風間新太郎(龍が如く)

登録日:2010/02/01(月) 15:39:35
更新日:2024/04/21 Sun 11:55:22
所要時間:約 4 分で読めます




「変わらねぇな、お前だけは」







風間(かざま) 新太郎(しんたろう)とは、『龍が如く』シリーズの登場人物。
声は俳優の渡哲也が担当*1



【人物】
関東拠点の広域指定暴力団「東城会」直系堂島組若頭にして堂島組内風間組組長。後に風間組は直系に昇格した。
堂島組若頭として堂島組長を支え続けたが、彼の死後は風間組は巨大化し、先んじて直系になっていた嶋野組と並ぶ東城会大幹部となっている。

桐生と錦山、由美の育ての親であり、桐生からは全幅の信頼を寄せられている。

昔は“東城会一の殺し屋”と恐れられた天才的な二丁拳銃の使い手。
しかし今では、昔桐生が蛇華日本支部との商談に失敗して拷問を受けていた際に現場に単身で潜入し、右足を撃たれて杖無しでは歩けなくなった。

喧嘩の力量は明言されてないが、立華不動産の立華からは東城会の頂点に立てる男と言わしめ、二代目会長代行だった二井原からも「一言で言えば一騎当千、もしやつを10億で買えるなら迷わず払う」と絶賛するなど、実力、人望ともに折り紙付きだったようである。

義理人情に溢れ(過ぎ)た性格をしており、好意で「柄本医院」に経費及び生活費を援助したり、孤児の養護施設を私財で創設する等、なぜ極道になったのか分からないような善人。*2
が、自分が手を出せば事態が大きくなり多くの血が流れることがわかっていながら手をだしているなどで極道らしいところはある。




【龍が如く】
「由美を…百億を頼む」
堂島宗兵殺しの事件で刑務所に入った桐生を、組の中で唯一案じていた。

そして桐生の出所した後、東城会本部で十年ぶりに再会。
空白の十年間にあった出来事を風間から聞くが、その途中で風間は狙撃される。

風間が死ぬ事は無かったが、その騒ぎで桐生は脱出せざるを得なくなる。
別れ際、風間は由美と百億の事件を桐生に託した。
その後は、錦山組に潜入している田中シンジや近江連合の寺田行雄に匿われながら行動。

終盤、芝浦の埠頭で桐生と再開する。
風間はそこで事件の全ての真相を桐生に話すが、そこに嶋野組が襲撃して来る。

柏木さん屈強なクリスマスプレゼントの助けもあって、嶋野を倒した桐生だったが、嶋野は最後のあがきとばかりに手榴弾を投げた。

爆風に飲まれる風間と遥。
しかし、そこには遥を庇って爆発を受けた風間が居た。

瀕死の風間は、事件の真相、由美の居場所を伝え、東城会三代目会長世良勝の遺言状を桐生に託す。


そして最後に、自分が桐生の親を殺したことと親を殺してしまったことで身寄りがなくなった子どもたちのために、桐生が過ごしたヒマワリという孤児院を作った事を明かし、息を引き取った。



【龍が如く2】
既に故人となっているので、回想にのみ登場。

堂島組のジングォン派襲撃事件に関わっていた事が明かされる。
襲撃前はただ一人、ジングォン派を皆殺しにする事に疑問を抱いていた。


そして襲撃当日、彼はいち早くジングォン派のボスに会い、部下を連れて逃げるように伝えた。
風間を信用しようとしたボスだったが、その直後、風間を追ってきた若かりし時の桐生が現れる。


桐生は風間が襲われていると思い込み、ジングォン派のボスに鉄パイプを振りかざした。
やはり罠か、とジングォン派のボスは桐生を撃とうとするが、風間は桐生を守るためにやむなくボスを射殺した。

その後、せめて生き残った人間だけでも助けようと、二人のジングォン派を助ける。この二人が、後の寺田行雄、倉橋渉となったのだった。


結局、この二人を助けた事で後の事件を複雑に入り組ませる事になったが、
寺田は風間の恩義を忘れずに最後に桐生達を救ったので、その行動は決して無駄ではなかったのかもしれない。



【龍が如く3】

風間に瓜二つの人物が現れ、新たな事件の始まりを告げる。


【龍が如く7 外伝】
サブクエストにて風間の影響を受けて孤児院の経営をしているという男が登場。
桐生も自分がおやっさんの孤児院出身だという事は隠しつつ、j風間の志を受け継ぐ彼の事は好意的に見ていた。
だが孤児院を卒業し就職したとある青年に行われたのは、ブラック企業も真っ青な「失敗に対する報復」による「洗脳」であった。
桐生はそんな青年を助けるのだが、彼は救われてもなお「自分が失敗したからだ」と言って聞かない。
孤児をそんな風にした男を問い詰めるのだが、彼はたしかに風間の影響を受けていた…悪い方向に。
帰ってきた言葉は「風間は孤児院の子どもたちを洗脳し、自分の言う通りにしている」…というものであった。
おやっさんに憧れてヤクザの世界に飛び込んだ桐生にとっては耳の痛い話ではあるが、しかし同時に確信もしていた。
風間には洗脳の意図はなく、本当の善意で自分たちの面倒を見ていた事を。

というわけでさくっと悪徳な男達をボコボコにし、孤児院にはまともな院長を立て、青年を救う。
騒動の後桐生は、空から見守っているはずのおやっさんに優しく問いかけるのであった。



【龍が如く0 誓いの場所】

バブル絶頂期の神室町を舞台にした0では生前の風間が登場。1988年において既に堂島組内風間組を任されており、当時から重要なポストを任されていたようである。
本編開始前に自身が運営していた賭場が摘発された煽りで逮捕され服役中であり、自身が不在の間は柏木に風間組を任せていた。
周到に賭場の場所を変えていたにもかかわらず摘発された事は堂島組内でも不審に思われており、堂島組若頭の座を狙う三人の堂島組若頭補佐、特に久瀬がリークしたのではという噂がまことしやかに囁かれていた。
服役中ながら立華不動産の立華鉄と結託してカラの一坪を巡る水面下の抗争に関わり、立華と桐生の信頼関係を作るべく、立華に自身のロケットペンダントを託す。

【龍が如く 極】

桐生が入所している空白の10年で姿こそ表さないが、間接的に錦山に関わる。若頭の柏木修に「親殺しの為に引き取り手の無い桐生が娑婆に戻ってきた際、その受け皿となり、面倒を見てやれるのはお前しかいない」といった期待の言葉を錦山に伝え、錦山の独立や組の立ち上げなどの影から面倒を見た。
しかし錦山組には松重など錦山が反抗的な人材がおり、制御できず柏木から叱責されるなど錦山の凶変を担う一因にもなってしまった。
これは風間に珍しい人事ミスに見えるが、反抗的であるが松重は急に3000万を用意できる有能な人間であり、そういった人間も扱ってこそ極道の組織の長という事を教え込むという風にも考えられる。
また風間自体「0」で錦山と桐生が極道になった時は激昂したため、錦山を極道から足を洗わせる為にわざと厳しい環境を置いたのではと考察できる。



許してくれぇ…一馬…

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最終更新:2024年04月21日 11:55

*1 0・極でも続投しているが、両作のボイス収録時は渡氏が体調を悪くしていた時期であり一時期は新録が危ぶまれていたが、無事新録された。

*2 ただし、その善意のせいで多くの血が流れる事態を引き起こす一因になっていたりもしている。