軽音楽部

登録日 :2012/06/27(水) 13:10:06
更新日 : 2016/07/23 Sat 02:09:06
所要時間 :約 4 分で読めます




軽音楽部とは、ロックやポップス系のギタリストやベーシスト、ドラマーの多くが経験する青春の一頁。


活動内容は複数のバンドが集まり、年に数回教室体育館などでライブを行うというもの。

既存の楽曲をコピーするバンド(コピバン)が主流。
コピーされるバンドはロキノン系が多く、次いでビジュアル系あたりが多い。
基本的にはその時代に流行った曲が選曲されるが、
L'Arc~en~CielBUMP OF CHICKENなどは世代を超えて根強い人気を誇る。
近年ではオタク趣味が世間に浸透してきたこともあり、アニソンもよく演奏されるようになった。
ENOZ、放課後ティータイム、Girls Dead Monsterなんかが定番か。

オリジナルの曲を演奏する場合も稀にあるが、そういった層は基本的にライブハウス等、学外を主な活動場所にするケースが多い。
やはり意識の違いか。

あまり縁がない人はリア充の巣窟だと思いがちだが、実際はそうでもなかったりする。
けいおん!などの影響もあるが、それ以前から「なんとなく家に篭りがちで無趣味な人が一念発起してバンドを組む」という側面が強いからである。
理由も「モテたい」「なんか楽しそう」などふわふわしたものが多い。
実際、現在プロとして活動しているバンドにも学生時代は地味めのグループだった、という例も少なからず存在する。

イカ天時代のような大きなブームは去ったとはいえ、現在もバンドは音楽シーンを支える大きな柱の一つである。
新たなバンドの芽が育つ土壌として、軽音楽部は欠かせないものなのである。




……さて、冒頭で述べたようにある種青春の象徴であり、ある意味では日本の音楽業界を支える部でもあるのだが、
一方で青春時代特有の黒歴史の宝庫でもあったりする(もちろん全部がそうではないが)。

以下、軽音楽部にありがちなこと。

  • ボーカルが聴こえない
  • ボーカルが高い声が出ない
  • むしろ低い声も出ない
  • 練習前に必ず「今日調子悪い」というボーカル
  • ボーカル「もっとテンション上げろよ~」
  • やたら音量を上げるギター
  • やたら歪ませるギター
  • ギターソロをごまかすギター
  • 教室で意味もなくバンドスコアを開いて音楽やってるアピール
  • 理由もなくギターやベースを持ち歩く
  • ジャンケンで負けて仕方なくベースになる
  • 低音がでかすぎて心臓に悪いベース
  • 原曲無視でルート弾きだけするベース
  • 何故か歪ませまくるベース
  • とにかく走るドラム
  • 途中でバテるドラム
  • 生音で十分なのに音量を上げたがるドラム
  • MCが内輪ネタ
  • MCで客(身内)を弄りだす
  • ライブ後録画したDVDを見て「俺ら意外と上手いじゃん」


……といった感じ。
高校時代に軽音楽部のライブに行ったことがある人はわかるだろうが、そこはかとなく漂うgdgdなふいんきを感じた経験があることだろう。


全体的な傾向として、
1.対外性に欠け自己満足に陥り易い
2.音量調整の不備
がある。

1.の原因として、軽音楽の最初のハードルの低さが挙げられる。
例えばエレキギターの場合、コードさえ押さえられれば何となくは形になり、歪ませることで多少のミスはごまかすことができる。
そのため、ある程度の所で向上心を失い易いのだ。
また、見た目やノリも重要なファクターなので、それらに釣られて演奏が疎かになりがち。

2.の原因として、軽音楽はクラシック等と異なり、アンプとスピーカーでの音量の増幅が前提となっている点が挙げられる。
つまり、音楽として聴かせるには理想的なステージと音響設備、PA技術が必要となるのである。
そのため、部の備え付けの設備と素人のオペレーションではどうしても限界があり、
ボーカルが聴こえなかったり、ドラムの音で全て掻き消される、といった現象が頻繁に起こるのだ。

……まあ、以上の例は割と誰しも通る道。
こういったほろ苦い経験を通じてバンドとして、人として大きく成長していくのである。
どうか暖かい目で見守って欲しい。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/