さだまさし

登録日:2011/08/26 Fri 07:02:40
更新日:2024/04/01 Mon 01:33:23
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笑ってよ君のために


さだまさしとは、長崎県長崎市出身の噺家だが趣味で歌も歌っているシンガーソングライターである。愛称は「まっさん」。
1952年4月10日生まれ。本名は「佐田雅志」。
弟の繁理は日本人初のプロサッカー選手で、妹の玲子は歌手。くまだまさしは全くの別人。


【歌手としての活躍】

吉田正美(現:吉田政美)とグレープというデュオを組んでメジャーデビューを果たし『精霊流し』『無縁坂』『縁切寺』などの数々のヒット曲をとばす。

ソロ転向後は『雨やどり』『天までとどけ』『関白宣言』などのヒット曲を出す。
ドラマ『北の国から』のメインテーマもさだまさしの作曲。現在は北海道を象徴する曲としてお馴染みとなり、北海道に関するシーンや北海道日本ハムファイターズのチャンステーマなどで使われている。
ちなみにソロ転向後も初期は髪がフサフサで痩せており、声も柔らかい。
この頃はメガネをかけた痩せっぽちの、イケメンでこそないが好青年と言う雰囲気だったのに、今やその面影はない。どうしてこうなった。

なお、人気が安定するまでには長い道のりがあり、色々と失敗もしているが、今やその失敗談は自虐ネタとして笑いの種になっている。
本人が面白おかしく話すので、当時は苦しかったであろうエピソードでも割と笑える。

「グレープ」解散後も相方の吉田正美との関係は良好で、90年代以降は毎回単発とはいえ何度もデュオを再結成しては活動を行なっている。
名目上は再結成でさだまさしの相方として出演するが、実態としてはさだのステージへ吉田がゲストとして登場しているという形に近い。

発表した曲の一つに『償い』という曲がある。テレサ・テンも同じタイトルの曲を出しているがあちらは全部ひらがな。
ある傷害事件の裁判で、反省の色が見えない被告人に対し裁判長が、

『償い』という曲を知っていますか?

と語り出したことはあまりにも有名。


また、日本で最も多くソロコンサートを行った歌手でもあり、その回数は3500回を超え、なお継続中である。
シリアスな曲が有名だが『恋愛症候群』『猫背のたぬき』『虱騒動』などコミカルな曲も多く作ってきた。また、かつて競艇で使われていたファンファーレもさだの作曲(長崎県は競艇発祥の地)。
最近はACの猫飼育啓蒙活動の依頼を受け『関白宣言』のパロディ版である『にゃんぱく宣言』を出している。

ソロシングル


線香花火
雨やどり
吸殻の風景
案山子
桃花源
檸檬
天までとどけ
関白宣言
親父の一番長い日
道化師のソネット
防人の詩
駅舎
生生流転
しあわせについて
長崎小夜曲
退職の日
望郷
それぞれの旅
寒北斗
軽井沢ホテル
恋愛症候群
ONE UPON A TIME
春女苑
男は大きな河になれ
風に立つライオン
主人公
時代はずれ
夢の吹く頃
建具屋カトーの決心‐儂がジジイになった頃‐
修羅の如く
冬の蝉
長崎から
息子へ~父からの風~
奇跡~大きな愛のように~
娘へ~大和撫子養成ギブス篇~
君が帰ってくる
SMILE AGAIN
あなた三昧
二千一夜
幸福になる100通りの方法
ヴァージン・ロード
となりの芝生
愛をみつけた

名刺
Wonderful Love
絵画館
愛について
Dream~愛を忘れない~
Birthday
夢一色
ペンギン皆兄弟
北の国から 遥かなる大地より~螢のテーマ~
君が選んだひと
ゆけゆけ!!ようかいキッズ
桜月夜
佐世保
21世紀の君たちへ~A song for children~
君を忘れない~タイムカプセル~
勇気凛凛
小さな手
大きな森の小さな伝説
精霊流し
いつも君の味方
人生の贈り物~他に望むものはない~
がんばらんば
私は犬になりたい¥490*1

ソロアルバム


帰去来
風見鶏
私花集
夢供養
印象派
うつろひ
夢の轍
風のおもかげ
Glass Age‐硝子の世代‐
ADVANTAGE
自分症候群
夢回帰線
風待通りの人々
夢の吹く頃
夢ばかりみていた
夢回帰線Ⅱ
家族の肖像
ほのぼの
逢ひみての
おもいで泥棒
さよなら にっぽん
古くさい恋の唄ばかり
夢唄
心の時代
季節の栖
日本架空説
夢百合草
夢のつづき
すろうらいふすとーりー
恋文
とこしへ
美しき日本の面影
Mist
美しい朝
予感
Sada City


【歌手以外の顔】

音楽以外にも様々な分野で才能を発揮している。
まず、小説家としては『精霊流し』などの作品も出している。
加えて、学生時代には落語研究会に所属していたこともあってトーク力には定評があり、ファンの間ではむしろトークの方が好きという人も少なくないとか。
コンサートでは歌と歌の合間のトークが長く、歌番組のような雰囲気でステージが進行する。
ファンクラブコンサートでは、しょっぱなからトークをリクエストされたこともあり、逆にトークがなかったら苦情が来るレベルである。

トークの中には題名が付いていて定番化しているものも多い。
トーク集なるトークだけを収録したCDも何枚も出している他、NHKでは月1回放送される『今夜も生でさだまさし』というトーク番組も持っている。歌手とは一体……。

定番トーク


に優しい的場騎手
中学時代の修学旅行
アルバイトで天井張り
親父の一番長い日 初演前夜
妖怪かっ飛びじじい
おばあちゃんのおにぎり
血液型相性についての一考察
恋愛は距離感
父さんとポチ
旦那はほめ育て
クレモナの石井先生
弟と犬
23時間57分の帰省列車
美容院と雷
主人公とマッサージ師さんの笑顔
新幹線の車掌さんの退職の日
鳩のおかあさん
アレバダスの法則
高校時代の安本先生
弟が送ってくれた五百円
小さな庭の赤いバラ


【余談】

いくつかの大学ではさだまさし研究会(通称「さだ研」)なるサークルが活動している。マジで。一時期ほどの勢いは無いようだが。
さだ本人もその存在は知っているが「いったい何を研究するのか?」と不思議がっている。

『まぼろしの邪馬台国』の作者である宮崎康平(城山三郎の小説『盲人重役』のモデル)とはデビュー前から親交があり、宮崎が「グレープ」を地元放送局(NBC長崎放送)に紹介している(宮崎の死後、1981年に発売されたアルバム「うつろひ」には鎮魂歌として「邪馬臺」が収録されている)。



私は犬になりたい……雑種でもいい



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最終更新:2024年04月01日 01:33

*1 「~¥490」までで正式なタイトル。ソフトバンクモバイルのCMソングで、当時のホワイト学割の基本使用料に由来している。