杉並睦実(リトルバスターズ!)

登録日 :2012/06/09(土) 20:26:55
更新日 : 2017/06/02 Fri 16:55:29
所要時間 :約 7 分で読めます




「内容はっ、本当だから!」


リトルバスターズ!の登場人物の1人。
立ち絵やボイスが存在しない俗に言うモブキャラである。
PSP版ではボイスが追加されたが演じた声優はなんと花澤香菜
鍵っ子にはAngel Beats!天使の中の人と言えばわかってもらえるだろう。


理樹と同じクラスの女子生徒でクラスでも目立たない存在が希薄な人物とのこと。高宮と勝沢という名前の女子生徒とよく3人一緒にいることが多いらしい。
実際、作中での登場も一部の個別ルートのみという微々たるものなのでプレイヤーの印象には残りづらいかもしれない。



けどこの娘、今時珍しい超純情少女だったりする。



恋愛ゲーのヒロインというのは濃いキャラが多い故に一癖も二癖もある人物が多い。
ましてリトルバスターズ!はそれ以上に野郎連中が個性ありまくりなためモブキャラなんぞ簡単に埋もれてしまいがち。
そんな中でこの杉並という女生徒は普通すぎる大人しい子という立ち位置であり、
属性の塊である各ヒロイン達の中で逆に異彩を放ってしまいかえって目立ってしまっているとも言えるかもしれない…
というか寧ろこの娘を攻略したかったよこんちくしょう。


…まあ褒めちぎってはみたけど来ヶ谷ルートでの一面も合わせると、悪い娘ではないけど良い娘とも言い切れない。




以下、ネタバレ含めた詳細。













来ヶ谷ルートでの杉並さん
来ヶ谷ルートに入ると理樹が来ヶ谷とのお茶を楽しむ間に次第に彼女個人と仲良くなっていく中で、
理樹が来ヶ谷が下駄箱に画鋲や悪口のびっしり書かれた手紙をいれられるという嫌がらせを受けているのを発見する。
その嫌がらせ行為に加担している人物の1人が杉並である。(因みに他の犯人はいつも一緒にいる高宮と勝沢)
大人しそうな娘である彼女がこんな嫌がらせに加担しているのを知って流石の理樹も動揺する。
まあ当の姉御本人は全く動じていないどころか、犯人に逆に脅しをかけてたけど。


そのことを悟った杉並達は嫌がらせの対象をあろうことか来ヶ谷と仲良くしていた理樹へと変更する。
下駄箱に画鋲→倍の画鋲→下駄箱が埋め尽くされる程の画鋲→靴底にガム→現国の教科書がズタズタ→下駄箱がゴミクズまみれとどんどんエスカレートしていく。
人は見かけによらないとは正にこのことか…


そのことに謙吾や真人が憤慨するも下手に動いたら他のメンバーに飛び火するのを恐れ、理樹は放課後1人になった杉並にこの一件について問い詰める。
杉並本人も罪悪感はあったらしく、言及されると素直に謝っていた。
しかし謝るくらいなら最初からしないでほしいとぐうの音も出ない正論で不快感を露にする理樹に対し、杉並は強気な態度で反論。



「直枝君には、来ヶ谷さんのことなんて関係ないじゃないですか」
「なんでそんなに来ヶ谷さんのことを庇うんですかっ」



…が、ここで2人の意見に食い違いが発生。来ヶ谷の嫌がらせには加担していたが、理樹の件については何も知らないと言う。
そして直後に共犯の2人である高宮と勝沢が登場。
あからさまな態度を隠そうともせずににやにや笑ってシラを切り、 挙げ句に理樹や来ヶ谷への嫌がらせ行為を全て杉並1人の所為にしようとする。


泣きながら反論する杉並曰く、来ヶ谷への嫌がらせも2人が最初にやろうと言い出したとのこと。
もっとも傍観している時点で彼女もあまり擁護は出来ないが。


そしたら直後に来ヶ谷本人が登場。隠し撮りしていた音声記録によって理樹への嫌がらせも高宮と勝沢が犯人であることが明確となる。
来ヶ谷は高宮と勝沢…というかクズ2名を黙らせた後、杉並が自分への嫌がらせに加担していた理由を見抜いており彼女に詰め寄るが、
ここでまたも珍しいことに杉並はリトバス屈指の強キャラである姉御に対して食ってかかる。


「みんながみんな、あなたみたいに強いわけじゃないんです」
「傷つくのは誰だって怖いでしょっ…」
「あなたみたいに何されても平気な人ばっかじゃない!」


結局姉御に軽く論破されてしまうも、姉御に真っ向から意見できるという意味ではある意味度胸がある。
そして他2名のクズが逆ギレを起こし、他のリトバスメンバーも滅茶苦茶にしてやるなどと調子こきすぎた所為で 来ヶ谷がガチギレ。


…この時の姉御は冗談抜きで本気で怖い。

筋肉はそこまでないはずなのに、教室の扉を一撃の蹴りでぶっ飛ばす。

ミニゲームで瞬間移動してたり、タフな筋肉をキックコンボでついボコったりはしていたが、
こんなところで伏線回収(?)しなくても……というぐらい怖い。


そしてクズ2名が逃げ出した後、来ヶ谷の気遣いで杉並は何も無かったということになり、彼女も自分の非を認めて来ヶ谷に謝罪をし、彼女の出番は終了となる。


大人しい筈の彼女が乗り気ではなかったとはいえ、何故あのような嫌がらせに加担し来ヶ谷に対してあんな反論までしたのか?それは別のルートで明らかとなる。
というより姉御の言及で大半のプレイヤーは察しがついたと思うが。




ルートでの杉並さん
鈴ルートを進めていくと、ある日理樹は自分の下駄箱に絵に書いたようなラブレターが入っているのを見つける。その差出人が何を隠そう杉並である。
そして放課後の教室で理樹は杉並に会うのだが、ラブレターなど出した覚えは無く恐らく連れの2人によるものだと言う。
イタズラだったのかとその場を後にしようとする理樹だが、直後に杉並は声を張り上げて項目冒頭の言葉を言い、


「好きなのは…本当だから…」
「私は直枝くんのことが…好きだから」


続けて消え入るような声でこう発言。 ホント純情すぎてカワイイなちくしょう。
しかし気持ちの整理がつかない理樹は考える時間が欲しいと言ってその場を後にする。


悲しいかな所詮はモブ。結局その後理樹は唐突に付き合おうと言い出した鈴の言葉によって、自分が本当に好きなのは鈴だということに気付き彼女と付き合い始める。
そしてこれ以上杉並を傷つけない為に鈴と一緒に謝りに行く。
しかし杉並は多少落ち込みはしたもののそこまで取り乱した様子は見せず、彼女自身も理樹は鈴が好きなんだと勘付いていたと発言。


「正直、そうなんじゃないかなって…気はしてた…」
「もし、私のことがきっかけで…ふたりがそのことに気づいてくれたんなら…」
「それでいいかな…って」


杉並さん…(´;ω;`)


その後は鈴に「これからもよろしく」と握手を求められ、杉並はその手を握ってこちらでの出番も終了となる。





杉並は理樹に対してずっと片思いをしており、来ヶ谷ルートでは彼と仲良くやっている姉御に嫉妬していたのだろう。
同じように来ヶ谷を恨んでいた(こちらは100%逆恨みだけど)高宮と勝沢の嫌がらせ行為を止めなかったのもそこに繋がっていたと言える。
しかし彼女のような大人しい娘が、何故あんなクズ2名と行動を共にしていたのかは疑問が残るところである。
女子のイジメグループトリオの中で1人だけ大人しい娘がいるというのはお決まりのシチュエーションだけどね!




以下、お馴染みの重大なネタバレ含む。




















実際の所「虚構世界」で理樹達と接していた杉並が彼女そのものだったかというと、多分そうではない。
実在していることは間違いないだろうが、実在の人物を元にした虚構世界のNPCにすぎないと思われる。


鈴ルートでの恭介の真の目的も合わせて考えると、
極論、 あの一連の告白イベントは理樹を鈴とくっつけるための策略だったという可能性もある。


ただ、佳奈多ルートでの恭介と佳奈多のやり取りを見るに、
如何に世界のマスターである恭介でも全てを思い通りに動かせるわけではないらしいので違う可能性も高い。


そもそも 基本的には実際にあった出来事を元に虚構世界は再現されているため、性格・人格・言動などは大体同様だと思われる。
特に彼女も含めた来ヶ谷へのいじめは恭介含めてメンバーの誰もが意図的にやろうとは思わないはずであり、
実際にそういう出来事があった可能性が極めて高い。


そうすると彼女の理樹への想いは少なくとも来ヶ谷は知っていたはずなので(そして恭介も現実では分からないが虚構世界ではそれを見て知っているはず)、
彼女に関する操作があったかどうかは不明だが、気持ちに嘘はないはずである。










追記・修正は杉並さんのことが本当に好きな方がお願いします。

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