いたずらごころ(ポケモン)

登録日 :2011/09/29(木) 19:13:38
更新日 : 2017/04/04 Tue 22:18:36
所要時間 :約 8 分で読めます




いたずらごころ とは、ポケットモンスターBWから登場した特性である。

その効果は 変化技を優先度+1で出す事ができる というもの。ようするに素早さに関係なく先手で変化技を撃てる。
先制で出せるといっても、同じ優先度であった場合は自分より速い方が先制する。

先制技を持たない相手や鈍足相手には、確実に何かしらの仕事ができる。
また、優先度が+1されることから、本来ふきとばしやほえるには先制できないトリックルームを先手で出すことが出来る可能性も出てくる。
(ほえる・ふきとばしは優先度-6、トリックルームは優先度-7)
とはいえよほど上手くかち合ったときしか起きない現象ではあるが。

この壊れ効果により、いたずらごころを持つポケモンはかなりやっかい。


◆利点


昔から言われていた「速さは堅さ」という言葉通り、先手をとって「めいそう」なり再生回復なりができるのは確実にアドバンテージとなる。
先手でリフレクター等を貼り耐久を補うポケモンもいる。

そしてそれを実現するには、相手より高い「すばやさ」を持たなければならない。
その為、「すばやさ」に努力値を振ることとなり、数値上の耐久力は落ちる。


しかしいたずらごころの場合

  • 変化技そのものに優先度が付加されるので、努力値を耐久に気がねなく回せる。

  • 耐久型や変化技主体のポケモンは「ちょうはつ」に弱いが、いたずらごころを持つポケモンも「ちょうはつ」を習得できるものが多い為、妨害されにくい。
  • 自分より速い先制技持ちには抜かれるが、先制技は基本的に低威力で、耐久に振ればそこまで脅威ではない。
    そもそも大抵の先制技持ちは鈍足の傾向があるため、Sを振っていない状態でも先手を取ることがある。

などの利点がある。

この特性ありきで強さを保っているポケモンもいるほどで、いかに強力な特性かおわかりだろうか。

◆短所


上記のように強力な効果だが、考え無しに扱えるほど簡単なものではない。

  • いたずらごころを活かす為には、必然的に補助技中心となる。
    上に「相手のちょうはつより先にちょうはつできる」と書いたが、それはあくまで読めればの話。
    特に初見で型の読めない相手には、「攻撃される」か「ちょうはつされる」かの二択である為、場合によっちゃ読み外して死ねる。
  • こだわり系のトリックを受ければ機能停止。
  • 技によっては「マジックミラー」・「マジックガード」等で詰む。
  • 「なかまづくり」・「スキルスワップ」等で特性を変えられる。
  • トレース持ちに鉢合わせすると、この厄介な特性を相手に渡してしまう。
  • そもそもバランス調整の為かこの特性を持つポケモンは種族値が低い者が多い。
  • 一部の条件下で完全無力化(後述)

等。

しかし型の豊富さが売りな事もあり、使いこなせば非常に強力な戦力となることは間違いない。


これに対して第七世代からは大きな調整が加えられ、一定条件下で変化技が防がれるようになった。

まず、場にサイコフィールドが展開されている場合、優先度が上がった技は相手に効果がない。
攻撃技も変化技も優先度が上がってさえ入れば無効化される。

更に悪タイプを相手にした場合、この特性によって放った変化技は無効となる。
ねこのて、まねっこ、ゆびをふるによって出される攻撃技も対象である。

運ゲーとはいえワンサイドゲームを展開しやすい上に防ぎにくかったため、大きく調整されたのだった。

ただし、いずれも 特性いたずらごころのポケモンが相手を対象とする技を優先度+1で放った場合に限定される。
例えば先制で壁を貼る、積んで火力や耐久を上げる、まもるやみがわりでターンを稼ぐなどの戦術は従来通り有効である。
クロバットのような素早さの高いポケモンによる変化技も優先度は0であるため防げない。
サイコフィールドや悪タイプでいばみがを完全に封殺できるわけではないため注意されたい。

この仕様変更と「でんじは」「いばる」「アンコール」「みちづれ」などの悪戯心持ちポケモンの要になる補助技が軒並み弱体化(特にいばるは目も当てられないことになっている)。
加えて環境上位にサイコフィールドを自動発生させられる特性を持つカプ・テテフが躍り出たことから、この特性を持つポケモンは使用率を大きく減らした。
現在の悪戯心持ちの立ち位置は相手を妨害するやり方から自軍の強化・サポートをする戦法に移り変わっている。

◆いたずらごころ持ち一覧


ご存知いたずらごころの代名詞。
脅威のやどみがや追い風、アンコール、置き土産、壁張り等、豊富すぎる補助技を駆使して立ち回る可愛さ余ってなんとやらなもふもふ。

悪戯好きの風神雷神。
アタッカーとしても強力で、最速の少ないエルフーンに先手でちょうはつを撃てる貴重な存在。
他にも電磁波や追い風もある。
他のいたずらごころ組と違って素のスペックも高水準であり、全ルール通して活躍しているポケモン。
耐久ボルトロスの電磁波威張る運ゲーはうざったいの一言。
ダブルでラムメタグロスと組んでいばラムしてくることも。クレセグロスと趣旨は似ているがこちらはほぼ確定で撃てるためタチが悪い。
あまりのウザさに別名すけべだましい。

メタルバースト、しっぺがえしくらいにしか活かせなかった「あとだし」と決別し、夢特性として習得。
先制鬼火が撃てるのはコイツだけ。外れた時は泣くしかない。
ORASで耐久が大きく上がるメガシンカを習得したが、特性まで変わってしまうのでタイミングが重要になる。

同じく夢特性として習得。
バルビートは特攻3段階うpする「ほたるび」を覚え、さらにバトンも可能。
イルミーゼはせいちょうやあまえる、うそなきといったダブル向けの技を多く覚える。
アンコールや電磁波も優秀だが、素の能力が低すぎるのが痛い。

  • ヤミカラス
いばる→みがわり→イカサマのコンボが強力かつ、うっとうしい。
優秀な再生回復技の「はねやすめ」も完備。
しんかのきせきで耐久もなかなか。下手したら進化後のドンカラスより強い。
滅びの歌でフィニッシュブローも可能。プリンソーナンスなどと共に滅びパーティのパーツに組み込まれていることも。

解禁待ち→されました→鬼畜どころかキチガイコンボが……
ねこのての仕様の隙をついて確定で先制キノコのほうしを放つ、さらに先制威張るで縛ってメタモンで能力変化ごとコピーという脅威の戦法、所謂『レパルガッサメタモン』が有名。
おそらくSMでの悪戯心弱体化の原因の一つ。

  • リオル
こちらもARサーチャーで解禁。先制まねっこで、優先度の低いほえるを先制で打てたりする…が、けっこう手間がかかる。
進化してルカリオになると特性が変わるのでこのポケモンだけの特権である。

X・Yで登場した悪戯心ネコ2号。にゃんぱすー。
補助技の数は少なめだが、リフレクター・光の壁の両壁を貼ることが可能。その他電磁波・あくびなど。
♀なんていなかった。
アニメではゴジカが使用し、視聴者を驚愕させた。

X・Yで登場の鍵束。
エルフーン・トルネロス・ボルトロスが不在だった発売当初にいばみがイカサマで大流行した。
はがね・フェアリーという珍しいタイプを持ち耐性が優秀だが、種族値は低め。
こちらも電磁波やリフレクター・光の壁など使い勝手の良い補助技はひと通り覚える。

「補助技だけは優秀」と言われ続けてきたジュペッタがメガシンカによりついにいたずらごころを会得。
鬼火や金縛りなどのトリッキーな技に加え、先制みちづれという凶悪な一発芸を持つ。
ただ、「メガシンカしたターンの行動順はメガシンカ前の素早さ・特性に従う(メガシンカ前に行動順が確定する)」という仕様のためメガシンカしたターンはいたずらごころの恩恵を得られない。
まもるを入れるか?生き残りに賭けるか?それが問題だ。
サン・ムーンでは処理が変更され、メガシンカ後の素早さ・特性に基づき行動順が決まるため使いやすくなった……
と思いきや、戦略の要であるみちづれが「連続で使用すると失敗しやすくなる」という弱体化を受けることに。


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