八九寺真宵

登録日 :2009/06/13(土) 01:00:17
更新日 : 2016/08/05 Fri 17:31:27
所要時間 :約 7 分で読めます




八九寺(はちくじ) 真宵(まよい)

物語シリーズ(西尾維新)の登場キャラクターで、「まよいマイマイ」編ではヒロインとして扱われた。


迷子になって公園で看板を見ている所を阿良々木暦にナンパされた小学五年生。
バックパッカーの如く大きなリュックサックを背負っており、ツインテールの利発そうな女の子。そのツインテールを解くと、死ぬ。

性格は慇懃無礼で凶暴。毎回会う度に抱きついてくる暦の手に噛みついて、その肉を喰いちぎるほど。
その際、「美味しかった」と言っているのでカニバリズムの素質は十分にあるかと思われる。

小学生とは思えないほどの語彙・知識・お笑いのセンスがあり、暦の突っ込みを最大限に引き出せる人物。
暦自身をして、「八九寺と話すのが一番楽しい」と言わしめるほど。

言葉のセンスが古く、一般人が覚えていない知識を使うことが多い。
しかし、暦もそのネタに関して毎回的確なボケと突っ込みを繰り返すので、ある意味阿良々木メンバーで最高のコンビ。

羽川翼と仲が良く、二人で阿良々木被害者の会を作っている様子。

何気に、作中で一番セクハラを受けているヒロインかもしれない。

しかし、同時に暦のセクハラを(ネタとして)楽しみにしている節があり、
一度普通に話しかけられた時は「阿良々木さんからセクハラを取ったらミジンコしか残らない」と本気で失望していた。

彼女の代名詞は暦と毎回会う度に、彼の名字をワザと噛む。その後「失礼、噛みました」と言い、さらに噛みなおす。

その流れは最早暦が彼女と会うときの芸と化しており、会った時、彼女が名前を噛んでくれなかった時は逆に非常に困惑した。

ちなみに名字の噛みパターンは、「ぼらら木さん」「むらら木さん」「クララ木さん」「良良々木さん」など。
その度暦は名字毎に的確な突っ込みを行っている。

その見返りに、暦は八九寺にセクハラしてもよいという紳士協定が結ばれている。


以下、名(迷)台詞集
「水臭いですっ! 近寄らないでくださいっ!」

「しまりました!」(「しまった!」の丁寧語)

「温厚な私ですが、仏の顔もサンドバッグですっ!」

「いえいえ、ノーサンクスです」

「私に触れると、低温火傷しますよ」

「ええ! 眼から鱗が剥がれますっ!」

「そんな目で見つめられると、しゃっくりします」

「分かりませんか? ではひき肉な話ですねと言い換えましょう」

「いいんです。小さな人間には大きな心で接してあげましょう。わたしのクラスでは、『ロリコンに優しく』が今月の目標ですから」

「回復能力ですか…となると、試してみたいことがありますね」

「こう、正中線に沿ってチェーンソーやらで真っ二つにしたら、阿良々木さんが二人、できあがるのでしょうか」

「阿良々木さんからセクハラ行為を抜いてしまったら、ミジンコくらいしか残りませんよ」

「貧乳はブルータスだ、お前もか!」

「はにかみました。えへっ!」

「負けを認める勇気」

「わたし…阿良々木さんのそういうとこ、結構嫌いじゃなかったですよ」

「あっららぎすわぁーーーーーーーーーんっ!」

「かみま」

「幽霊になったことは不幸せです。でも阿良々木さんに会えたことは幸せですね」




以下、ネタバレ



"蝸牛に迷った少女"


正体は迷い蝸牛。十年前に離婚した母の家に行く途中、交通事故に遭いこの世を去る。
母に会えずして死んでしまった心残りの為に成仏する事ができず、怪異となった。
暦と会うまでは"永遠の迷子"として公園の近くをさまよっていたが、暦や戦場ヶ原ひたぎの尽力により成仏する事ができた。

が、

現在は“道に憑いて”浮遊霊として二階級特進して街を歩き回っている。が…その行動が後にあるものを呼び出すこととなる。

ちなみに暦は八九寺を自分の家に誘拐したことがある。









傾物語ネタバレ注意
















パラレルワールドとして、彼女がもし交通事故にあってなかったら、キスショットによって世界が滅びる。

彼女がもし、幽霊として阿良々木暦に出会っていなかったら?

忍野忍が廃塾から家出をした時、阿良々木が誰から忍の家出の情報を教えて貰うのか?

つまり、忍がいつ阿良々木の影に入るのか?

したがって、障り猫に襲われた時、誰が阿良々木を助けるのか?

となり、阿良々木が死ぬことによってめでたく忍はキスショットとして復活し、阿良々木のいない世界に絶望し、滅ぼす。
つまり、彼女は11年前の母の日に母に会えず死ななければ、代わりに世界が滅びてしまうという運命を背負っている可哀想な少女である。

ちなみにそのパラレルワールドでは、事故に遭うことなく成長し、立派な大人になった八九寺真宵さんが生存している。



以下鬼物語のネタバレ








上でも述べたように彼女は母の日に成仏する事ができ、現在は“道に憑いて”浮遊霊として街を歩き回っている。
これは怪異“迷い牛”としての本質に背く行動である。いわば“幽霊の幽霊”という存在であった。


そのため、400年前に忍が鬼でありながら神のまね事をした際に現れた、
怪異の道を踏み外した怪異を消失させる『くらやみ』というバランサー的存在に狙われることになる。





選択肢は二つ。

一つは迷い牛としての本質に則り人を迷わし自分も迷い続ける。

二つ目は周りの人に迷惑をかけぬよう成仏すること。





暦は八九寺と共にずっと迷子になり続けることを提案するが、八九寺は今までの自分の存在を受け止め二つ目の選択肢を選んだ。

「阿良々木さん。今日はお別れを言いに来ました。」


最後に噛みましたからの一連の流れをやりたいと暦に言い、暦にキスをして涙を流しながらも笑顔で成仏した。



「本当はもうずっと前に、私は自分の町に帰らなきゃいけなかったんです。阿良々木さんのことが心配で、こんなに時間が経っちゃいましたけど……
 でも、もう大丈夫。阿良々木さんは、もう一人でも大丈夫です」

「戦場ヶ原さんと幸せに暮らしてください。羽川さんにあんまり無理言っちゃ駄目ですよ。
 ……そして時折、わたしのことを思い出してくださいね。八九寺真宵という、阿良々木さんととても仲良しだった女の子がいたことを―忘れないでください」

「大好きでしたよ、阿良々木さん」









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「――ただいまっ、帰りましたっ」






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