勇者シリーズ

登録日:2011/03/03 Thu 22:25:32
更新日:2024/04/05 Fri 15:26:33
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勇者シリーズとは、1990年代に名古屋テレビ(メ~テレ)制作・テレビ朝日系列で放送されたロボットアニメシリーズである。

アニメーション制作はサンライズ。

●目次


概要

「車や電車などの乗り物がロボットに変形して悪の軍団を倒す」という従来のトランスフォーマーマシンロボなどのロボットアニメに通じるフォーマットを持つ。

勇者シリーズにはこれに加え、ロボット(もしくはロボットに近い存在になる人物)と少年達との心の交流を描いており、これが勇者シリーズが支持される理由の1つにもなっている。

ダグオンとガオガイガーは作風が他の作品と少々異なり、ファンの間でも評価が分かれているが、彼らもれっきとした勇者であることは間違いない。

これまでに以下の8作品が制作された。

また、ゲーム作品オリジナルかつサンライズ公認の『勇者聖戦バーンガーン』がある。

勇者シリーズの伝統

全作品に当てはまるわけではないが、勇者シリーズによくある展開として、以下の要素が挙げられる。

◆主人公ロボの強化合体(いわゆるグレート合体)*1

◆強化合体の際は、一号ロボの足の裏に強化パーツが付く(いわゆる「ゲタ」)*2

◆グレート合体形態の初登場時に発揮される異様な防御力*3
敵「グレート○○だとぉ、小癪な!!」
→グレートロボに敵の一斉攻撃が命中
→敵「フハハ、たわいもなっ、何ぃ!!」
→そこには無傷でやたらワックスの効いたグレートロボが!!

『ガオガイガー』のみ諸事情によりグレート合体が見送られたが、企画当初はギャレオンがガイガーに変形した時点でロボットが完成していることを考えると ガオガイガーこそが既にグレート合体であるという見解もある。

◆ロボットが凄まじくキレのいいアクションを披露するクォリティの高いOP

◆最終決戦でマスクが割れる

◆主役以外の勇者ロボも強化合体

◆一度は喰らう合体阻止

◆年に数回、全ロボ集合で合体攻撃

◆ロボの胸に動物の顔

◆各作品に必ず1体または1人、ドリルを武器にしているキャラクターがいる。

◆必殺技は伝統の勇者パース(サンライズ立ち)*4

◆独特なタッチの佐々門作画

◆異様に高い主人公の少年の赤い服率

◆スポンサーのタカラが過去に手がけたトランスフォーマーの仕様変更品(リデコ製品)が作中に登場*5
例:ダイノボット→ガイスター四将
 デスザラス→レッドガイスト
 ダイアトラス→轟龍
といったものが存在する。ベタといえばベタかもしれないが、お約束だからこそ熱い要素でもあり、多くのファンから受け入れられている。

各作品の魅力

勇者シリーズ各作品それぞれの魅力を簡単に触れておく。

勇者エクスカイザー

◆初代の時点で既にツボを押さえた完成度の高さ
◆CV.速水奨による異常に艶のある声のエクスカイザー
◆ロボットや人間の関係なしにキャラの立つ脇役陣
◆愛すべき馬鹿・宇宙海賊ガイスターとそのボスである悪のカリスマ・ダイノガイスト

太陽の勇者ファイバード

◆シリーズで唯一前作と同じ世界観(半ば死に設定に近いが)
◆CV.松本保典による火鳥兄ちゃんの天然&兄貴っぷり
◆機体の発進や合体のシークエンス
◆敵ロボと思えないドライアス様のカッコよさ
◆前作から一層力を入れたキャラの描写
◆シリーズ初のサブ勇者強化合体

伝説の勇者ダ・ガーン

◆お堅いようで融通がきき、献身の心に溢れるダ・ガーン
◆上記2作品の主人公より戦闘に大きく関わる主人公・星史の活躍と成長
◆地球と人間と勇者達の関係をテーマに据える
◆シリーズ初の殉職チームとその復活劇
◆変形オンリー勇者のお初

勇者特急マイトガイン

旋風寺舞人のヒーローっぷりとサリーちゃんの可愛さ
◆より勧善懲悪を強調した作風
◆良い意味で突き抜けた悪役たち
◆以上の要素を逆手にとったラストのどんでん返し
◆必殺武器になる勇者のお初

勇者警察ジェイデッカー

デッカードをはじめとした『心』を持ったロボット達の人間くささとキャラの濃さ
◆ストーリー自体も『心』をテーマに
◆合体成功までの道のりさえも一つのドラマに
◆主人公の勇太君の可愛さ
二号ロボを含めたサポートロボ全員にキャラが立っており、ひとまとめに扱われない
◆レギュラーの敵が登場しない
◆シリーズ初の忍者ロボが登場

黄金勇者ゴルドラン

◆『冒険』をテーマとした広大な世界観
◆ドタバタ系コメディな作風
本物より22%強い偽物
掟破りの新勇者
◆勧善懲悪の否定やできちゃった合体を始めとした、勇者シリーズのお約束に挑んだ演出

勇者指令ダグオン

◆高校生たちが等身大ヒーローに変身、さらに巨大ロボットに融合して戦う「いいとこどり」な設定
◆洗練されたロボデザインや登場人物のイケメンっぷり
◆往年の特撮作品へのオマージュ
◆個性溢れる高校生ヒーローの青春ドラマ

勇者王ガオガイガー

◆リアルロボットのような世界観やGGGメカニックの設定の細かさ
◆勇者達の不屈の精神
◆必殺技がまさかのコアえぐり出しハンマー
◆深夜アニメ『ベターマン』との繋がり

勇者聖戦バーンガーン

◆勇者シリーズの基本である子どもと勇者の心の交流を経た互いの成長をしっかり踏まえた作風
◆シリーズのオールスター作品でありながら決して先輩勇者頼みでないストーリー
◆普段は少年の肩に乗れる小さいサイズだが戦闘時には巨大化する聖勇者バーン
◆『ブレイブサーガ2』主人公でありながら、群れることと『勇者』と呼ばれるのを嫌う一匹狼のシズマとその相棒ヴァリオン

等々、ザッと挙げただけでこれだけある。
もちろん、ここに挙げたもの以外にも数々の魅力を持った作品達であるので、自分なりのお気に入りポイントを探し出すのもいいかもしれない。


勇者シリーズとゲーム

人気の高いロボットアニメということでスーパーロボット大戦シリーズへの参戦が長年待ち望まれていたが、版権の都合で中々実現しなかった。2021年時点では『エクスカイザー』・『マイトガイン』・『ジェイデッカー』・『ガオガイガー』が参戦している。
スパロボの寺田プロデューサーとしては、特に人気のある『マイトガイン』などは版権の問題が解決したら即出演させておきたかったという。

スパロボの協賛企業であるバンダイと、勇者シリーズをスポンサードするタカラは言うまでもなくライバル会社であり、
ライバルの宣伝をしたくないという事情もあるようだ。
2003年に『第2次スーパーロボット大戦α』でガオガイガーが勇者シリーズの作品として初参戦したが、他のシリーズ作品は参戦することはなく、長い間ガオガイガーのみの状態が続いていた。

その後、バンダイの玩具「スーパーロボット超合金」シリーズでマイトガインがリリースされたり、
トミー提供で、後にタカラと合併してタカラトミーとなったことから現在は姉妹シリーズとも言える「エルドランシリーズ」が参戦したりと、徐々に勇者シリーズ参戦への布石が打たれていたが、
2017年発売の『スーパーロボット大戦V』にて、ついに『勇者特急マイトガイン』の参戦が公表された。やったぜ!

ただ、基本的に勇者シリーズは対人戦であっても簡単には人を殺さない作品が多く、戦争が題材になる作品の登場も多いスパロボシリーズへの参戦に否定的なファンも少なくない。
最初に参戦したガオガイガーに関しては、世界観やバイオネットとの戦いなどがあるためにギリギリ許容範囲という声もある。

なお、勇者シリーズと共に1990年代のロボット作品を支えたエルドランシリーズもスパロボに出演しているが、
こちらも人間を殺させない作風であり、スパロボ参戦時も作中の登場人物に戦争への参加を思いとどまらせたり、
戦争が題材にならない世界観の下で参戦させたりすることで対処している。

しかし、勇者シリーズ版スーパーロボット大戦である『ブレイブサーガ』シリーズと『新世紀勇者大戦』、さらにサンライズのSFアニメ全般が対象である『サンライズ英雄潭』『ハロボッツ』といったゲーム作品が発売され、
ゲームオリジナル勇者であるバーンガーンや『量子跳躍レイゼルバー』を核に、
エクスカイザーからの歴代勇者やガンダムシリーズ・エルドランシリーズなどのサンライズロボット達、
果ては『サムライトルーパー』や『COWBOY BEBOP』などのロボットアニメ以外の作品が競演を果たしている。

また、ファイバードはファミリーコンピュータとゲームボーイ、ガオガイガーはプレイステーションでゲーム版が発売されている。

ちなみに、勇者シリーズの作品権利はタカラからバンダイナムコホールディングスに譲渡されている。これは、タカラトミーはトランスフォーマーの権利を引き継ぐことを表明したことや、アニメ制作会社のサンライズが勇者シリーズ放映中にバンダイグループ傘下に入っており、タカラトミーが引き継ぐといろいろとめんどくさいことになりそうだったのが理由。


パロディ

勇者シリーズのようなロボットアニメは近年ではあまり制作されていないため、たまにパロディ(90年代のロボットアニメの雰囲気が出せるから?)にされることもある。
近年では『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』の最終決戦(本作自体エクスカイザーのオマージュが多い)や『勇者超人グランブレイバーポプテピピックなどが記憶に新しい。


勇者シリーズのその後

フォトグライザー

一般的に、勇者シリーズは『勇者王ガオガイガー』をもってシリーズは終了予定だったとされるが、その一方で後年に出た各種書籍において、『フォトグライザー』と呼ばれる『ガオガイガー』の後番組の企画の存在が明らかにされている。
コンセプトとしては、デジタルカメラや双眼鏡などといった身近なアイテムが、デフォルメロボへと変形。さらにこれが動物やビークルモチーフのメカと合体することでリアルな等身のヒーローロボットとなるというものである。
このデフォルメロボは1/1サイズとして主人公と行動を共にするなどと設定されていたようで、勇者シリーズの基本コンセプトである「純然たる子供向けアニメを作る」という路線に立ち返ったものとなっている。しかしこの企画は勇者シリーズ自体の終了によりお蔵入りになる。
公開されている姿は『黄金勇者ゴルドラン』のスカイドランにそっくりである。

2010年代以降

本シリーズは2010年で20周年を迎え、これを機にサンライズに何か新たなアクションを期待したファンも多かったが…

2011年8月より、バンダイのスーパーロボット超合金にてガオガイガーが発売。
その後、超竜神、ビッグボルフォッグ、ボルフォッグと着実にガオガイガーシリーズのロボは立体化されている。

2012年8月に、ついに同じくスーパーロボット超合金にてマイトガインが発売、12月には魂ウェブ限定で受注生産されたブラックマイトガインが発送された。
その後もネット限定品がラインナップに加わっている。

その後の9月、カバヤから「勇者伝説ブレイブガム」として食玩が復活。
ラインナップは、キングエクスカイザー、ジェイデッカー、ガオガイガーの3体。

300円という値段ながらも、エクスカイザー、デッカード、ガイガーは変形可能。さらに合体ギミックも再現とカバヤの本気が見れる。

ライナーガオーはちょっと残念だが

また、キングエクスカイザーとジェイデッカーの各部には、明らかにグレート合体用の物と思われる未使用のジョイント穴があるが……今後の商品展開に期待である。

キャラの多い「トランスフォーマーガム」よりも展開が遅くなりがちだが、2013年11月になり第2弾が遂に登場した。

2013年11月には「超合金魂」ガオガイガーが発表された。
タカラトミーのマスターピース・エクスカイザーのように、ハイクオリティなフィギュアになると思われる。
ちなみに近年で変形・合体ができるフィギュアとしては、シーエムズコーポレーションの「BRAVE合金」がある。

2016年以降には、『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』の企画がスタート。Web小説として連載が始まり、その後漫画版の連載もスタート。
2021年には『スーパーロボット大戦30』へ参戦し、初の映像化となった。

2023年にはシリーズ30周年を記念した『勇者宇宙ソーグレーダー』がWebコミックとして連載スタート。作画担当者は『JINKI』シリーズで知られる綱島志朗氏。

立体物

放映当時の玩具はスポンサーのタカラより発売された。いずれも変形や合体などのギミックがしっかりと再現されている。また、ジェイデッカー系列のロボやボルフォッグのようなパトライトのついたロボはサイレンの音が鳴るようになっている。

一方、シリーズの伝統としてデザイン自体に無理があるものが散見され、アニメの作画とかけ離れた姿になっているものが多い*6。当時の玩具のクオリティ・造形技術や、対象年齢による安全基準、変形合体をして遊ぶのがメインの商品という都合もあり、仕方のない面はあるだろう。

主役だけでなく脇を固めるサブロボもしっかりと商品化されており、後年立体化される商品はプロポーションと可動を重視して変形や合体がオミットされるものも多いため、それを楽しみたい場合には貴重な存在と言えるだろう。ガッシリした力強い姿も味わい深く、90年代当時の雰囲気をよく感じられる。

もう1つの代表的なスポンサーであるカバヤからも食玩が発売されていた。成形色は少なくサイズは小さいながら、こちらもしっかり変形と合体が再現されている。ガオガイガーのプライヤーズやGGGベイタワー基地の各エリアなど、DX玩具が発売されなかったメカがこちらで立体化されることもあり、低価格ながらも侮れない。

放送終了後のコンテンツとしては年月を経てもなお根強い人気があるため、タカラ以外のメーカーで立体化されることもある。代表的なのはコトブキヤのプラモデル、BANDAIのスーパーロボット超合金やスーパーミニプラ、千価練のアクションフィギュアなど。

コトブキヤの非変形プラモ以外は一定期間販売されるが、他は殆どが受注生産による予約販売となっており、機会を逃すと入手困難なものが大半を占める。
稀に再販される場合もあるため、一度入手し損ねても数年後に再びチャンスが巡ってくる望みはある。

エクスカイザー

タカラから当時品の他、マスターピースでキングエクスカイザーとドラゴンカイザーが商品化。
BANDAIのSMP ALTERNATIVE DESTINYにてキングエクスカイザーとドラゴンジェット*7が商品化。合体してグレートエクスカイザーにすることができる。

コトブキヤにてグレートエクスカイザーとダイノガイストが商品化
いずれも可動性重視であり、変形機能は実際されていない。
超合金魂よりグレートエクスカイザーが企画中。

ファイバード

スーパーミニプラにて変形合体機構を完全再現したファイバードとグランバードが商品化。

ダ・ガーン

THE合体シリーズにてダ・ガーンXとガ・オーンが立体化、変形合体機構を完全再現。
コトブキヤにて変形合体機構をオミットして可動性を重視したモデルが商品化。

マイトガイン

スーパーミニプラにてマイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナーが商品化、合体してグレートマイトガインパーフェクトモードにすることができる。プロポーション崩れはパーツ差し替えなどで解決。

THE合体シリーズにて同じくマイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナーが商品化、変形機構の独自解釈とパーツ組み換え変形によりグレートマイトガインパーフェクトモードのプロポーションを完全再現。

ジェイデッカー

コトブキヤにてデッカード、ジェイデッカー、デューク、スーパービルドタイガーが可動性重視で商品化。変形機構はないがパーツ差し替えでビルドタイガー、ファイヤージェイデッカーにすることができる。
超合金にてジェイデッカーが可動性重視モデルとして立体化。
変形可能モデルとしてはミニプラが商品化。プロポーション崩れはパーツ差し替えで対応。

ゴルドラン

コトブキヤにてドラン、スカイゴルドランが可動性重視の商品化。パーツ差し替えでゴルドラン、グレートゴルドラン、顔だけゴルソドランにすることもできる。

ダグオン

スーパーミニプラにてファイヤーエン、ファイヤーダグオン、パワーダグオン、ライアン&ガンキッドが立体化、合体してスーパーファイヤーダグオンにすることができる。

千値練よりファイヤーダグオン、パワーダグオンが立体化、合体してスーパーファイヤーダグオンにすることができる。非変形モデルのライオソードと無限砲も付属。

ガオガイガー

スーパーミニプラにてガオガイガー、ゴルディマーグ、超竜神、激龍神、ボルフォッグ、マイクサウンダース13世、キングジェイダー、ガオファイガー、天竜神、ジェネシックガオガイガー、ガオガイゴー、ファイナルガオガイガー、ゴルディオンアーマーが立体化。合体機構を再現しているが、一部はパーツ差し替え式となる。また、天竜神については変形合体が完全にオミットされ、変形と合体の前後がすべて別モデルとなっている。

スーパーミニプラで1号ロボ、2号ロボ、およびその武器となるロボ以外が立体化されたのは今のところガオガイガーのみであり、その知名度と人気の高さがうかがえる。

ジェイデッカーとゴルドランはグレート合体までの過程でどこか変形合体の構造に無理があるため立体化の難易度が高く、変形可能モデルの立体物が販売されるまでにかなりの年月を費やしている。
エクスカイザーは変形機構こそシンプルだが、劇中通りに立体化すると合体形態の肩とコアロボの腕が確実に中部で干渉するため、こちらも商品化が難航しているようだ。





追記・修正は、勇者がいる限り終わらない。

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  • ライディーンは無関係

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最終更新:2024年04月05日 15:26

*1 番組後半からいわゆる2号ロボと呼ばれるもう1体の主役級ロボが登場し、主人公ロボと合体するというもの。「グレート〇〇」という名前になることが多いことからグレート合体とも呼ばれる。

*2 玩具的な都合としては身長を高くして見栄えをよくするとともに、強化パーツの装着でトップヘビーになったロボでも安定して立たせられるようにするためというのがある。

*3 合体の前後で装甲の材質は変わっていないはずなのにどういう訳か異常なまでに頑丈になっている。

*4 画面右奥に立っているロボが左上に向かって斜めに剣を構え、その切っ先が異様に大きく強調されて描かれているという構図。ガンダムSEEDシリーズなど、サンライズ製作の他のロボットアニメでも見られる。

*5 使い回しといえばそれまでだが、玩具の金型は非常に高価であるため費用と抑えてラインナップを増やせるという意味では有効な手法である。

*6 両足が正面を向いておりいわゆるハの字立ちができない。または別のロボの腕になるために拳を収納する都合上両足が一体になっているなど。

*7 あくまでグレート合体用パーツにもなるドラゴンジェットなので、ドラゴンカイザーにはできない