アッシュ・クリムゾン

登録日:2010/08/08(日) 10:43:28
更新日:2023/11/12 Sun 12:16:24
所要時間:約 5 分で読めます





弱いしウザイしその上しつこいし。生きてる価値あるの? アハハ♪


アッシュ・クリムゾンは格闘ゲーム、KOFシリーズの登場人物
03〜XIIIまでの所謂「アッシュ編」の主人公である


【プロフィール】

年齢:16歳
格闘スタイル:我流(特殊な炎を使う)
誕生日:2月14日
身長:178cm
体重:59kg
血液型:O型
3サイズ:不明
出身地:不明(フランス育ち)
趣味:ネイルアート
大切なもの:爪
好きな食べ物:ザッハトルテ(甘いもの)
嫌いなもの:面倒な事・興味の無いもの
得意スポーツ:なし(面倒なので嫌い)

CV:長代聡之介

翠色の泡のような炎を操る少年。この手の格闘ゲームの主人公には珍しく悪役。
爽やかな笑顔とは裏腹に自己中心的で冷徹。時折、チェシャ猫のように人を喰ったような笑顔になることがある。
顔立ちは美形だが頬にソバカスあり。頭に髪留め、趣味はネイルアート、好物は甘いものと何処か女の子っぽい嗜好を持つ。唇の下には歯列矯正器具が施された歯が目立つが、XI以降は矯正完了したのか付けていない。

子供っぽい言動で相手を馬鹿にしたり嘲笑ったりと悪く言えば容赦がない、良く言えば素直な性格。
幼馴染みのエリザベート・ブラントルシュ、友人関係にある人間、興味あるものには友好的な態度をとるが、それ以外は彼にとって見下したり馬鹿にする対象である。
チームメイトの喧嘩屋シェン・ウーや中国の暗殺一族「飛賊」のデュオロンは、人を小馬鹿にするアッシュになんだかんだで付き合ったりしている。

主人公でありながらも狂言回しないし物語の中で暗躍するトリックスター的立ち回りを強調しており、複数のチームのエンディングに登場する。

初見プレイヤーは2003OPでのキモい彼に度肝を抜かれたが、これは開発コンセプトが「主人公なのに気持ち悪い」だからである。
作品が進むにつれ中間デモやエンディングがドットからイラストに変更されて行き、キモカッコいい、キモかわいいと評価も変わっていった。
ただしMIAではキモさ全開で、特にアナザーモードは筆舌に尽くしがたい。ムックのストーリーでも美少年ではないと書かれている。


【キャラ性能】

主なコマンドがタメという珍しいタイプの主人公。波動昇龍というより軍人
幸いにも通常技と特殊技は扱い易いものが揃っているので、とりあえず動かすだけなら難しくはない。
しかし、超必殺技のサン・キュロットをコンボに絡めると途端に難易度が激増するという、やはり主人公らしくない性能。


【主な必殺技】

技名はフランスの革命月に由来する。

  • 『ヴァントーズ』
手を払って炎を発射する技。アッシュの立ち回りの要にして基本。
弱の見た目は回転してないソニックブーム。強は片手で弱、片手で縦に炎をクロスさせて飛ばす。XII以降では片手で二発連続で飛ばすように。EX版は高速で二連射する。
ガードさせればこちらが有利になる。
発生そこそこで弾速は遅いが技後の隙は余りない。
牽制、連携、エリアルの繋ぎなどに重宝する。

  • 『ニヴォース』
踵で相手を蹴り上げる対空技。初登場の2003では上記のヴァントーズと合わせるとガイル的戦法も可能になる。
弱は無敵は短いが発生が極めて速くノーキャンセルからでも繋がるレベルでコンボの締めの基本技となる。
強は発生がやや遅いが無敵が長く多段ヒットし対空向き。
EX版は発生早くて無敵時間が長い。

  • 『ヴァンデミエール』
相手を浮かせるコマンド投げで最後の一撃にスーパーキャンセルが可能。
ただしKOF03は打撃投げ、KOF11は投げ技、KOFMIAでは中段始動の打撃技とどの作品でも技の性能が異なっている。
(アッシュにとっては数少ない)コマンドで出せる必殺技だったのだが、KOF12以降は削除された不遇の技。

  • 『フリメール・スウラジェ』
KOFMIAでのみ使用。
空中でクルッと回転しカカト落としを行う。
主にジャンプ攻撃にキャンセルして使うか、サンキュロット中のコンボに使用する。

  • 『フリメール・フォルティフィエ』
上記と同じく使用はKOFMIAのみ。
紅丸のフライングドリルキックのような蹴り技。
ガードさせれば隙は無くHIT後に追撃も可能だが、発生は遅く主に奇襲用の技。

  • 『ピエージュ』
KOFMIAで使用する上段当身技。
成功するとその場から消え相手の裏に回って弾き飛ばす。
パッと見がエリザベートの当身と似ており関連性を感じさせる。
またKOF03の三種の神器のEDで庵の背後を取った技と思われる。

  • 『レコルテ』
ピエージュの追加技で成功すると弾き飛ばす代わりに相手のパワーゲージを吸収する。
KOF03のちづるから神器の力を奪った技と思われる。

  • 『ジェニー』
XIIから使用。B・ジェニーとは関係ない。
フィールドに火の玉を置く設置技。主にけん制と起き攻めに使う。
EX技にすると更に効果時間が伸びHIT数が増えて相手を浮かせる。
また通常・EXともに当たって浮いた相手には追撃が可能。

  • 『ジェルミナール・カプリス』
XIIIで使用する後述の超必殺技ジェルミナールの簡易版。
いわゆる突進技で弱は移動距離が短く強は長く、EX技にすると当たった相手を浮かせる。
弱・強・EX問わず、相手に空中HITした場合は追撃が可能となる。
主にHDモード中の連続に活躍する。
XVでは技モーションが変更され、前方をすくい上げるような突進技となった。

【超必殺技】
  • 『テルミドール』
「ハアァァァッ!灰になれぇぇぇぇぇっ!!」と叫びながら巨大な炎の球体を放つ。
弾速は遅く、多段HIT技でガードさせても割と相手のHPを削れる上に大幅有利。
XIIからモーションが変更され、なんと片手で巨大な球体を作って発射するように。
「クルっと…ネッ!」
割と性能に変化が多い技で、『KOF03』では長い無敵・初段攻撃判定・更に発生保証付き…と割り込みに重宝したが、『KOF11』以降はほぼ連続技専用となっている。
連続面ではスーパーキャンセルからのエリアルコンボで大活躍してくれる事が多い。

  • 『ブリュヴィオーズ』
ニヴォースを連発する技。
KOF03では無敵もあったため対空にも使えたが、それ以降は無敵が消えて連続の締め専用と化している。
また発生が極めて速く作品によってはノーキャンセルでも繋がる。

  • 『サン・キュロット』
周囲に炎を発生させた後、一定時間タメ系必殺技がタメなしで出せる、必殺技を特殊技でキャンセルできる等パワーアップする技。
03以降のアッシュ最大の見せ場&魅せ場でこれを使用した専用コンボはどの作品でもかなり熱い。
ただ、この技の存在故にアッシュのポジションは大将に固定されがちという悩ましい技でもある。
KOFMIAでは使用ゲージによりサン・キュロットの名の後に『リベルテ(自由)』・『エガリテ(平等)』・『フラテルニーテ(博愛)』とフランス革命を冠した名称が後続する。

  • 『ジェルミナール』
XIで追加された、サン・キュロット中にのみ使用できるリーダー超必殺技。両手に炎を灯して完全無敵+超高速で突進してすれ違い様に相手を燃やす。
ちづるから奪った鏡の力を利用してる為、ヒットした相手の必殺技を一時的に封印する効果が付随している。
ダメージは高くないので主な使い道はサン・キュロットのコンボの締め。

  • 『レヴォルト・デ・カプリス』
「もっとイイ声だしてよ…!」
KOFMIAで使用する2ゲージ使用の乱舞技。
無敵無し、発生早い、突進速度速いと絵に描いたような連続技の締め用の超必。
乱舞の締めの一撃は超必の名前通りアッシュの気分次第となる。

  • 『エスプワール』
「エンドロール!」
KOFMIAで使用可能。
サン・キュロット・フラテルニーテ中のみに使用可能な大技で自身の周囲に炎の大竜巻を瞬時に形成する。
コンボの締めにも使えるが補正が厳しく余り効果的ではない。
反面、範囲・火力共に申し分ないので割り込みや対空にはもってこいの性能と言える。
ただしサン・キュロット中に割り込み・対空に使う=サン・キュロットコンボ失敗という事なのでこれはこれで悩ましい状況ではあるが。

XIII CLIMAXにおいてCPUの乱入アッシュ専用でこの技を使用する。
滅多に見れないので見れたらラッキー。

「面白いものを見せてあげるよ。今のはおふざけ・・・次は避けた方がいいかもね!」
XVでは復活…というかナンバリングでは初の正式採用となった。
前方方面に射程は画面5/6程(画面端同士だと当たらないくらい)、上空から地面までを覆う広範囲飛び道具となっており、当たると演出開始。
サンキュロ中の縛りは外れ、純粋なCLIMAX超必殺技として使うことが出来る。
「言うのが遅かったかな?」

  • 『フリュティドール』
XIIIのNEOMAX超必殺技。相手を掴み、奪った庵の力を使用した紫色の炎で焼き尽くす。
1フレーム投げでガード崩しにも使えなくもないが、主な使い道はMAXキャンセルからの連続が多い。
「耐えてみせてよ…アーハッハッハッハッハァッ‼︎」


【ストーリー】

『ある目的』のためにKING OF FIGHTERSに出場し、草薙京八神庵、神楽ちづるの三種の神器の力を奪うため暗躍する


2003

性能がぶっ飛んでた時期
ガイル並みの技性能で小足がキャンセル可。テルミドールもブリュヴィオーズも超性能のかなりの強キャラだが、他のキャラが強すぎて印象に残りにくい。
2003最強キャラのデュオロンと組んでたせいか。

シェンとデュオロンの三人でチームを組み、参戦。
敵対する「遥けし彼の地より出づる者達」の無界と戦うが、掛け合いでは「アンタ、目障りだよネ…」と髪をかき上げ、勝利後は「はっきり言ってウザイよ、あんた…!」と珍しく腹立たしそうに呟く。しかし地球意思たる無界を倒す事は出来ず、遠くに飛ばされてしまった。
チームエンディングでは不完全燃焼のシェン、ロンの気を察したデュオロンを見送り、やることがあると笑って終わる。
三種の神器チームエンディングにて、オロチの魂を封じようとした神楽ちづるの力を京達の目の前で奪い、庵の攻撃をあっさりと避けて姿を眩ました。
「ボン・ボヤージュ♩」

KOF XI

中堅へ降格
画面端でのサン・キュロット後、ニヴォースを連発する超火力のサンキュロコンボが火を噴いた。
また、超高速で突進しすれ違い様に相手を燃やし、前作で奪ったちづるの鏡の力で必殺技を一定時間使えなくするジェルミナールが使用可能に。
シェンと、トランプカードを使用する暗殺術「カーネフェル」のオズワルドとチームを結成。
決勝戦会場を破壊した紫苑、そして禍忌と戦った。
演出面でかなり優遇されている。
前作での因縁から京と掛け合いがあり、静かに憤る彼に「怒りに身を焦がすってカンジ?」と嘲笑って激昂させ、庵との掛け合いでは問答無用で殺す気の彼に「ホントに退屈させないよね…!」と嬉しさを露わにした。この二人のみ挑発も「キミに、ボクは止められないよ」「いいねえ、キミの全てを見せてよ…!」にそれぞれ変化、更に勝利ポーズも「久しぶりに…ぞくぞくしたよ…!」と炎を体から滲み出させるものへ変わる。
禍忌との掛け合いでは「アンタ程度じゃ、話にならないよ」と余裕を見せつけ、勝利すると爪を見ながら「案外…楽しめたよ」と締める。
またジェルミナールをヒットさせて相手がKOしなかった場合、全キャラに専用の台詞が用意されている。

エンディングでは「とっておきの強い相手」を求めるシェンと「お金と薬の情報」を求めるオズワルドに対し、上海の薬屋からシェンを倒せば薬を分けて貰える話を振り、「報酬」としてシェンをオズワルドに差し出した。
京&庵チームでは、オロチの力に反応して暴走した八神庵が京を不意打ち、止めようと必死になっていた真吾の前に現れる。暴走庵からオロチと神器の力を奪って結果的に彼らを救った。
ライバルチームエンディングはこの直後の出来事であり、エリザベート達からはアッシュが彼らを倒したようにしか見えなかったので詰問に合うも、庵の紫色の炎に加えて神楽の力も披露して逃げ去った。

MAXIMUM IMPACT

2の特典OVAに登場。サウスタウン大火災の元凶。
時間軸はXIの後のようで、庵が炎を使えず彼を追っていた。ただし最後はエリザベートと一緒に街を離れていたのでパラレルか。
京を誘き出そうとしたが、最後はハイデルンの部隊が介入してきたので面倒くさくなって逃走。
MIAでもパラレル参戦。京、庵、K'、アルバ、笑龍、ジヴァートマと掛け合いがある。


KOF XIII

主人公なのにチームを組まず、エディット専用キャラ。前作より性能がちょい強化。
構えが真剣じゃなかったり、主人公なのに設置技を覚えたりと相変わらずフリーダム。
また、前作で奪った庵の力を使い、掴んだ相手を紫色の炎柱で焼き尽くす投げ技フリュティドールが追加された


以下ネタバレ




















実は、アッシュは2003~XIIIにおける敵「遥けし彼の地より出づる者達」の一員であった。

三種の神器の力を奪っていたのは彼の先祖であり、組織のリーダーである斎祀の命令。
彼らの目的は復活させたオロチの力を自分達の地球意思へ貢ぐ事であり、オロチを封印できる三神器が邪魔だったのだ。
今作ではKOFには参加せず単独で動いていたが、プレイヤーと戦う斎祀が見せた一瞬の隙に姿を現し、彼の計画を止めるために力を奪い殺害。
アッシュが斎祀の命に従って三種の神器の力を奪っていたのはこの時の為であった。


遂に本来の使命である斎祀を倒すことに成功するが、逆に斎祀に体を乗っとられ、ラスボス化。
『血の螺旋に狂うアッシュ』となってプレイヤーと戦うことになる。

勝利後デモでは、子孫である自身の体を利用し過去に飛び歴史の改竄を行おうとした斎祀を、「ボクは、この世界のことが……けっこう、気に入っているんだ」として自力で止め、消滅させる。

そこに幼馴染みのエリザベートがアッシュを連れ戻すべく駆け付ける。
すべてを終えたのか、エリザベートを見つめるアッシュの表情は、チェシャ猫のように人を喰ったモノですらなかった。

「最後でドジっちゃったよベティ。もっと上手く終わらせるハズだったのに」

「どういうことなの?」

「ご先祖様を『消しちゃった』からネ……たぶんボクは、この世界に、『存在しなかった』ことになる」

「どうして……?こんな勝手なことしたの いやよ……連れ戻しに来たのに。私、あなたを連れ戻しに来たのに!」

「ベティ、ごめんね。もう、時間がな     」

真実を語る事すら許されず、アッシュの姿も声も消えてしまう。まるで、風に巻き上がり空に散らばった灰のように…


タイムパラドックスが発生してアッシュと彼の地の存在は消滅した。
彼とその暗躍は最初から存在しなかったことになり、人々の記憶から消え去ってしまう。
しかし、微かにだが大会が終わった後、京はアッシュの後ろ姿をフラッシュバックで見ている描写があり、その場に現れた庵もまた京に「お前は何か知っているのか?」と問われて一瞬訝しげな様子を見せている。


シェンとデュオロンはアッシュの存在を忘れてしまったものの、また三人で食事に行くという約束だけは忘れておらず、誰もいなくなった決勝戦会場にいつまでも残り続けた。


そしてエリザベートはひとり、車の中で彼が遺した髪留めを手に、涙を流すのだった。


格ゲー全体において、自分の命を犠牲に世界を救う最初の主人公であり、主人公でありながらシリーズのラスボスになったキャラでもあった。

もっとも、エディットEDで

(アッシュ・クリムゾンが、その身を犠牲にして世界を救った、か)
(いや、奴は我々を救ったのではない)
(例えその存在を無に帰しても、自身の誇りを守ったのだ・・・・・・)

とハイデルンが吐露しているあたり、おそらく彼は祖先や血の螺旋に縛られることをよしとしなかったのかもしれないが…。

三種の神器を奪い、立ちふさがる他者を嘲り、『遥けし彼の地より出づる者』と祖先を欺き続けてまで彼は何を求めたのか、今となっては永遠の謎となってしまった。

ただ、一つだけ言えることは、彼は自身の存在が消滅する最後の瞬間まで自由であり続けたという事であろう。



The year's at the spring,
時は春、

And day's at the morn;
日は朝、

Morning's at seven;
朝は七時、

The hill-side's dew-pearled:
片岡に露みちて、

The lark's on the wing;
揚雲雀なのりいで、

The snail's on the thorn;
蝸牛枝に這ひ、

God's in his heaven--
神、そらに知ろしめす。

All's right with the world!
なべて世は事も無し。



『なべて世はこともなし…。アハハ♪』






+ アイカワラズダネ、ムッシュ…
歴史そのものから消えてしまったアッシュの再登場はかなり難しいと思われていたが、次作14にてウェイカム(負の魂の集合体)であるバースの対庵勝利メッセージとして登場。

アッシュ本人もオフィシャル招待チームのEDにて登場する。
アントノフから報酬を受け取るミアンとシルヴィとは別に一人どこかにたたずむククリ。
その目の前にはバースを倒した後に世界中へと飛び散ったバースのかけらの一つがあり、それこそがアッシュだった。
そしてククリの背後に現れたのは、ククリがKOFに出場するための協力者――エリザベートであった。

続く15では改めて何が起こっていたのか詳細が明らかとなる。
発端はククリが自身の師匠を死なせてしまい、どうにか生き返らせようとした末に行きついたのがバースであったところから始まる。
バースが現れそうなKOFへと参加するため、ククリはエリザベートに接触して協力を取り付けることに成功。
この時にククリから聞いた話でエリザベートは抱いていた大きな違和感を、アッシュの事として完全に思い出したようだ。
そして前述の通りアッシュは復活するも、ククリの本来の目的である師匠の行方は分からないままのため、
師匠を探すために改めてKOFに参加するククリへの恩返しとして、アッシュとエリザベートは同行することになった。
また、バースが誕生した原因がアッシュが引き起こした歴史改変だとされ、今回の参加はアッシュにとって事後処理のようなものでもあった。

アッシュの存在自体は世界からすっぽりと消えてしまったままのため、公式のインタビューでは初参加とされ、以前に顔を合わせたことがある面子からも初対面扱いされている。*1
一方で諸々の使命から解放されたためか、以前のような皮肉屋を見せながらも穏やかな部分も見えるようになった。

EDではシェンとデュオロンとも再会し、改めて蟹の約束を果たすこととなった。
彼らもアッシュと関りが深かったためか記憶を思い出しており、エリザベートも交えてようやく穏やかなひと時を過ごせるように。
ED後に現れる一枚絵は必見。

今作では特殊エディットチームも存在し、ラスボスを倒すとショートムービーが見れる。
アッシュの場合は京とK'とで歴代主人公チーム、ナジュドと他1名とで一族の使命チームが該当する。
また、デュオロンとエリザベートの特殊エディットチームのEDでも空港での一枚絵にシェンと共に映っている。



【BGM】

  • Splendid Evil
初出となる2003の主人公チームBGM。
主人公らしくないアッシュを現わしたかのようなタイトルで、曲も威圧感のあるイントロから始まる。
XVではデュオロンのBGMとして新規アレンジ版が採用された。

  • Joker
XIの主人公チームBGM。
Splendid Evilの流れを汲みつつも、オズワルドが加入したためか少しオシャレなロック風に。
作曲者によるとSplendid Evilを二つに分割したのがこのJokerと同作のQueenなのだとか*2
XIVではオズワルドのBGMとして新規アレンジ版が採用、さらにオシャレさが増した。

  • The Second Joker
XIIIのアッシュ単独専用BGM。
Jokerの雰囲気を残しつつ、アッシュ編クライマックスらしい哀愁漂うメロディも含まれる。
他のBGMと違ってチーム単位の曲ではないことや、アッシュがゲージ喰いの大将向きなのもあって、対戦ではなかなか聞けないレア曲。
某ゲームではアッシュ本人を差し置いてこの楽曲だけ収録。楽曲だけ採用は先代主人公も同様。
シナリオ的には表に出てこれそうになかった時期とはいえ…ただSNK代表が『KOF』から出ていたとしても先代主人公およびその関連人物と背景や収集要素の枠の取り合いになって登場出来たかは微妙である

  • Diabolosis
血の螺旋に狂うアッシュの専用BGM。
ラスボス戦らしい重厚感と威圧感が特徴。

  • Slushy Road
XVのアッシュチームBGM。
BGMが紐づけられている雪ステージのイメージが取り入れられた神秘的な曲。

  • No.53
XVのアッシュvsエリザベートの専用BGM。
エリザベートの初出作であるXIのOPと、同作での二人の曲であるJokerとQueenを取り入れた、世代にはたまらない曲だろう。
元々はこちらがXVのアッシュチーム曲として作られたそうで、また曲自体は06年にサビ以外出来上がっており、長年温めていたものをXVで改めてお披露目となった。



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最終更新:2023年11月12日 12:16

*1 かつてのチームメイトのデュオロンにも初対面として振る舞おうとしたが「冗談は通じない」と看破されていた

*2 Splendid EvilとJoker(Queen)の作曲者はそれぞれ別人