柴田・勝家(境界線上のホライゾン)

登録日:2011/09/20 Tue 12:04:33
更新日:2024/02/17 Sat 08:41:34
所要時間:約 4 分で読めます




背を見せて先行かず
殺すことで礼儀とさせてくれや


柴田・勝家とは川上稔著〈GENESISシリーズ〉『境界線上のホライゾン』の登場人物である。

所属:M.H.R.R.(神聖ローマ帝国)
役職:五大頂の“1”
戦種:近接武術師(ストライクフォーサー)

字名:“鬼柴田”
通神名:大先輩


五大頂、六天魔軍の“1”。
ティリー将軍の二重襲名者。
戦闘系鬼型長寿族で、一族内ではやや小柄な部類。しかし現在『境ホラ』内で確認されている中でもテュレンヌ公に並ぶチート

幼い頃から戦場に出て己を鍛え続けたが故に、本来大人になってから生じる筈の防護加護が若い内から生じ、成長すらも『体を伸ばし歪める』として抑え込まれた結果、筋肉などが小さな身体に凝縮され、爆発的な瞬発力と半端な攻撃は通さない肉体を得ることになった。
ウルキアガの高速突進から放った鎖分銅が直撃しようが白黒魔女の高速弾を喰らおうが『なんかあった?』と言わんばかりに平然と受け切り、不意打ちでテュレンヌ公の“戦乙女の神鉄槌”を零距離被弾したにもかかわらず血反吐を吐く程度と、防御力は正に“圧巻”の一言。
浅井攻めの際には30本ぐらい串刺しにされても生きていたらしい

またその優れた身体能力に“蜻蛉切”の兄弟武器、神格武装“瓶割”と聖譜顕装“意欲の慈愛・新代(アニムス・カリタス:ノウム)”を組み合わせた戦闘力は武蔵勢を幾度となく苦しめることとなる。
その強さ故に昔は手加減出来ず、そのため人は彼を避けずとも距離を取る傾向にあったが……











ほら見ろ!御市様の愛妻弁当だぜ!見ろよ、ほら!おい!こっちこっち!

成政「うわぁ、ウゼェ……」


佐々・成政曰わく『人間がダメになった』。
織田信長の妹“御市の方”と史実通りに婚約したらしく、ベタぼれ溺愛。
敵の拠点に突入しながらも愛妻弁当をかっこみ、『御市様の弁当と愛を朝からリバースするのが勿体ないから』という理由で砲撃を回避する。

織田家での評定会議では今年の“好感度が高い上役”ナンバーワンに選ばれているが、性格は俺様貴様の傍若無人系。
部下の成政をいじり回しては『ウゼェ』と呟かれ、しかしそれを楽しんでいたりする。

『ああ、俺か!?――じゃあ別にいい!!ウザがってろ!ざまあ――!


ノヴゴロド戦後は歴史再現のために待機しており、夏休みも温泉に行ったりして過ごしていた。
八巻から情報は出てきていたが、織田側としても創世計画に関わるらしい本能寺の変をやろうとしており、明智・光秀が自分のやるべきことを見つけて内裏内の帝に会いに行くことを画作。最後に勝家と会話をした。

それが契機かは不明だが8の下、本能寺の変が行われるという矢先、賤ヶ岳の戦いを行うと宣言。
ノリノリで始めた。
一応書いておくとこの賤ヶ岳の戦い、聖譜記述通りにやると彼は最後、お市と討ち取られる(自害)のであり、更に羽柴や織田は歴史再現遵守派だったりする。
まあ夫婦自体は元々「一緒に死ぬ」ことを前提として暮らしていたが、本来の羽柴や織田の流れからすれば武蔵が本能寺に乗り込もうとしている状況でこれという予想外の事態が発生している。



○武器
三河にて造られた“蜻蛉切”の兄弟武器。
刃に映し出した対象を距離約30m、深さ5mほど“割り砕く”、大雑把にただただ破壊するための武装。
一度使用すると、圧縮した流体燃料を専用状態まで解凍するのに時間がかかるため、少々扱いづらい。


効果範囲30m以内の敵の攻撃・防御に介入し一瞬だけ“躊躇わせる”妨害系。
効果範囲外からの攻撃と、意志無き自動迎撃系の攻撃・防御行動が弱点。

  • 五大頂専用術式“疑神”(ミカール)
9下で披露した専用術式。割断等自らの力を大幅に強化することが出来る。



○関連人物
六天魔軍の“4”。ナルナルくぅ〜ん。
イジられ役兼いざという時の盾。上下関係はキッチリとしていて、なおかつ見た目に似合わず几帳面。


  • 羽柴・藤吉郎
織田・信長亡き後に柴田を自害に追い込む人物。猿のお面をかぶるオドオド系女の子。
戦略面で色々苦労してくれているらしく、勝家は“後々自分を討つ際に無用な手心を加えないよう”彼女に予測以上の成果を挙げようとする。
9下である意味彼女も「定められた終わり」へと突き進む人生だったことが判明しており、ゆえに9上では柴田の行動をしっかり受け止めた。


  • 巴御前
M.H.R.R.書記にして唯一の改派(プロテスタント)。
マルティン・ルターの襲名者で鬼型長寿族。
勝家とは犬猿の仲で、彼は彼女のことをババア呼ばわりする。


『Ⅳ上』にて登場。勝家の嫁。
『Ⅰ下』の時に勝家からプロポーズを受けていた。

おっとり系で勝家にベタ甘。非戦闘員と思ったら、一度スイッチが入ると単身で敵軍の二割を削り、制止させようと実力行使にでた成政が『手加減無用』と言い切るほどの凶悪強靭極まりないバーサーカーだった

そして柴田と共にいる切っ掛けも、「(壊れた)自分をちゃんと終わらせてくれるから」という、死を前提としたものであった。




以下、9のネタバレ、



なぜ「賤ヶ岳の戦い」を始めたのか、それは先に行った者達が「武蔵に託した」ことの意味や、今創世計画を進める羽柴勢への思いがあった。






そして賤ヶ岳の戦いのクライマックス、双方の提案により柴田夫婦VS羽柴勢二人の相対戦で終了となった時、
偶然にも何にも知らないで柴田勢に乗り込んでしまった山籠もり帰りの福島・正則が登場。
なし崩し的に福島と戦うことになる。
先輩として後輩を鍛える思いも込めて彼女と対戦し、成長した姿を見せるも2対1の状況で福島が力尽きかけた所で、福島ラ…じゃなかった福島の幼馴染兼戦友の加藤・清正が参戦。
勢いで夏休み前にあったスレ違いを解消しコンビとして全力を出すさまを見て、その百合な様子にイラつきながらも「自分達夫婦では無理だった協力法」を感じ、
激戦の末両夫婦からそれぞれ右腕をもぎ取って勝利した2人に、「2人の背負うもの」を知る大人としてそれでも「好きに生きろ」・「いざという時は自分の心に従え」と助言。

急いで武蔵へと向かう羽柴勢を見送った後、お市と全力で剣を合わせて「最期を迎え」、その時ふと「降りても無事だったら普通に夫婦がしたい」と互いに願いながら目を閉じた。
全て終わった後、賤ヶ岳の方から発光現象が観測されたという…




そして

天空での運命との最終決戦中、地上で竜属が大量襲来した際、竜属と戦っていた新たなる価値観な抱き枕を被った「ノブタン」と「コニタン」がピンチとなったとき、
御市共々湯治の旅に出ていた勝家(双方ともに隻腕のまま)が登場。竜属を倒した。


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最終更新:2024年02月17日 08:41