければ、自分の全ステータスを+4し、移動も+1する『ひとりぼっちのゆめ』

ステータスも伝承版とほぼ同じだがスキル構成が異なる。

竜以外の味方と隣接しないことでステータス効果と移動力アップを得られる。
ただ、大覚醒と奥義隊形は同時に発動させるにはHPの調整が難しいので、Aスキルは孤軍のスキルに変えてやると使いやすくなる。
「竜以外と」なのがポイントで、マムクート統一パーティなら常に移動2の歩行竜と同じ感覚で扱える。

2022年10月からは断絶のブレスが錬成可能に。
特殊錬成効果はHP+3と戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら戦闘中全ステータス+4と強化増幅の効果、
かつ有利な状態を受けている状態では、自分から攻撃した時は、戦闘中は絶対追撃。敵から攻撃された時は、戦闘中敵は追撃不可になる。
「有利な状態」はひとりぼっちのゆめの効果で一手に満たせる。それを強化増幅で更に増幅可能。
より強力になることができる一方で、パニックには更に弱くなってしまうので注意が必要。


わたしはチキ! きょうはおまつりでおねえちゃんにいっぱい遊んでもらうの! 

すっごく楽しみー!



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

それから約一年半後の2020年10月のハロウィンイベントには、ニニアンとの双界英雄として登場。
イラストはアマガイタロー氏。こちらは青属性の竜・飛行ユニットにあたる。

武器スキルは竜特効 攻撃+3 射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算
自分が【有利な状態】を受けている時、戦闘中、攻撃、速さ+6、かつ、戦闘中、自分が受けている守備と魔防の強化の合計値の1.5倍を攻撃に加算
【有利な状態】
「1ターン」の効果全般(強化、移動+1、敵弱化ダメージ+等)の『蒼紅のブレス』
Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら攻撃、速さ+7。その状態で攻撃した時、戦闘後、自分に5ダメージの『攻撃速さの渾身4』
Bスキルは周囲2マス以内の味方の歩行、重装、騎馬の隣接マスに移動可能の『曲技飛行3』
Cスキルは伝承版と同じ『みんなと一緒に』

数あるチキの中では最も攻撃と速さが高い。
自分が受けている守備と魔防の強化の合計値の1.5倍を攻撃に加算する効果と専用Cスキルの効果がかみ合い、
守備と魔防を強化していれば超火力を放つことも出来る。

双界スキルは周囲2マス以内の自分たちと同じ出典の味方(烈火の剣・紋章の謎)に戦闘中、攻撃、速さ+4と自身を除く同じ出典の味方のうち、最もHPが高い行動済みの味方を行動可能な状態にする効果がかかる。

弱点はやはり竜特攻と飛行特攻。HPが低い事や守備も中途半端なので、敵のスキル次第では一発で倒される可能性も。



いまの私は自分の力がわかる。だから、あなたたちへ言っておきます。

――本気にさせないで。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

覚醒10周年である2022年に行われた『第6回 英雄総選挙』にて女性部門1位になった事で(総合でも2位だった)、大人チキの総選挙版が8月に参戦。イラストはп猫R氏。
ここまで書いたように子供チキはたくさんいるものの、大人チキの登場は初期の水着版以来の5年ぶり。
こちらは竜・歩行ユニットは同じだが緑属性。
ナーガの服ではなく、子供だった頃着ていた衣装を着ている。
大人チキが子供時代の服を着るのは覚醒の絆の収穫祭でルキナが話題にしたり、サイファで描かれていたりした。
ルキナが用意した子供服は小さすぎて大人チキは着れなかったが、今回着れているため単純な子供服ではなく大人チキに合わせた子供服のようだ。
(でも大人の彼女が子ども時代の服を着るのは正直うわキツ感。うわなにをするやめ……)。

ちなみに今回の総選挙でセリス・ベレスも同時参戦したため、二人から人が竜の血を得た事で騒乱が起きた事を聞いたようだ。
またセリスから聖典に書かれていた「光神ナーガは幼い少女で、火神サラマンドは老人の姿で現れた」という一文を聞いて、
よく知っている組み合わせだと笑っていた。

『想いを集めて』では総選挙マルスと一緒に戦っている途中に、とっさに「お兄ちゃん」と呼んでしまい――


武器スキルは『悠遠のブレス』
竜特効。射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、絶対追撃、
攻撃時発動の奥義発動時、戦闘中、自分の最初の攻撃前に自身の奥義発動カウント-1
周囲3マス以内に味方がいる時、かつ敵が攻撃時発動奥義発動時、かつ、敵より魔防が5以上高い時、
戦闘中、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1にする。

Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、魔防+7、かつ奥義が発動可能な状態の時、または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、
戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復する『攻撃魔防の秘奥4』
Bスキルは戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら戦闘中、敵の攻撃、魔防-5、
かつ魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差×4%軽減(最大40%)
戦闘開始時、自身のHPが40%以上なら戦闘中、敵は追撃不可となる『新たなる神竜王』
Cスキルにはターン開始時、周囲4マス以内に敵がいる時、
最も近い敵の守備、魔防-6(敵の次回行動終了まで)、かつ自身の守備、魔防+6『守備魔防の脅嚇』

奥義と魔防を操作して戦闘を有利に立ち続ける竜ユニットでかなり異質。
比較的条件も範囲も広い武器スキルと通常版で問題の低い速さを徹底カバー。もちろん守備面はトップクラス。
子ども版アイク以来の戦闘前奥義カウント操作だが敵にも条件次第で遅らせる事も可能。
そこにA、B、Cで攻撃魔防の強化弱化を行って追撃も封じながら魔防版回避系スキルでダメージを抑えつつ、回復も固定ダメージも出来る。
どれも武器スキルと相性良く噛み合い、魔防の差をゴリ押しながらも差を付けやすい。

当然、自分自身も竜特攻の弱点はあるが固くなるものの、封印の盾で反撃さえ出来ない伝承お兄ちゃんや覇天の軽減無効+竜に対して大ダメージを負う伝承ベレトが天敵範囲。
追撃に頼りがちから見切り・追撃の遮断と遠距離武器の対応出来ない弱点も背負っている。
後者は一応戦渦の連戦の聖印報酬で追加した「遠反・竜専用」でカバー可能。

また、3マス以内に味方が居ない場合は一気に弱体化する。
Aスキルと武器が一気に効果を失うため、そこから袋叩きにされると簡単に崩されてしまう。


何度も、何度もこわいゆめを見たの。

わたしも、あの、かわいそうな火竜や氷竜のようになってしまうの?


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年11月にハロウィンから二年ぶりの子供チキが開花英雄として参戦。イラストはnecomi氏。
通常版以来の約5年半ぶりに赤属性の竜・歩行ユニット。
衣装は通常版とあまり変わらないように見えるが、マルスから子供時代のマントと靴を貰って着ている。
これまで参戦した子供チキは封印の盾の影響で怖い夢を見ることはなくなっていたが、
この開花チキはアスク王国の近い場所にある悪夢の国『スヴァルトアルフ』の影響で、再び悪夢を見るようになってしまったという設定。

武器スキルは『目覚めし竜のブレス』
竜特効。射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、自身の奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)
敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)
周囲3マス以内に味方がいる時、かつ敵が攻撃時発動奥義発動時、かつ、
敵より魔防が5以上高い時、戦闘中、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1。

Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、速さ、魔防+7、かつ
奥義が発動可能な状態の時、または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、
戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復する『速さ魔防の秘奥4』
Bスキルは射程1の敵は、自分の周囲1マス以内を通過できない(すり抜けを持つ敵には無効)
射程2の敵は、自分の周囲2マス以内を通過できない(すり抜けを持つ敵には無効)。戦闘中、敵の速さ、魔防-4、自分のHP7回復『速さ魔防の防壁3』
Cスキルには周囲2マス以内の味方は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4。
周囲2マス以内に味方がいる時、受けた範囲奥義のダメージを周囲2マス以内の味方の数×40%軽減(最大80%)
周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
最初に受けた攻撃のダメージを周囲2マス以内の味方の数×20%軽減(最大40%)『ずっとみんなと一緒』

なんだかんだ三ヶ月前に実装した総選挙チキと似た効果、スキルを合わせ持っている。
竜特攻に武器のステータス強化条件と後半の効果は全く一緒で奥義カウント操作の差異と強化無効、絶対追撃の有無だけ。
しかし開花チキは秘奥と防壁で強化と弱化に重複する回復に近遠の進軍阻止の妨害がある。
Cスキルは伝承版の『みんなと一緒に』と少し似てるがマス内と条件が異なり、全ステータス強化。ダメージ軽減値が攻撃か範囲奥義別々で発動する。
強化も許さずに妨害も防御も高い。子ども版にしかない強みがある。

味方がいる前提と見切り追撃効果の弊害、誰もいないと弱体化する部分は一緒だが開花チキはその影響が大きい。
軽減するCスキルは味方がいないと不発。そして二マス以内と敵から狙われやすい位置。
軽減数は下回るがHP制約だけでなお軽減は常に発動+追撃不可もあって戦闘面は総選挙版に軍配が上がる。
そして速さは高いでも絶対追撃の対処もないため、いくら速くても絶対追撃効果には無意味。
竜特攻も同じく喰らう。

これだけの英雄が揃っていても、英雄王と称される人はただひとり。

私――私たちは幸運だったわね、本当に。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

23年5月のルフレ(男)の花嫁ガチャに大人チキが子供チキと組んだ双界英雄として登場。イラストはゲソきんぐ氏。
無属性の重装マムクート。
これまで『想いを集めて』等でちょいちょい絡んでいた大人チキと子供チキが、史上初ボイス付きで交流する。
ちなみに子供チキは大人チキを「おねえちゃん」と呼ぶ。
子供チキは大人チキのようになれたら「マルスと結婚する」と意気込むが、
チキが大人チキの姿になる頃マルスは寿命を迎えている事を知る大人チキは言葉を濁している。

外伝ではお祭りとはいえ子供チキと大人チキが花婿マルスと結婚式を挙げる。

武器スキルは『神竜王女二人の竜石』
竜特効。射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
かつ、魔防が敵より高い時、戦闘中、絶対追撃、
受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差x4%軽減(最大40%)
HP25%以上+敵が攻撃系奥義装備時、魔防が5以上高ければ敵の奥義カウント+1、自分の奥義カウント-1
HP25%以上で戦闘開始時、戦闘終了後HP7回復

Aスキルに敵から攻撃された時、戦闘中、攻撃、魔防+6かつ、敵の奥義発動カウント変動量-1『鬼神明鏡の構え3』
Bスキルは『新たなる神竜王』
Cスキルには周囲2マス以内の味方が弓、魔法、暗器、杖の敵から攻撃された時、スキル所持者は【護り手】を発動。
スキル所持者が「護り手」を発動時、戦闘中、攻撃、魔防+4『兜の護り手・遠間3』

2距離護り手に恒例となった奥義カウントまき戻しやら絶対追撃やら色々盛り込んだ超英雄。
なのだが、肝心の2距離への反撃手段を「竜専用の遠距離反撃聖印」に丸投げしてしまっているため、フェーが使っている(=敵)ときには2距離への反撃手段がない。

そして、この時期にはオリキャラ戦渦は実施されていなかったため超英雄恒例の戦渦ボスに抜擢。
ただでさえ強い比翼英雄にフェーの力でチート補正が上乗せされる戦渦ボス。
アスク、エリーゼ、リンダ、マークとエクラへの殺意のこもった超英雄を次々に送り出してきたフェーの最新モンスター。
上記の連中にはスキルの弱体化は一切入っていなかったため、今回も倒すのはさそがし難儀すると思われたが……。
実際に戦渦の最深部に居たのはAスキルもBスキルも削除され、骨抜き同然になってしまって大きく弱体化した比翼チキだった。

  • 無双
ファイアーエムブレム無双』には「暗黒竜」枠のプレイアブルキャラとして参戦。マルス・シーダと共に14章で仲間になる。
武器の「竜石」は彼女しか装備出来ないので実質上の専用武器で、彼女の代名詞「神竜石」はDLCで入手できるようになる。またチキのamiiboで特殊な装備『チキの涙』を入手できる。
なお、『鉄色の竜石』とかそれただの鉄鉱石じゃね?とか言ってはならない。
いちいちモーションが可愛い。特に勝利ムービーは必見。がおー!

幼女故の全体的に低めのスペックが目立つマスコット枠……と思いきや、覚醒すると竜に変身
非常に広い攻撃範囲と攻撃力で相手を圧倒、文字通りの無双状態と化す。
更に通常・竜形態問わず、強1で無双ゲージを覚醒ゲージに変換できるので、延々と竜形態のままで暴れる事すら可能。その絵面もはや怪獣大進撃
要はゼルダ無双におけるこどもリンクである。

ただしCPU操作時は覚醒してくれないので、基本的にプレイヤー操作推奨。
また強化に必要なマムクート系の素材は後半戦の限られたステージでしか手に入らず、育成にも手間がかかる晩成型キャラ。
当たり前だが、竜特攻が通るので相手を間違えないように。まぁ覚醒中は絶対死なないんだけどな!

絆会話は、マルス&シーダは当たり前として、同じ竜族なカムイや隠しキャラ二人などが対象。
また、無双してるとルキナからは「やっぱり私が知ってるチキさんだ!」と言われたりする……が、『覚醒』勢との絆会話はルフレのみである。


  • スマブラシリーズでは
スマッシュブラザーズで足りないのは幼女分だ! と参戦を常に妄想されているが、
名だたるスーパースターたちに幼女を殴らせたりぶっ飛ばしたりするのは色々マズイのか、FEの枠は既にスマブラX時ではマルス&アイクが参加しててもういいじゃろう状態なのか。
その後のスマブラforではルフレ・ルキナの追加、ロイの復活、そしてカムイまで参戦したがチキは参戦しなかった。
というか竜族であるカムイの存在が更にチキの参戦を遠くした感もある。







マルス「そうさ!項目を編集すれば、チキはぼくたちと一緒に暮らせる。さあ、ついておいで!」

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最終更新:2024年04月23日 20:09

*1 ファルシオン(神竜王の角1本)ではどうにもならないレベル。

*2 変身するとHPは変身前の2倍=天使の衣を使えば変身後はHP+14

*3 『サクラ大戦』シリーズでの好感度上昇効果音も鳴る。

*4 子供版が5種、大人版が2種