地球平和連合TPC(ネオフロンティア時代)

登録日:2011/08/25(木) 18:59:32
更新日:2024/01/14 Sun 15:33:03
所要時間:約 7 分で読めます





『地球平和連合TPC』とは、円谷プロ製作の特撮TV番組『ウルトラマンティガ』及び『ウルトラマンダイナ』に登場した架空の国際機関である。

本項では主にによる滅びを乗り越えた後の西暦2013年からスフィアとの戦いを終えて新たな時代を迎える2020年にかけて記述する。
それ以前に関しては「地球平和連合TPC(創設期)」参照。



概要

闇との戦いを終え、新たな段階を迎えた人類は、と希望とロマンを求めて宇宙開発に乗り出した。
ネオフロンティア時代』の到来である。

TPCの理念はこれまで通りに地球の平和維持と人類社会の発展だが、新たに宇宙進出の中心を担うこととなり、
その成果として火星はいよいよ植民を開始、更に木星第3衛星のガニメデにはネオフロンティア計画の最前線となるガニメデ基地が建設された。


また、宇宙開発や続発する怪獣災害や異星からの侵略への対応にあたって組織改編が図られ、GUTSの強化や武器開発の促進など、TPCは大幅に拡大した。

しかしそれは、一度は武力を放棄したTPCが大きく軍備増強に傾くことを意味していた。

特に警務局は地球防衛の為とはいえプロメテウス人造ウルトラマンなど後ろめたい物事が多くなったりと、
TPCはかつての地球防衛軍と同じ道を歩みつつある。
ゴンドウ参謀によるクーデター未遂はその極致であろう。

また、元々科学者主導で設立された組織なだけに科学者の権限が強く、クローン怪獣を用いた反乱を画策したオオトモ博士や、オオトモ博士を殺された逆恨みで地球全体にバイオテロを仕掛けたヤマザキのような暴走する科学者に対する管理が行き届いていないなどの問題も抱えていた。


しかし、ネオフロンティアとは人類が前に進むことを意図したもの。
決して諦めない心、人はそれを「ネオフロンティアスピリッツ」と呼び、どんな困難にも立ち向かっていった。

超古代文明を滅ぼした「闇」を乗り越えた人類ならば、未知なる宇宙の脅威をもいつか心の闇をも乗り越えてくれるだろう。




TPCの歴史(西暦2013年〜2020年)


【2013年】
ネオフロンティア計画が本格的に始動。その第一段階として火星移住計画がスタート。
第一陣として火星移住計画チーム「トライアルNF」が火星への入植を開始する。

サワイ総監が病気療養の為、TPC総監がフカミ・コウキに交代。

来るべきネオフロンティア時代に備えて軍備増強が決定。次世代GUTSの構想が練られる。


【2014年】
キサラギ・ルイ博士によってネオマキシマ・オーバードライブ理論が発表される。

新総合本部基地が完成、同時にTPCも再編成されて拡大した組織を束ねる為に参謀長のポストが設けられる。
GUTSも再編成に伴ってスーパーGUTSに。旧GUTSのメンバーはそれぞれの道へ。
『ネオフロンティア計画』が公式に発表され、アピールにロゴマークを一新。


【2015年】
火星大気改造プロジェクトが開始。同時期にネオマキシマ航法の実験が成功、普及が進む。
火星移住計画チームから宇宙第一世代の子ども達「スターチャイルド」が産まれる。その記念すべき最初の子は“ヒカリ”と名付けられた。


【2016年】
TPC科学局のホリイ博士発案の太陽系各惑星間を結ぶネットワーク「コスモネット」の開発が科学局と民間企業PWIと共同で始まる。

建造中の冥王星宇宙ステーションが巨大宇宙昆虫に襲撃され全滅。
これを教訓に各宇宙ステーションにクリムゾンドラゴン小隊が配属される。
同時に巨大隕石迎撃用ミサイル・ファイナルメガランチャーが装備された。

火星マリネリス基地が完成。火星大気改造計画が始動する。


【2017年】
謎の宇宙生命体によってネオフロンティア計画の妨害が始まる。
フカミ総監が視察中の火星基地も襲撃を受けるが、スーパーGUTSと新たなる光の巨人によって退けられる。
宇宙生命体は“スフィア”と、光の巨人は“ウルトラマンダイナ”と命名された。

メラニー遊星にて小型生物・通称“ハネジロー”が保護される。


【2018年】
海底基地トライトンJⅡが深海竜によって壊滅。

宇宙生命体の陰謀で南極海底基地アイスキャッスルが全滅。
クラーコフもジャックされ、木星へ移送中だった人工太陽試験機「NSPカンパネラ」が南極へ直進するが、
スーパーGUTSとダイナの活躍で事件解決。人工太陽の実験が再開される。

警務局特殊部隊ブラックバスター発足。

宇宙戦闘艦プロメテウス完成。しかしモネラ星人によってジャックされる事件が起こる。
ダイナと復活したウルトラマンティガによって事件は解決する。

ゼロドライブ計画が再開。アスカ隊員によって計画は飛躍的に進む。


【2019年】
ゴンドウ・キハチ参謀によって火星警務局秘密研究所でF計画が密かに再開、Ωファイルに封印されたF計画のデータや生科学研究所に保管されたアークが奪取される。

冥王星から帰還中のロムルスⅢ世号がスフィアに襲撃され、兵庫・大阪がスフィア合成獣ジオモスの脅威に晒されるが
スーパーGUTSと一時的に前線復帰した旧GUTS、そしてウルトラマンダイナによって阻止される。

ネオフロンティアの在り方を問い直すTPCサミットがもたれる。


【2020年】
人造ウルトラマン“テラノイド”が完成するもスフィアに寄生されゼルガノイドに変貌。ゴンドウ参謀自らの犠牲によってダイナ勝利。
時を同じくして惑星大の巨大スフィアが出現、太陽系の惑星を次々と吸収しながら地球へ接近。
封印を解かれたネオマキシマ砲とダイナによって消滅する。

その際に生じたワームホールにダイナが飲み込まれる。吸収された惑星は還ってきたがダイナは帰還せず。

「明日(ひかり)へ」をスローガンに人類が次なる時代へ向けて前進することが宣言される。
以後、この日を「アスカ記念日*1として記念日に制定される。




各機関と支部

本部は中部地方の某山中に建設された総合本部基地グランドームに移設された。
組織の再編により、更に規模の拡大・細分化が進んでいる。


総合本部(日本)-最高司令部
|      |
|      └参謀本部
|      └スーパーGUTS
|      └警務局
|      | └ブラックバスター
|      └情報局
|      └養成機関ZERO
|      └医務局
|      └科学局
|      └etc……

|-北アメリカ支部(フロリダ)

|-南アメリカ支部(サンディエゴ)

|-北ヨーロッパ支部(オスロ)

|-南ヨーロッパ支部(ウィーン)

|-アフリカ支部(アディスアベバ)

|-南アジア支部(スラバヤ)

|-西アジア支部(カトマンズ)

|-南太平洋支部(マウイ)

|-オセアニア支部(ニューカレドニア)

|-宇宙ステーション・デルタ

|-宇宙ステーション・カムイ

|-宇宙ステーション・オメガ

|-月面基地ガロワ
|  └コスモアドベンチャー部隊

|-火星基地マリネリス

|-木星衛星ガニメデ基地
|  └コスモアタッカー部隊

|-宇宙開発センター

|-海洋開発センター

|-自然科学センター

|-未来科学センター

|-南極海底基地アイスキャッスル

|-海底研究基地トライトンJⅡ

└-クリオモス島


この他にも宇宙開発局や海底開発局、宇宙犯罪特捜チーム・コスモアドベンチャー部隊、各支部・各基地の戦闘部隊などの各機関が置かれている。




主要な拠点

◆TPC総合本部基地“グランドーム”
中部地方の某山中(八ヶ岳付近?)に建設された新たな本部基地。

総合本部基地はキノコのような外観のタワー・グランドームを中心に地下に広がる様々な施設、
高純度エネルギー備蓄基地、無人防衛システムによる4つの防衛線によって構成される大変に広大な基地。

特にグランドームには最高司令部をはじめ参謀本部、スーパーGUTS作戦司令室、ライドメカの発着ゲート、
地下の中央制御室、ライドメカの格納庫、大規模災害に備えた巨大シェルターが備わっている。

周辺に広がる地上、地下の各施設には開発・整備工場、各ラボラトリー、隊員や職員のプライベートルーム、
メディカルセンター、レクリエーション施設、会議室、日本各地と繋がったシークレットロードが完備されている。

緊急時に際してはエレベーター部分を格納したディフェンスモードへと移行する。
強力な防衛施設やスーパーGUTSの活躍により本部そのものが攻撃を受けたことはないが、
この手のお約束として宇宙人による潜入や内部からの破壊工作には弱かった。

なお、これまで本部として機能していたダイブハンガーは本部移転後は航空司令部として存続している。


◆月面基地ガロワ
100名の精鋭が配属されている月の基地。
前作で壊滅したが、『ダイナ』作中の時点で完全に復興してネオフロンティア計画の拠点の一つとなっている。
かつてゼロドライブ計画が行われていて、29話で再びその根拠地となる。


◆火星マリネリス基地
ネオフロンティア計画の最前線その2。
この基地のプラントでは火星の大気改造や植物の培養が行われ、環境を地球に近づける試みが為されている。
また、それに伴ってTPCの職員が実験的に移住を試み、既に地球人類初のスターチャイルドも誕生した。*2
物語終盤では環境改造の促進と人工太陽NSPカンパネラによって生身でも呼吸が出来るようになり、空も青みがかかっているようになっていた。

ちなみに「マリネリス」とは火星の赤道にあるマリネリス峡谷のことで、基地は同地に建設されていると思われる。


◆木星衛星ガニメデ基地
木星の衛星ガニメデに建設されたネオフロンティア計画の最前線その3。
地球から最も遠い拠点で移住には適さないが、人工太陽試験機NSPカンパネラの試験運用やネオマキシマの実験など最先端の研究が行われている。
また、外宇宙からの侵略者に備えてコスモアタッカー部隊も配備されている。


◆宇宙ステーション
『ティガ』から引き続き登場する「デルタ」以外にも、襲撃を受けた宇宙貨物船ガゼル号に救援を送った「オメガ」と新衛星ソルビーノ探索隊全滅の調査を行っていた「カムイ」が名前だけが挙がった。
これ以外にも地球軌道や火星軌道にも様々な宇宙ステーションが建設されている。
冥王星にも建設されていたが、本編開始1年前に宇宙大昆虫ダイオリウスの襲撃で全滅してしまったようだ。
この事件がきっかけで各ステーションにはクリムゾンドラゴン小隊が配置された。


◆クリオモス島
かつてのTPC発祥の地も、軍拡に伴い地下の広大な軍事工場や自動防衛システムを保有する要塞島に変わってしまった。
『劇場版』ではプロメテウスを建造していたが、モネラ星人の襲撃を受け、デスフェイサーのネオマキシマ砲で島の地表部分は殆ど消し飛んでしまった。


◆海底研究基地トライトンJⅡ
海洋開発局が太平洋の大陸棚に建設した海底基地。
完成を目前にして深海竜ディプラスの襲撃を受けて基地は壊滅、2人を残して職員は死亡した。
その中には設計責任者でコウダ隊員の親友・フジクラ隊員も含まれていた。

施設破壊の影響で水圧から施設を守る耐圧シールドが機能停止に陥った為、スーパーGUTSによる迅速なシールドの機能回復と救助が実施された。


◆南極海底基地アイスキャッスル
南極の水温管理による海面上昇の抑制を行う海底基地。
スヒュームの目的の邪魔だった為に襲撃を受け、職員は只一人脱出に成功したハラシマ主任を残して皆殺しにされ、基地自体も爆破されてしまった。




TPC(ネオフロンティア時代)の関連人物

当該項目参照。




TPCの装備・メカニック

◆制服
組織改編に伴って制服も新しくなった。
総監は青、参謀長は水色。その下の平参謀や各支部の責任者などは統一されておらず、旧TPCの制服を着用していたりイルマ参謀のように独自のものを着ていたりと様々。
一方で平の職員は警務局とそれ以外を問わずカーキ色の野戦服に統一され、より軍事色を帯びたものに置き換わっている。
陸戦隊員や警備員は更にタクティカルベストを着用する。


◆GUTSハイパー(TPC普及型)
警務局の隊員が携帯するGUTSハイパーの量産モデル。
前作から引き続き登場。


◆ギャラクシースナイパー
スーパーGUTSでも使用されるレーザーライフル。
その形状から恐らくGUTSライフルの改良型と思われ、警務局の隊員が所持している。


◆TPC中型戦車
『ティガ』の頃から変わらず運用されている90式戦車のTPC仕様。
本作でも特に変わった様子はないが、更に軍拡が進んだ為か前作よりも頻繁に登場し、ギアクーダ(小)やジオモス(抜け殻)との戦いでは一応戦果を挙げている。
劇場版には砲塔にレーダードームとミサイル、機銃を増設した改良型が登場したが、デスフェイサーの奇襲で1発も撃てないまま全滅した。


◆TPC装甲戦車
重装甲が特徴の新型戦車。
砲塔が小さく火力に欠けるが、ゴルザⅡ戦では主砲を中型戦車と同じ120mm滑腔砲に変えた改良型が登場した。


◆テライ式熱線砲車
対怪獣用に開発された車両。装甲トラックの荷台に大型の熱線砲が搭載されている。
36・43話のみの登場。


◆地上車両
4WDやトラック、普通乗用車、ジープ、ハマー、作業車など多種多用な車両が日夜働いている。
これら以外にも警務局隊員が移動用の専用車「ベルナード」を使用している。
恐らくどれも車両自体は一般車と同じと思われる。


◆マルチビークル
養成機関ZEROで使用されるらしい多目的車両。
宇宙探検でもしそうなデザインだが、プロップのみで本編未登場。


◆TPC宇宙艇(コスモアタッカー)
前作から変わらず配備されている宇宙戦闘機。本作では一般機も翼端の武装がビーム砲になり、黒か灰色のカラーリングの機体が各宇宙基地に配備されている。
しかし、既にガッツウイングクリムゾンドラゴンが次期主力戦闘機として配備が開始され始めているので、やがて消えていく運命にあるのだろう。


◆パッションレッド
南アメリカ支部に配備された戦闘機。
少なくとも成層圏まで飛行出来ることは確かだが、登場したら攻撃する間もなく全滅させられるので武装は全くの不明。
南アメリカ支部航空隊の早急なガッツウイングへの更新が待たれる。

なお、小説版「未来へのゼロドライブ」ではゴンドウ参謀直轄の警務局戦闘部隊であり、アガタという人物が隊長を務めている。
TV版同様に人口太陽破壊作戦に投入されるが、主力部隊を投入せず、事態を収束させ警務局のイニシアティブを確保しようと計算したゴンドウ参謀の判断で一部隊しか出撃せず、結果的にレイキュバスの火炎攻撃で殲滅された。

残存したパッションレッド小隊の隊員はブラックバスターに編入された。


◆ガッツウイングシリーズ
旧GUTSのライドメカだったガッツウイングシリーズも量産が進み、TPCの一般部隊や各基地への配備が進められている。

航空隊や訓練機として地球の各支部に配備されている様子。
ガッツイーグルの登場で旧式化したが、まだまだ現役。

ウイング1号のカスタム機。
ブルートルネードは地上の航空隊に、クリムゾンドラゴンは宇宙戦闘機部隊の次期主力として宇宙ステーションに小隊規模で先行配備されている。
クリムゾンドラゴンはTVでも度々姿を見せたが、ブルートルネードは劇場版のみ、それも待機しているシーンと撃墜されるシーンのみの出番だった。

デキサス砲の火力を活かした火力支援機としてダイブハンガーに配備されている様子。
但し、出番はアスカの夢の中のみ。

これも各支部に配備されている様子。
エンジンをネオマキシマに換装したようで、対ネオジオモス戦で西アジア支部からムナカタがこれに乗って駆け付けた。

警務局特殊部隊ブラックバスターの専用機。
見た目はウイング1号を黒くしてブースターを増設しただけだが、中身は最新式で、その性能はガッツイーグルと同等かそれ以上。


◆TPC1、多目的機、TPC輸送機
前作から変わらず登場。


◆グリーンホーネット
15話で山中に落ちた宇宙船の捜索を行っていた航空機。
本家Wikipediaではヘリコプターと表記されているが、上に付いているものをよく見るとローターではなくレドームなのでティルトジェット式の哨戒機であると思われる。
両翼端に可動式のナセルが1基づつ付いていて、どこかTPC1を思わせる。


◆TPCグライダー
あらゆる機器を狂わせる電磁波を発するバゾブに接近する為にコウダが用いた物。


◆NSPカンパネラ
人工太陽試験機。
初登場の第25・26話でスヒュームによりジャックされたことで危うく地球に大惨事を招きかけたが、ダイナやスーパーGUTSの活躍で無事奪還された。
その後無事試験が開始されて火星や木星を照らしていたが、グランスフィアに飲み込まれてしまった。


◆プラズマ百式
ゼロドライブ試験機。2005年にアスカの父カズマと共に行方不明になっていたが、2018年に機体のみ冥王星付近で回収された。
その後実験再開となり、巨大隕石の太陽系侵入というトラブルがあったもののアスカの尽力で研究は進んだとされる。
なお、最終回でもアスカが光の中でカズマと邂逅した時もカズマが乗っていた。


◆電脳巨艦プロメテウス
全長:154m
全幅:72m
重量:1,920t
最高速度:マッハ3.3

ゴンドウ参謀が密かに建造させていた巨大戦艦。
運用にクルーを必要とせず、優秀な人間の思考をインプットすることで完全な無人航行が可能。
武装は各部の機関砲とネオマキシマ砲。機関砲も十分強力だが、特にネオマキシマ砲は島一つを軽く吹き飛ばし、フルパワーならば小惑星を破壊出来る程の威力を持つ、禁断の兵器と呼ぶべき代物。
地球防衛の要となる筈であったが、設計者のキサラギ・ルイ博士がモネラ星人に洗脳されてしまっており、その力を人類に向けてしまう。
そして、モネラシードから放たれた光を浴びたプロメテウスは電脳魔神デスフェイサーに姿を変えてしまった。

ちなみにプロップはMydoのスカイシャークを改造したもの。


◆宇宙船
ネオフロンティア時代を迎え、様々な宇宙船が太陽系内を行き交うようになった。
アストロノーツに復職したシンジョウがキャプテンを務める冥王星探査船「ロムルスⅢ世号」、新たに発見された土星の衛星ソルビーノの調査に向かった着陸船、1話冒頭で映る「スペースボート」等、その他の宇宙船や無人探査衛星などが幾度となく登場、ネオフロンティア時代の到来を演出した。


◆ユニコーン
地球軌道に配置された防御衛星。パラボラ状のビーム砲を備えている。
第41話で地球の数百万の命を見捨てるか、ガゼル号の乗組員を見捨てるかの選択を迫られたTPC上層部の苦渋の決断によってその砲はガゼル号に向けられ、そして…


◆ガゼル号
宇宙ステーションと地球を行き来する宇宙輸送客船の1隻。
木星軌道上の宇宙ステーションで生まれた地球を知らない子ども達を乗せて地球に向かう途中で宇宙昆虫ダイオリウスの襲撃を受け、幼虫を産み付けられてしまい、様々な事情からTPCは大を活かす為に少を捨てる選択を迫られた。


◆ファイナルメガランチャー
各宇宙基地に配備されている対巨大隕石用ミサイル。
目標が目標だけに、その威力は直径200kmもの彗星を2発で粉砕する程の威力を持つ。
第29話で地球衝突コースにある巨大彗星を爆破限界点(太陽系外)で破壊するべくプラズマ百式に装備された。
第50話ではグランスフィア迎撃に向かったコスモアタッカー部隊にも装備されていたが、こちらは発射する前に全滅してしまった。
また、第34話では対怪獣用の試作品が用意された(台詞のみ)が、それでも半径500mが消滅してしまうらしい。


人造ウルトラマン テラノイド
身長:55m
体重:4万3千t
能力:ソルジェント光線
   ビームスライサー
   飛行能力

F計画を密かに再開させたゴンドウ参謀が火星の秘密研究所で造らせていた人造ウルトラマン。
破壊されたティガの地の巨人像やイーヴィルティガを基に造り出した人造の巨人像に、捕えたアスカから奪った光(生体エネルギー)を照射したことで完成に至った。
外見や能力はダイナにそっくりで、「人類最大の防衛兵器」と豪語するだけあって既存の兵器など足元にも及ばない圧倒的な力を持つが、ウルトラマンと違って命令通りに動くだけの心を持たないロボット同然の代物でしかない。*3

完成直後に襲撃してきたスフィアの迎撃に出撃、圧倒的な力を見せたものの、無計画にソルジェント光線を乱射した為瞬く間にエネルギー切れを起こしたところをスフィアの群れに同化され、ゼルガノイドに変貌してしまった。

スーツはストロングタイプの物の改造品。







追記・修正は足を氷が満杯の水桶に突っ込んでからお願いします。

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最終更新:2024年01月14日 15:33

*1 『サーガ』以前に書かれた年表では「光の日」と記載されていた。

*2 その子らの内の一人こそ、ダイゴとレナの娘・ヒカリである

*3 ウルトラマン列伝でもナレーターのウルトラマンゼロが「心を持たない兵器はウルトラマンではない」と評している。