ギイ・クリストフ・レッシュ

登録日 :2011/05/31(火) 17:34:38
更新日 : 2017/06/07 Wed 05:03:23
所要時間 :約 7 分で読めます




からくりサーカスの登場人物。
200体の自動人形を破壊した伝説を持つしろがね。

初登場はからくり編だがサーカス編にも登場する。両編を行き来したのは彼とフェイスレスだけ。
作中屈指のトリックスターエレオノールを影ながら 守り続けた漢。



~からくり編~

屋敷でエレオノール達を陰ながら見守っていた際に屋敷の爆発に巻き込まれた鳴海を救出、生命の水とあるるかんの腕を与え彼をしろがねとして復活させる。
ちなみに鳴海に与えた生命の水は 最後の一滴 で鳴海以降しろがねが増える事はないと発言している。

中国に渡ろうとした際、飛行機をオートマータに襲撃される。この時飛行機内に入った自爆人形は倒したものの飛行型オートマータに飛行機本体を狙われたため、彼はオリンピアを換装して飛行戦を行うも相手の特攻を防ぐ為に体を張り、行方不明となる。



~サーカス編~

偶然いたとエレオノールに救出されたのち、傷の回復を待ちつつ勝に彼の出生を思い出すように促して屋敷に帰るキッカケを作った。

勝=貞義であることを疑っていたが、
黒賀村の刺客から逃げ切り、子供離れした精神力を持つ勝を貞義であると断定、逃げ回っていた彼を捕まえ正二の血を飲ませて過去編が始まる。


かつてはゾナハ病になったことで母親から捨てられ、人間らしい感情を失ったしろがねだった。
黒賀村で出産を控えていたアンジェリーナのお腹の子供を奪い、アンジェリーナの中にある柔らかい石の新しい入れ物とするために襲撃するもオリンピアが停止、返り討ちにあってしまう(オリンピアが誤作動を起こしたのは後にも先にもこの時だけである)。

その後アンジェリーナに看病されながら回復を待つうちに彼女の母性的な優しさに触れて人間性を取り戻していく。
そして正二とフランシーヌ人形が訪れた時にアンジェリーナが産気づき、結果的にアンジェリーナ、正二、ギイ、そしてフランシーヌ人形がエレオノールの誕生に関わる事になる。

その後エレオノールの面倒を見ている内にエレオノールを奪う事を諦め、同じくかいがいしくエレオノールの世話をしていたフランシーヌ人形も彼女の「エレオノールの成長を見届けたい」という気持ちとそれまでの行動に同調、破壊せずに共に成長を見守る事にする。

しかしそんな平和な日々は自動人形の襲撃に破られる。。
エレオノールを連れて逃げたフランシーヌ人形を信頼して脱出の援護をし、屋敷の敵と交戦。
敵の量が多く、苦戦している最中に正二とギイを庇いアンジェリーナは致命傷を負う。
死に際に初めて彼女の事を 死なないで、ママン! と叫ぶもアンジェリーナはママと呼ばれた事に満足して死亡する。
その後フランシーヌ人形とエレオノールを助けるため後を追う。

向かってる最中に追撃してくる敵や待ち構えていた敵から多大なダメージを受けるも全て返り討ちにし続ける。全てを破壊しきった時、彼の周りは自動人形の残骸で溢れかえっていた。
二百体破壊者 」誕生の瞬間である。

その後井戸の底で赤ん坊にしてしろがねとなってしまったエレオノールを発見する。
そして「柔らかい石」を宿してしろがねとなってしまったエレオノールを呪われた運命から遠ざける為の様々な工作をし、20年の時が流れるも部屋に隠されていたエレオノールはフランシーヌ人形とフランシーヌの記憶に精神がついていけなくなっていた。
そこでギイは旅先で拾ったしろがねとしてエレオノールを育て、更にルシール達に預ける事にして大人になったエレオノールを正二の所にしろがねとして派遣させ、親子としての時間を与えようとするも貞義の陰謀により全てが無駄になってしまう。

その後、貞義の陰謀が判明、正二が高速道路の戦闘で貞義を倒すも正二自身も重傷を負う。更に勝にはダウンロードが施された痕跡が残っており、貞義と判断していいかどうか悩んだギイは勝を泳がす事に決める。


以上が物語開始前である。特に名場面と名台詞の多さから黒賀村編は作中屈指の人気である

この後勝を殺そうとするも、フェイスレス達の襲撃によって事実を知りフェイスレスと戦うが、相手にならず重傷を負ってしまう。



~からくりサーカス編~

二年間の猶予を与えられた勝を鍛え上げるべく黒賀村へと向かう。
フェイスレスとのゲームに打ち勝てるのは勝だけとも称していた。



~デウス・エクス・マキナ編~

ゾナハ病を治療する機器「ハリー」を守るための戦いに赴いた際に鳴海がフウの憶測を真に受けてエレオノールを憎んでいる事を知る。

最終作戦出発前夜に鳴海と最後の会話を交わす。
エレオノールを殺すと言った彼の真意を確かめ、場合によっては闘う選択をした彼だが、長年酷使してきた彼の肉体は石化しつつあることに気づいた鳴海は戦闘を止める。
そして彼も鳴海の瞳から彼が本当にエレオノールを憎んでいるわけではないと悟る。


三牛親子から敵の大群が翌日襲撃してくるという情報を受けるも誰にも知らせず、たった一人で最後の大舞台に望むことを選んだ。

そして鳴海達が出発した後、トンネルを襲撃してきた三千体の自動人形を相手に戦うも圧倒的な数にやられそうになるが勝の増援によって奮起。

勝にカピタンを任せ、勝は本当に泣き虫だなぁと感想を抱きつつも彼に感謝し、そしてエレオノールと鳴海が惹かれつつあることは最初からずっと予見していた事を明かす。
そして嫁を出す父親の気分はこういったものかと思いを馳せながらトンネル内の起爆スイッチを起動、三千体の自動人形を道連れに自爆する。
そして瓦礫の中でオリンピアに抱かれながら自分の人生にピリオドを告げて、舞台から静かに退場する。



【オリンピア】
ギイの長年の相棒とも言えるマリオネット。
純白のドレス、純白の翼と美しい聖母の姿が特徴。
翼の力で空を飛ぶことも可能。

美しい姿と裏腹に攻撃はえげつないものが多く、
足首の回転スパイクで蹴り飛ばしたり、肘と踵の武器で踊るように粉砕する「破壊輪舞曲」、指先の注射針を自動人形の身体に突き刺し、体液を高速モーターで吸引する「聖母の抱擁」などどれも痛々しい。

ドレスを換装することで空中戦も可能。

6本の腕を持つが、1本はアンジェリーナのあるるかんとの戦いで折れたが、
お互いの愛情の証として交換したので、失った腕はあるるかんの武器として使われている。

一度壊された顔はアンジェリーナのデスマスクから作られている。



彼の性格は最初は適当かつ冷酷な人間で自動人形を葬る為なら一般人ですら犠牲にするといった素振りから、初期は鳴海から良い目で見られていなかったが 実際は他人を守るためなら自分の犠牲を厭わない熱い人間 であることを知り、会えば皮肉を言うがお互い良好な関係だった。
また鳴海はルシールとギイとの旅は楽しかったと発言しており、ギイも皮肉を言いつつまんざらではない様子だった。
勝の修行をつけていた時は厳しくもコミカルな彼が目立つ。

逆に若い頃の彼は精神的に未熟だが真面目で冗談は一つも言わないが、基本的には熱い性格だった。

彼は屋敷の時点でエレオノールが鳴海に惹かれているのを見抜いており、鳴海の人間性を見て生命の水を飲ませる事を決めた。
彼がいなくなっても鳴海が守ると踏んだからである。

彼が人生の全てをかけてエレオノールを守る最大の理由は死に際のアンジェリーナに 「エレオノールを一人ぼっちにしないで。」 と言われたから。
マザコンとかいうレベルじゃねぇ…



「シェイクスピア曰く…『この世は舞台なり―誰もがそこでは一役、演じてはならぬ』…」

「踊れ、僕の愛しいオリンピア。」

「不粋だなァ、ナルミ。こんな時は機知を効かせて、こう言ってもらいたいものだな。Bon Voyage」

「だから、ママン、あなたの子のことは、安心してよ。」
「ママン…アンジェリーナ…」

「観客のいないサーカスは、楽しいかい?」


「オリンピア…ありがとう。僕達はそろそろ……退場らしい……」
「うん…?台詞が無粋かい…?じゃあ…こんな時にはなんと言おう…」

ああ…そうか…

幸せにおなりだ…





オリン…ピ…ア…

君の顔は…ママンの死に顔から…作ったんだ……

ママン…今、行くよ…
今度は…たくさん…僕を…抱きしめて……

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