クリボー(遊戯王)

登録日:2010/02/08 (月) 18:53:19
更新日:2024/04/20 Sat 23:41:43
所要時間:約 3 分で読めます





「クリボー」とは、遊戯王OCGに存在するカードの1つである。
主人公を助けることに定評のあるモンスターであり、数多の主人公を葬ってきた最初の敵ではない。


クリボー/Kuriboh
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻300/守200
(1):相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

⚫︎目次

【概要】

Vol.7で登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
相手ターンダメージ計算時に手札から捨てることで、プレイヤーのライフを戦闘ダメージを0にする誘発即時効果を持つ。

オネスト》《エフェクト・ヴェーラー》《増殖するG》《幽鬼うさぎ》《灰流うらら》などに代表される、
「手札誘発」カードの元祖としも有名。

悪魔族だが、マスコット的な姿をしたかなり愛らしいモンスターである。

昔は「デビル・フランケン」→「青眼の究極竜」+「巨大化」のワンキル対策によく使われた。
現在では「バトルフェーダー」等の方が使われているが、「クリボーを呼ぶ笛」や「機雷化」、
「増殖」等サポートが豊富なこと……そしてなにより、可愛いので活躍の機会はまだまだある。

可愛いので活躍の機会はまだまだある!

……大事なことなので2回いいました。

サポートやステータスには恵まれているので、専用デッキを組む価値は十分。

遊戯王の歴史を語る上で欠かせないカードである。

【本編での活躍】

原作においてはインセクター羽蛾戦で遊戯が初使用。
羽蛾が仕掛けた罠(ダメージ付きミラーフォースみたいなカード)を解除する為に攻撃し、犠牲になるという地味な役目だった。

しかし、海馬戦で魔法カード『増殖』とのコンボと、
チャンピオンの海馬ですら知らなかったこのカードの隠された能力「機雷化」によって、青眼の究極竜の攻撃を防ぎ、遊戯を守った。
機雷化とは、このモンスターが何かに接触した時、爆発するような能力である。
これによって、アルティメット・バーストの射程が短くなってしまい、究極竜の攻撃は無力化された。

ちなみにこの時の増殖数は遊戯曰く「無数」であり実際にとんでもなく増殖していたため、
守備表示で増殖されたらごり押ししか出来ないデッキでは魔法解除でも入れてない限りほぼ詰みになる。
そしてこの時期の原作ではまだ除去系のカードなどはほとんど出ていなかったため(通常の相手なら青眼が場に出ている時点でとんでもなく優勢な環境)、
カードを二つ引く運さえあれば凶悪なコンボである。

なお社長はこのモンスターのことを「クリボー」と呼んだ回数より「ザコモンスター」と呼んだ回数の方が多い。
「ザコモンスター」の方が字数が多いのに……。

さらに孔雀舞戦でも登場。
遊戯最強のしもべ、「カオス・ソルジャー」召喚の生贄になるという重要な役割を果たした。

この時、原作効果の誘惑のシャドウによって攻撃表示になっていたことから、このモンスターはおそらくオスである。メスもいるかもしれないけど。
5D'sでは、クリボーの女の子版ともいえるクリボンが登場した。


そして王国編のラスボス、ペガサスとの決闘でも大活躍する。

ペガサスの真の切り札、サウザンド・アイズ・サクリファイスは、
その体の眼の力で相手のモンスターを行動不能にする能力と、相手モンスターを吸収し、その攻撃力を得る能力を持っていた。

この能力の前に遊戯のマジシャン・オブ・ブラックカオスは行動を封じられ、吸収されるのを待つだけになっていた。

しかしマジシャン・オブ・ブラックカオスが吸収される瞬間、
増殖したクリボーがマジシャン・オブ・ブラックカオスの前に立ち塞がり、サウザンド・アイズ・サクリファイスに吸収される。

増殖したクリボーは吸収されてしまったが、機雷化の能力によりサウザンド・アイズ・サクリファイスの体内で爆発。
結果、相手モンスターの行動を封じる体の眼は潰され、マジシャン・オブ・ブラックカオスを封じていた千眼の呪縛は消え去った。


ちなみにペガサスは舞戦で使用していたのを見ていたにも拘らずクリボーに対して、
「まさかそのカードを使う者がいたとは……」
とか、
「ましてクリボーなど眼中にありまセーン!」
とか制作者にもかかわらずひどい言いようだった。
まぁ、もともと彼女が死んだのがきっかけで作ったようなカードゲームだけど。

しかしクリボー対応のカードや隠し能力など、
インチキくさい決してただの雑魚カードではないことを製作者の彼も知っていないほうがおかしいのだが……。
セリフ的にクリボーは他人が作っているため詳しく把握してない、とかなわけでもなさそうだし……。


王国編以外でもバトルシティ編では、散々ザコ呼ばわりしていた社長のライフを守ったり、
アニメでは神のカードであるオベリスクの巨神兵からのダメージも防いだ。

アニメオリジナルエピソードでも要所で登場し、遊戯のライフを守った。
乃亜編では勝手にデッキマスターになって迷言を生み出す。

ドーマ編ではクリボー5兄弟なる『クリバー』『クリビー』『クリブー』『クリベー』が登場。ただの色違いクリボーだが、みんなカラフル。
5体で合体してクリバビロンやクリバンデットになる。


なお色違いモンスターに《屋根裏の物の怪》がいる。
物の怪はOCG発のモンスターなのでキャラとしての初出は原作組であるクリボーの方が先だが、逆にOCGでの収録は物の怪の方が早い。
あと《魔菌》のカードに描かれている生命体?にもちょっと似てる。


【関連カード】

後のシリーズでもクリボー系列のカードが登場するのが伝統。
GXはハネクリボーの派生形態が多く、ZEXALでは主人公が二種類使ったりライバルのカイトがクリフォトンを使ったりと一作品でのバリエーションが多かった。
遊星のみ主人公で唯一クリボー系統カードを持っていなかったが、漫画版でついに「ジャンクリボー」が登場した。
その後、遊矢も同様だったが、漫画版でEMに属する「EMクリボーダー」が登場。
遊作も当初はデュエル外でクリボールを使ったくらいであったが、後にAiが連れてきたリンクリボーを使用した。

そのため現在、クリボー系列のカードを使用していないのはアニメ版の遊星と遊矢のみとなる。

王様「クリボー! クリバンデッド!」
相棒「クリアクリボー!」
十代ハネクリボー!」
遊馬クリボルト! 虹クリボー!」
遊星(漫画版)「ジャンクリボー!」
遊矢(漫画版)「EMクリボーダー! EMバロックリボー! EMクラシックリボー!」
遊作「リンクリボー!」


あくまで派生系というだけのつながりだったが、『クリボーン』の登場で正式なカテゴリとなった。
遊戯も上述したように『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』にて新規クリボーである「クリアクリボー」を使っている。そして、10期に入って電脳世界にもクリボーがやってきた。

クリボー一族とその関連カードは以下。

クリボー五兄弟

ドーマ編で闇遊戯が使用したクリボー&その兄弟たち。
兄弟たちは効果外テキストによりクリボーカテゴリに属するためサポートを受けられる。
《クリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻300/守200
(1):相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
御馴染み元祖にして五兄弟の末っ子。王様のマスコットといえばこいつだろう。
手札から捨てて戦闘ダメージを0にできる。
サポートカードは全てフィールドにいることを要求するため、どっちを優先するかはあらかじめ決めておきたい。

《クリバー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名はルール上「クリボー」カードとしても扱う。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードまたは自分の「クリボー」モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから「クリバー」以外の攻撃力300/守備力200のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードと自分の手札・フィールドの
「クリビー」「クリブー」「クリベー」「クリボー」を1体ずつリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「クリバビロン」1体を選んで特殊召喚する。
長男。自分かクリボーモンスターが戦闘破壊された時に自分以外の特定ステータスをリクルートしてくる。
クリボー系統のモンスターは虹・リンク・バンデット以外はすべて対応。変わったところだと「魂を削る死霊」が範囲内だったりする。
こいつの真価はもう一つの効果でクリバビロンを呼び出せること。うまく回れば毎ターン5体のリンク素材を供給できる。

《クリビー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名はルール上「クリボー」カードとしても扱う。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードまたは自分の「クリボー」モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから「クリボー」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに他の「クリボー」モンスターが存在する場合、
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカード以外の自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にし、その攻撃を無効にする。
次男。自分か仲間が戦闘破壊された時にクリボー関連の魔法・罠をサーチできる。増殖や呼ぶ笛が候補。
もう一つの効果は仲間がいるときに相手の攻撃を無効化する効果。他の味方モンスターの攻撃力が0になってしまうため、使わない方がいいケースも多い。

《クリブー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名はルール上「クリボー」カードとしても扱う。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「クリブー」以外の「クリボー」モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、手札から罠カード1枚を捨て、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500ダウンする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
三男。攻撃宣言時に自身をコストにクリボーをサーチする効果と、フィールドにいる時に手札の罠をコストに相手モンスターを弱体化する効果を持つ。
クリボーモンスターは基本貧弱なので弱体化は実質おまけに近い。
本命のサーチ効果だが、攻撃宣言時の誘発効果なので、同じタイミングで効果を発動するアンクリボーや虹クリボーを持ってきてもそのタイミングでは使えないことに注意。元祖を持ってくれば確実に一撃はしのげる。

《クリベー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名はルール上「クリボー」カードとしても扱う。
(1):このカードを手札から捨て、自分フィールドの「クリボー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は1500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):フィールドのこのカードと自分の手札・フィールドの
「クリバー」「クリビー」「クリブー」「クリボー」を1体ずつリリースして発動できる。
自分のデッキ・墓地から「クリバンデット」1体を選んで手札に加える。
その後、手札から悪魔族モンスター1体を召喚できる。
四男。自身をコストにクリボーを強化する効果と、五兄弟全てをリリースしてクリバンデットをサーチ/サルベージ、その後悪魔族を召喚できる効果を持つ。
クリブー同様の理由で強化効果は有効な場面が少ないため、後半のクリバンデットへの疑似合体効果を優先したい。
ちなみに召喚するのは悪魔族なら何でもいいので、リリースを残せるなら上級を呼ぶのも手か。

《クリバビロン》
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1500/守1000
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地のモンスターの数が相手の墓地のモンスターより多い場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、自分のフィールド・墓地の「クリボー」モンスターの数×300アップする。
(3):自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、自分の手札・墓地から
「クリバー」「クリビー」「クリブー」「クリベー」「クリボー」を1体ずつ選んで攻撃表示で特殊召喚する。
五兄弟の合体形態。親父かもしれない
相手よりも墓地が肥えていれば特殊召喚でき、クリボーの数だけパワーアップする効果を持つ。
五兄弟がいるだけでも攻撃力3000に達するため、アタッカーとしてはまずまずと言ったところ。3000打点がまずまずレベルの現環境コワイ
自分のメインフェイズかバトルフェイズで手札に戻り五兄弟に分離することもでき、主にこちらとクリバーの効果を使って五兄弟をやり繰りするのが役目になるか。

クリボーモンスターたち

効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 300/守 200
(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
ターン終了時まで、自分が受ける戦闘ダメージは全て0になる。
十代のクリボー。こいつの場合戦闘ダメージ0効果はおまけで、真の役割はアタッカー&フィニッシャー。
オネストや後述のバーサーカークラッシュで相手を殴り倒すのが役目となる。

《ハネクリボー LV9》
効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻 ?/守 ?
チェーンが発生した時、自分の手札からこのカードを特殊召喚する事ができる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに発動した魔法カードは墓地へ送られずゲームから除外する。
このカードの攻撃力・守備力は相手の墓地に存在する魔法カードの数×500ポイントになる。
「ハネクリボー LV9」は、自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
漫画出身のハネクリさんの進化形。LVモンスターだが対応しているのは「レベル調整」と「レベルダウン!?」のみ。
かなーり緩い特殊召喚条件を持っており、攻撃力もなかなか高くなるのでアタッカーとして起用できる。
ちなみに召喚条件がなく、普通にアドバンス召喚や蘇生・帰還も可能なので出張も可。ただし書籍付属カードであり再録されていない。

《ハネクリボー LV10》
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻 300/守 200
このカードは通常召喚できない。
このカードは「進化する翼」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げる事で、
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は相手バトルフェイズ中のみ発動する事ができる。
ハネクリさんの進化形その2。というかこっちが先。
召喚にかかるコストがヒジョーに重く、失敗するとこっちが殴られて死ぬ。
なので、出来る限りフィニッシャーを狙うべし。

《ジャンクリボー》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 300/守 200
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、
自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
遊星のクリボー。効果ダメージメタを担当。
幽鬼うさぎ同様フィールドからでも効果が使えるので、万一の時は壁にするのも手か。

《虹クリボー》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 100/守 100
「虹クリボー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは攻撃できない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
遊馬のクリボー。正確には父・一馬から託されたモンスター。
攻撃を防ぐ壁としてかなり有能であり、除外を封じれば相手の攻撃を延々と防ぐことも可能。ただし、1ターンに1度なので連続攻撃に弱いのは注意。
ちなみに攻撃力が100なのでクリバーでリクルートできないのも一応注意。

EM(エンタメイト)クリボーダー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、
その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。
その戦闘で自分が戦闘ダメージを受ける場合、代わりにその数値分だけ自分のLPを回復する。
遊矢のクリボー。
ダイレクトアタックに対して壁になり、LP回復も狙える。ただし手札に握っていないと全く意味がないのに注意。

《クリアクリボー》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 300/守 200
「クリアクリボー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージを与えるモンスターの効果を相手が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
(2):相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードがモンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
相棒こと遊戯のクリボー。モンスター限定のバーンメタと、ダイレクトに対する効果を持っているが、いずれも妨害としては不完全。デッキトップ操作と合わせたいところ。

《クリボール》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その攻撃モンスターを守備表示にする。
(2):儀式召喚を行う場合、必要なレベル分のモンスターの内の1体として、
墓地のこのカードを除外できる。
儀式サポートもちょっとついてるクリボー。
エネコン共々「デュエルリンクス」では大活躍。
モブが使う「救世の儀式」デッキだと防御役&リリース要員として使われており、アタッカーの攻撃を止められてイラっと来るのは誰もが通る道。

《サクリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):このカードがリリースされた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
ウジャト眼を背負ったクリボー。リリース時のドローと、戦闘破壊の身代わりになる。
同族と同じくレベルは1なので、儀式召喚よりもアドバンス召喚のサポートに向いている。
よく見ると手足がサクリファイスのものになっている辺り、ペガサスのカードなのだろうか?

《クリボーン》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):自分・相手のバトルフェイズ終了時にこのカードを手札から捨て、
このターンに戦闘で破壊され自分の墓地へ送られたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「クリボー」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
僧侶風クリボー。RPGのアコライト的ポジションなのか蘇生効果持ち。クリボー+リボーン。
要となるのは墓地効果で、攻撃宣言に合わせて墓地のクリボーたちを任意の数だけ蘇らせるという大量展開効果。
とはいえ、クリボー一族は墓地から除外して発動する効果を持っている連中が比較的メジャーであるため、意識して墓地を肥やさないと難しい。

《アンクリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨て、
このカード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。
「死者蘇生」のサポートカードになったクリボー。
墓地のモンスターを一時蘇生させる壁効果、自身が破壊されたターンの終わりに死者蘇生を持ってくる効果がある。
回収効果の方は多くの類似効果と異なり、墓地に送られた時点で発動し、エンドフェイズに適用されるというタイムラグがあるもの。
クリボーンとはシナジーが強く、こいつで蘇生した壁モンスターが倒されたらあちらで蘇生、あちらでこいつを壁にして死者蘇生をサーチ、と連携できる。

《マジクリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):戦闘または相手の効果で自分がダメージを受けたターンのメインフェイズ及びバトルフェイズに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分フィールドの表側表示の魔法使い族モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
ブラマジのコスプレをしたクリボー。相手によってダメージを受けたターンに師弟のどっちかを呼んで来る効果と、魔法使い族の破壊をトリガーとした自己回収効果を持つ。
「黒の魔導陣」と併用して不意打ちで除外を撃つのも面白い。
なお効果を見ればわかるだろうが、クリボーデッキとのシナジーは皆無。

《ギャラクリボー》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名はルール上「ギャラクシー」カードとしても扱う。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動できる。
手札・デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
さらに、自分または相手フィールドのXモンスター1体を選んで
墓地のこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
(2):自分フィールドの、「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが
戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
銀河眼の光子竜のコスプレをしたクリボー。多分カイトのモンスター。
マジクリボーに続く特定カテゴリのサポート用クリボーだが、こちらは効果外テキストでギャラクシーカードになっているので、あちらのデッキでもしっかり仕事ができる。
効果としてはクリボー一族特有の壁効果で、こちらは攻撃を受ける時に光子竜を呼んできて身代わりにしつつ、コストで墓地に行ったこいつ自身をエクシーズ素材に変換できるというもの。なかなか優秀だが、光子竜はアタッカー以前に素材として優秀なため、デッキにいないことも多々あるのに注意。
素材化は相手のエクシーズにも適用できる。基本的には無意味だが、ネオフォトンなどとコンボする手段としては一考の余地あり。
後半の効果はフォトン・ギャラクシーの破壊の身代わりになるもので、効果破壊からも守ってくれるので結構ありがたい。

《アストラル・クリボー》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 100/守 100
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキの「No.」Xモンスター1体を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このカードのレベルは見せたモンスターのランクの数値と同じになる。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
自分は「No.」XモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは以下の効果を得る。
●このカードは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
アストラル化した虹クリボー。恐らく漫画版アストラルのカード。
No.の召喚サポートであり、EXのナンバーズを参照してそいつのランクの数字をコピーしつつ出て来る。もう片方の素材は別途必要だが、スモーク・モスキートならば2体素材のあらゆるNo.に対応する。
もう一つの効果はエクシーズ先のナンバーズに破壊耐性を付与するもので、背反の料理人やスペリオル・ドーラに適用した日には効果を受けない+破壊もできないという鉄壁が完成する。壊獣かなんかでリリースするなど、処理方法が非常に限られる。
変わったところではレベルを変更しつつノーコストで特殊召喚できるという点に目をつけ、儀式召喚デッキやアドバンス召喚デッキで使う手もある。ちなみにクリボーデッキだとランク5のNo.があればティンクル・ファイブスターの発動に寄与できたりする。

《EMバロックリボー》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻 300/守3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
デッキから攻撃力300/守備力200のモンスター1体を手札に加える。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
(1):自分のモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードは攻撃された場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。
中世ヨーロッパの貴族の仮装をしたクリボー。EMの一員で漫画版遊矢のクリボー。
クリボー系列では数少ない最上級(ハネクリボー系の2体が先)であり、守備力は最大。
戦闘破壊をトリガーに手札から現れ、他のモンスターを攻撃から守るが、攻撃を受けると攻撃表示になってしまうため壁としての信頼性は微妙。
基本的にはクリボー系列のほとんどをサーチできるペンデュラム効果を当てにするべきだろう。ちなみにEMデッキでもクリボーダー・クラシックリボーがサーチできるため、あちらでも一応活躍は可能。

《EMクラシックリボー》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
【Pスケール:青8/赤8】
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードは破壊される。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードのPスケールはターン終了時まで1になる。
(2):このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
(3):このカードが自身のP効果によって破壊された場合に発動する。
バトルフェイズを終了する。
バロックリボーの相方。ペンデュラムスケールとして運用することで真価を発揮する設計になっており、(1)で墓地へ→(2)でPゾーンへ→P効果で自壊しつつ(3)でバトルを終了、という流れ。
能動的に墓地に送るにはスケールを変更するペンデュラムモンスターが必要なうえ、クリボー系列はほとんどレベル1なのでペンデュラムとの相性が悪いことには注意。

《リンクリボー》
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
リンクモンスターになった遊作のクリボー。
1ターンに1度、レベル1モンスターをリリースすることで蘇生可能。
また、相手の攻撃宣言時に自身をリリースすることで、相手モンスターの攻撃力を0にできる。
攻撃力を0にする効果で、ある程度は相手の攻撃を牽制できる。
ただし、攻撃の巻き戻しが発生しても、もう1度攻撃宣言を行うわけではないので気を付けよう。
レベル1モンスター1体でリンク召喚できるので、本家「クリボー」が素材になるが、もっとも相性がいいのは「簡易融合」で呼び出した「サウザンド・アイズ・サクリファイス」だろう。

クリボーっぽいモンスター

《クリボルト》
効果モンスター
星1/光属性/雷族/攻 300/守 200
自分のメインフェイズ時、エクシーズ素材を持っている
エクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分のデッキから「クリボルト」1体を特殊召喚する。
このカードはシンクロ素材にできない。
遊馬のクリボー枠。エクシーズ素材を使って増える。
アニメではトークンを生成する効果だった。

《クリボン》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 300/守 200
このカードが相手モンスターの攻撃対象になったダメージ計算時に発動できる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
攻撃モンスターの攻撃力分だけ相手のライフポイントを回復し、
このカードを手札に戻す。
龍可のクリボー枠。相手を回復する代わりにダメージをキャンセルし、自己バウンスする。
基本的にシモッチバーンで役立つ。TFシリーズの龍可がシモッチを使っているのは多分こいつが理由。
なお、アニメではこれに加えて「ダイレクト時に手札から特殊召喚し、その戦闘で受けるダメージを0にする」という手札誘発効果を持っており、実質こいつ1枚でダメージをシャットアウトできた。

《クリバンデット》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 700
(1):このカードが召喚に成功したターンのエンドフェイズに
このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードは全て墓地へ送る。
王様のクリボー枠。クリボー五兄弟の合体形態。
墓地肥やしとカードサーチを両方できる優良カード。アニメでは自身をコストに5ドロー、モンスターのみ墓地送りというぶっ壊れ効果だった。その代わり特殊召喚モンスターだったのでとんとんだが。

《クリフォトン》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):このカードを手札から墓地へ送り、2000LPを払って発動できる。
このターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
手札から「クリフォトン」以外の「フォトン」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
カイトのクリボー枠。ミサイルみたいな胴長。
ダメージを実質1ターン2000までに抑え込む防御札で、決して安くはないが戦闘・効果のどちらの1キルも耐えられるのは珍しい。
フォトンデッキならライフの続く限り構え続けられるのでより信用の置ける札に。

サポートカード

《クリボーを呼ぶ笛》
速攻魔法
自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、
手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
文字通りクリボーかハネクリをデッキから呼んで来る。
主にコンボの布石だが、速攻魔法なので咄嗟の壁を用意するのも手。
またハネクリボーならバーサーカークラッシュで不意の一撃を見舞うこともできる。

《増殖》
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「クリボー」1体をリリースして発動できる。
自分フィールド上に「クリボートークン」(悪魔族・闇・星1・攻300/守200)を
可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。
元祖クリボーの隠し能力。最大5体のクリボートークンを生成する。
当時としてはアドバンスコストにできないのは大きかったが、今ならリンク素材に。

《機雷化》
速攻魔法
自分フィールド上の「クリボー」及び「クリボートークン」を全て破壊する。
その後、破壊した数と同じ数まで相手フィールド上のカードを選んで破壊する。
クリボーの隠し能力その2。クリボートークンとクリボーを破壊し、相手のカードも破壊する。
破壊できるカードは最大で5枚。

《バーサーカークラッシュ》
速攻魔法
自分の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、自分フィールド上に表側表示で存在する
「ハネクリボー」1体の攻撃力・守備力は、除外したモンスターと同じ数値になる。
ハネクリボーLV9の必殺技だが、こちらはノーマル用。
墓地のモンスターの攻守をハネクリボーにコピーさせる。クリボーデッキならば絶望神アンチホープや幻魔皇ラビエルなどを除外することで、そのスーパーパワーをやすやすと発揮させることができる。

《進化する翼》
速攻魔法
自分フィールド上に存在する「ハネクリボー」1体と手札2枚を墓地に送る。
「ハネクリボー LV10」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。
前述の通りとんでもなく重いLV10召喚手段。

《ティンクル・ファイブスター》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターがレベル5モンスター1体のみの場合、
そのモンスターをリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「クリバー」「クリビー」「クリブー」「クリベー」「クリボー」を1体ずつ選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはアドバンス召喚のためにはリリースできない。
王様がラフェール戦で使用した五兄弟の展開用カード。2枚が5枚になる爆アドカードだが、コストにするモンスターの調達がちょいと問題。
アストラル・クリボーか、クリバビロンを使うのがベター。
三幻魔デッキだと「暗黒の召喚神」と「七精の解門」からラビエル&天界蹂躙拳を揃えるコンボが可能。

《熟練の栗魔導士》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻 300/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。
(2):このカードの魔力カウンターを1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードのレベルは1つ上がり、攻撃力は1500アップする。
●自分のデッキ・墓地から「クリボー」モンスター1体または「増殖」1枚を選んで手札に加える。
熟練シリーズの新顔。
魔力カウンターを使って自己強化するか、クリボー系列or増殖をサーチすることができる。
自己強化の方は上げ幅こそ大きいが元が低いため、レベルが5になることを生かしたい。ステータスの都合上バロックリボーのサーチ、クリバーのリクルートに対応しているため取り回しは良い。



ち、違う! 追記、修正はクリボーが勝手に……!


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最終更新:2024年04月20日 23:41