天照大御神

登録日 :2011/05/06(金) 03:13:01
更新日 : 2017/07/31 Mon 16:05:43
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天照(アマテラス)大御神(オオミカミ)は『日本神話』に登場する神の一柱。

日本の大地(オノゴロ島)を創った伊邪那岐命(イザナギノミコト)の子供にあたり、
父から神々の国である高天原(タカマガハラ)の統治を任された日本神話の最高神とも言える存在で、太陽を司る女神である。
また皇室の祖神、ご先祖様であるともされている。

天神様などと呼ばれ各地で信仰されているが、やはり「お伊勢さん」こと、全国の神社の総本山である「伊勢神宮」で祭られているのが有名。
ご神体は三種の神器の一つとして有名な『八咫鏡(ヤタノカガミ)

この手の神様の例に漏れず天照大神・天照皇大神・大日女貴神(オオヒルメノムチノカミ)皇大御神(スメオオミカミ)天照坐皇大御神(アマテラシマススメオオミカミ)など、表記や別名が多い。
現代では文献などではアマテラスと書くのが一般的。本項でもそれに倣う。
……まあ『天照大御神』か『天照大神』でも、普段見かけない漢字のオンパレードな日本神話の固有名詞群の中では断トツで書きやすい部類だと思うが。

『てんてるだいじん』とか言わないように。
ショックを受けてお姉ちゃん引き篭っちゃうゾ!


◆誕生
あるとき、イザナギノミコト(以下イザナギ)は、亡くした妻に会うために黄泉の国へと出向いた。
その帰りのこと――

黄泉から戻ってきたイザナギの身体にはその穢れが染み付いていた。そこで、イザナギは川で禊をすることにした。
そして禊の最中、顔を洗うと、左右の目、そして鼻から飛び散った雫から三柱の神が生まれた。

末っ子にあたる一柱は須佐之男命(スサノオノミコト)
もう一柱は月詠命(ツクヨミノミコト)
そして三柱のうち一番上にあたるのがアマテラスである。
この三柱は『三貴神』などと呼ばれる。

そんな三人の子供を見たイザナギは
「私は今まで沢山の神を生み出してきたが、最後に特に貴い子を得ることができた」
と言って大層喜んだ。
三人の子供に次代を任せることにしたイザナギは、スサノオには海を、ツクヨミには夜の世界を治めるよう命じた。
そして、アマテラスには、高天原(平たく言えば日本神話の天界といったところ)を治め、神々を統治するよう命じ、
さらにその証として自身が身に着けていた勾玉の首飾りを譲った。

こうして、アマテラスは創世神である父から最高神の地位を任せられたのである。


◆スサノオとの誓約
さて、アマテラスが父の言いつけどおりに高天原の統治者として君臨し始めた頃――

弟のスサノオはというと、なんと仕事もせずに一日中泣いてばかりいた。
見かねた父・イザナギが訳を尋ねると、
「ママが居なくて寂しいから、仕事したくないよ、ダディ」(意訳)
などとのたまった。
イザナギは息子の体たらくに怒り、スサノオは追い出されてしまった。

途方に暮れるスサノオ。母に会いたい思いは募るばかり。そこでスサノオはまずは姉であるアマテラスに相談しようと思い立ち、高天原を目指す。

これにアマテラスは肝を冷やした。あの愚弟がやってくるのは、高天原をのっとるために違いない……!
率直に言って、これは完全にアマテラスの思い込み、早合点である。

だが、弟への疑心暗鬼に駆られたアマテラスは止まらない。
まずは髪を結いなおし男装。さらに弓を手にもち、背には矢が千本入る矢筒を背負って武装。
気合を滲ませ、足が地面にめり込むほどの勢いで駆け出し、弟を迎え撃った。

頼りのお姉ちゃんに弓を突きつけられて震え上がるスサノオ。
「いじめないで! ボク わるい おとうとじゃないよ!」
弁解するがアマテラスは信じない。
そこで、二人はある賭けをして、もしスサノオが勝てば、アマテラスはその潔白を信じる、ということにした。

その内容はと言うと――
アマテラスはスサノオが持っていた剣を受け取り、
スサノオはアマテラスが持っていた勾玉を受け取る。
すると、ふたりはそれぞれ受け取ったものを 噛み砕いて 粉々にして吹き出した。
姉弟そろって歯は健康極まりないようです。

そしてスサノオの剣からは三柱の女神が、アマテラスの勾玉からは五柱の男神が生まれた。
スサノオは「僕の心が潔白だから、僕の持ち物から清らかな女神が生まれたのだ」
と主張。

アマテラスもそれを認め、スサノオを許して高天原に住まわせることにした。

……いまいち、ルールが曖昧だが気にするな!


◆天岩戸隠れ
アマテラスのエピソードで一番有名であろうお話――

さて晴れて高天原住みを許してもらったスサノオ。
だが、姉に感謝するどころか、調子に乗って増長しだす。
毎日遊びほうけて、他の神々に迷惑をかけてばかり。
挙句、畑を壊したり、神聖な社にウ○○を垂れたりとやりたい放題。
ママのことはどうした!?
当然、高天原の神々はアマテラスにスサノオを追い出すよう進言するが、アマテラスは弟を庇い続けた。

だが事は起こってしまう。
あるときスサノオが アマテラス達がいる機織小屋に逆さ剥ぎにした馬の皮を放り込むという派手な悪戯を敢行。
中に居た巫女(アマテラスの妹説アリ)が驚いた拍子に とても恥ずかしい部位 を機織の道具で突いて、なんと死んでしまう。

そしてとうとうアマテラスも激怒。
「バカバカ! もう、弟くんなんて知らないんだから!」
とばかりに、洞穴に入り岩戸を閉じて引き篭もってしまった。
最高の統治者であるアマテラスがこもってしまったのだから、さあ大変。
さらに、アマテラスは太陽神でもあるため世界は暗闇に閉ざされ、悪神やら魑魅魍魎やらが跋扈する。
困り果てた高天原の神々は、岩戸の前から説得を試みるも、アマテラスは聞き入れない。
そこで、神々は一計を講じる。
岩戸の前に皆で陣取ると、大きな宴会を開いたのだ。
皆で楽しげに飲めや歌えの大騒ぎ。さらに美人の踊り子さん(アメノウズメ)のショータイム。ポロリもあるでよ。(←本当)

一方、岩戸の中のアマテラスは不信に思う。自分抜きで皆は何を楽しそうにしているんだろう……?
ほんの少しだけ戸を開けて訪ねてみると、
「貴女より凄くて貴い神様が現れたので、皆で祝っているのですよ」
などと、言われてしまった。
途端にソワソワしだすアマテラス。わたしより凄いって……!? みんな、わたしよりそっちのほうがいいの……!!?



計画通り!



アマテラスが動揺しているのを見て取った外の神は、隙間から覗くアマテラスに向かって鏡を向けた。太陽神アマテラスの放つ光を反射して輝く鏡。
アマテラスはその光を見ると、それこそがより凄い神なのか、と慌てて岩戸を引き開けた。
今だ!!

外で待ち構えていた神(タヂカラオ)は隙間から手を突っ込み、一気に岩戸をひき開け、さらにアマテラスを引きずり出す。
こうして、高天原にアマテラスは戻り、世界は光を取り戻したのであった。

その後は、アマテラスも反省したのか、真面目に高天原の統治を続け、地上に子孫を派遣したりしている。
やがて地上に大王(おおきみ)、神話の流れは歴史へと変わっていくのである――




で終わらないのがアニヲタwiki。




さて、それなりに長々と説明してきたが、ここはアニヲタWiki。
この、ちょっと困った女神様をアニヲタ的に解釈してみよう。
  • 女神
  • お姉ちゃん属性
  • 妹でもある
  • 最高神 偉い
  • 厳格 勝気
  • 自ら武装する男勝りな面も
  • でも早とちりしがち
  • 優しくて寛容な面も
  • でも、弟と喧嘩して引き篭もっちゃったりもする
  • でもでも、引き篭もり中に仲間外れにされると、気が気でない

……どうだろう。なにやら、妙にかわいい感じがしてくるから不思議だ。
古代人共……わかっててやったんじゃなかろうか……?

ついでに、『パパがお風呂に入っているときに、突然湧いて出てきた』なんて言うと…
こんなのが最高神だなんて……

いい国じゃないか、日本は











……え? 男神説?
あーあーキコエナーイ!

……と言いたいところだが、一応触れておくと、

元々日本の太陽神の位置には男神がいたが、そこに仕える巫女と混同され、いつしか女神になったのでは、というのが主な男神説の大雑把な概要。
まあ、どちらにせよ、現在では女神説が有力。
女神・アマテラスに萌えておきたい人は、巫女属性も兼ね備えた女神、とでも脳内補完しておけばいい。
信仰は自由なのだ。

……ちょっと違う?

勿論現代の創作でも大人気で、結構な?作品で登場する。
地下遺跡のボスだったり、わんこだったり、学園長をしていたり、ネノクニで戦争をしていたりと大忙しである。
自称日輪の申し子も当然のように武器銘に採用している。
あと、太陽のイメージからか、得意技は大抵高威力のビーム。


追記・修正は岩戸から出てからお願いします。

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