カンディル(魚類)

登録日:2012/03/30(金) 11:47:34
更新日:2024/01/18 Thu 13:37:57
所要時間:約 7 分で読めます





突然だが、皆様は「この世界で最も危険な魚類は何か?」と問われれば、何を想像するだろうか。



ある人はサメを挙げるだろう。数少ないとはいえ人を襲うサメは確かに存在する。彼らが極めて危険なのはいうまでもない。


ある人は刺毒害魚を思い出すだろう。猛毒を持つエイの針は犠牲者を多く生み出し、オニダルマオコゼの針はダイバーのブーツさえ貫く。
毒こそ持たないがダツの危険度も大変高い。


ある人はフグだと考えるだろう。古代の貝塚からも見つかり、そして現代でも犠牲者の絶えないフグは我々日本人を最も長い間苦しめてきた魚だと言える。


ある人はアロワナだと答えるかも知れない。
一度飼い始めたが最後、飼い主の時間・空間・労力・金銭全てを己につぎ込ませる魔性の魚であり、その魅惑に取り憑かれる者は絶えない。

確かにこれらはいずれも危険な魚なのは間違いない。
しかし、彼らに勝るとも劣らない危険な魚類、それがカンディルである。





カンディル(カンジェロ・カンジルとも)はナマズ目内のトリコミュクテルス科とセトプシス科に属するナマズの総称、
狭義では、トリコミュクテルス科内ヴァンデリア属のナマズを指す。



●概要

「カンディル」と言われるナマズはいずれもアマゾン川を始めとする南米の淡水に生息している。

体長は10~20cm、ヒレは退化して体型は全体的に流線型、体色は半透明のものが多く、毒や毒針は確認されていない。
早い話ただの小芋のような奴とヒョロ長いシラスのような奴の2種類があるナマズである。一体どこが危険なんだろうか。



●生態

カンディルは大きく分けて他の魚のエラに入り込んで吸血するシラスタイプ他の魚の皮膚を喰い破って中の肉を食する小芋タイプの2つに分けられる、
寄生ナマズや吸血ナマズと言われるナマズである。
そしてカンディルはアンモニアに誘引される習性を持つ。
これは獲物である魚を見つける為である。

カンディルはアンモニアを探知すると追跡し放出元へ接近、スピードと体型を生かして獲物の内側へ強引に潜り込む。そして、そこで食事を行うのだ。

さてこれは非常に厄介な特性である。何故なら、アンモニアは人間も放出するからだ



●危険性

人類で最もアンモニアを放出する部位は当然尿道である。
カンディルは尿道から出されるアンモニアを探知すると一目散に尿道に接近、一気に潜り込む
幾らカンディルが小さいと言っても尿道からすればあまりに大きく、しかもそんなものが猛スピードで強引に突っ込んでくるのだからたまったもんじゃない。

みんな大好き大人の絵本でも尿道は精々綿棒やカテーテルを突っ込む程度である。
しかしこの魚は綿棒より遥かに攻撃的で異物挿入なんてレベルではない。この入り込む時の痛みは壮絶であり、痛みのショックで死亡したケースさえある。
さながらクリティカル必中のパイルバンカーだ。

無論、おちんちんにもクリティカルである。
想像してみて欲しい。自分のムスコの頂点にある小さい穴、尿道。そこに突然とんでもない勢いで入り込む魚を。
わかりづらいという方は割り箸を出してみよう。それがカンディルの直径にほぼ等しい。そして割り箸と尿道を見比べてみよう。

もしショック死を免れてもこの魚はより奥へ入りこもうと暴れ、さらに抜けないようにエラ蓋のトゲをカエシのように固定して引っ掛ける
よって外から引っこ抜くのは不可能、摘出には手術を要する。場合によっては侵入箇所の機能を諦めなければならない。

因みにあくまでも尿道が一番危険なだけであり、その周辺にある性器や肛門にも侵入したケースは数多くある
ホモ歓喜…するはずはない。冥殿でも100億パーセント無理。

無論相手が可愛い幼女だろうが純真な少女だろうが関係ない。
この魚は遠慮も見境も容赦もなく必中クリティカルのパイルバンカーをぶちかます。その非道ぶりはリョナラーや鬼畜エロゲも真っ青である。

年間何人もの人間が犠牲となっており、警告こそされているが凶暴性や半透明故の見つけづらさもあって被害者は途絶えることがない。
原住民はおにんにんを紐で縛る、木の皮のパンツを履く等部族毎に様々な防衛手段をとっている。
もし何かの間違いで南米の淡水に入ることがあったなら、何らかの防衛策は講じておきたい。

間違っても「ああ~~早く魚まみれになろうぜ」とか「いいこと思いついた、お前俺のケツの中で寄生しろ」なんて考えないように。
冗談抜きで死にます。マジで。


以上はエラ内で吸血するタイプ(主にトリコミュクテルス科)のカンディルである。
では皮を喰い破るタイプ(主にセトプシス科)は危険ではないのか?無論答えはNo。こいつらも危険である。

このタイプのカンディルはピラニアのように直に食べにくる
生きたまま脇やヘソといった皮の薄いとこをかじって穴を開け、何十匹と群がって我先にと中の肉や内臓を食べるのだ。
痛みにもがけば口の中にも侵入、これ以上なく苦痛と惨たらしさに満ちたディープキスを味わうハメになる…。

急所に一撃必殺か生きたまま丸かじられるかの差はあるが、行きつく先はどちらも等しく地獄である




●代表的な種類


・バンデッド・カンディル

学名:Trichomycteridae nemurus
サイズ:体長10cm程

トリコミュクテルス科の一種。黄土色の体に黒い縞模様が特徴。エラに侵入して吸血するタイプのカンディル。扁平な体付きはエラ内に侵入する為のものである。
熱帯魚としての需要もあるが、気性が荒く飼育は難しめ。


・バイオレットカンディル

学名:Cetopsis coecutiens
サイズ:体長20~25cm

セトプシス科カンディルの代表種。カンディルの中では比較的大型である。水族館等で見る「カンディル」は殆どがこの種類である。
こちらは皮を喰い破って中の肉を食べるタイプで、腐肉食でもある。こちらも熱帯魚としての需要があるが、気性が荒く皮膚に噛みついてくることもある。


・ヴァンデリア・シルルフォサ(?)

学名:Vandellia cirrhosa
サイズ:体長12~13cm

トリコミュクテルス科内のヴァンデリア属に分類されるカンディルの一種であり狭義のカンディル、つまりカンディルオブカンディル。
所謂「人喰い寄生ナマズ」というカンディルの場合、ほぼ本種かヴァンデリア属のみを指す。
ヴァンデリア属は本種の他に2種存在するが、本種は発見例も犠牲者も飛び抜けて多い。

エラ吸血型カンディルであり、エラ内の動脈(大動脈)に直接食らいつき、非常に速いスピードて吸血を行う。人間に対する攻撃性も非常に高く、最も注意を要する。




因みに我が国、日本では普通に熱帯魚として、三千円位で購入出来てしまう。

「そんなバカな」と思う君。
楽天ショッピングで検索してみよう。人喰いナマズはあっさり購入出来てしまう。
基本頑丈な種類だが、特殊な食性や取り扱いの危険度を考えるとお世辞にも初心者向けの魚では無いので、ある程度の経験を積んだアクアリストが飼育するのが望ましい。
いきなりカンディルを飼う物好きもいないだろうが……




ぬいぐるみ?
有るわけねーだろ





追記・修正は異物挿入系エロ本片手にお願いします。

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最終更新:2024年01月18日 13:37