クトゥグア(這いよれ!ニャル子さん)

登録日:2009/10/21 Wed 00:54:31
更新日:2023/07/02 Sun 00:19:59
所要時間:約 4 分で読めます




這いよれ!ニャル子さん』の登場人物。



八坂真尋を狙う犯罪組織に雇われていた用心棒。
作中ではクー子と称されることが多い。ニャル子同様、クー子もまた個体名ではなく種族名で、本名は別にある。
ただ、地球人に発音出来るようなものではないため、便宜上クトゥグア、またはクー子と名乗っている。
地球でいえば蟹座生まれ

炎を身に纏った神々しい少女で、ニャルラトホテプとは宇宙幼稚園の頃からの幼なじみ。
ちなみに猫舌(ただしアニメではルーヒーのタコ焼きを直食いしていた)。
赤い髪を常に二つ結びにしており、背はニャル子より少し高い。代謝が激しいため従姉(後述)とは真逆の貧相な胸をしている。
アニメでは珠緒からAカップと言われていたがそれ以外に何があるのかと言いたい。

昔からニャル子のことが好き(もちろん「エッチしたい」の意)で、彼女の気を引くため、ことあるごとに喧嘩を吹っ掛けていた。
宇宙小学校卒業後は別々の中学校に進学してしまい、連絡を取ることも出来ずにいたが、
ニャル子が地球を訪れた事を知り、真尋を狙う犯罪組織の幹部を脅迫し無理矢理用心棒になり、彼女にもう一度会うため地球入りした。
しかしその後、戦いの中でニャル子に告白するも全く相手にされず、さらには嫉妬にかまけて真尋をブチのめそうとしたことで彼女の逆鱗に触れてしまい、
『フルフォースフォーム』によって半殺しにされてしまう。

犯罪組織壊滅後は、叔父のツテで惑星保護機構に就職し再登場。ニャル子との共同任務の為、八坂家に居候し始めた。
居候中もクー子の求愛は続いており、ニャル子からどれだけ冷たく対応されようとも、その気持ちは変わらない。
ちなみに、用心棒として雇われるまではニートで、大学出た後バイトすらせずオンラインゲームばっかりやってるヒキヲタだった。
惑星保護機構*1への採用も、完全に親族のコネによるもので試験も面接も受けていない
(そのことを知ったニャル子は「真面目に受験勉強した私がバカみたいじゃないですか」と激怒していた)


作中ではニャル子に2回も敗れたとはいえ、「瀕死状態から回復すると戦闘力が大幅に上昇する」という某戦闘民族のような特性も合間って、戦闘能力はかなり高い。
ルーヒー・ジストーンとは逆に感情によって体温が上昇するため、本気を出せばプールを即興で温泉に変えられる
空想科学読本によれば小型核実験レベルの熱量らしい)
クー子もまた『宇宙CQC』の使い手だが、その実体は、精神感応型無線誘導式機動砲台『クトゥグアの配下』、と呼ばれる端末によるオールレンジ攻撃
もはや近接でもなければ格闘術でも何でもないが気にしてはいけない。ちなみにこのファンネル、破損した器物などを自動で修復してくれる便利配下。
クー子もニャル子と同等かそれ以上の近接スキルも持つ。彼女が持つ「名状しがたいバールのようなもの」は先っぽが赤熱し炎属性を備える。
ニャル子とは違い数本しか常備出来ない。
戦闘時にはフィギュアスケート選手のような模様が浮き出て素っ裸(?)になる。カラーはニャルアニ版では黒、原作準拠では
普段から摂氏8300度のみなみのうお座α星フォーマルハウトで当たり前のように暮らしており、やろうと思えばそのプロミネンスを地上に発生させることも可能。
格闘技能も高く、12巻では電話帳サイズの本を素手で引き千切っている他、アニメでは真尋とハス太をそれぞれ掌の上に載せて頭より高く持ち上げている。
(ちなみにフォーマルハウトの表面重力は地球の4.21倍。そりゃ強いわけだ)

ニート生活が長かったためか、精神年齢が非常に低い。台詞もほとんど片言に近い。
真尋曰く幼稚園児並みだそうだが、当然実年齢はニャル子と同じ二十代中~後半。人間感覚で数歳上のクー音(後述)が30歳未満なのでその下は確実である。

ニャル子、真尋とも脳みそが固形燃料で出来ていると表現するほど、自分の欲望に忠実。
どのくらい酷いかと言うと
  • 初登場シーンでニャル子をレ○プしようとする
  • ニャル子のスカートの中に顔面を突っ込む
  • 部屋中に悍ましい程の量のニャル子グッズをため込む
  • 毎晩ニャル子を模した抱き枕に頬ずりしてチューしつつ寝る
  • ニャル子の体に入れ替わった真尋に襲い掛かる
  • ニャル子がミニスカートで足を振り上げた瞬間に回り込んでパンツ覗く
  • ニャル子の下着を盗んだ回数が9万回を超える
  • 前述の下着をニャル子そっくりのラ○ドールに履かせて抱き付く
  • 事あるごとにニャル子でみだらな妄想をして鼻血を1リットルくらい垂らす
  • ニャル子でオ○ニーしまくっていることを真尋に堂々と語る
  • その熱で発電する
  • これらがバレてタコ殴りにされてもむしろ喜ぶ
くらい。
はっきり言ってニャル子やハス太のスケベ・変態言動がまだマシに見えてくるレベルであり、アニメ版では大幅にカットの憂き目に遭っている。
最もニャル子がボロクソに言うこと自体が盛大なテンドンネタ(ブーメラン)でもあるのだが。


余談だが、クー子の祖父はニャル子が突っ込みを入れるほどの自由人。彼女はその影響を多大に受けているためか、非常に奇行が目立つ。

クゥトグァの同族として、小児性愛で百合でシスコンで巨乳クー音という従姉がいる。
弱みを握られているからなのか肉親には強く出れないのか何なのかは不明だが、普段はフォークでも出ない限り大人しくならない
彼女がクー音の前では嘘のようにしおらしくなり、自身を上回る変態セクハラ行為を嫌がりつつも抵抗は出来ない。
地球に来て色々騒がせた理由が、クー子でも怒るくらいにロクでもなかった時には流石に激怒して懲らしめた。

この頃は真尋に対しても想いを抱くようになっており、さすがにニャル子に向けるものほどではないが、好意を示すようになった。
真尋と偽装婚約の際も、「少年(真尋)をニャル子と一緒にハーレムに入れる」など爆弾発言を多数しており、
頬にではあるが、口づけしたり(クトゥグア星人にとっては生涯を誓う慣習のひとつらしい)大胆な行動も見せるようになった。

「もしかして私……この先どんどん影が薄くなってしまうんでしょうか……名前すらろくに覚えてもらえなくなって……
 やがては『ニャル何とかさん』とか屈辱ネームで……」
ちなみにこの巻のクー子は実にエロい。

その後も真尋からは真尋いわく「妹のように」可愛がられている。…クー子の方が年上(それも地球人に換算しても軽く一回りは)なのだが…。
そんなこんなでニャル子との泥沼三角関係形成かと思いきや、相変わらずニャル子には執拗にセクハラを迫っては拳で返され
肝心の真尋に対しても「少年はニャル子に手を出してはいけない」というスタンスをとり続けている。
そんなこんなで相変わらず二人にツッコミを入れられまくりながら、真尋はニャル子を…もとい、ニャル子の真尋攻略は順調に進んでおり…
衝撃の最終巻が出たのは奇しくも阿澄佳奈女史結婚の報告の後だったという。

ちなみに作者はアスミスの結婚報告の際に「今から12巻(=最終巻)にネタを入れられるだろうか」と呟いており、
もうちょっとアスミスの結婚が早いか、或いは最終巻の発売が遅ければクー子が「でゅるわぁあああああ(ry」と叫んでいたと思われる。実にもったいない
あと、アスミスの結婚報告のお祝いに狐印氏が描いたイラストは魂が抜けてるクー子だった。






以下、クトゥグアの名(迷)言

「……駄目!ニャル子はここにいるの!わたしとずっといっしょにいるの!この何もないところで二人、永遠にキャッキャウフフするの!」

「わたし、もう犯罪組織と関係ない。わたし、いい子になったよ。だからニャル子、わたしとちゅっちゅしよ?」

「……おじいちゃんが言っていた。『人が入浴している時に入ってもいい。自由とはそういうものだ』って」

「……バナナ……お風呂で……バナナ……」

「……殴っていいのは……殴られる覚悟のあるやつだけ……」

「……えっちしたい」 





「ニャル子、いっしょに追記・修正しよ」
「知りませんよ、あんただけで勝手にやってなさいこの脳味噌固形燃料」
「嗚呼…そんなつれない態度も、好き。ぽ」
「地球から出て行けー!!」

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最終更新:2023年07月02日 00:19

*1 組織としては極めて杜撰だが地球でいう所の国連レベルの扱いであり、有名私立を首席一発合格したニャル子でも決してラクして入れるところではない。組織としては昭和特撮に出てくる防衛組織よりザルだが